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2章 コトナ、世界を作る編
美容用品店[楽園乙女]開店初日
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お店の内装も整え工場も順調に稼働している。
ビューティー婦人のツテで開店前から貴族女性に話題の店になっている。
レジスターも作ったもちろん読み取り機(バーコードをぴってする奴)も付いてる。バーコード作るの面倒かったので容器の魔力を読み取るようにした。
後、タブレットPCみたいな魔道具も作りレジからのデータを受け取り、売上を商品ごとにまとめる仕組みを作った。
人員がすくないからね!一日の売上計算で寝る時間が無くなるとか嫌だし。
ふぅ、コレなら少人数でも大丈夫だろう。
初日の配置は私とクーリスがレジ、リリアが接客と説明を担当する。
開店10分前。
もう店の前に行列が出来ている。
ざっと見た感じ8割が貴族の女性だ。さすが王都こんなに貴族がいるんだねぇ。
開店!リリアが扉を開け「いらっしゃいませ~」と声をかけた瞬間ドドドと店内に押し寄せる女性たち。凄い迫力だ。
「美容クリーム!美容クリームはどこですの?!」
「ボディソープ!これよ!!これが欲しかったの!!」
「これなにかしら?」
「安いですわ!!全種類購入しようかしら」
ワイワイガヤガヤしている。
私とクーリスは必死に商品をレジに通して会計していく。
リリアは商品説明でお客さん達に質問攻めされている。
2時間ほど続けていると貴族の女性よりも華美なドレスを着た婦人が沢山の侍女と護衛を連れて店内に入ってきた。
すると貴族女性たちはすっと黙り頭を下げたまま道を開けた。
あれ?もしかしてめっちゃ偉い人来た?
「ようこそいらっしゃいました女王陛下」
とリリアが礼を取る。
まじかー女王陛下来ちゃったよ!
ていうかこの国のトップ女王だったのか。知らんかった。
「マリアンヌから聞きました。とても良い美容品を取り扱っているそうね。」
ビューティー婦人女王様ともコネあったのか!本当に顔が広いなあの人。
「陛下、当店では商品を買う前にお試し体験をすることが出来ます。お付きの侍女さんにでもお試ししては如何でしょうか?」
リリアさんや女王様に意見するって大丈夫なんか?!不敬罪とかにならない?大丈夫?
「いえ私自身で試しましょう」
「陛下!!」
「私に意見するのかしら?」
「!!・・・っいえ!」
侍女長さんぽい人が止めようとしたけど女王様がジロリと睨んで威圧していた。
リリアが女王様の手の甲をボディソープで洗い美容クリームをすっと塗るとコジワが出来始めていた女王様の肌がスベスベツヤツヤになった。
「まぁ、凄いわね!!ダリア貴女もやってみなさい!」
女王様はご機嫌なご様子。侍女長のダリアさんにも勧めている。
ちなみにダリアさんは大分ご年配の方だ。
「は、はい陛下」
女王様の命令は逆らえないといった感じで恐る恐るリリアの元まで歩いていくダリアさん。
「リリア、洗顔フォームを試してみて」
私がリリアにニヤリと笑っていった。
「・・・わかったわ」
私の言いたいことがわかったリリアがニヤリを返してくれる。
ウチの美容品はシミやシワなどが多いほど効果が分かりやすい。シワシワのおばあちゃんなほど劇的に変わるのだ。
ダリアさんを洗顔した直後、女王様と見ていた貴族女性達から歓声が上がった。
洗顔しただけで年からくるシミと黒ずみがキレイに消えたのだ。
さらに顔用美容クリームをマッサージしながら塗るとシワとたるみがなくなり実年齢50台後半だった見た目が30代前半まで変わったのだ。
毎日使って行けば10代の肌まで戻るとリリアが説明した。
女王様とお付の侍女達と貴族女性たちは全員全種類買って行ってくれた。
