10 / 11
冒険者になりました!
ランクアップ
しおりを挟む
お昼ご飯を食べた後、残りの依頼である店番をする為とあるお店に来ていた。
「あった!武器屋ケンザン!」
《ピキー!》
武器屋ケンザンは武器の販売と買取を行うお店で、懐の寂しい駆け出し冒険者でも利用できる武器屋である。
買い取った武器は錆を落とし、軽く研いで防錆用のオイルが塗られるので、錆びた武器は販売されていない。
今回店番の依頼を出した理由は、役所に行かないといけないのだが、年中無休なので行く暇が無いのである。
自分の店なんだから1日くらいお店閉めて行けば良いと思うのだが、店主の男は店を閉めると客が遠のくと思い込んでいる為、その選択肢は無かったのである。
お店に着いた琴葉は店番の説明を受けていた。
買い取り表と、損傷が激しいのは買い取らない。
販売は値札があるので大丈夫そうだった。
午後からだが、役所の用事自体そんなに長時間掛かるものではないので、本当に短時間店番してもらえれば良いそうだ。
「ではお任せしますぞ!」
「任せて!」
《ピキー!》
店主はいそいそと出かけていった。
受付の背の高い椅子に軽くジャンプして座り、足をプラプラさせること30分、1人目のお客さんが入ってきた。
「おや?オヤジは居ないのか。まぁいいか。買い取りを頼む。」
1人目のお客さんは30代のおじさんで、中堅冒険者って感じだ。
カウンターに出した武器はショートソードと言われる刃渡り60センチほどの剣である。
鑑定で見ると、錆びは無し、歪みも無く、刃が少し欠けているが研げば問題ない範囲だとわかった。
「問題ないので銀貨8枚になります!」
「お、おう元気だな。その金額で構わない。」
売ったお金を皮袋の財布に入れたおじさんは、すぐにお店を出て行った。
どうやら新しい剣を手に入れたので古い剣を売り来ていたようだ。
「このショートソード手入れもしとこうかな?」
そう言いながら琴葉は剣に触れると、鍛治神の効果で新品同様、いやそれよりももっとすごい事になっていた。
[ミスリルショートソード]
状態保全
自己修復
切れ味上昇(大)
元は鉄のショートソードであったが、琴葉が手入れしようと思っただけで3ランクは上の素材になってしまったのだった。
付与もいれると5ランクは上である。
次に来たお客さんは20代前半くらいのお兄さんで、掘り出し物を探しに来たらしい。
そしてさっき琴葉が買い取りをして手入れでミスリルになったショートソードを発見し、是非売って欲しいと言ってきた。
だが、値段付けは店主に聞かないと出来ないと答えたところ、予約という事になった。
店主が帰って来れば値段が付くのだから、先に予約しておくという訳だ。
正直ミスリルの装備なんて王都でもなかなか作られない、それがこんな田舎の都市にあるのだから正に掘り出し物である。
3人目のお客さんは、買い取りカウンターにガシャガシャと武器を出していく。
剣、斧、槍、弓等全部で30本もあった。
大量に武器を持ち込んだ男は、でっぷりしていて、脂肪を蓄えた中年。
髪がだいぶ薄くなり、ほとんど見えている頭皮がテカっている。
顔はとてもイジワルそうだ。
事葉は鑑定を使って武器を振り分けていく。
買い取り出来るのは30本中5本だけであった。
「お、おい!これも買い取れよ!錆びも刃こぼれも無いだろうが!!」
「ん?この店はメッキされた木の武器は買い取りしてませんよ?」
「うぐっ!!しょ、証拠はあるのか?!無いんだったら訴えるぞ!」
「鑑定したらすぐにわかるじゃないですか!何言ってるんですか?」
《ピキー!》
「うぐぐっ!か、帰らせてもらう!!」
そういって出していた武器を両手に抱えてドカドカと慌ただしくお店から出て行った。
「悪い人だったね!」
《ピキー!》
☆
店主が出掛けてから約3時間程で帰ってきた。
その間に琴葉は、買い取りでナイフや剣を4本。
販売で解体用ナイフを10本売っていた。
「思ったよりお客さん来たみたいですな!特にミスも無いようなので依頼書にはキチンと書いときますぞ!」
「わーい!ありがとう!」
琴葉が帰った後、店主は琴葉が買い取った元鉄のミスリルショートソードをを見て驚くのであった。
☆
なんとか日が暮れる前に全ての依頼が終わり、ニコニコしながらギルドへ報告へ向かう。
