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3章 コトナ、未来の学園とアバター冒険者編

花子を愛撫(エッチな意味ではありません)

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昼食を食べ終わり、次はリオン達が住んでいる所に行く。

リオン達が住んでいる所は森の中に川が流れている所にあり、小さな畑を作っている。

川からは魚、森からは肉と果実や木の実、畑からは野菜と食べるのに困らない場所だ。
ちなみに森の食べられる動物はウサギと草食の猪みたいな見た目のおとなしい豚と鳥くらいしかいない。
猛獣の類も居ないので子供でも森を歩ける。

あとはうーちゃんが大量にいるが森自体が大きいのでそんなに多く感じない。

リオン達も何匹かうーちゃんを飼っている。
子育てを手伝ってくれるらしい。


ブライトは番の狐耳の獣人と結婚して子供が6人いて、リオンと同じく畑や狩をして暮らしている。

「コトナ様」
近づいてきた私達に気付いたリオンが声をかける。

「様はいらないよ。」
創造神だとバレてから様付けをしてくるリオン。

「いえ、私はコトブキ教の信者なのです。信仰する神を呼び捨てなど出来ません!」
うーん、堅っ苦しい。

「この人が勇者リオン様!カッコいい!!」
花子の眼がハートに見える、本当にイケメン好きだな花子。

「コトナ様、この方は?」

「ん、ペットの花子。」

「え?私ペットなの?!」
ビックリしている花子を子猫に変えて、【愛撫】のスキルで撫で回す。

【愛撫】優しく撫でる事で対象に絶大な幸福感を与えるスキル。エッチな事ではない。

「何これ!凄い気持ちいい!幸せ~!あ~~ダメになりそう・・・もうペットでいいですぅ~」
花子を人間に戻すと美少女がしてはいけない顔をしていたのでまた子猫にした。
正気に戻ってから人間にしよう。やりすぎた。



「コトナ!またアレやって!もう全てがどうでも良くなるくらい気持ちいいのよ!!」
どうやら中毒性があるらしい。
使用は控えよう。

「良い子にしていたらご褒美にしてあげるよ。やり過ぎると廃人になりそうだし。」

「わかったわ!」


「そうだ、コトナ様 子供達が会いたがっていたので家に来てください。」
花子とのやりとりをスルーして家に招待してくれるリオン、側から見たらエッチな感じだったのでスルーしてくれて助かる。

リオンの家は平家の100坪程の建物で、土地は好きなだけ開拓出来るので控えめなくらいだ。

「あ、おねーちゃんだ!」
5歳くらいの少年が私を見つけ走ってくる。
この子は長男のロット、リオン似の美少年である。

「こんにちはロット、元気そうだね。」

「うん!元気だよ!ドランはお昼寝してるよ!ローラはまだお昼ご飯食べてる!」

ドランとは次男でたしか3歳だったはず、ドランはリーネ似の美少年。
ローラは長女で2歳、リーネ似の可愛い女の子。

「おねーちゃん遊ぼ!」
ロットは目をキラキラさせて遊びに誘ってくる。

「いつものヤツなら花子と遊ぶのが良いかもね。」
ロットの遊びとは所謂チャンバラごっこである。
ただ私の桁違いのステータスでは勝負にならない、ワザと負けてあげると、私の演技力が無いせいか直ぐにバレて怒られるのだ。
だからといって勝ち過ぎると拗ねてしまうのだ。ムズイ。

しかし花子なら丁度いいと思う。

「え?私?良いけど、・・・あ、勝ったらご褒美ナデナデしてね!」
もう【愛撫】の虜になってしまった花子。
変なスキル作っちゃったなー



やはり花子とロットのチャンバラはいい勝負だった。

ロットは子供とは思えない身体能力で縦横無尽に動き回るが、シロの加護でステータスが上がった花子は少し余裕を持って避ける。
今度は花子がステータス任せの攻撃をするが、ロットは見事な体捌きでかわす。

長期戦になれば花子が慣れてきて有利になりそうだが、ロットの成長も早い。
自分で戦うのは好きじゃない私だけど見てるのは好きかもしれない。


結局勝負はドローになった。
両者のスタミナが切れて動けなくなったのだ。
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