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第1章 異世界に!
23話 ギルドの依頼をこなしに行こう!①
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次の日の朝、みんなでギルドの依頼を受ける為、ケンジは朝早く起きるのだった。
朝起きると、今日はケンジの、ベットにはシスティナが裸で寝ているのだった。昨日は、システィナが奉仕をすると言って、ケンジのベットに入り込んで来たのだった。ケンジは昨日もやったし、明日も早いからと断ったのだ。
「昨日はプリムでまだ奉仕していません!」
システィナは、ケンジに断られ涙目になり訴えてきたので、結局はケンジも誘惑に負けてしまい、昨日もやってしまった。
昨日の事もあるので、ケンジは部屋の外に声がもれないように部屋に※①【サイレンス】を掛けたのだった。
「システィナ起きろ!もう朝だぞ。」
「ご主人様・・・足腰が立ちません・・・無理です・・・」
「だから言ったじゃないか・・・今日は朝が早いからやめようって・・・しょうがない、ヒールをかけてやるよ。」
※②【グレーターヒール】をかけると、システィナは体力が戻り、動けるようになり、ベットから飛び起きることができたのだった。
「さすが!ご主人様!ありがとうございます。」
「調子のいいやつめ。グレーターヒール代、金貨5枚だからな。」
ケンジは、笑いながら意地悪そうに、システィナに言うのだった。
「はい・・・わかりました・・・」
システィナは死にそうなくらい落ち込むのであった・・・
それを見た、ケンジは慌てて言い直すのだった。
「冗談だ!冗談!本気にするな。」
ドタバタしながら、朝の準備をすませ、朝ご飯を宿屋の食堂で食べていたら、親父さんが厨房から出てきて、ニヤニヤして話しかけてきた。
「昨日はしずかだったなあ」
それを、聞いた女将さんは慌てた様子で、親父さんの頭をたたき厨房へ追いやったのだった。それを聞き、ケンジ達は顔が真っ赤になり、周りのお客さんから、嫉妬や羨ましさでケンジ達は冒険者から色々言われるのだった。
「まだ、ガキのくせに!」
「照れて可愛い。」
「今晩はあたしとやる」
ケンジは、色々言われさっさと朝ご飯をすませギルドに向かう事にした。ギルドに着いた、ケンジ達は今日から、本格的に仕事をしていかないと、生活費はまだ十分にあるとはいえ、仕事をしないとお金が減っていく一方なので、真剣に依頼をさがすのだった。
「ご主人様は、どのスキルを育てようと、思っているのですか?」
「ああ、言ってなかったな。とりあえず採掘のスキルを上げ、掘った鉄鉱石で鍛冶のスキルを、上げていこうと思っているよ。」
「へええ、鍛冶ですか。鍛冶のスキルが上がったなら武器の修理も出来るし、お得な感じですね。」
「まあ、グランドマスターになるまでは、ギルスレイン達の装備品は修理依頼した方がいいけどな。早くグランドマスターになりたいものだよ。」
そう言いながら、ケンジは掲示板に張ってある依頼書を手に取り、鉄のインゴット100個と、癒し草10本以上(いくつでも可)毒草10本(いくつでも可)という、3つの依頼書を手に取り受付に持っていくのであった。
「アンナさん、おはようございます。」
「あ、ケンジ様でしたね。今日から依頼を受けるのですか?」
「はい。よろしくです。今日は、この3つを受けようと思います。」
「なるほど。ケンジ様はいずれ、鍛冶士になるおつもりですか?」
「はい!まずは、採掘師を極めてその材料で、鍛冶士になろうと思います。」
「長い道のりですが、頑張ってくださいね。」
マリアは、両手をグーにして胸の前に、両手を持っていき明るく応援してくれた。
そして、採掘場の場所は知っていますか?と聞いてきたので場所を聞くと、町から1時間ぐらいの場所に初心者にうってつけの場所があり、鉄鉱石しか掘れない場所があるそうなので、初心者はその場所に行ってみると良いといわれた。
「この場所は、初心者用で鉄鉱石しか掘れない場所なんです。近い場所なんで、結構便利なんですよ。」
「へええ!ここなら、日帰り出来て便利ですね。」
「だけど、周りには絶対注意してくださいね。」
「なんだ?盗賊でも出るのですか?」
「盗賊もそうなんですが・・・・この間も、言った通り後継者不足で、今は新人はケンジ様くらいしかいないんですよ。」
「あ、なるほど・・・」
「そうです・・・昔なら、この場所も採掘士もいっぱいいて、護衛の方々もいっぱいいたのですが、今は多分ケンジ様しかいないと思うんです。だから、魔物や盗賊が来たら何が何でも、逃げてくださいね。戦おうと思ったら絶対駄目ですよ!」
ケンジは、しつこいぐらいマリアに、念を押されたのだった。
