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第1章 異世界に!
13話 ギルドに行こう!②
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ケンジはそう考えていると周りにいた3人の冒険者達がケンジに向かって話しかけてくるだった。
「おい!新人!もうその辺でやめにしないか。」
冒険者の3人はケンジのやりたい放題を見かねて声をかけてきた。それを見たケンジは呆れはてて頭をかかえるのだった。
「何言ってやがる!今の今までダンマリ決めてたくせに臆病者は引っ込んでろ。それともなにか?お前等がこいつの尻拭いをするのか?」
冒険者達は怒りをグッとこらえてケンジの怒りを収めようとしていた。
「いや・・・そうじゃないがお前もこれからギルドに所属するんだろ?だったらもうちょっと大人になって大人しくしてた方がここでやりやすくなるだろ?そうじゃないか?」
ケンジは頭を振りこいつらは何を言ってるんだ?しょせん他人事だからこんな事が言えるのか?それとも俺がまだ子供だと思ってなめているのか?とこいつら冒険者の事を軽蔑した目でみた。
「じゃあ、お前らに聞くが自分の仲間にちょっかい出されたり自分の命が狙われたりしたら、これからの事を考えてそいつを許したりするのか?どうなんだ!俺が納得する答えを聞かせてくれ!」
すると冒険者達は「グッ」息をのみ何も言えなくなった。
「なんだ?俺みたいな子供に言い返されて何も言えなくなるほど、そんな自分勝手な事をお前達は無責任に言ったのか?だったら最初からずっと黙ってろ!」
それを聞き3人の冒険者は二の句が告げなくなり、ケンジのような成人になったばかりの子供にいいように言われプライドを傷つけられ声を荒げるしかなかった。
「貴様あぁ!子供だと思って優しくしてればいい気になりやがって!」
冒険者たちは頭に血が上り自分達の武器に手を掛けた。ケンジはそれを見て笑いホント冒険者って粋がるだけの頭の悪いやつばかりだとおもった。
「ほうう。お前等はバカばっかりだな。先ほどの事を見てなかったのか?まだ一般人である俺にギルド内で武器を抜き喧嘩を仕掛けるの事がどうゆうことになるのか!」
それを聞いたのに冒険者達はもう自分のメンツの事だけしか考えられない状態になっておりケンジに斬りかかろうとした。
その時!後ろの方から扉を開く音が聞こえ中年の男性がこの場に入ってきたのだった。
「何をやってる!さわがしいぞ、静かにせぇ!レイ何があったんだ?説明をしろ!」
それを聞き俺の案内をしていた受付嬢が中年の男性に説明を始めた。話を聞いているとこの男性はギルドマスターだというのがわかった。
説明を聞いたギルドマスターはうんうんと頷きそして、ギルド職員にボッカを衛兵に通報しろと指示を出した。
そして後から絡んできた3人の冒険者達に喧嘩を仲裁しようとしたのは良いことだが煽られて一般人に手を出すことは絶対に駄目だ!と注意していた。
「わたしはギルドマスターしている者だ。ギルド員が迷惑をかけてすまなかった。後日、ボッカを奴隷にしたお詫びの金を渡したいので2日後またギルドに来てくれるか?」
ケンジにはギルドマスターがなんか形式だけの謝罪が気に入らなくてイライラしていたのだった。
「それで終わりなのか?」
ギルドマスターはケンジが何を言っているのか解らず首を傾げていた。
「ほかに何かあるのか?」
ギルドマスターはケンジが言っている事が本気でわからないようで当然のように聞き返してくる。ケンジはこのギルドはダメだと思いもう何も言わない事にした。
「いや・・・もういい!また2日後顔を出すから謝罪金を用意して待ってろ!」
ケンジは腹を立てイライラをぶつけながらギルドを出ていこうとした。
ギルドマスターは苦虫をかみしめたような顔でやれやれといった雰囲気でケンジを見送った。
「ったく・・・最近の若いやつは礼儀がなってない・・・」
ボソッと言い部屋に戻るのであった。
「あの、ご主人様助けてくれてありがとうございます。」
「「私達(あたし達)は何も出来なくて申し訳ありませんでした。」」
「いやもういいよ。」
ケンジはニコリと笑いプリムの頭をなでるのだった。
ケンジはギルスレイン達を連れてギルドを出ようとした。すると受付嬢のレイという女性がケンジを追いかけてきて話しかけてきたのだった。
そこにいた受付嬢全員が頭を深々とさげて謝罪してきたのであった。これを見てケンジはギルド職員は真面な人ばかりなんだなとおもった。
「あの・・・先ほどは申し訳ありませんでした。それとまだギルドへの登録がすんでいないのでが・・・」
「いえ・・・やっぱり冒険者ギルドへの登録はやめておきます。」
「えぇ!なぜですか?Cランクのボッカさんに勝てるあなたならすぐにでもランクが上がり冒険者として活躍できると思いますよ。」
そんな風に言われてもケンジは先ほどの一件であの冒険者やギルドマスターには関わりたくなかったのだ。
