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1章 コトナ、ワーランドに降り立つ編
自作装備の威力
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美味しくないギルド酒場の昼食を済ませ、徒歩でモンキの森へ向かう。
流石に擬似転移はしない。
銀色の羽が信用できるくらい仲良くなったら教えても良いかもしれないけどね。
モンキの森手前でロアがバテたので、休憩になった。
体力無いなロア。
自称魔法使い職の私は全く疲れていない、おかしな、ステータスのおかげである。
休憩も終わり、まずはモンキを探す所なのだが私は【察知】で把握できているので次々とモンキを木から落としていく。
聖女のスペル《ホーリーレイ》を自作の杖で拡散追尾レーザーに変換して撃つ。
拡散される事で威力が弱まり良い感じにモンキを落とせてると思う。
しかし落ちたモンキはピクリともしてないな、もしかしてレーザーで即死してるのかな?これでも大分威力落ちてはずなんだけど。
一旦レーザーの連射を止めモンキを見てみると、胴体に大きな穴が空いて絶命していた。
あれ・・・むしろ強くなっているぞ?
素の威力はこぶし大の穴が空いてたはず。
この杖のせいか!
気がつくと銀色の羽のメンバーは呆然としていた。
言い訳として、私が高レベルであるとか、珍しい聖属性のスキル持ちであるとか、杖が強いからとか言って誤魔化した。
誤魔化せているかはわからない。
取り敢えず依頼数のモンキ5匹をかなり超える60匹討伐出来たので、帰ることにした。
討伐の証拠としてモンキの、尻尾をみんなで持って帰った。
王都に着く頃には、新人パーティ銀色の羽達は私がレアスキル持ちって事でちゃんと納得してくれた。
口止め料としてこれからも何度か臨時パーティ組む約束をした。
せっかく出来た同年代の知り合いだからね。
冒険者ギルドへ着き、依頼達成報告のためリーダーと私で受付の列に並ぶ。
私達の番が来て、受付嬢にモンキの尻尾60本を見せると、奥の部屋で話があると言われた。
他のメンバーも呼び、奥の部屋へ入る。
そこは応接室らしくギルドマスターが座っていた。
「新人冒険者がモンキの尻尾60本?流石に信じられんな。虚偽の報告には重い罰があるぞ?」
この鋭い目つきに手入れされた口髭の初老の男性がギルドマスターだ。
以前【解析】で調べた。
「えっと、本当の事を詳しく話しても?」
リーダーが私に話しても良いのか確認を取ってきた。
「構いませんよ。ギルドマスターなら口は硬いはずなので」
「では・・・」
リーダーはモンキを討伐した時の事を全て話した。リーダーの目から見た内容に私が言い訳した内容を合わせた情報だ。
「聖属性スキル・・・聞いた事ないな。見せてもらうことは可能か?」
「構いません、どこで見せますか?」
「レアスキルならあまり人に見られたくないだろう。ここで見せられるものはあるか?」
ふーむ、聖属性スキルというか聖女のスペルの中で攻撃性のないものは。
《エリア・ホーリーフィールド》
(範囲HP回復)
《エリア・ホーリーキュア》
(範囲状態異常回復)
《ホーリーサンクチュアリ》
(聖なる結界)
全部効果範囲が【察知】の間合いと同じ範囲になっている、広すぎて今使えんわ!
こうなったら《ホーリーレイ》を上に向けて撃つしかないな。
「天井に穴開けて良いなら見せられます!」
「むう、仕方ないやってくれ。」
ジュッ! ボゴン!
天井にまん丸い穴が空いた、空が見える。
流石に擬似転移はしない。
銀色の羽が信用できるくらい仲良くなったら教えても良いかもしれないけどね。
モンキの森手前でロアがバテたので、休憩になった。
体力無いなロア。
自称魔法使い職の私は全く疲れていない、おかしな、ステータスのおかげである。
休憩も終わり、まずはモンキを探す所なのだが私は【察知】で把握できているので次々とモンキを木から落としていく。
聖女のスペル《ホーリーレイ》を自作の杖で拡散追尾レーザーに変換して撃つ。
拡散される事で威力が弱まり良い感じにモンキを落とせてると思う。
しかし落ちたモンキはピクリともしてないな、もしかしてレーザーで即死してるのかな?これでも大分威力落ちてはずなんだけど。
一旦レーザーの連射を止めモンキを見てみると、胴体に大きな穴が空いて絶命していた。
あれ・・・むしろ強くなっているぞ?
素の威力はこぶし大の穴が空いてたはず。
この杖のせいか!
気がつくと銀色の羽のメンバーは呆然としていた。
言い訳として、私が高レベルであるとか、珍しい聖属性のスキル持ちであるとか、杖が強いからとか言って誤魔化した。
誤魔化せているかはわからない。
取り敢えず依頼数のモンキ5匹をかなり超える60匹討伐出来たので、帰ることにした。
討伐の証拠としてモンキの、尻尾をみんなで持って帰った。
王都に着く頃には、新人パーティ銀色の羽達は私がレアスキル持ちって事でちゃんと納得してくれた。
口止め料としてこれからも何度か臨時パーティ組む約束をした。
せっかく出来た同年代の知り合いだからね。
冒険者ギルドへ着き、依頼達成報告のためリーダーと私で受付の列に並ぶ。
私達の番が来て、受付嬢にモンキの尻尾60本を見せると、奥の部屋で話があると言われた。
他のメンバーも呼び、奥の部屋へ入る。
そこは応接室らしくギルドマスターが座っていた。
「新人冒険者がモンキの尻尾60本?流石に信じられんな。虚偽の報告には重い罰があるぞ?」
この鋭い目つきに手入れされた口髭の初老の男性がギルドマスターだ。
以前【解析】で調べた。
「えっと、本当の事を詳しく話しても?」
リーダーが私に話しても良いのか確認を取ってきた。
「構いませんよ。ギルドマスターなら口は硬いはずなので」
「では・・・」
リーダーはモンキを討伐した時の事を全て話した。リーダーの目から見た内容に私が言い訳した内容を合わせた情報だ。
「聖属性スキル・・・聞いた事ないな。見せてもらうことは可能か?」
「構いません、どこで見せますか?」
「レアスキルならあまり人に見られたくないだろう。ここで見せられるものはあるか?」
ふーむ、聖属性スキルというか聖女のスペルの中で攻撃性のないものは。
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(範囲HP回復)
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こうなったら《ホーリーレイ》を上に向けて撃つしかないな。
「天井に穴開けて良いなら見せられます!」
「むう、仕方ないやってくれ。」
ジュッ! ボゴン!
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