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第63話 閑話_2 テニプをねらえ
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なんだか、体育館から大きな歓声が聞こえてきた。男子のバスケが凄く盛り上がってるんだね~。
「さあ、女子はテニスをやるよ!このグループに別れて!」
あ、奏はあっちのグループだ~!
「音羽さん、そっちじゃなくてこっちだよ?」
「ほぇ?わかった~!」
右と左に別れるだけだったのに間違えちゃった…。
グループに別れて、そこで総当たり戦?ていうのをやるらしいんだよね。
とりあえず勝てばいいんだってさ!
「私の相手は~、ん…越後リョーコちゃん?」
「…ふっ、まだまだだね。」
ベリーショートで白と青の帽子を被った子が、私の対戦相手なんだって。
ちょっと男の子っぽくて可愛い!
奏とリョーコちゃんはコートに入った。
「いくよ。」
そう言うと、リョーコちゃんはサーブを打った。
あ、そういえば奏、テニスってどうやるか分からないや。
「とりあえず、打ち返せばいいのかな?」
多分相手のコートの中にボールを返せばいいんだよね!
「えい~。」
「なっ!」
リョーコちゃんは、なんだか驚きながらボールを返してきたよ。
奏がボールを返せると思わなかったのかな?
「ちょいや~!」
テニスって楽しいね~!
前だったらもう息上がってたかもしれないな~って思いながらリョーコちゃんのコートにボールを返したよ。
「今だ!ドライブG!」
かっこいい名前とともにリョーコちゃんが打ち返してきた。
「名前かっこいいね!私も~。奏ゾーン!!」
「な、なんだと!?」
奏ゾーンって言っても何やるか全然考えてないんだよね。
とりあえず、左側のコートの手前にボール返せばいいかな。
「くっ!と、届かない!?」
ポトッってボールがリョーコちゃんのコートに落ちた。
「わ~い!勝った~!」
「ふっ。こ、このくらいで勝ったとか…まだまだだね。」
あ、まだ終わってなかった。
でも、テニスのやり方もわかったし、このまま勝つぞ~!
…5分後
「ばか…な…。」
「今度こそ勝てた~!」
その後は、なんか蛇みたいに腕をぐねーんってして、コートの外からボールを返してくる人とか、どこかの国のフォーメーション?とか色んな人と勝負したよ!
ちゃんとその人達に勝つことができた。
時間的に次が最後かな~?
「あなたが奏ね…とても強いじゃない。あたくしと勝負なさい。」
え?金髪で縦にロールした髪型の人が出てきたよ?
校則的に大丈夫なのかなぁ?
「お趙夫人!」
「おちょうふじん?」
よく分からないけど、有名な人なのかな?
でも金髪なんだから有名だよね。不良なのかなぁ?
「奏からサーブでいい?」
「よくってよ!」
よくってよ?どういう意味だろ…ちょっと何言ってるか分からないけど、良いってことかな?
「いっくよ~。」
奏が打ったボールは、おちょうふじんのコートに入ったんだけど、おちょうふじんが動かない。
あれ、もしかしてボール見えてない?
大丈夫かな?このままだと、お腹にボール当たるけど…。
「ぐふぉ!!?」
「「お、お趙夫人!!」」
あ、ボールがこっちに帰ってきた。
テニスってもしかしてお腹で返すのも有りなのかな…?
結局、おちょうふじんはあの後調子が悪いって言って奏が勝ったよ!
体育が終わって蒼汰と話したんだけど、蒼汰は凄い活躍したんだって。
ふふん、お姉ちゃんとして鼻が高いよ!
次の授業は、歴史だったんだけど先生の顔を見て授業が始まってから記憶がないんだよね。
ん~、勉強頑張らなきゃって思ってるんだけど、目をちょっとだけ瞑って開くと授業が終わってるんだよね。世の中不思議だね~。
「…お姉ちゃん、帰ろう。」
そうこうしているうちに、もう下校時間になっちゃった。
先生に怒られたのと、テニスしたこと以外記憶に無いけど楽しかったからいっか!
「うん!蒼汰帰ろ~!」
一緒に帰ってると、凄いパトカーがたくさん走ってるのに気付いた。
「…なにかあったのかな?」
「なんだろうね~。行ってみる?」
パトカーは目で見える範囲のところに止まっていたから、蒼汰と一緒にその場に向かった。
「皆さん、離れてください!危険です!中には銀行強盗がいますから!」
「…強盗だってさ、お姉ちゃん。」
パトカーが止まっている先には銀行があって、そこで強盗がいるみたい。
「人質が捕まってるんだってさ。」
「強盗は一人じゃないんだろう?」
「ステータス獲得している奴じゃないのか?」
「ステータス持っていたら普通の人じゃ勝てないよな。あの銀行にいた人達、かわいそうに…。」
周りの人の声が聞こえてくる。
「蒼汰~。」
蒼汰を呼んだら、凄い変な目で見られた。
この目知ってるよ!ジト目っていうんでしょ。
「…はぁ。中の人助けたいっていうんでしょ?」
「あれれ?なんでわかったの?」
「…お姉ちゃんの事は大体わかるよ…。」
「そっかぁ、さっすが蒼汰!でもこのまま行ったらまずいよね?」
「…まずすぎるよ。変装してから行こうか。」
蒼汰と一緒に人がいないところに向かう。
「ここなら、カメラも無いし大丈夫かな。」
「おっけ~!じゃあ変装しちゃおう!」
フルートを取り出して、仮装曲を奏でる。
「…蟲よ、僕の姿を変えて。」
蒼汰は擬態っていうスキルで変装したよ。
姿は信にぃとイリスねぇと一緒の黒いローブに仮面だよ!
