上 下
245 / 280
新章 皐月編

色々作る その1

しおりを挟む
色々買って来たので早速制作に取り掛かろうかな!
物作りは結構好きなんだ。

まずはベッドのマットレスを作ろう。
構造がよくわからないけど、何となくで取り敢えず作っとこう。
上下のフレームを作ります、素材は何か適当に鉄に石炭を混ぜて開拓神ツールのハンマーで叩いたら出来た鋼っぽい金属だ。
その上下フレームを沢山のバネでサンドする。
そして布を貼り付けて、ワタを敷き詰めて、更に布を貼り付けて縫い付ける。なんかそれっぽくなってきた。側面も布を貼り付けとく。
ちなみに縫い付けは開拓神ツールの針で縫いたい場所をなぞると縫える不思議仕様。どうなってるの?

試しに上に乗っかってみる。・・・うん、悪くないね。
耐久性はどうかな?耐久テストってどうやるんだろう。上で100回くらい飛び跳ねたりとか?
うーん、∞収納に入れて増やして、壊れたら交換で良いや。

次は下着だね、確か女性用のパンツは3つのパーツに別れてるんだよね。
何かで見たのを覚えている。
下着なので柔らかくて肌触りの良い布を選ぶ。色々布は買い込んだので試行錯誤してみよう。穿いたこと無いけどシルクのパンツも作れるよ。

綿か絹かな、合成繊維の作り方とかは流石にわからないよ。
麻はゴワゴワしてそうだし、ファンタジー素材としてはスパイダーシルクとかあるらしいけど、何時も行く町には売っていなかった。

綿のパンツは違和感の無い普通のパンツだった。
絹のパンツはやたら肌触りが良いんだけど落ち着かない感じだ。なんだこのツルツルした布。これで汗吸えるの?

あとは布の候補としては動物の毛皮があるよね。ファンタジー世界においては毛皮のある魔物素材ってことになるよね。ウルフ系とかベア系は毛硬そうだけどね。
その辺は冒険者用の装備に使う素材かな。

パンツに使うゴムはスライムジェルを開拓神ツールの鍋で煮込んだらゴムっぽいのが出来た。さらに布も一緒に煮込んだらゴム質の布が出来た。開拓神ツールなら出来そうな気がしたけど、まさか本当に出来るとは。
ゴム質の布をパンツ用に細く切って縫い付けた。うん、これで一気に現代パンツっぽくなった。現代パンツって変な字面だな。

「何これ!パンツ?みゅんみゅんするよ!」

アリスはパンツのゴムをミョンミョンしている。アリス的にはみゅんみゅんって擬音なんだね。

「そうだよ。私の国ではそれが普通のパンツだよ。」

「へぇ~、サツキの国のパンツってこんな小さいんだね。」

この世界のパンツは所謂ドロワーズと言われる膝上の半ズボンみたいなヤツで腰紐を結ぶのだ。長さがショートパンツくらいのもあるらしいけど、それもカボチャパンツって言われるものだ。

私の作った現代パンツは今の所、流通させる気は無いので「布面積の少ないパンツ売って破廉恥」みたいな展開は無いだろう。たぶんね。

コカトリスの羽毛布団、羽毛枕も作った。
良いねコカトリス。昼寝が捗るよ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています

矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜 ――『偽聖女を処刑しろっ!』 民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。 何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。 人々の歓声に包まれながら私は処刑された。 そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。 ――持たなければ、失うこともない。 だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。 『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』 基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。 ※この作品の設定は架空のものです。 ※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。 ※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)

キミのいないクリスマス・イヴ

須賀マサキ(まー)
ライト文芸
クリスマス・イヴをめぐる出来事を、第一部では沙樹の視点、第二部ではワタルの視点で書いてみました。 以前は独立した話として発表していましたが、改稿するにあたって一部と二部にして、一つの話にまとめました。同じハプニングに対し、二人がどのように感じたかを読み比べてみてくださいね。   ☆  ☆  ☆ 【第一部:キミの来ないクリスマス・イヴ】 クリスマスを直前に迎えた日、沙樹は親友から「来月結婚する」というメールを受け取った。気がつけば友人たちは次々と結婚し、独身は少数派になっている。 だが沙樹には学生時代からつきあっているワタルがいる。しかしいまだに結婚話は出てこない。このままの関係がいつまで続くのか、ときとして不安を覚える。 そんな気持ちを知ってか知らずか、仕事仲間で一番気の合う友也は、ある行動を起こす。それは沙樹の不安を増大させ、やがてワタルまで巻き込んでいく。   ☆  ☆  ☆ 【第二部:キミに会えないクリスマスイブ】 クリスマスを直前に迎えたある日のこと。ワタルは恋人の沙樹に、仕事仲間であるDJトミーに高級レストランに連れていかれたと聞かされた。仕事の打ち合わせだと誘われたらしいが、どこまで信じていいのか解らない。 というのもワタルは、トミーが沙樹を好きになっていることに気づいているからだ。 仕事の関係で会いたくても会えないワタルと、近くにいられるトミー。沙樹は友情以上の感情を抱いていないというが、ワタルは気が気でない。 そんなときワタルは、トミーにある挑戦状をつきつけられる……。   ☆  ☆  ☆ 縦書き表示推奨のため、余分な改行は入れていません。専用アプリを使ってお読みいください。

よくある婚約破棄なので

おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。 その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。 言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。 「よくある婚約破棄なので」 ・すれ違う二人をめぐる短い話 ・前編は各自の証言になります ・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド ・全25話完結

これで最後ですから覚悟してくださいませ、旦那様!

矢野りと
恋愛
『離縁しましょう、旦那様』 『なぜいきなりそんな事を言うんだっ!今まで上手くやっていたのに、』 『違いますよ、私が我慢していただけですから』 私は愛する夫にさらりと離縁を申し出る。目を見開き固まっている夫にとっては青天の霹靂だったに違いない。 良き妻であろうとしてずっと我慢していた。急な仕事という遊びも、騎士の妻なら笑って見過ごすことも必要だと周囲から言われていたから。それに悔しいけれど愛しているからこそ……見ないふりをしていた。 でも、時代は変わりつつある。もう妻だけが耐え忍ぶ時代はいつか終わるだろう。 だから、私は未来のために動くことを決めた。 ……愛しているからこそ変わって欲しい。 妻を心から愛しているのに悪さをしてしまった夫と、ある日突然に最終通告を突きつける妻のお話です。 ※この作品の設定・世界観は架空のものです。 ※話の内容が無理だなと思ったらご自衛のほどよろしくお願い致します。 ※ネタバレ配慮は連載中のみ。

今さら、私に構わないでください

ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。 彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。 愛し合う二人の前では私は悪役。 幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。 しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……? タイトル変更しました。

子育てゲーだと思ってプレイしていたBLゲー世界に転生してしまったおっさんの話

野良猫のらん
BL
『魔導学園教師の子育てダイアリィ』、略して"まどアリィ"。 本来BLゲームであるそれを子育てゲームだと勘違いしたまま死んでしまったおっさん蘭堂健治は、まどアリィの世界に転生させられる。 異様に局所的なやり込みによりパラメーターMAXの完璧人間な息子や、すでに全員が好感度最大の攻略対象(もちろん全員男)を無意識にタラシこみおっさんのハーレム(?)人生がスタートする……!

処理中です...