時刻は午後5時前、冒険者が依頼報告の為にギルドに戻り始める時間帯でもある。
ギルドはとても混んでいた。
琴葉は小さい体を活かし入り口付近の混み合った場所をスイスイ進みギルド内へ入り、一番列の短い所に並ぶのだった。丸子は小さいので更に素早く冒険者達の足元を移動していた。
大人しく丸子を両手に持ちぷにぷにしていると琴葉の番が来た。
短い列を選んだだけなのだが、その受付は朝依頼処理をしてくれたミレーヌさんだった。
「ミレーヌさん!依頼全部終わったよ!」
《ピキー!》
「お疲れさまでしたコトハちゃん。確認しますね。・・・・・・はい、全て完了していますね。処理をしますので、カードを出してください。」
「はい!」
《ピキッ!》
ミレーヌさんはカードを受け取ると、謎機械にカードを差し込み何やら操作をしはじめた。
「お待たせしました。今回の依頼でCランクにアップしましたよ。」
「Cランク!わーい!やったー!」
《ピキー♪》
琴葉は手に持っていた丸子を上に放り投げカードを受け取った。
上に投げられた丸子は見事に琴葉の頭に着地し喜んでいる。
「明日からCランク依頼ですね。コトハちゃん用に依頼を用意しておくので、明日の朝私の所まで来てくださいね。」
「わかったー!」
《ピキー!》
ガヤガヤザワザワと周りが騒がしくなり、何だろう?と見回すと一人の体毛濃いめのゴリマッチョのおっさんが琴葉の前までやってきた。
「俺様はまだDランクだってのに、こんなガキがCランクだとぉ?おい!受付!ギルドの査定おかしいだろが!!」
「コトハちゃんは真面目に選り好みせず依頼をこなしているのでランクアップが早かったのです。ヤッコブさんは討伐依頼ばかり受けて、その大半を失敗していますよね?だからランクアップ出来ないんですよ。」
丁寧な説明を受けるヤッコブというおっさんは顔が真っ赤になり鼻息も荒くなっていく。
「ふざけんじゃねぇ!!討伐依頼なんざ魔物をぶっ殺せば終わりだろが!それを「傷だらけにするな」だの「内蔵を傷つけるな」だの細かい事いって依頼失敗扱いしやがって!!」
「なんだ、おじさん狩り下手なんだね!狩りは肉や皮、角、牙なんかを使うために狩るんだよ?殺すために狩ると思ってるおじさんは只の暴れん坊だね!」
「ガキがぁ!!」
ブチ切れたヤッコブが琴葉に殴りかかるが、その拳を琴葉に掴まれ勢いよく捻られた。
腕を捻られたヤッコブは身体を扇風機のハネの様に空中で回転させ床にドチャッ!と叩きつけられた。
琴葉が上手いこと回したので叩きつけられた以外のダメージは無かった。
「がはっ!・・・うっ!ゲボっ!!」
叩きつけられたヤッコブは立ち上がろうとするが、とんでもない速さで回された為とんでもなく回転酔いしていて嘔吐してしまった。
「うわっ!汚い!《浄化》!」
ヤッコブから出た食べられないもんじゃ焼きは琴葉の浄化で綺麗サッパリ無くなり、更に浄化した床は聖域並に神聖な感じになっていた。
ギルド内は騒然としていたがマイペースな琴葉は今日はもうギルドに用事がないと人の隙間を縫ってギルドの外にアッサリ出ていってしまった。
ギルド内の騒ぎはミレーヌを筆頭にギルド職員によって沈静化された。
しかしその場にいた冒険者達は「コトハという少女は一体何者なんだ?」と疑問に思うのだった。
「あった!武器屋ケンザン!」
《ピキー!》
武器屋ケンザンは武器の販売と買取を行うお店で、懐の寂しい駆け出し冒険者でも利用できる武器屋である。
買い取った武器は錆を落とし、軽く研いで防錆用のオイルが塗られるので、錆びた武器は販売されていない。
今回店番の依頼を出した理由は、役所に行かないといけないのだが、年中無休なので行く暇が無いのである。
自分の店なんだから1日くらいお店閉めて行けば良いと思うのだが、店主の男は店を閉めると客が遠のくと思い込んでいる為、その選択肢は無かったのである。
お店に着いた琴葉は店番の説明を受けていた。
買い取り表と、損傷が激しいのは買い取らない。
販売は値札があるので大丈夫そうだった。
午後からだが、役所の用事自体そんなに長時間掛かるものではないので、本当に短時間店番してもらえれば良いそうだ。
「ではお任せしますぞ!」
「任せて!」
《ピキー!》
店主はいそいそと出かけていった。