もしギルドに所属した場合ケンジが活躍し有名になればあのギルドマスターが自分をいいように扱う事が容易に想像ができるからである。
「いや・・・ここはやめておきます。あのギルドマスターを見てたら冒険者の態度もわかるような気がしますし職員さん達の苦労がわかるような気がしますよ。」
そう言うと職員達は目を潤ませながらわかってくれる人がいた!といいたげな表情を浮かべるのであった。
「まあ、苦労は感じますが俺がその中に飛び込もうとは思わないので・・・その・・・・ごめんなさい・・・」
「いえ・・・そこまでわかってしまう人なら無理強いはできませんね・・・今回の事は本当に申し訳ありませんでした。」
「それでは、失礼します。」
ケンジ達がギルドを出て行った後職員達は書類上でしか物を判断しない無能だとかギルドの上司の器じゃないとかもっと頼れる上司が・・・等ギルドマスターの悪口を言いたい放題言うのであった。
「主、冒険者ギルドに所属しないのですか?」
「ああ。冒険者ギルドはやめだ。なので生産ギルドにいこう。」
「ご主人様・・・ごめんなさい・・・わたしが絡まれたせいで・・・」
「プリム、あれは冒険者が悪いんであってプリムが悪いんじゃないよ。もう気にしなくてもいいからな。」
するとシスティナがケンジに聞いてくるのだった
「あの、ご主人様は生産もできるのですか?」
「いいや今はできないからこれから覚えるとするよ。」
「「「えええ!生産ってそんな簡単に覚えれるものなのですか?」」」
「まあ、その辺はまかせろ!そのかわり俺の計画が当初よりだいぶん変わってしまったんでみんなには苦労掛けるが頑張ってくれよ。」
ケンジは当初冒険者としてみんなをフォローしながらみんな一緒に戦闘職を鍛えていく予定だったのだが出来なくなってしまったのだ。
だがケンジは冒険者ギルドに所属しないと決めた今、ケンジは計画を変えて自分が生産職を極めて素材や鉱石を採取、その間ギルスレイン達には戦闘職を極めてもらいその護衛をまかせるというものだった。
これはケンジのステータスにクローティアの寵愛があるのでできる事で成長というレアスキルがなければ生産スキルを覚えるのに数年かかるはずである。
だが、このレアスキルである成長のおかげで生産スキルもすぐに覚えれるとケンジは計算していたのだ。
「だけど生産ギルドは真面であった欲しいな。」
「主、生産ギルドもあんな感じだったらどうするのですか?」
「まあ、登録だけして身分証明書として貰い他の町にいけばいいさ。この町だけにこだわる必要はないだろ?」
「確かにその通りですね。」
ケンジ達は笑いながら生産ギルドに向かうのであった。
「おい!新人!もうその辺でやめにしないか。」
冒険者の3人はケンジのやりたい放題を見かねて声をかけてきた。それを見たケンジは呆れはてて頭をかかえるのだった。
「何言ってやがる!今の今までダンマリ決めてたくせに臆病者は引っ込んでろ。それともなにか?お前等がこいつの尻拭いをするのか?」
冒険者達は怒りをグッとこらえてケンジの怒りを収めようとしていた。
「いや・・・そうじゃないがお前もこれからギルドに所属するんだろ?だったらもうちょっと大人になって大人しくしてた方がここでやりやすくなるだろ?そうじゃないか?」
ケンジは頭を振りこいつらは何を言ってるんだ?しょせん他人事だからこんな事が言えるのか?それとも俺がまだ子供だと思ってなめているのか?とこいつら冒険者の事を軽蔑した目でみた。
「じゃあ、お前らに聞くが自分の仲間にちょっかい出されたり自分の命が狙われたりしたら、これからの事を考えてそいつを許したりするのか?どうなんだ!俺が納得する答えを聞かせてくれ!」
すると冒険者達は「グッ」息をのみ何も言えなくなった。
「なんだ?俺みたいな子供に言い返されて何も言えなくなるほど、そんな自分勝手な事をお前達は無責任に言ったのか?だったら最初からずっと黙ってろ!」
それを聞き3人の冒険者は二の句が告げなくなり、ケンジのような成人になったばかりの子供にいいように言われプライドを傷つけられ声を荒げるしかなかった。
「貴様あぁ!子供だと思って優しくしてればいい気になりやがって!」
冒険者たちは頭に血が上り自分達の武器に手を掛けた。ケンジはそれを見て笑いホント冒険者って粋がるだけの頭の悪いやつばかりだとおもった。
「ほうう。お前等はバカばっかりだな。先ほどの事を見てなかったのか?まだ一般人である俺にギルド内で武器を抜き喧嘩を仕掛けるの事がどうゆうことになるのか!」
それを聞いたのに冒険者達はもう自分のメンツの事だけしか考えられない状態になっておりケンジに斬りかかろうとした。
その時!後ろの方から扉を開く音が聞こえ中年の男性がこの場に入ってきたのだった。
「何をやってる!さわがしいぞ、静かにせぇ!レイ何があったんだ?説明をしろ!」
それを聞き俺の案内をしていた受付嬢が中年の男性に説明を始めた。話を聞いているとこの男性はギルドマスターだというのがわかった。
