三択楼の番人

とかげのしっぽ

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19、ゾーグ(前)

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 初めて出会ったキノコの林へ、私は紅生姜とツクツクボウシに会いに行った。てっきり、サラーダのように、秘密の話ができる場所へ連れて行くのかと思ったらそうではなかった。
 颯爽と現れた紅生姜は、銀桜色のトレンチコートを翻し、開口一番に「よーし!取材よ!」

「あれ、密会するんじゃないんですか。」と私が素で口を滑らせ、慌てて手で口を塞いだ途端、彼女は信じられないといった目つきで私を見つめてきた。セルリアンブルーの丸縁眼鏡が、ものすごい迫力でぐいっと迫る。

 私としては、昨日は青鶴ちゃんが追いついてきた時に話が終わってしまったので、今日はその続きを話すのだと思っていたのだ。サラーダと密会をした時と同じように、青鶴ちゃんを戸棚に閉じ込めてくるのも忘れてはいない。
 しかし紅生姜の様子を見る限り、そんな準備は求められていなかったようだ。

「何、もしや忘れたの?!取材を手伝ってもらう約束よ!?」
「おいベニー、半狂乱になって頭を振るのをやめろ!正気を失うのは勝手だが、とにかく揺らすな!」
「そんなどうでもいいこと!この子、取材協力の約束忘れてんのよ?!いくら口約束だったからって酷すぎるわ?!」
「だから揺らすな!目が回る!」
「知らないわよそんなこと!!それよりこの子よ!!」
「ご、ごめんなさい。」

 私が平謝りに謝ると、紅生姜は「信じらんない!」とヒステリックに叫びながらも何とか許してくれた。

「まあいいわ。行きましょう。約束の時間に遅刻したら洒落にならないわ。」
「ベニー。あの男は冒険家だから、多少待たされたぐらいで怒りはしないだろう。」
「関係ないわ。礼儀の問題よ。」

 またしても、紅生姜とツクツクボウシの軽い口論が巻き起こる。最終的に折れたのは、今度もツクツクボウシの方だった。全くベニーはしょうがないな、と、辟易した調子で蘇芳の蛇トカゲがぼやいている。

「……あの。どこへ取材に行くんでしょうか?」

 歩き出した後、私がおずおずと尋ねた。心なしか、彼女の足取りは弾むようだった。取材対象の相手へ会いにゆくのが、そんなに嬉しいことなのだろうかと、私は不思議に思う。紅生姜は、「決まってるわ。」と言って振り向いた。

「私の取材の相手はただ一人。いつだって同じ————青天狗のゾーグよ。」

 美しい、笑みだった。
 まるで彼女こそが、この世界で一番、幸せなオバケだとでもいうように。





美しい、笑みだった。
心から誰かを好きに思う。
憧れの存在がいる。
あの人ならば、どうするだろう。
きっと悩める私の心の支えになる。
だって彼ならば、こんな時でも笑うのよ。
枕を涙の海にして。
それでも。
良い夜だって、笑うのよ。

……紅生姜新聞『詩のコーナー』より。





 森を出て、田の畦道を歩き、だんだんと日の翳る樹木のトンネルへと進んでゆく。
 何もしないでただ歩いていると、色々な考えが頭に浮かぶ。悩み事。不安なこと。そういう雑念が、自然にすり寄ってきて、私の頭に取り憑く。
 私は歩きながら、ずっと同じ一つのことを考えていた。すなわち、“決行の日をいつにするのか”。

 サラーダは言った。
 決行の日は私に任せるから、一番良いと思った日に例の井戸へ来いと。彼の言葉に嘘は一つも混じっていない。私が覚悟を決めて水の中へ飛び込んだその夜が、そのまま私たちの勝負の夜になる。

『いいか、お前が決めるってのが大事なんだからな。』

 念を押すように言ったサラーダ。
 彼の一本角は、黒髪の中にピカピカと光る銀色。
 彼の眼は、黒に縁取られた美しい銀色。
 冷たい金属の色。宇宙の闇に煌めく星の、最もシンプルな瞬きの色。孤独という敵と闘って、闘い続けて、その果てに赤の他人である私を信じると決めてくれた小鬼。彼の力になりたい。彼を裏切りたくない。