「では、ケンジ様ギルドカードを、出してください。」
マリアは、町からも近いし大丈夫だろうと思いますがと、注釈を入れながら席の横にあるボックスに、ケンジのギルドカードを差し込み、受注内容を打ち込み受注をすませるのだった。
「それじゃ、ギルドカードをお返ししますね。気を付けていってらしゃいませ。」
ギルド依頼
Fランク以来
鉄のインゴット100個
1個10ドゴン
Fランク依頼
癒し草10本
1本2ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
Fランク依頼
毒草10本
1本4ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
ケンジ達は、リアカーを引きながら、初心者採掘場を目指した。町を出る時、兵士にゴブリンには気を付けるんだぞと、心配されたが、自分達が情報提供した事なので、大丈夫ですと言い、町を出たのである。
ギルスレインにはカモフラージュの為、リアカーを引っ張て貰っていたが、町が見えなくなると、リアカーを※③【インベントリ】にしまい、身軽になって採掘場まで早く辿り着けるのだったが、途中※④【世界地図】で癒し草、毒草をサーチし、採取しながら歩いたのだった。採取の途中、ケンジは採取のスキルが早々に生えたのだった。
それを言ったら、ギルスレイン達はスキルが生えるのが早すぎると、驚いて凄いと褒めてくれたのであった。
普通はスキルが無い場合、スキルが発生するのは少なくとも年単位らしく、早くとも半年は、かかるそうなのである。
それを聞き、レアスキルの成長はありがたいなぁ!と思うケンジであった。
そして、採掘場にやってきたが、本当に誰もいなくてケンジ達しかいなくて、本当に人っ子一人いなかったのである。
初心者採掘場は、掘り出しで露天掘りみたいになっていて、大きな穴が開いている感じだった。
「それじゃ、俺は採掘を始めるけど、みんなは周りの警戒と、システィナは楽器の練習しててもいいぞ。」
「「「はい!わかりました。」」」
ケンジは、穴の底で採掘を始め、ギルスレインとプリムは、穴に入ってきた道を警護し、システィナは周りを警戒しながら、楽器の演奏をしたのであった。
ケンジは、持ってきたピッケルで採掘し始めると、一回目で採掘のスキルが生えて、鉄鉱石が掘れるたび、採掘のスキルが0.01づつ面白いように、上がっていくのであった。作業を始めて、3時間ほど経った時、プリムがケンジの側に来て、忠告をしてくるのだった。
「ご主人様、無理をなさらずいったん休憩を、はさんだ方がよろしいのではないですか?」
「え?休憩?」
「はい。もうお昼ですよ。ぶっ続けで、作業してたら体を壊します。」
空を見ると、太陽が真上になっており、お昼になっていたようだ。
「いや~~~・・・スキルが、面白いように上がるんで、熱中してしまったよ。」
「え!もう、スキルが生えたんですか?」
「ああ、採掘のスキルは、もう25.14まであがったぞ。」
「ご主人様すごいです!あたしは、楽器でずっと練習してるけど、なかなかあがりません・・・」
「まあ、俺はティアさんから、もらったレアスキルがあるからな・・・システィナは、のんびりと焦らずあげるといいよ。」
「はい・・・わかりました・・・でも、ご主人様を見てると、焦ってしまいますよ・・・」
「まあまあ!そんな事より、お昼にしようか。」
「でも、主・・・ここには、なにもないですよ・・・」
「ギルスレイン、何言ってんだ!俺には、【インベントリ】があるだろ。」
そう言って、ケンジは【インベントリ】から、机イスそして、料理を出して一瞬にして、食べれる状態にしたのだった。ギルスレインはそうだったと頭をたたき、主の常識外れの行動をおもいだしたのだった。
「野外で、こんな暖かくて美味しいものが、食べれるなんて私達は幸せです。」
「「ホント!ホント!」」
プリムとシスティナは、相槌を打ちニッコリと、料理を平らげていったのだった。
料理を食べている時、ケンジは思い出したように、パーティー組めばひょっとして、みんなにも※⑤【成長】の効果があるのかもと思い、ギルスレイン達にパーティー申請をするのだった。
「主・・・なぜ、パーティーを組むのですか?午前中思ったのですが、魔物もいないみたいですし・・・」
「いないからと言っても、パーティー組んでても、問題はないとおもうけど?」
「まあ、そうですね。万が一魔物が出てきたら、すぐにパーティー組めませんものね。」
「それはそうと、午後からはギルスレインとプリムも、武器の素振りをしてみてくれないか?だけど、疲れすぎないようにしてくれよ。」
「え?ここでですか?」