受付の背の高い椅子に軽くジャンプして座り、足をプラプラさせること30分、1人目のお客さんが入ってきた。
「おや?オヤジは居ないのか。まぁいいか。買い取りを頼む。」
1人目のお客さんは30代のおじさんで、中堅冒険者って感じだ。
カウンターに出した武器はショートソードと言われる刃渡り60センチほどの剣である。
鑑定で見ると、錆びは無し、歪みも無く、刃が少し欠けているが研げば問題ない範囲だとわかった。
「問題ないので銀貨8枚になります!」
「お、おう元気だな。その金額で構わない。」
売ったお金を皮袋の財布に入れたおじさんは、すぐにお店を出て行った。
どうやら新しい剣を手に入れたので古い剣を売り来ていたようだ。
「このショートソード手入れもしとこうかな?」
そう言いながら琴葉は剣に触れると、鍛治神の効果で新品同様、いやそれよりももっとすごい事になっていた。
[ミスリルショートソード]
状態保全
自己修復
切れ味上昇(大)
元は鉄のショートソードであったが、琴葉が手入れしようと思っただけで3ランクは上の素材になってしまったのだった。
付与もいれると5ランクは上である。
次に来たお客さんは20代前半くらいのお兄さんで、掘り出し物を探しに来たらしい。
そしてさっき琴葉が買い取りをして手入れでミスリルになったショートソードを発見し、是非売って欲しいと言ってきた。
だが、値段付けは店主に聞かないと出来ないと答えたところ、予約という事になった。
店主が帰って来れば値段が付くのだから、先に予約しておくという訳だ。
正直ミスリルの装備なんて王都でもなかなか作られない、それがこんな田舎の都市にあるのだから正に掘り出し物である。
3人目のお客さんは、買い取りカウンターにガシャガシャと武器を出していく。
剣、斧、槍、弓等全部で30本もあった。
大量に武器を持ち込んだ男は、でっぷりしていて、脂肪を蓄えた中年。
髪がだいぶ薄くなり、ほとんど見えている頭皮がテカっている。
顔はとてもイジワルそうだ。
事葉は鑑定を使って武器を振り分けていく。
買い取り出来るのは30本中5本だけであった。
「お、おい!これも買い取れよ!錆びも刃こぼれも無いだろうが!!」
「ん?この店はメッキされた木の武器は買い取りしてませんよ?」
「うぐっ!!しょ、証拠はあるのか?!無いんだったら訴えるぞ!」
「鑑定したらすぐにわかるじゃないですか!何言ってるんですか?」
《ピキー!》
「うぐぐっ!か、帰らせてもらう!!」
そういって出していた武器を両手に抱えてドカドカと慌ただしくお店から出て行った。
「悪い人だったね!」
《ピキー!》
☆
店主が出掛けてから約3時間程で帰ってきた。
その間に琴葉は、買い取りでナイフや剣を4本。
販売で解体用ナイフを10本売っていた。
「思ったよりお客さん来たみたいですな!特にミスも無いようなので依頼書にはキチンと書いときますぞ!」
「わーい!ありがとう!」
琴葉が帰った後、店主は琴葉が買い取った元鉄のミスリルショートソードをを見て驚くのであった。
☆
なんとか日が暮れる前に全ての依頼が終わり、ニコニコしながらギルドへ報告へ向かう。
時刻は午後5時前、冒険者が依頼報告の為にギルドに戻り始める時間帯でもある。
ギルドはとても混んでいた。
琴葉は小さい体を活かし入り口付近の混み合った場所をスイスイ進みギルド内へ入り、一番列の短い所に並ぶのだった。丸子は小さいので更に素早く冒険者達の足元を移動していた。
大人しく丸子を両手に持ちぷにぷにしていると琴葉の番が来た。
短い列を選んだだけなのだが、その受付は朝依頼処理をしてくれたミレーヌさんだった。
「ミレーヌさん!依頼全部終わったよ!」
《ピキー!》
「お疲れさまでしたコトハちゃん。確認しますね。・・・・・・はい、全て完了していますね。処理をしますので、カードを出してください。」
「はい!」
《ピキッ!》
ミレーヌさんはカードを受け取ると、謎機械にカードを差し込み何やら操作をしはじめた。
「お待たせしました。今回の依頼でCランクにアップしましたよ。」
「Cランク!わーい!やったー!」
《ピキー♪》
琴葉は手に持っていた丸子を上に放り投げカードを受け取った。
上に投げられた丸子は見事に琴葉の頭に着地し喜んでいる。
