17 / 280
1章 コトナ、ワーランドに降り立つ編
闇ギルド視点
しおりを挟む
おかしい。
マッド男爵と取引しに行った部下達が戻ってこない。
「マッド邸の様子を見てこい!」
「へい!」
部下の一人に様子を見に行かせた。
しばらくすると部下が戻ってきた。
「ボス!マッド邸には誰一人居ませんでした!」
「なに?!どういうことだ!捕まったのか?」
「いえ、衛兵の一人もいなかったんです。」
おかしい、摘発されたなら証拠集めのために衛兵がマッド邸に押入り捜索しているはず。
何が起きた?
「裏切り、でしょうか?」
「いや、王都最大の闇ギルドを裏切るのはメリットが無いだろう。」
ウチ以外にも闇ギルドはあるが全てウチの傘下みたいなものだ。ウチを裏切るメリットは全くない。
「ボス!ガロスのチームが行方不明になった!」
「何だと!」
ガロス達は我が闇ギルド[大麻の花]の中で最も武闘派なチームだ、王宮騎士団の次に王都で戦闘力のある者たちだ。
「ボス!西区の構成員がみんな消えちまった!」
「・・・」
本当に何が起こっているんだ!
人が消えている、まさか伝説の転移魔法か?!そんなバカな!
部下達の話を纏めると、消えているのはウチの構成員だけ。
消える順番はバラバラ、単独犯じゃ無いな。
!
今話をしていた部下が消えた。
周りの部下達はガタガタ震えて命乞いをし始めた。
俺も足が震えている。
これは何だ、まさか悪い事をして来た罰だと言うのか。
しかしそうとしか思えない、こんな事神様にしか出来ない、神罰なのだろう。
とうとう俺一人になった、次は俺の番だ。
30秒に一人ずつ消えている。
生まれて初めて30秒ってこんなに長いんだなと感じた。
心臓が壊れそうなくらい脈打っている。
怖い。
死ぬのなんか怖く無いと思ってたのに、いざ死ぬとなると、途端に怖くなる。
あ、目の前が真っ白になった。
ここは死後の世界なのか?
そこに一人の少女がいた、まさか女神様?!
自然と彼女の前で跪き頭を垂れた。
「貴方は悪い事をしました。」
「は、はいっ!も、申し訳ございませんでした!」
女神様は不思議な赤っぽい服を着て、見た目通りの幼いく、しかし綺麗な声をしていた。
「ですが一度だけチャンスをあげましょう、罰として貴方のスキルは取り上げますが、命までは取りません。」
「は!ありがとうございます!」
何と慈悲深い!今日から、いや今から心を入れ替え、女神様を崇拝して生きていきます!
「次はありませんよ」
次の瞬間には闇ギルドの訓練場に全員いた。
皆緩みきった顔をしていた、わかる、あの幼いながらも全てを包み込む抱擁力(おっぱい)で今までの罪を許されたのだ惚れないはずがない。
(※抱擁してません)
その後、闇ギルド[大麻の花]達はロリ巨乳教という宗教を立ち上げ、こらからも増え続けるコトナ信者の受け入れ先になるのであった。
マッド男爵と取引しに行った部下達が戻ってこない。
「マッド邸の様子を見てこい!」
「へい!」
部下の一人に様子を見に行かせた。
しばらくすると部下が戻ってきた。
「ボス!マッド邸には誰一人居ませんでした!」
「なに?!どういうことだ!捕まったのか?」
「いえ、衛兵の一人もいなかったんです。」
おかしい、摘発されたなら証拠集めのために衛兵がマッド邸に押入り捜索しているはず。
何が起きた?
「裏切り、でしょうか?」
「いや、王都最大の闇ギルドを裏切るのはメリットが無いだろう。」
ウチ以外にも闇ギルドはあるが全てウチの傘下みたいなものだ。ウチを裏切るメリットは全くない。
「ボス!ガロスのチームが行方不明になった!」
「何だと!」
ガロス達は我が闇ギルド[大麻の花]の中で最も武闘派なチームだ、王宮騎士団の次に王都で戦闘力のある者たちだ。
「ボス!西区の構成員がみんな消えちまった!」
「・・・」
本当に何が起こっているんだ!
人が消えている、まさか伝説の転移魔法か?!そんなバカな!
部下達の話を纏めると、消えているのはウチの構成員だけ。
消える順番はバラバラ、単独犯じゃ無いな。
!
今話をしていた部下が消えた。
周りの部下達はガタガタ震えて命乞いをし始めた。
俺も足が震えている。
これは何だ、まさか悪い事をして来た罰だと言うのか。
しかしそうとしか思えない、こんな事神様にしか出来ない、神罰なのだろう。
とうとう俺一人になった、次は俺の番だ。
30秒に一人ずつ消えている。
生まれて初めて30秒ってこんなに長いんだなと感じた。
心臓が壊れそうなくらい脈打っている。
怖い。
死ぬのなんか怖く無いと思ってたのに、いざ死ぬとなると、途端に怖くなる。
あ、目の前が真っ白になった。
ここは死後の世界なのか?
そこに一人の少女がいた、まさか女神様?!
自然と彼女の前で跪き頭を垂れた。
「貴方は悪い事をしました。」
「は、はいっ!も、申し訳ございませんでした!」
女神様は不思議な赤っぽい服を着て、見た目通りの幼いく、しかし綺麗な声をしていた。
「ですが一度だけチャンスをあげましょう、罰として貴方のスキルは取り上げますが、命までは取りません。」
「は!ありがとうございます!」
何と慈悲深い!今日から、いや今から心を入れ替え、女神様を崇拝して生きていきます!
「次はありませんよ」
次の瞬間には闇ギルドの訓練場に全員いた。
皆緩みきった顔をしていた、わかる、あの幼いながらも全てを包み込む抱擁力(おっぱい)で今までの罪を許されたのだ惚れないはずがない。
(※抱擁してません)
その後、闇ギルド[大麻の花]達はロリ巨乳教という宗教を立ち上げ、こらからも増え続けるコトナ信者の受け入れ先になるのであった。
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
チート生産魔法使いによる復讐譚 ~国に散々尽くしてきたのに処分されました。今後は敵対国で存分に腕を振るいます~
クロン
ファンタジー
俺は異世界の一般兵であるリーズという少年に転生した。
だが元々の身体の持ち主の心が生きていたので、俺はずっと彼の視点から世界を見続けることしかできなかった。
リーズは俺の転生特典である生産魔術【クラフター】のチートを持っていて、かつ聖人のような人間だった。
だが……その性格を逆手にとられて、同僚や上司に散々利用された。
あげく罠にはめられて精神が壊れて死んでしまった。
そして身体の所有権が俺に移る。
リーズをはめた者たちは盗んだ手柄で昇進し、そいつらのせいで帝国は暴虐非道で最低な存在となった。
よくも俺と一心同体だったリーズをやってくれたな。
お前たちがリーズを絞って得た繁栄は全部ぶっ壊してやるよ。
お前らが歯牙にもかけないような小国の配下になって、クラフターの力を存分に使わせてもらう!
味方の物資を万全にして、更にドーピングや全兵士にプレートアーマーの配布など……。
絶望的な国力差をチート生産魔術で全てを覆すのだ!
そして俺を利用した奴らに復讐を遂げる!
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる