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第69話 もふもふタイム突入!
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ーーーーー
モルの進化を開始いたします。
ーーーーー
レアパピーへの進化を選択すると信之にシステム音が聞こえてきた。
恐らく、モルにもシステム音が聞こえているだろう。
モルは目を閉じてその場に寝そべる。
すると、すぐにモルの体が白く発光する。
「凄い光だな。」
「私たちも進化するときこんな感じで光ってたのかな?」
「全員気絶していたから気付かなかったが、もしかしたら光っていたのかもな。」
「光の中ではどんなこと起きてるんだろ~?」
発光がかなり強いので、モルの体がどうなっているかは目視できない。
しかし、そこまで時間はかからずに光は治まっていった。
「こ、これは…。」
「え…?今までのモルちゃんと全然違う!?」
「…大きくなってますね…。」
「あれ~?耳が長くなった~?」
今までのモルは、3キロ無い程度の大きさで、耳は立った犬であったが、
進化後の体重は倍くらいはありそうだ。
毛の色は変わらず白だが、毛が長くなっており程よく縮れて触ったらとてもふかふかそうな毛質になっていた。
さらに、耳が長くなっており、立っていた耳は前側に垂れている。
「大分変わったけど、そのつぶらな瞳でモルだと一目でわかるな…。」
進化はすれど、つぶらな瞳は変わらずのようだ。
「確かにね。これがあってのモルちゃんだよね!」
「わふん!」
「自分はモルだって言ってるな。わかっているよ、モル。」
信之は進化したモルのおなかを撫でる。
「よしよし…はッ!?なんだこれは…!?」
「ど、どうしたの?」
異常な驚きを見せる信之にイリスは心配する。
「なんという…、なんという手触りだ!?撫でる手を離すことができない…まさかこれは、俺を虜にするためのモルに備わった新たなスキルなのか!?」
「…」
信之の意味不明な発言に三人はジト目となる。
「まったく、それは流石に大げさすぎるよー。モルちゃん、私にも撫でさせてね?」
そう言って、イリスもモルのおなかを撫でると…
「な…なにこれ…。凄い手触り…ずっと触ってたいよ!?」
「だよな、過言じゃないだろ?」
「うん、これは凄いよ!…もう我慢できない!」
イリスはモルに抱き着く。
モルはイリスの突然の行動にビクッとなったが何とか持ちこたえる。
「ふわー…幸せ…。」
「奏も触りたいよ~!」
「…ぼ、僕も…。」
この後、もふもふタイムに突入し、モルのモフレベルの高さに完全に虜となってしまう四人であった。
◇◆◇◆◇◆
「コホン…。さて、そろそろモルのステータスの確認とレベル上げを行おうではないか…。」
「はーい!」
「わ、わふ…。」
結局小一時間ほどモフられたモル。
少し疲れているようだ。
ーーーーーーー
モル
種族 レアパピー☆0
称号 つぶらな瞳・魅惑のモフ
Lv 1/50
HP 60
MP 33
ATK 25
DEF 16
INT 16
AGE 13
ーーーーーーー
「進化で大分強くなったな。」
「体が大きくなったことも強くなったのに関係があるのかもね!」
「魅惑のモフは最強の称号だよね~!」
「間違いない…。」
「わふん!」
モルは自慢げな顔だ。
「よし、じゃあメタルハントショートソードを咥えて、メタルスライムを倒すぞ!」
「わふ!!」
モルは軽々とメタルハントショートソードを咥え、近くのメタルスライムに向かって走る。
「モル、メタルスライムの中にある丸いものを壊すんだ!」
「わふっ!」
モルは頭を振ってメタルスライムを切り刻む。
一撃で核を破壊することはできなかったが、何度も頭を振って切り刻むことにより核を破壊することが出来た。
「すご~い!モルちゃん頭良い~!」
奏は拍手してモルを称賛する。
「よし、これならレベル上げられそうだな。どんどんレベルを上げていこう!」
その後メタルスライムを狩り続け、モルのレベルが40を超えたあたりでモルが急に動かなくなった。
「どうした、モル。何かあったのか?」
「くぅ~ん。」
「な、なるほど…。」
「モルちゃんなんて言ってるの?」
「レベル上げ…飽きたって…。」
どうやらモルは、レベル上げで同じことを繰り返すのに飽きてしまったようだ。
「そっか。モルちゃんとしてはレベル上げなんて考えは無くて、遊び感覚でやってた感じだもんね。」
ゲーマーどころか人ではないモルには、レベル上げという概念は無く、主人である信之の命令に従って遊び感覚で同じことを行っていた。
だが、何回も同じことを行うことで飽きが来てしまったようだ。
「でも、もっとモルちゃんが強くなって今後どんなのに進化するか気になるなぁ。」
「それは俺も同意だ。だが、モルは飽きちゃっているしな…。」
イリスと信之は悩む。
「…経験値の間ではなく、ダンジョンをクリアしに行くというのはどうでしょう?ここと比べたら経験値は多くないかもしれませんが、別の場所、別のモンスターならモルも気分転換になるかもしれません。」
「なるほど、ダンジョンか。」
「久々だね、行ってみよっか!」
「わ~!ダンジョン初めてだ~!」
「わふ!」
信之たちはダンジョンへ向かうことにした。
モルの進化を開始いたします。