説明を聞いたギルドマスターはうんうんと頷きそして、ギルド職員にボッカを衛兵に通報しろと指示を出した。
そして後から絡んできた3人の冒険者達に喧嘩を仲裁しようとしたのは良いことだが煽られて一般人に手を出すことは絶対に駄目だ!と注意していた。
「わたしはギルドマスターしている者だ。ギルド員が迷惑をかけてすまなかった。後日、ボッカを奴隷にしたお詫びの金を渡したいので2日後またギルドに来てくれるか?」
ケンジにはギルドマスターがなんか形式だけの謝罪が気に入らなくてイライラしていたのだった。
「それで終わりなのか?」
ギルドマスターはケンジが何を言っているのか解らず首を傾げていた。
「ほかに何かあるのか?」
ギルドマスターはケンジが言っている事が本気でわからないようで当然のように聞き返してくる。ケンジはこのギルドはダメだと思いもう何も言わない事にした。
「いや・・・もういい!また2日後顔を出すから謝罪金を用意して待ってろ!」
ケンジは腹を立てイライラをぶつけながらギルドを出ていこうとした。
ギルドマスターは苦虫をかみしめたような顔でやれやれといった雰囲気でケンジを見送った。
「ったく・・・最近の若いやつは礼儀がなってない・・・」
ボソッと言い部屋に戻るのであった。
「あの、ご主人様助けてくれてありがとうございます。」
「「私達(あたし達)は何も出来なくて申し訳ありませんでした。」」
「いやもういいよ。」
ケンジはニコリと笑いプリムの頭をなでるのだった。
ケンジはギルスレイン達を連れてギルドを出ようとした。すると受付嬢のレイという女性がケンジを追いかけてきて話しかけてきたのだった。
そこにいた受付嬢全員が頭を深々とさげて謝罪してきたのであった。これを見てケンジはギルド職員は真面な人ばかりなんだなとおもった。
「あの・・・先ほどは申し訳ありませんでした。それとまだギルドへの登録がすんでいないのでが・・・」
「いえ・・・やっぱり冒険者ギルドへの登録はやめておきます。」
「えぇ!なぜですか?Cランクのボッカさんに勝てるあなたならすぐにでもランクが上がり冒険者として活躍できると思いますよ。」
そんな風に言われてもケンジは先ほどの一件であの冒険者やギルドマスターには関わりたくなかったのだ。
もしギルドに所属した場合ケンジが活躍し有名になればあのギルドマスターが自分をいいように扱う事が容易に想像ができるからである。
「いや・・・ここはやめておきます。あのギルドマスターを見てたら冒険者の態度もわかるような気がしますし職員さん達の苦労がわかるような気がしますよ。」
そう言うと職員達は目を潤ませながらわかってくれる人がいた!といいたげな表情を浮かべるのであった。
「まあ、苦労は感じますが俺がその中に飛び込もうとは思わないので・・・その・・・・ごめんなさい・・・」
「いえ・・・そこまでわかってしまう人なら無理強いはできませんね・・・今回の事は本当に申し訳ありませんでした。」
「それでは、失礼します。」
ケンジ達がギルドを出て行った後職員達は書類上でしか物を判断しない無能だとかギルドの上司の器じゃないとかもっと頼れる上司が・・・等ギルドマスターの悪口を言いたい放題言うのであった。
「主、冒険者ギルドに所属しないのですか?」
「ああ。冒険者ギルドはやめだ。なので生産ギルドにいこう。」
「ご主人様・・・ごめんなさい・・・わたしが絡まれたせいで・・・」
「プリム、あれは冒険者が悪いんであってプリムが悪いんじゃないよ。もう気にしなくてもいいからな。」
するとシスティナがケンジに聞いてくるのだった
「あの、ご主人様は生産もできるのですか?」
「いいや今はできないからこれから覚えるとするよ。」
「「「えええ!生産ってそんな簡単に覚えれるものなのですか?」」」
「まあ、その辺はまかせろ!そのかわり俺の計画が当初よりだいぶん変わってしまったんでみんなには苦労掛けるが頑張ってくれよ。」
ケンジは当初冒険者としてみんなをフォローしながらみんな一緒に戦闘職を鍛えていく予定だったのだが出来なくなってしまったのだ。
だがケンジは冒険者ギルドに所属しないと決めた今、ケンジは計画を変えて自分が生産職を極めて素材や鉱石を採取、その間ギルスレイン達には戦闘職を極めてもらいその護衛をまかせるというものだった。
これはケンジのステータスにクローティアの寵愛があるのでできる事で成長というレアスキルがなければ生産スキルを覚えるのに数年かかるはずである。
だが、このレアスキルである成長のおかげで生産スキルもすぐに覚えれるとケンジは計算していたのだ。
「だけど生産ギルドは真面であった欲しいな。」
「主、生産ギルドもあんな感じだったらどうするのですか?」
「まあ、登録だけして身分証明書として貰い他の町にいけばいいさ。この町だけにこだわる必要はないだろ?」
「確かにその通りですね。」
ケンジ達は笑いながら生産ギルドに向かうのであった。
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