「うん。ちょっと、試してみたい事があってな。周りの注意が、最優先でやってみてくれないか?」
ギルスレイン達は、首をひねりながら、ケンジの言う事だから、何かあるんだろうと思い、午後から素振りを始めるのだった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てくる魔法、スキル一覧
※①【サイレンス】
風属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 3秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 1分×レベル
効果対象 個人(レベル×1人最大5人)又、範囲(レベル×直径30cm)
必要秘薬 紫水晶・マンドラゴラの根・アビスの葉、各1個
備考欄
この魔法は、個人対象又は範囲に掛ける事で、音の振動を失くし無音状態に
する。使用方法は魔法使いに掛け、言葉を発することが出来なくなり、魔法を
使用不可能にする。または、範囲に掛けて周りに自分達の声を聞こえなくする。
魔法使い職業レベル25魔法スキル20.00以上で使用可能
※②【グレーターヒール】
聖属性魔法 6階位
消費MP 65
詠唱速度 60秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 紫水晶・高麗人参・黒大蒜各10個
備考欄
聖属性魔法でかなり上の位である回復魔法。ガイアースでこの魔法が使用
可能なのは教会の位の高い司教の位についている人間だけである。
HPはMAXで回復し体力も回復する魔法。欠損は治らない。
魔道士職業レベル50魔法スキル100.00で使用可能。
※③【インベントリ】
ガイアースではケンジしか持っていない
レアスキルで収納BOXの上位版である。
生物以外なら何でも収納可能で上限がない。
又、種類ごとに分別もでき、時間経過もなく
食べ物は悪くならない。
※④【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中
にも使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
※⑤【成長】
ケンジしか持っていないレアスキル。この効果はスキルが初めて
習得するのに年単位かかるものが、数回繰り返す事で習得することが
出来る。また、パーティーを組むことで、メンバーもその恩恵を受けることが
出来るが、その効果はケンジの10%ほどである。
朝起きると、今日はケンジの、ベットにはシスティナが裸で寝ているのだった。昨日は、システィナが奉仕をすると言って、ケンジのベットに入り込んで来たのだった。ケンジは昨日もやったし、明日も早いからと断ったのだ。
「昨日はプリムでまだ奉仕していません!」
システィナは、ケンジに断られ涙目になり訴えてきたので、結局はケンジも誘惑に負けてしまい、昨日もやってしまった。
昨日の事もあるので、ケンジは部屋の外に声がもれないように部屋に※①【サイレンス】を掛けたのだった。
「システィナ起きろ!もう朝だぞ。」
「ご主人様・・・足腰が立ちません・・・無理です・・・」
「だから言ったじゃないか・・・今日は朝が早いからやめようって・・・しょうがない、ヒールをかけてやるよ。」
※②【グレーターヒール】をかけると、システィナは体力が戻り、動けるようになり、ベットから飛び起きることができたのだった。
「さすが!ご主人様!ありがとうございます。」
「調子のいいやつめ。グレーターヒール代、金貨5枚だからな。」
ケンジは、笑いながら意地悪そうに、システィナに言うのだった。
「はい・・・わかりました・・・」
システィナは死にそうなくらい落ち込むのであった・・・
それを見た、ケンジは慌てて言い直すのだった。
「冗談だ!冗談!本気にするな。」
ドタバタしながら、朝の準備をすませ、朝ご飯を宿屋の食堂で食べていたら、親父さんが厨房から出てきて、ニヤニヤして話しかけてきた。
「昨日はしずかだったなあ」
それを、聞いた女将さんは慌てた様子で、親父さんの頭をたたき厨房へ追いやったのだった。それを聞き、ケンジ達は顔が真っ赤になり、周りのお客さんから、嫉妬や羨ましさでケンジ達は冒険者から色々言われるのだった。
「まだ、ガキのくせに!」
「照れて可愛い。」
「今晩はあたしとやる」
ケンジは、色々言われさっさと朝ご飯をすませギルドに向かう事にした。ギルドに着いた、ケンジ達は今日から、本格的に仕事をしていかないと、生活費はまだ十分にあるとはいえ、仕事をしないとお金が減っていく一方なので、真剣に依頼をさがすのだった。
「ご主人様は、どのスキルを育てようと、思っているのですか?」
