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新章 皐月編

商業ギルドと冒険者ギルドの誘致

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私が作ったダンジョンは孤児達に攻略させている。
もちろん無理はしないように言ってある。
まずは一階層で余裕でLv30スライムに勝てる様になるまで下の階へ降りるのは禁止だ。

ステータスも装備もかなり良いので怪我をすることは無いはずだ。
特にHPとDEFは9999でカンストさせてある。
強くしすぎてヌルゲーだけど、戦闘経験やスキルは自力で上げなきゃいけないので努力は必要だ。

そして私は商業ギルドと冒険者ギルドを誘致するためにサザナミの町まで来ている。
本当はギルド本部に行ったほうが確実っぽいんだけど、別の大陸らしいので支部で良いやって事になった。

まずお世話になっている商業ギルドへ向かった。
ゼニーさん経由でギルマスのリューネさんに話を繋いでもらった。
まず、開拓地の存在が知られていなかった事に驚いた。
サザナミからでも開拓地の城壁よく見えるのにと思っていたら。
どうやらあの城壁には隠蔽効果があったらしく、関係者意外目視出来ないようだ。
そこで開拓地にリューネさん、ゼニーさん、リューネさんの秘書のお兄さんを乗用車に乗せて開拓地まで行った。もちろん車には驚かれた。
売って欲しいとも言われたけど、これは能力で出した物なので渡すことは出来ない。渋々諦めてくれた。

リューネさん達は門の前まで来ても何も見えていないようだったけど、門を潜た途端に驚いていた。

そして開拓中の町を案内し、ギルド予定地とダンジョンとそのドロップ品のサンプルをあげた。

あ、どうせ連れてくるなら冒険者ギルドも一緒に連れてくるんだった。二度手間だ。

リューネさんは即決で誘致を受けてくれた。
ゼニーさんは畑の方を見て調味料の出どころに納得していた。
秘書さんは最短での日数を計算して出してくれた。2週間で開拓地支部を開店させられるそうだ。建物はあるからね。人手は足りるのかな?
あぁ、住民が少ないから職員も少なくて良いのか。

話が纏まりリューネさん達を載せサザナミへ戻る。
次は冒険者ギルドだ、冒険者ギルドは伝手が無いからなぁ、どうしようか。

と、思っていたらリューネさんから冒険者ギルドのギルマスに紹介状を書いてくれる事になった。やったね!

そして同じ様に開拓地へ案内して誘致を確約してもらった。
冒険者ギルドのギルマスも女性だった。
名前はマリーさん。覚えやすい名前で良かった。

冒険者ギルドの方は既に孤児達が冒険者登録をしているので、開拓地支部のギルマス、受付、解体の三人いれば回せるらしい。こちらも冒険者の数が少ないから少人数でも大丈夫だそうな。
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