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図書委員会13
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図書委員会は、2月中旬から奥寺とのコンビが何度か続いた後、3月13日月曜日。ゆっことの最後の図書委員会だった。この日は、妙にお客が多かった。お陰で、ゆっこと話をする暇もなかった。でも、今日は助手のゆっこは、僕の司書の仕事が終わった後、夕陽を背にして僕に話しかけた。
「ツー君、今までお世話になりました。一年間、いろいろあったね。楽しかった。」
彼女はなんだかいつもよりもしおらしく、栗色の瞳は、潮の香りがした。満潮を思わせた。
「ゆっこちゃん、こちらこそ、ありがとう。ゆっこちゃんと出会えて、一緒に図書委員会出来て、本当に楽しかった。」
その一言を言い終えた後、お互いを見つめ合ったまま、しばらくの時間が流れた。珍しく、僕が沈黙を破った。
「ゆっこちゃん、僕の秘密、結局、いくつ知ってたのかな」
ゆっこは、ふふんと笑って、指を折って数えだした。
「うーんと。まず、新聞配達。そして、広島への転校。それから、武田くんの事。いつもいつも、宿題届けてたね。偉いなぁって。後、幼稚園のボランティアも。」
ゆっこは、4つも秘密を知って、つらかった。と笑いながら話した。笑う彼女の目には光が宿っていた。
「ツー君、今までお世話になりました。一年間、いろいろあったね。楽しかった。」
彼女はなんだかいつもよりもしおらしく、栗色の瞳は、潮の香りがした。満潮を思わせた。
「ゆっこちゃん、こちらこそ、ありがとう。ゆっこちゃんと出会えて、一緒に図書委員会出来て、本当に楽しかった。」
その一言を言い終えた後、お互いを見つめ合ったまま、しばらくの時間が流れた。珍しく、僕が沈黙を破った。
「ゆっこちゃん、僕の秘密、結局、いくつ知ってたのかな」
ゆっこは、ふふんと笑って、指を折って数えだした。
「うーんと。まず、新聞配達。そして、広島への転校。それから、武田くんの事。いつもいつも、宿題届けてたね。偉いなぁって。後、幼稚園のボランティアも。」
ゆっこは、4つも秘密を知って、つらかった。と笑いながら話した。笑う彼女の目には光が宿っていた。
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