幼女ショップ！

おっさん異世界へ行く

おっさんゲーマー異世界へ行く

　今年で37歳になる俺。仕事は飲食店で調理をしている。趣味はゲームだな。彼女はできた事がない。所謂DTってやつだ。30歳を超えても魔法は使えなかった。残念だ。

　俺はゲームが大好きで、節操無く何でもやるタイプだ。もちろん好みのジャンルはあるが、嫌いなジャンルは無い。何ならクソゲーと呼ばれる類の物も楽しんでプレイできる。

　今プレイしようとしてるのはアクションRPGで、プレイヤーの分身である主人公をキャラメイク出来るタイプの物だ。

　まだ遊べていないのは、そのキャラメイクに時間をかけ過ぎているせいだ。いや、だってめちゃくちゃ選べるパーツがあるし、昔のゲームのキャラメイクとは違って簡単に美形キャラが作れちゃうんだぞ！？拘るに決まってるだろ！

☆

　キャラメイクを始めてから早、9時間。ようやく完成した！ちなみにこのゲームにはMODと呼ばれる、個人で作ったデータを読み込みゲームをカスタマイズすることが、ゲームの発売元から許されている。

　かなりの数のMODを入れた結果、本来なら作れないはずの子供キャラを作ることができた。それもかなりの美幼女だ。俺はロリコンって訳じゃないが、小さい女の子は可愛いよね！と言う揺るぎない信念があるのだ。

　身長は130センチ程の、完全に子供なのだが。胸に関しては大きくしてある。いや、巨乳好きってわけじゃないんだ。ただ、このゲーム。揺れるのだ。胸が。もちろん大きい方がより揺れる。だから大きくした。合理的だよな。

ゲフン！

　さて、後はこの子に名前を付けて完成だ。俺がゲームをする時に付ける名前は、男キャラなら本名の[タダイチ]。女キャラなら[ユイ]にしている。唯一ただいちの唯をユイと言い換えただけだ。何のひねりもないな！ちなみに名字と名前が必要なゲームだと[ハジメ　ユイ]だ。ゲームとは関係無いが学生時代のあだ名は唯一ゆいいつだ。まんまだろ？稀にオンリーワンと呼ばれた。

　キャラメイクを終えて、いよいよゲームスタート！　　　と思ったらディスプレイから強烈な光が！！クソ眩しい！！






　気がつくと何も無い荒野に座り込んでいた。




　おう？！何が起きた？！ここ何処だ？！まだ少し頭がボーっとするけど、ボーっとしてる場合じゃねぇ！！まずは状況確認だ！

　見渡すと地平線の辺りに幌馬車っぽいのが見えた。しかしこちらから遠ざかる方向に進んでいるから、追いかけても見失いそうだ。

　危険な動物とかは無し。取り敢えずは安全・・・なのか？

　他には・・・持ち物はあるか？自分の身体を見渡すと自分の身体じゃない事に気がついた。

　え？！なんだぁ・・・！ちょ、ちょっと待て・・・もう一度確認だ・・・。


　おぅ・・・俺の胸に立派なお胸が生えている・・・。つーかデカイな！！軽く身体を揺するとプルンプルン揺れる。うん、良いなコレ！そういえば俺全裸だな。・・・下は・・・あ、うん。やっぱり女の子だわ俺。下腹部はツルツルでした。胸以外はお子様そのものだった。

　つまりだ。現状を纏めると俺はロリ巨乳になって荒野にひとりぼっちと言うわけだ。




ふざけんなー！