上 下
121 / 280
4章 色々な転生者達

勇者の旅 その13

しおりを挟む
爪と牙を無くしたウルフは地面に着地しようとしたけど、爪が無いため踏ん張りが効かずコケてしまったです。

そしてそのまま転がって行くウルフを収納です。

ついでにトージとステラが倒したのも収納していってるです。



「適当に斬りすぎた・・・刀が刃こぼれしまくってる。」
トージがボロボロになった刀を持って帰って来たです。

「私のも刃こぼれすごいよ!やっぱ鉄の刀じゃあこうなるよね~鍛冶スキルとかあればファンタジーな金属を使って刀作るのに!!」
ステラの刀もボロボロですがトージのよりはマシなのです。

ファンタジー金属ですか、そういえば馬車作るときに作った金属「コトノタイト」があるです!
試しにコトノタイトを刀の形に加工してみたです。
刀鍛冶の方法なんか知らないので仕方ないですね。

コトノタイトの特徴は
・木より軽い
・物理&魔法吸収
・ヒヒイロカネより頑丈
です!

更にエンチャントも加えて行くです。
強度upとか斬れ味upとかです。
普通の刀にエンチャントしても良いけど、元の素材が良い物の方がエンチャントの効果も上がるので上を目指すなら素材から選んだほうが良いです!

出来たです!
名付けて「名刀コトノン」です!

「その真っ白い刀、何で出来てるの?」
刀作りを側で見ていたステラが興味津々に聞いてくるです。

「これは馬車に使ったのと同じコトノタイトです!物理と魔法を吸収するので盾としても使えるですよ!」

「へーあの馬車そんな効果あったんだ。それでさ、その刀の試し斬り私がして良いかな?」
元々刃こぼれしてしまったステラとトージにと思って作ったので、渡したです。

この辺りの魔物は狩り尽くしてしまったので次の階へ行くです。

5階層は溶岩洞窟です。
この階は鉱物が取れるです。
胴、鉄、錫、鉛辺りですね。
ダンジョンの階層は色んなエリアが順番に変わり深い階層程レアな物が取れるです。

この階層の資源は特にいらないので取らないです。
この階の魔物はロックアントという岩で出来た蟻なのです。
岩なので剣や槍、弓なんかは効果が薄いです。
ハンマーや鉄球などの物理打撃か魔法が効くです。

「あの岩蟻このコトノンで斬っても大丈夫かな?」
ステラは岩蟻の見た目から刀じゃ無理じゃない?と思ってるですが、名刀コトノンは岩なんかスパスパ斬れるはずです!

そもそもコトノタイトはコトノの魔力を圧縮して出来た謎物質なのでまさしく神の金属なのです。
ファーストで一番硬いと思うです!

と、ステラに教えたら半信半疑で岩蟻を斬りに行ったです。


ステラが岩蟻の横に回り込み軽く斬りつけた所、岩蟻がそこから両断されたです。

「ええ?!軽い牽制のつもりで斬ったのに真っ二つだよ?!」
ステラはコトノンをジッと見つめるが刃こぼれや曇りは無いです。

「凄いね、コトナから借りた聖剣よりは使いやすいかな。あれ下手に降ると延長線上に在るもの全部斬れるからね。」
コトナのはやり過ぎ性能な物が多いのです。

(ほら、ゲームに出て来る聖剣って町とかで販売されてる武器とそこまで差がなかったりするから、どうせなら強い方が良いかなと思ったら出来ちゃったんだよね。)

確かに終盤の町に売ってる武器は勇者の剣より強かったりするです!

あとはカジノの景品が最強とかあるですね!