 そして何より、私が終わらせる義務がある。
 私は苦しかった。
 余裕がなかった。
 だけど、それを言い訳には出来ない。
 いつまでも、選択を先伸ばしにし続けることが出来ると思った。今のままで大丈夫だと、勘違いをした。一度諦めたことなのに、未練がましくその可能性に縋り付いた。自分という存在そのものから目を背けた罰だ。

 “エレーの神の世“

 選択肢の神が支配するこの世界は、私がぐずぐずしているお陰でだんだん崩れ出した。こうして私が息をしている間にも、植物が燃え、オバケが燃え、鮮やかな世界はどんどん狭く、灰色に朽ちてゆく。澱み、溜まり、腐り、私のせいで大切なものたちが死んでゆく。

 私は歩く。だんだんと暗くなってゆく緑色の道を、もう一人と一匹と連れ立って歩いてゆく。それが前も通った道だということにすら気づかずに、進んでゆく。

 出来るだけ早く、何とかしなくては。私は焦る。
 早く。早く。早く。
 分かっている。頭では理解しているのに、踏ん切りが付かない。どうすれば良いのか、誰かに教えて欲しいと願ってしまう。
 あぁ、どうしてサラーダは、私に決断を一任したのだろうか。私はいつまで経っても決めることが出来ない。今日は駄目、明日も都合が悪いと理由を付けて、それでまた一つの夜が過ぎてしまう。

————そうだ。理由がないのだ。

 思い当たって、私は自嘲的に笑う。これでは、選べないわけだ。
 選ばない理由はたくさん。選ぶ理由はゼロ。
 だから駄目なのだと、そう思う。そして、また絶望的な気分になる。トボトボと歩むその道の先に、一体何の希望も見出せなくなってしまって。

「—————ついたわ。」
「……え?」

 一瞬、自分が何をしようとしているのか忘れていた。目の前の紅生姜を見て、そういえば取材に来たのだったと思い出す。
 私が瞬きをして目を上げた時。目の前には、大きな吊り橋があった。随分と恐ろしい見た目の橋だった。朱色のペンキは剥げ、朽ちかけて、かろうじて危なっかしげに渓谷の上にぶら下がっている、吊り橋。そんな、絶対に渡る度胸のある者などいないだろうと思わせる橋に、私はふと思い当たった。

「これは、もしかしてスエキチくんの家が消えた辺りの……?」
「ようやく気付いたか、小娘。」
「はい。ちょっと考え事をしていたので……。」

 見覚えがある景色に、ぼんやりと立ち尽くす私。ツクツクボウシが呆れたように私を見下ろした。
 それにしても、と私は思う。ここは静かな場所だ。
 樹々と青い苔に覆い尽くされ、昼間でも森の奥地と同様の闇に包まれたこの渓谷は、ただただ静謐。風に緑色の草花が揺らぎ、ちょろちょろと水の流れる音が響く。それだけ。虫の音も鳥の声もない。誤って靴で小石を蹴っただけで、カランコロンと方ぼうへぶつかりながら転落してゆくその音が、どこまでも木霊してゆきドキリとさせられる。
 そんな静かな場所で、なぜか一人の男が吊り橋の向こう側に立っていた。遠目では点のようにしか見えない。何せ、吊り橋はボロボロである上にとんでもなく長いのだ。驚いたことに、男は躊躇なく吊り橋へ足をかけると、そのままそれをグラグラたわませながら渡り始めたようだった。
 綱がギシギシと悲鳴を上げている。吊り橋にはきちんとした手すりがないので、男は何度も落ちそうになっては危うくバランスを取っている。