「明日からCランク依頼ですね。コトハちゃん用に依頼を用意しておくので、明日の朝私の所まで来てくださいね。」
「わかったー!」
《ピキー!》
ガヤガヤザワザワと周りが騒がしくなり、何だろう?と見回すと一人の体毛濃いめのゴリマッチョのおっさんが琴葉の前までやってきた。
「俺様はまだDランクだってのに、こんなガキがCランクだとぉ?おい!受付!ギルドの査定おかしいだろが!!」
「コトハちゃんは真面目に選り好みせず依頼をこなしているのでランクアップが早かったのです。ヤッコブさんは討伐依頼ばかり受けて、その大半を失敗していますよね?だからランクアップ出来ないんですよ。」
丁寧な説明を受けるヤッコブというおっさんは顔が真っ赤になり鼻息も荒くなっていく。
「ふざけんじゃねぇ!!討伐依頼なんざ魔物をぶっ殺せば終わりだろが!それを「傷だらけにするな」だの「内蔵を傷つけるな」だの細かい事いって依頼失敗扱いしやがって!!」
「なんだ、おじさん狩り下手なんだね!狩りは肉や皮、角、牙なんかを使うために狩るんだよ?殺すために狩ると思ってるおじさんは只の暴れん坊だね!」
「ガキがぁ!!」
ブチ切れたヤッコブが琴葉に殴りかかるが、その拳を琴葉に掴まれ勢いよく捻られた。
腕を捻られたヤッコブは身体を扇風機のハネの様に空中で回転させ床にドチャッ!と叩きつけられた。
琴葉が上手いこと回したので叩きつけられた以外のダメージは無かった。
「がはっ!・・・うっ!ゲボっ!!」
叩きつけられたヤッコブは立ち上がろうとするが、とんでもない速さで回された為とんでもなく回転酔いしていて嘔吐してしまった。
「うわっ!汚い!《浄化》!」
ヤッコブから出た食べられないもんじゃ焼きは琴葉の浄化で綺麗サッパリ無くなり、更に浄化した床は聖域並に神聖な感じになっていた。
ギルド内は騒然としていたがマイペースな琴葉は今日はもうギルドに用事がないと人の隙間を縫ってギルドの外にアッサリ出ていってしまった。
ギルド内の騒ぎはミレーヌを筆頭にギルド職員によって沈静化された。
しかしその場にいた冒険者達は「コトハという少女は一体何者なんだ?」と疑問に思うのだった。
0
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
26番目の王子に転生しました。今生こそは健康に大地を駆け回れる身体に成りたいです。
克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー。男はずっと我慢の人生を歩んできた。先天的なファロー四徴症という心疾患によって、物心つく前に大手術をしなければいけなかった。手術は成功したものの、術後の遺残症や続発症により厳しい運動制限や生活習慣制限を課せられる人生だった。激しい運動どころか、体育の授業すら見学するしかなかった。大好きな犬や猫を飼いたくても、「人獣共通感染症」や怪我が怖くてペットが飼えなかった。その分勉強に打ち込み、色々な資格を散り、知識も蓄えることはできた。それでも、自分が本当に欲しいものは全て諦めなければいいけない人生だった。だが、気が付けば異世界に転生していた。代償のような異世界の人生を思いっきり楽しもうと考えながら7年の月日が過ぎて……
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
紫電の射手 勇者パーティで無能扱いされて追放しかし、雷に打たれて世界最強の魔法剣士に!
秋水
ファンタジー
最強の炎属性魔法使いの父と最強の水属性魔法使いの母から生まれ常識では測れないほどの魔力量を誇るイグナール・フォン・バッハシュタイン。
両親の力を引き継ぎ、絶大な魔力量を誇り最強の魔法使いになると約束されたイグナールは15歳の誕生日に魔王討伐の勇者パーティに加入。それから2年、イグナールは魔法が一切使えず勇者パーティから無能認定され、追放されてしまう。その日、豪雨の中途方に暮れていたら雷に打たれ重傷を負ってしまう。
奇跡的に助かったイグナールは雷魔法を取得、底なしの魔力と合わさり世界最強の魔法剣士へと成り上がり魔王討伐を目指す!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる