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2章
リリー6歳
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私リリー、神国と帝国に復讐をしてから数ヶ月、私6歳になりました!
王国では国を上げての誕生祭が行われました。
旧神国、現リリエル女神国の民も私の誕生日を国の祝日にして毎年お祭りをするそうです。なんでやねん!
最近少し困ったことが起きています。王国の王女シャルロッテ様ことシャルが婚約者を決めようとしないのです。
国王様から「シャルをどうにか説得して婚約者を決めるよう言ってください!」とお願いされているのです。
いつの間にか国王様は私に対して敬語を使うようになってました。
それにたまに間違えて「リリエル様」とか呼んで来ます。
アレ私にとって黒歴史ですよ?リリエル女神国に関しては他国だし暫く行かないので無視出来ますけどね!
それでシャルに婚約者について聞いてみると、「わたくしの命を救ってくださったリリー様以上に素敵な方は居ませんわ!わたくしリリー様と婚約しますわ!」と眼をハートマークにして言っていました。
困りました!私リリーって名前ですが百合(女性同士の愛)の趣味はありませんよ?!
国王様と再度話合いをした結果、リリーの母と父に頑張って弟を作ってもらい、【弟と婚姻を結べばリリーと姉妹になれるよ作戦】を考えつきました。
一国の王と救国の聖女が何の話をしているんだ、と言う眼でイケメン宰相様が見ていますが無視です!世継ぎは大事でしょ!
国王様との相談事が終わったので、街に定期回診に行きます。
☆
今日は病人も0、怪我は擦り傷程度が3人でした!平和ですねぇ。
いつもの様に愛想を振りまきながら街を回ったあと家(最近父が購入した)に帰ると、私の【神通力】の直感が働きました。
空間魔法【インベントリ】から手作り神像を取り出すと、転生する時に聞いた神様の声が聞こえました。
『リリー、聞こえますかリリー?』
「あっはい!神様ですよね?6年ぶりですね?どうしました?」
『貴女、亜神から正式な【神】に昇格していますが気づいていますか?』
「え?・・・あ、本当だ!!なんで?」
ステータスを確認すると確かにジョブが【神】になっていました。
『それはステータスが亜神の領域を超えたからです。もう貴女は神ですよ、おめでとうございます!これで正式な私の部下ですね♪』
「はい?部下?意味がわかりませんが・・・」
『私、創造神。あなた神。神は創造神の部下OK?』
「OKじゃないです。なんですかその後出し設定!」
私は神像をガクガク揺らしながら憤慨します。ずるいです創造神なのに!
『ということで貴女にはこの世界でのトラブルを解決してもらいます!もちろん報酬もありますよ?』
「詳しく聞きましょう(キリッ)」
『近々スペード大陸、この大陸とは違う大陸ですね。そこのとある国で【勇者召喚】が行われます。』
「勇者召喚!」
『そうです。召喚自体は他世界の創造神との契約で無しに出来ませんが、どうやらそのやってくる勇者がクズらしいのです。なのでやらかしたら始末して下さい!契約は【この世界に召喚させる】なので召喚後はどうなっても問題ありません。方法は任せますよ♪』
「えぇ~・・・めんどくさ~!あ、報酬はなんですか?」
『報酬は何でも良いですよ?私、創造神ですから何でも作れます!例えば私の部下の一人がご褒美に【ご主人様がほしいですぅ♡】と言われた時は私の分身体を作ってあげましたよ♪』
「なんでもかぁ・・・ギフトで能力はなんとかなるけど物とか生き物は作れないからなぁ。ブツブツ・・・」
『じゃあ頼みましたよ。数日中に召喚されますので。では・・・』
いつの間にか創造神様の気配は消えていました。
うわー!ご褒美悩むぅー!!
王国では国を上げての誕生祭が行われました。
旧神国、現リリエル女神国の民も私の誕生日を国の祝日にして毎年お祭りをするそうです。なんでやねん!
最近少し困ったことが起きています。王国の王女シャルロッテ様ことシャルが婚約者を決めようとしないのです。
国王様から「シャルをどうにか説得して婚約者を決めるよう言ってください!」とお願いされているのです。
いつの間にか国王様は私に対して敬語を使うようになってました。
それにたまに間違えて「リリエル様」とか呼んで来ます。
アレ私にとって黒歴史ですよ?リリエル女神国に関しては他国だし暫く行かないので無視出来ますけどね!
それでシャルに婚約者について聞いてみると、「わたくしの命を救ってくださったリリー様以上に素敵な方は居ませんわ!わたくしリリー様と婚約しますわ!」と眼をハートマークにして言っていました。
困りました!私リリーって名前ですが百合(女性同士の愛)の趣味はありませんよ?!
国王様と再度話合いをした結果、リリーの母と父に頑張って弟を作ってもらい、【弟と婚姻を結べばリリーと姉妹になれるよ作戦】を考えつきました。
一国の王と救国の聖女が何の話をしているんだ、と言う眼でイケメン宰相様が見ていますが無視です!世継ぎは大事でしょ!
国王様との相談事が終わったので、街に定期回診に行きます。
☆
今日は病人も0、怪我は擦り傷程度が3人でした!平和ですねぇ。
いつもの様に愛想を振りまきながら街を回ったあと家(最近父が購入した)に帰ると、私の【神通力】の直感が働きました。
空間魔法【インベントリ】から手作り神像を取り出すと、転生する時に聞いた神様の声が聞こえました。
『リリー、聞こえますかリリー?』
「あっはい!神様ですよね?6年ぶりですね?どうしました?」
『貴女、亜神から正式な【神】に昇格していますが気づいていますか?』
「え?・・・あ、本当だ!!なんで?」
ステータスを確認すると確かにジョブが【神】になっていました。
『それはステータスが亜神の領域を超えたからです。もう貴女は神ですよ、おめでとうございます!これで正式な私の部下ですね♪』
「はい?部下?意味がわかりませんが・・・」
『私、創造神。あなた神。神は創造神の部下OK?』
「OKじゃないです。なんですかその後出し設定!」
私は神像をガクガク揺らしながら憤慨します。ずるいです創造神なのに!
『ということで貴女にはこの世界でのトラブルを解決してもらいます!もちろん報酬もありますよ?』
「詳しく聞きましょう(キリッ)」
『近々スペード大陸、この大陸とは違う大陸ですね。そこのとある国で【勇者召喚】が行われます。』
「勇者召喚!」
『そうです。召喚自体は他世界の創造神との契約で無しに出来ませんが、どうやらそのやってくる勇者がクズらしいのです。なのでやらかしたら始末して下さい!契約は【この世界に召喚させる】なので召喚後はどうなっても問題ありません。方法は任せますよ♪』
「えぇ~・・・めんどくさ~!あ、報酬はなんですか?」
『報酬は何でも良いですよ?私、創造神ですから何でも作れます!例えば私の部下の一人がご褒美に【ご主人様がほしいですぅ♡】と言われた時は私の分身体を作ってあげましたよ♪』
「なんでもかぁ・・・ギフトで能力はなんとかなるけど物とか生き物は作れないからなぁ。ブツブツ・・・」
『じゃあ頼みましたよ。数日中に召喚されますので。では・・・』
いつの間にか創造神様の気配は消えていました。
うわー!ご褒美悩むぅー!!
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