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1章 コトナ、ワーランドに降り立つ編
ギルドマスターを脅してみた
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「凄い威力だ、それに早すぎて何が天井に穴開けたのか見えなかった。」
ギルドマスターは感心したように聖魔法の感想を言っていた。
「これで虚偽の疑いは晴れましたよね?では、依頼達成の報告の手続きをお願いします。」
「まて、いやコトネ君だったね、君だけ少し残って話を聞かせてくれ。」
そう言ってリーダーを退出させた。
私な名前はコトナだ。
「話ってなんですか?」
私は少し不機嫌な声色で聞いた。
「キミのスキルはとても珍しい、なんせこの私が知らないのだ!是非ウチの孫との婚約を、婚約が嫌なら養子でも良いぞ!」
何やら興奮した様子で熱っぽくまくし立てているが、私は逆に冷めきっていた。
これは少し脅して・・・お仕置き・・・いや、もう「脅して」でいいや、兎に角心をへし折っとこう。
ここは【無限世界】内のお仕置き部屋。
闇ギルドの連中を改心させた時に使った部屋だ。
「な、何だここは!?何も無い真っ黒な部屋?誰かいないのか!コトネ君!」
コトナです。
いまこの空間は真っ黒にしてある、そしてゲストを追い詰める存在を投入。
フシュルルルルッ!
悪魔の巣で捕獲した悪魔だ。
一番弱いやつね。
「あ、悪魔だ!そんな・・・悪魔なんて伝説上の怪物じゃないか!なんで俺の前に!?」
ほほう、悪魔の存在自体は知っているのか。
実力差的には悪魔が少し強いくらいだ。
流石ギルドマスター、冒険者上がりなのである。
いい勝負するかと思われたが、ギルドマスターは混乱していて実力を出しきれていない。
「うわぁあああ!」
この攻撃で殺される、というタイミングで悪魔を消し部屋を真っ白にして私登場。
めっちゃ発光して見えるだろう、女神様モードだ。これは「ふざけて作ったシリーズ」の一つ【錬金術】で作った光るコスプレ服(魔法少女)だ。
色々作れるのが楽しくて前世で興味があったコスプレ衣装を作ったのだが、常に発光している失敗作でお蔵入りしてたやつだ。
「め、女神様が俺を助けてくれた!ありがとうございます!」
ギルドマスターはズタボロで涙と鼻水でひどい顔である。
「貴方は罪を犯しました。だから罰を与えました。貴方の罪は私の使いであるコトナを我が物にしようとした事です。ですが罰を受けとても反省しているようなので貴方を赦します。」
聖女スペルで回復させる。
「おぉ!何という暖かな光!これが女神様の癒しの光なのか!」
回復スペルに感動したいるようだ。
そういえばこの世界に来てから私のスペル以外で回復魔法見てないな。もしかして無いの?
そしてギルドマスターを元の部屋に戻してあげた。
私はギルドのエントランスに居た銀色の羽の背後に出て声をかけ、私の分の報酬を受け取ってギルドを出た。
ギルドマスターは感心したように聖魔法の感想を言っていた。
「これで虚偽の疑いは晴れましたよね?では、依頼達成の報告の手続きをお願いします。」
「まて、いやコトネ君だったね、君だけ少し残って話を聞かせてくれ。」
そう言ってリーダーを退出させた。
私な名前はコトナだ。
「話ってなんですか?」
私は少し不機嫌な声色で聞いた。
「キミのスキルはとても珍しい、なんせこの私が知らないのだ!是非ウチの孫との婚約を、婚約が嫌なら養子でも良いぞ!」
何やら興奮した様子で熱っぽくまくし立てているが、私は逆に冷めきっていた。
これは少し脅して・・・お仕置き・・・いや、もう「脅して」でいいや、兎に角心をへし折っとこう。
ここは【無限世界】内のお仕置き部屋。
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「な、何だここは!?何も無い真っ黒な部屋?誰かいないのか!コトネ君!」
コトナです。
いまこの空間は真っ黒にしてある、そしてゲストを追い詰める存在を投入。
フシュルルルルッ!
悪魔の巣で捕獲した悪魔だ。
一番弱いやつね。
「あ、悪魔だ!そんな・・・悪魔なんて伝説上の怪物じゃないか!なんで俺の前に!?」
ほほう、悪魔の存在自体は知っているのか。
実力差的には悪魔が少し強いくらいだ。
流石ギルドマスター、冒険者上がりなのである。
いい勝負するかと思われたが、ギルドマスターは混乱していて実力を出しきれていない。
「うわぁあああ!」
この攻撃で殺される、というタイミングで悪魔を消し部屋を真っ白にして私登場。
めっちゃ発光して見えるだろう、女神様モードだ。これは「ふざけて作ったシリーズ」の一つ【錬金術】で作った光るコスプレ服(魔法少女)だ。
色々作れるのが楽しくて前世で興味があったコスプレ衣装を作ったのだが、常に発光している失敗作でお蔵入りしてたやつだ。
「め、女神様が俺を助けてくれた!ありがとうございます!」
ギルドマスターはズタボロで涙と鼻水でひどい顔である。
「貴方は罪を犯しました。だから罰を与えました。貴方の罪は私の使いであるコトナを我が物にしようとした事です。ですが罰を受けとても反省しているようなので貴方を赦します。」
聖女スペルで回復させる。
「おぉ!何という暖かな光!これが女神様の癒しの光なのか!」
回復スペルに感動したいるようだ。
そういえばこの世界に来てから私のスペル以外で回復魔法見てないな。もしかして無いの?
そしてギルドマスターを元の部屋に戻してあげた。
私はギルドのエントランスに居た銀色の羽の背後に出て声をかけ、私の分の報酬を受け取ってギルドを出た。
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