「ああ、言ってなかったな。とりあえず採掘のスキルを上げ、掘った鉄鉱石で鍛冶のスキルを、上げていこうと思っているよ。」
「へええ、鍛冶ですか。鍛冶のスキルが上がったなら武器の修理も出来るし、お得な感じですね。」
「まあ、グランドマスターになるまでは、ギルスレイン達の装備品は修理依頼した方がいいけどな。早くグランドマスターになりたいものだよ。」
そう言いながら、ケンジは掲示板に張ってある依頼書を手に取り、鉄のインゴット100個と、癒し草10本以上(いくつでも可)毒草10本(いくつでも可)という、3つの依頼書を手に取り受付に持っていくのであった。
「アンナさん、おはようございます。」
「あ、ケンジ様でしたね。今日から依頼を受けるのですか?」
「はい。よろしくです。今日は、この3つを受けようと思います。」
「なるほど。ケンジ様はいずれ、鍛冶士になるおつもりですか?」
「はい!まずは、採掘師を極めてその材料で、鍛冶士になろうと思います。」
「長い道のりですが、頑張ってくださいね。」
マリアは、両手をグーにして胸の前に、両手を持っていき明るく応援してくれた。
そして、採掘場の場所は知っていますか?と聞いてきたので場所を聞くと、町から1時間ぐらいの場所に初心者にうってつけの場所があり、鉄鉱石しか掘れない場所があるそうなので、初心者はその場所に行ってみると良いといわれた。
「この場所は、初心者用で鉄鉱石しか掘れない場所なんです。近い場所なんで、結構便利なんですよ。」
「へええ!ここなら、日帰り出来て便利ですね。」
「だけど、周りには絶対注意してくださいね。」
「なんだ?盗賊でも出るのですか?」
「盗賊もそうなんですが・・・・この間も、言った通り後継者不足で、今は新人はケンジ様くらいしかいないんですよ。」
「あ、なるほど・・・」
「そうです・・・昔なら、この場所も採掘士もいっぱいいて、護衛の方々もいっぱいいたのですが、今は多分ケンジ様しかいないと思うんです。だから、魔物や盗賊が来たら何が何でも、逃げてくださいね。戦おうと思ったら絶対駄目ですよ!」
ケンジは、しつこいぐらいマリアに、念を押されたのだった。
「では、ケンジ様ギルドカードを、出してください。」
マリアは、町からも近いし大丈夫だろうと思いますがと、注釈を入れながら席の横にあるボックスに、ケンジのギルドカードを差し込み、受注内容を打ち込み受注をすませるのだった。
「それじゃ、ギルドカードをお返ししますね。気を付けていってらしゃいませ。」
ギルド依頼
Fランク以来
鉄のインゴット100個
1個10ドゴン
Fランク依頼
癒し草10本
1本2ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
Fランク依頼
毒草10本
1本4ドゴン(いくつでも可)
ただし、10本単位で受注
ケンジ達は、リアカーを引きながら、初心者採掘場を目指した。町を出る時、兵士にゴブリンには気を付けるんだぞと、心配されたが、自分達が情報提供した事なので、大丈夫ですと言い、町を出たのである。
ギルスレインにはカモフラージュの為、リアカーを引っ張て貰っていたが、町が見えなくなると、リアカーを※③【インベントリ】にしまい、身軽になって採掘場まで早く辿り着けるのだったが、途中※④【世界地図】で癒し草、毒草をサーチし、採取しながら歩いたのだった。採取の途中、ケンジは採取のスキルが早々に生えたのだった。
それを言ったら、ギルスレイン達はスキルが生えるのが早すぎると、驚いて凄いと褒めてくれたのであった。
普通はスキルが無い場合、スキルが発生するのは少なくとも年単位らしく、早くとも半年は、かかるそうなのである。
それを聞き、レアスキルの成長はありがたいなぁ!と思うケンジであった。
そして、採掘場にやってきたが、本当に誰もいなくてケンジ達しかいなくて、本当に人っ子一人いなかったのである。
初心者採掘場は、掘り出しで露天掘りみたいになっていて、大きな穴が開いている感じだった。
「それじゃ、俺は採掘を始めるけど、みんなは周りの警戒と、システィナは楽器の練習しててもいいぞ。」
「「「はい!わかりました。」」」
ケンジは、穴の底で採掘を始め、ギルスレインとプリムは、穴に入ってきた道を警護し、システィナは周りを警戒しながら、楽器の演奏をしたのであった。
ケンジは、持ってきたピッケルで採掘し始めると、一回目で採掘のスキルが生えて、鉄鉱石が掘れるたび、採掘のスキルが0.01づつ面白いように、上がっていくのであった。作業を始めて、3時間ほど経った時、プリムがケンジの側に来て、忠告をしてくるのだった。
「ご主人様、無理をなさらずいったん休憩を、はさんだ方がよろしいのではないですか?」
「え?休憩?」