(でしょ?だから勇者の剣である聖剣は最強にしたかったんだよ、まぁ多少やり過ぎたとも思ってるけどね。)


そのあとコトノンを増やしてトージにもあげたです

ステラのやつがコトノン一式
トージのがコトノン二式と三式とそれぞれ名を彫ったです。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています

矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜 ――『偽聖女を処刑しろっ!』 民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。 何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。 人々の歓声に包まれながら私は処刑された。 そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。 ――持たなければ、失うこともない。 だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。 『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』 基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。 ※この作品の設定は架空のものです。 ※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。 ※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)

キミのいないクリスマス・イヴ

須賀マサキ(まー)
ライト文芸
クリスマス・イヴをめぐる出来事を、第一部では沙樹の視点、第二部ではワタルの視点で書いてみました。 以前は独立した話として発表していましたが、改稿するにあたって一部と二部にして、一つの話にまとめました。同じハプニングに対し、二人がどのように感じたかを読み比べてみてくださいね。   ☆  ☆  ☆ 【第一部:キミの来ないクリスマス・イヴ】 クリスマスを直前に迎えた日、沙樹は親友から「来月結婚する」というメールを受け取った。気がつけば友人たちは次々と結婚し、独身は少数派になっている。 だが沙樹には学生時代からつきあっているワタルがいる。しかしいまだに結婚話は出てこない。このままの関係がいつまで続くのか、ときとして不安を覚える。 そんな気持ちを知ってか知らずか、仕事仲間で一番気の合う友也は、ある行動を起こす。それは沙樹の不安を増大させ、やがてワタルまで巻き込んでいく。   ☆  ☆  ☆ 【第二部:キミに会えないクリスマスイブ】 クリスマスを直前に迎えたある日のこと。ワタルは恋人の沙樹に、仕事仲間であるDJトミーに高級レストランに連れていかれたと聞かされた。仕事の打ち合わせだと誘われたらしいが、どこまで信じていいのか解らない。 というのもワタルは、トミーが沙樹を好きになっていることに気づいているからだ。 仕事の関係で会いたくても会えないワタルと、近くにいられるトミー。沙樹は友情以上の感情を抱いていないというが、ワタルは気が気でない。 そんなときワタルは、トミーにある挑戦状をつきつけられる……。   ☆  ☆  ☆ 縦書き表示推奨のため、余分な改行は入れていません。専用アプリを使ってお読みいください。

よくある婚約破棄なので

おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。 その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。 言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。 「よくある婚約破棄なので」 ・すれ違う二人をめぐる短い話 ・前編は各自の証言になります ・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド ・全25話完結

これで最後ですから覚悟してくださいませ、旦那様!

矢野りと
恋愛
『離縁しましょう、旦那様』 『なぜいきなりそんな事を言うんだっ!今まで上手くやっていたのに、』 『違いますよ、私が我慢していただけですから』 私は愛する夫にさらりと離縁を申し出る。目を見開き固まっている夫にとっては青天の霹靂だったに違いない。 良き妻であろうとしてずっと我慢していた。急な仕事という遊びも、騎士の妻なら笑って見過ごすことも必要だと周囲から言われていたから。それに悔しいけれど愛しているからこそ……見ないふりをしていた。 でも、時代は変わりつつある。もう妻だけが耐え忍ぶ時代はいつか終わるだろう。 だから、私は未来のために動くことを決めた。 ……愛しているからこそ変わって欲しい。 妻を心から愛しているのに悪さをしてしまった夫と、ある日突然に最終通告を突きつける妻のお話です。 ※この作品の設定・世界観は架空のものです。 ※話の内容が無理だなと思ったらご自衛のほどよろしくお願い致します。 ※ネタバレ配慮は連載中のみ。

今さら、私に構わないでください

ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。 彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。 愛し合う二人の前では私は悪役。 幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。 しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……? タイトル変更しました。

子育てゲーだと思ってプレイしていたBLゲー世界に転生してしまったおっさんの話

野良猫のらん
BL
『魔導学園教師の子育てダイアリィ』、略して"まどアリィ"。 本来BLゲームであるそれを子育てゲームだと勘違いしたまま死んでしまったおっさん蘭堂健治は、まどアリィの世界に転生させられる。 異様に局所的なやり込みによりパラメーターMAXの完璧人間な息子や、すでに全員が好感度最大の攻略対象(もちろん全員男)を無意識にタラシこみおっさんのハーレム(?)人生がスタートする……!

処理中です...