「……あれ、大丈夫なんですか?」
「………え、ええ。よく見ておくのよ。あれが世紀の冒険家、青天狗のゾーグさまなんだから…。」
「……あれが取材対象……。」

 私は何とも言えない気分で、青天狗のゾーグであるらしい吊り橋の男を食い入るように見つめる紅生姜の横顔を眺めた。向こうから危なっかしげに歩いて来る彼は……だんだん見えてきた。そして私は確信する。あの格好は、清蔵だ。人間界では醤油造りの名人だったお爺さん。あまり面識はなかったが、それでもあれは、清蔵の双子のオバケだ。

 そんなゾーグを見つめる紅生姜は、だんだんと呼吸を苦しくしてゆくようだった。彼が近づいて来るにつれ、顔が真っ赤になってゆく。目はカッと見開き、髪は逆立ち、唇は震えている。

「……だ、大丈夫ですか?紅生姜さん?」
「~!~……っ!」
「おい小娘。こうなるともうベニーは駄目だ。今に見てろ、そろそろ頭だけ残して逃げ出す頃だ。」

 面倒臭そうにツクツクボウシが言い終わった途端。パクパクと金魚のように口を動かしていた紅生姜がちょうど、両手を上げて脱兎の如く逃げ出すところだった。え?と私が唖然とするも、残された頭にはいつも通りにツクツクボウシがベレー帽そっくりに乗っかって堂々としている。
 残されたのは頭部。そしてゴロン、と転がった丸太棒のような太さのぐねぐねした奇怪な物体。

「え……?」
「ハア、首だ。」
「く、首?」
「そうだ。全く。ベニーは首を大事にしない。」

 とっくに頭部は気絶していた。どういう仕組みかは分からないが、真っ赤っかに蒸気したろくろ首の紅生姜の頭が地面に落ちている。そしてそこにはもちろん、命を維持するために当然あるべきものが繋がっている。つまり、首だ。肩から下の部分が逃げ出しても、それはぐんぐんと伸びて切れることはない。延々と伸びた卵色の首だけが、どこまでもどこまでも道の遠くまで続いていて非常にシュールだった。

 私は呆然と立ち尽くした、その時だった。背後に気配があり、私は慌てて向き直る。

「おや。」

 男が、目尻を下げてこちらを優しく見つめていた。
 いつの間にか、吊り橋を渡り終わっていたようだ。その男の姿格好は、やはりと言うべきか、独特のものだった。

「残念なことだ。今日も逃げられてしまったかな。」

 深く沁み入るような声。
 菩薩か、地蔵か。
 まるで石に変化するつもりかのように薄い水浅葱色に化粧をした顔。
 ネイビーのリュックサック。
 長く伸ばしてみずらに結った、絹糸のように透き通った髪。

「紅生姜殿には握手をと請われたことがあったから、その約束を果たしたかったのだけれど。」

 彫像めいた佇まい。
 耳から心地よく吹き抜けてゆくような穏やかな声を持つ彼は、私たち———いや、体が残っているのが私だけだったので、正確には私だけだった———に向かって手を差し伸べた。

「今日もよろしく、ツクツクボウシ殿。そして雨の香の貴女には初めまして。私は青天狗のゾーグと申す者。」
「……よろしくお願いします。私は柚子、種類は……人間です。」
「よろしくお願いします。いつも通り紅生姜の代理、蛇トカゲのツクツクボウシです。」

 ゾーグは静かに微笑んだ。
 まるで、月から降りてきた神の如くに。

「こんな私の話で良ければ、いくらでも持っていってくれ。」

 本当に、紅生姜が逃げ出したのも無理はないと思えてしまうほど。ゾーグは神がかった魅力を持っていた。





 なぜ紅生姜が、部外者である私に取材などをお願いしたのか。
 その理由はだんだん分かってきた。つまり、紅生姜本人による取材が出来ないのだ。

 簡単なことだ。

 ゾーグと出会うと、紅生姜の体はあまりの緊張と興奮にその場から走り去ってしまう。そして体が離れすぎることで、肝心の頭の方は、自然に意識が昏倒。これではいくら頭が残っていても、ゾーグの話を聞くどころではない。
 一方で蛇トカゲのツクツクボウシ。彼は一応紅生姜の代理ということで真面目に話を聞くが、突っ込んだ質問をしようなどという記者根性はない。結局得られる情報は毎回単調で、しかもあまり変わり映えのしないものになるに違いない。