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レアパピーへの進化を選択すると信之にシステム音が聞こえてきた。
恐らく、モルにもシステム音が聞こえているだろう。
モルは目を閉じてその場に寝そべる。
すると、すぐにモルの体が白く発光する。
「凄い光だな。」
「私たちも進化するときこんな感じで光ってたのかな?」
「全員気絶していたから気付かなかったが、もしかしたら光っていたのかもな。」
「光の中ではどんなこと起きてるんだろ~?」
発光がかなり強いので、モルの体がどうなっているかは目視できない。
しかし、そこまで時間はかからずに光は治まっていった。
「こ、これは…。」
「え…?今までのモルちゃんと全然違う!?」
「…大きくなってますね…。」
「あれ~?耳が長くなった~?」
今までのモルは、3キロ無い程度の大きさで、耳は立った犬であったが、
進化後の体重は倍くらいはありそうだ。
毛の色は変わらず白だが、毛が長くなっており程よく縮れて触ったらとてもふかふかそうな毛質になっていた。
さらに、耳が長くなっており、立っていた耳は前側に垂れている。
「大分変わったけど、そのつぶらな瞳でモルだと一目でわかるな…。」
進化はすれど、つぶらな瞳は変わらずのようだ。
「確かにね。これがあってのモルちゃんだよね!」
「わふん!」
「自分はモルだって言ってるな。わかっているよ、モル。」
信之は進化したモルのおなかを撫でる。
「よしよし…はッ!?なんだこれは…!?」
「ど、どうしたの?」
異常な驚きを見せる信之にイリスは心配する。
「なんという…、なんという手触りだ!?撫でる手を離すことができない…まさかこれは、俺を虜にするためのモルに備わった新たなスキルなのか!?」
「…」
信之の意味不明な発言に三人はジト目となる。
「まったく、それは流石に大げさすぎるよー。モルちゃん、私にも撫でさせてね?」
そう言って、イリスもモルのおなかを撫でると…
「な…なにこれ…。凄い手触り…ずっと触ってたいよ!?」
「だよな、過言じゃないだろ?」
「うん、これは凄いよ!…もう我慢できない!」
イリスはモルに抱き着く。
モルはイリスの突然の行動にビクッとなったが何とか持ちこたえる。
「ふわー…幸せ…。」
「奏も触りたいよ~!」
「…ぼ、僕も…。」
この後、もふもふタイムに突入し、モルのモフレベルの高さに完全に虜となってしまう四人であった。
◇◆◇◆◇◆
「コホン…。さて、そろそろモルのステータスの確認とレベル上げを行おうではないか…。」
「はーい!」
「わ、わふ…。」
結局小一時間ほどモフられたモル。
少し疲れているようだ。
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モル
種族 レアパピー☆0
称号 つぶらな瞳・魅惑のモフ
Lv 1/50
HP 60
MP 33
ATK 25
DEF 16
INT 16
AGE 13
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「進化で大分強くなったな。」
「体が大きくなったことも強くなったのに関係があるのかもね!」
「魅惑のモフは最強の称号だよね~!」
「間違いない…。」
「わふん!」
モルは自慢げな顔だ。
「よし、じゃあメタルハントショートソードを咥えて、メタルスライムを倒すぞ!」
「わふ!!」
モルは軽々とメタルハントショートソードを咥え、近くのメタルスライムに向かって走る。
「モル、メタルスライムの中にある丸いものを壊すんだ!」
「わふっ!」
モルは頭を振ってメタルスライムを切り刻む。
一撃で核を破壊することはできなかったが、何度も頭を振って切り刻むことにより核を破壊することが出来た。
「すご~い!モルちゃん頭良い~!」
奏は拍手してモルを称賛する。
「よし、これならレベル上げられそうだな。どんどんレベルを上げていこう!」
その後メタルスライムを狩り続け、モルのレベルが40を超えたあたりでモルが急に動かなくなった。
「どうした、モル。何かあったのか?」
「くぅ~ん。」
「な、なるほど…。」
「モルちゃんなんて言ってるの?」
「レベル上げ…飽きたって…。」
どうやらモルは、レベル上げで同じことを繰り返すのに飽きてしまったようだ。
「そっか。モルちゃんとしてはレベル上げなんて考えは無くて、遊び感覚でやってた感じだもんね。」
ゲーマーどころか人ではないモルには、レベル上げという概念は無く、主人である信之の命令に従って遊び感覚で同じことを行っていた。
だが、何回も同じことを行うことで飽きが来てしまったようだ。
「でも、もっとモルちゃんが強くなって今後どんなのに進化するか気になるなぁ。」
「それは俺も同意だ。だが、モルは飽きちゃっているしな…。」
イリスと信之は悩む。
「…経験値の間ではなく、ダンジョンをクリアしに行くというのはどうでしょう?ここと比べたら経験値は多くないかもしれませんが、別の場所、別のモンスターならモルも気分転換になるかもしれません。」
「なるほど、ダンジョンか。」
「久々だね、行ってみよっか!」
「わ~!ダンジョン初めてだ~!」
「わふ!」
信之たちはダンジョンへ向かうことにした。
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