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1章 コトナ、ワーランドに降り立つ編

異世界ワーランド

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異世界ワーランド
所謂剣と魔法の世界だ、私はRPGゲームやファンタジーなアクションゲームを嗜む程度にやっていた、決して廃なゲーマーではない。

そんな私こと山吹コトナ15歳が、突然神様に喚ばれ気がつけば天界らしき場所にいた。
長くなるので端折り気味に話させてもらう、私は夜中私室でゲームをしながらお菓子とジュースを楽しんでいた。
そしてお菓子を運悪く喉につまらせ(ゲームに夢中になりすぎて噛まずに飲み込んでしまったのだ)死んだ。

我ながら可笑しな最後でした。
お菓子だけに

そして丁度ある目的のために人材を探していた創造神様が私を発見し魂を喚び出したのだ。
そんで異世界で仕事をさせたい神様と異世界に興味津津な私の利害が一致し、異世界へ派遣されることになったわけなのだ。

そして異世界物といえばもちろんチートスキルである。
ワーランド人のスキルに対する認識はスキル至上主義的なもので、レアなスキルほど地位が高く王族・貴族はレアスキルを遺伝させ高い地位を築いたりしている。
また平民であってもレアスキル持ちは高ランク冒険者や貴族の養子や婿になれるようだ。

そして私はというと、【魔改造】と【盗む】にした。

・ユニークスキル【魔改造】
獲得した経験値を使い所持スキルを魔改造できる。

実はこのスキル前世持っていたスキルだ。

・レアスキル【盗む】
対象の所持物を10%の確率で盗める。

実際神様に貰ったのはこっちの【盗む】スキルである。
なぜこのスキルを選んだのかは追々語るとして、まだ決めなければならないことがあった。

ロール(役割)である、ロールはワーランド人が知らない設定で、覚醒することで本来の力使うことができるのだ。
民・王・勇者・賢者・聖女・魔王等色々ある。
このロールは実際の身分を表すものではなく覚醒するとロールに見合った能力が得られるものだ。
なお覚醒時の能力は
・民=覚醒無し
・王=民を率いる統率力を得る。
・勇者=強力な光属性スキルを得られる。魔王を倒せる存在。
・賢者=魔法関係のスキルを複数得られる。攻撃魔法特化
・聖女=強力な光と聖属性スキルを得られる。回復補助特化
・魔王=圧倒的なステータスを得られる。光属性の耐性だけ異常に低いので勇者が天敵。

といった感じで覚醒のチャンスがあるのは民以外のロールだけで、しかも覚醒可能ロールでも寿命を迎えるまで覚醒できる人が今のところ居ないのだ。
なのでワーランドではロールという概念は全く知られていない。

そして何故か2つのロールを選べた私・・・
その理由は、前世の私が聖女だったかららしいっすよ。

なんで地球生まれなのにスキルもロールも持ってたのか、神様は教えてくれなかった、結果2個づつ貰えたんだしいいじゃん?って言ってた。

そんなわけでなんやかんやあって異世界ワーランドに降り立ったのであった。
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