 “………紅生姜新聞って、もしかしなくても新聞じゃなくてファン雑誌なんじゃない?“

 本当に今更だが、そう疑問に思った人には、まさしくその通りだと言わざるを得ないと思う。本当に、彼女が興味を持つのはゾーグに関連することばかり。きっと書く記事も、同じようなものなのだから。これでは新聞として役立たずもいいところだし、売れないのも当たり前だ。
 けれど、私個人の感想としては、それでも読んでみたいと思う。それくらいに、ゾーグの話は不思議に美しかった。彼の語る物語には、その世界だけのゆったりした時間が流れていた。

「————ということで、私は橋から転落した。しかし思わぬことに、そこで白く美しい花を見つけたんだ。」
「花、ですか?」
「そう。花弁が四つ、縁が少しだけ青みがかっていて、それはとある黒い木の枝にくっついていた。……しかし幻覚だったかもしれないね。頭を打って意識が朦朧としていたから。」

 ははは、と苦笑いを浮かべるゾーグ。
 彼の話は、まさに目の前の吊り橋に関する話だった。
 スエキチが消えた後、突如現れた橋。その向こう側へ旅をする。そんな酔狂な行動を、この男は取ったらしい。しかも、それは今回限りの話ではない。何十年も、彼は冒険家として同じようなことを繰り返して来たと言う。

「渓谷の水は澄んでいたよ。私は手で掬って喉を潤し、そして歩き出した。崖の傾斜は緩く、それほど高くもなかったから、登り切るのは案外楽だったよ。」

 ネイビーのリュックサックには、レインコートやヘッドランプだけでなく、縄やハーケンも入っているのだと言う。一度持ち上げさせてもらったが、かなりの重量だった。
 これを背負うだけならまだしも、その格好で崖登りなど正気の沙汰ではないと思ってしまうほどの重さ。私が驚くと、ゾーグは水浅葱色の顔にくしゃりと皺を浮かべ、得意そうに微笑んだ。

「私は青天狗だからね。体力には自信がある上、荷を捨てれば空を飛べるほどに体が軽い。」
「本当ですか?」
「もちろんだよ。」
「……それなら、なんで橋から落ちる時、荷物を捨てなかったんですか?頭打たなくて済んだんじゃないですか?」
「はは、手厳しいね。余裕がなかったんだよ。」

 ふっと真面目な表情に戻る。なかなかどうして、怪我をせずに冒険者でいるのは難しい……と呟くようにゾーグは言った。

「焦りは人を盲目にする。」

 透き通った髪のみずらが風にそよぐ。石像に吹きすすぐ汐風を眺めているようで、我知らず落ち着いた心地になった。防水の革のオーバーコートを着ている彼の姿は、なぜだか読経をする修行僧のようにも見えた。

「そのように感じたことは、ないかい。」
「……え?」
「ふむ。封じ込められた雨の香は強い。……が、貴女の内には荒廃した焼け野原がある。」

 気付けば、静かにゾーグが私を見つめていた。

「焦りという名の焔がジリジリと焼いている。そんな気がしてならない。」

 上手くは言えないが、嫌な予感が背筋を撫でるのだ、と彼は顔を歪めて言った。

「言い知れぬ不安を覚える。いつか私自身の身も焼かれてしまいそうだと。」

 臆病だと笑ってくれても構わない。しかし、これは私の冒険者としての勘なのだ。今の機会を逃せば、自分は死ぬ。二度とこのように、柚子殿と語り合うことが出来ぬのだと感じる。
 そう言って、ゾーグは静かに私の目を覗き込み、じっと見つめた。

「教えてはくれぬだろうか。貴女の心を焦がす炎、その正体を。」

私は、息をゴクリと呑んだ。

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