護衛のみなさんも奥さんへのお土産としてこっそり買っていた。
初日から女王陛下が来るというイベントがあったが、そのおかげで[女王陛下が認めた美容品店]という箔付けが出来たのだった。
ビューティー婦人のツテで開店前から貴族女性に話題の店になっている。
レジスターも作ったもちろん読み取り機(バーコードをぴってする奴)も付いてる。バーコード作るの面倒かったので容器の魔力を読み取るようにした。
後、タブレットPCみたいな魔道具も作りレジからのデータを受け取り、売上を商品ごとにまとめる仕組みを作った。
人員がすくないからね!一日の売上計算で寝る時間が無くなるとか嫌だし。
ふぅ、コレなら少人数でも大丈夫だろう。
初日の配置は私とクーリスがレジ、リリアが接客と説明を担当する。
開店10分前。
もう店の前に行列が出来ている。
ざっと見た感じ8割が貴族の女性だ。さすが王都こんなに貴族がいるんだねぇ。
開店!リリアが扉を開け「いらっしゃいませ~」と声をかけた瞬間ドドドと店内に押し寄せる女性たち。凄い迫力だ。
「美容クリーム!美容クリームはどこですの?!」
「ボディソープ!これよ!!これが欲しかったの!!」
「これなにかしら?」
「安いですわ!!全種類購入しようかしら」
ワイワイガヤガヤしている。
私とクーリスは必死に商品をレジに通して会計していく。
リリアは商品説明でお客さん達に質問攻めされている。
2時間ほど続けていると貴族の女性よりも華美なドレスを着た婦人が沢山の侍女と護衛を連れて店内に入ってきた。
すると貴族女性たちはすっと黙り頭を下げたまま道を開けた。
あれ?もしかしてめっちゃ偉い人来た?
「ようこそいらっしゃいました女王陛下」
とリリアが礼を取る。
まじかー女王陛下来ちゃったよ!
ていうかこの国のトップ女王だったのか。知らんかった。
「マリアンヌから聞きました。とても良い美容品を取り扱っているそうね。」
ビューティー婦人女王様ともコネあったのか!本当に顔が広いなあの人。
「陛下、当店では商品を買う前にお試し体験をすることが出来ます。お付きの侍女さんにでもお試ししては如何でしょうか?」
リリアさんや女王様に意見するって大丈夫なんか?!不敬罪とかにならない?大丈夫?
「いえ私自身で試しましょう」
「陛下!!」
「私に意見するのかしら?」
「!!・・・っいえ!」
侍女長さんぽい人が止めようとしたけど女王様がジロリと睨んで威圧していた。
リリアが女王様の手の甲をボディソープで洗い美容クリームをすっと塗るとコジワが出来始めていた女王様の肌がスベスベツヤツヤになった。
「まぁ、凄いわね!!ダリア貴女もやってみなさい!」
女王様はご機嫌なご様子。侍女長のダリアさんにも勧めている。
ちなみにダリアさんは大分ご年配の方だ。
「は、はい陛下」
女王様の命令は逆らえないといった感じで恐る恐るリリアの元まで歩いていくダリアさん。
「リリア、洗顔フォームを試してみて」
私がリリアにニヤリと笑っていった。
「・・・わかったわ」
私の言いたいことがわかったリリアがニヤリを返してくれる。
ウチの美容品はシミやシワなどが多いほど効果が分かりやすい。シワシワのおばあちゃんなほど劇的に変わるのだ。
ダリアさんを洗顔した直後、女王様と見ていた貴族女性達から歓声が上がった。
洗顔しただけで年からくるシミと黒ずみがキレイに消えたのだ。
さらに顔用美容クリームをマッサージしながら塗るとシワとたるみがなくなり実年齢50台後半だった見た目が30代前半まで変わったのだ。
毎日使って行けば10代の肌まで戻るとリリアが説明した。
女王様とお付の侍女達と貴族女性たちは全員全種類買って行ってくれた。
護衛のみなさんも奥さんへのお土産としてこっそり買っていた。
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