「はい。もうお昼ですよ。ぶっ続けで、作業してたら体を壊します。」
空を見ると、太陽が真上になっており、お昼になっていたようだ。
「いや~~~・・・スキルが、面白いように上がるんで、熱中してしまったよ。」
「え!もう、スキルが生えたんですか?」
「ああ、採掘のスキルは、もう25.14まであがったぞ。」
「ご主人様すごいです!あたしは、楽器でずっと練習してるけど、なかなかあがりません・・・」
「まあ、俺はティアさんから、もらったレアスキルがあるからな・・・システィナは、のんびりと焦らずあげるといいよ。」
「はい・・・わかりました・・・でも、ご主人様を見てると、焦ってしまいますよ・・・」
「まあまあ!そんな事より、お昼にしようか。」
「でも、主・・・ここには、なにもないですよ・・・」
「ギルスレイン、何言ってんだ!俺には、【インベントリ】があるだろ。」
そう言って、ケンジは【インベントリ】から、机イスそして、料理を出して一瞬にして、食べれる状態にしたのだった。ギルスレインはそうだったと頭をたたき、主の常識外れの行動をおもいだしたのだった。
「野外で、こんな暖かくて美味しいものが、食べれるなんて私達は幸せです。」
「「ホント!ホント!」」
プリムとシスティナは、相槌を打ちニッコリと、料理を平らげていったのだった。
料理を食べている時、ケンジは思い出したように、パーティー組めばひょっとして、みんなにも※⑤【成長】の効果があるのかもと思い、ギルスレイン達にパーティー申請をするのだった。
「主・・・なぜ、パーティーを組むのですか?午前中思ったのですが、魔物もいないみたいですし・・・」
「いないからと言っても、パーティー組んでても、問題はないとおもうけど?」
「まあ、そうですね。万が一魔物が出てきたら、すぐにパーティー組めませんものね。」
「それはそうと、午後からはギルスレインとプリムも、武器の素振りをしてみてくれないか?だけど、疲れすぎないようにしてくれよ。」
「え?ここでですか?」
「うん。ちょっと、試してみたい事があってな。周りの注意が、最優先でやってみてくれないか?」
ギルスレイン達は、首をひねりながら、ケンジの言う事だから、何かあるんだろうと思い、午後から素振りを始めるのだった。
*-----*-----*-----*-----*-----*
この話で出てくる魔法、スキル一覧
※①【サイレンス】
風属性魔法 3階位
消費MP 25
詠唱速度 3秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 1分×レベル
効果対象 個人(レベル×1人最大5人)又、範囲(レベル×直径30cm)
必要秘薬 紫水晶・マンドラゴラの根・アビスの葉、各1個
備考欄
この魔法は、個人対象又は範囲に掛ける事で、音の振動を失くし無音状態に
する。使用方法は魔法使いに掛け、言葉を発することが出来なくなり、魔法を
使用不可能にする。または、範囲に掛けて周りに自分達の声を聞こえなくする。
魔法使い職業レベル25魔法スキル20.00以上で使用可能
※②【グレーターヒール】
聖属性魔法 6階位
消費MP 65
詠唱速度 60秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 一瞬
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 紫水晶・高麗人参・黒大蒜各10個
備考欄
聖属性魔法でかなり上の位である回復魔法。ガイアースでこの魔法が使用
可能なのは教会の位の高い司教の位についている人間だけである。
HPはMAXで回復し体力も回復する魔法。欠損は治らない。
魔道士職業レベル50魔法スキル100.00で使用可能。
※③【インベントリ】
ガイアースではケンジしか持っていない
レアスキルで収納BOXの上位版である。
生物以外なら何でも収納可能で上限がない。
又、種類ごとに分別もでき、時間経過もなく
食べ物は悪くならない。
※④【世界地図】
ケンジしか所持者がいないレアスキル。
世界中の地図が見れて拡大縮小も思いのままで、町の中、ダンジョンの中
にも使える便利の良いスキル。
この地図にサーチの魔法を併用して使う事が可能で薬草や魔物を
見つけることも可能である。
※⑤【成長】
ケンジしか持っていないレアスキル。この効果はスキルが初めて
習得するのに年単位かかるものが、数回繰り返す事で習得することが
出来る。また、パーティーを組むことで、メンバーもその恩恵を受けることが
出来るが、その効果はケンジの10%ほどである。
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