仮面は、狐の半面で目と鼻が隠れる仮面にしたの。
口も隠れちゃうとフルート吹けないからね。
色は白色なんだけど、ところどころに金と赤が入っているよ!
蒼汰も同じで黒いローブに仮面。
仮面は、狐の仮面で口も隠れるタイプ。
色は黒色だけど、奏のと同じようにところどころに金と赤が入っているよ!
「…行こう、お姉ちゃん。」
「うん!」
「さあ、女子はテニスをやるよ!このグループに別れて!」
あ、奏はあっちのグループだ~!
「音羽さん、そっちじゃなくてこっちだよ?」
「ほぇ?わかった~!」
右と左に別れるだけだったのに間違えちゃった…。
グループに別れて、そこで総当たり戦?ていうのをやるらしいんだよね。
とりあえず勝てばいいんだってさ!
「私の相手は~、ん…越後リョーコちゃん?」
「…ふっ、まだまだだね。」
ベリーショートで白と青の帽子を被った子が、私の対戦相手なんだって。
ちょっと男の子っぽくて可愛い!
奏とリョーコちゃんはコートに入った。
「いくよ。」
そう言うと、リョーコちゃんはサーブを打った。
あ、そういえば奏、テニスってどうやるか分からないや。
「とりあえず、打ち返せばいいのかな?」
多分相手のコートの中にボールを返せばいいんだよね!
「えい~。」
「なっ!」
リョーコちゃんは、なんだか驚きながらボールを返してきたよ。
奏がボールを返せると思わなかったのかな?
「ちょいや~!」
テニスって楽しいね~!
前だったらもう息上がってたかもしれないな~って思いながらリョーコちゃんのコートにボールを返したよ。
「今だ!ドライブG!」
かっこいい名前とともにリョーコちゃんが打ち返してきた。
「名前かっこいいね!私も~。奏ゾーン!!」
「な、なんだと!?」
奏ゾーンって言っても何やるか全然考えてないんだよね。
とりあえず、左側のコートの手前にボール返せばいいかな。
「くっ!と、届かない!?」
ポトッってボールがリョーコちゃんのコートに落ちた。
「わ~い!勝った~!」
「ふっ。こ、このくらいで勝ったとか…まだまだだね。」
あ、まだ終わってなかった。
でも、テニスのやり方もわかったし、このまま勝つぞ~!
…5分後
「ばか…な…。」
「今度こそ勝てた~!」
その後は、なんか蛇みたいに腕をぐねーんってして、コートの外からボールを返してくる人とか、どこかの国のフォーメーション?とか色んな人と勝負したよ!
ちゃんとその人達に勝つことができた。
時間的に次が最後かな~?
「あなたが奏ね…とても強いじゃない。あたくしと勝負なさい。」
え?金髪で縦にロールした髪型の人が出てきたよ?
校則的に大丈夫なのかなぁ?
「お趙夫人!」
「おちょうふじん?」
よく分からないけど、有名な人なのかな?
でも金髪なんだから有名だよね。不良なのかなぁ?
「奏からサーブでいい?」
「よくってよ!」
よくってよ?どういう意味だろ…ちょっと何言ってるか分からないけど、良いってことかな?
「いっくよ~。」
奏が打ったボールは、おちょうふじんのコートに入ったんだけど、おちょうふじんが動かない。
あれ、もしかしてボール見えてない?
大丈夫かな?このままだと、お腹にボール当たるけど…。
「ぐふぉ!!?」
「「お、お趙夫人!!」」
あ、ボールがこっちに帰ってきた。
テニスってもしかしてお腹で返すのも有りなのかな…?
結局、おちょうふじんはあの後調子が悪いって言って奏が勝ったよ!
体育が終わって蒼汰と話したんだけど、蒼汰は凄い活躍したんだって。
ふふん、お姉ちゃんとして鼻が高いよ!
次の授業は、歴史だったんだけど先生の顔を見て授業が始まってから記憶がないんだよね。
ん~、勉強頑張らなきゃって思ってるんだけど、目をちょっとだけ瞑って開くと授業が終わってるんだよね。世の中不思議だね~。
「…お姉ちゃん、帰ろう。」
そうこうしているうちに、もう下校時間になっちゃった。
先生に怒られたのと、テニスしたこと以外記憶に無いけど楽しかったからいっか!
「うん!蒼汰帰ろ~!」
一緒に帰ってると、凄いパトカーがたくさん走ってるのに気付いた。
「…なにかあったのかな?」
「なんだろうね~。行ってみる?」
パトカーは目で見える範囲のところに止まっていたから、蒼汰と一緒にその場に向かった。
「皆さん、離れてください!危険です!中には銀行強盗がいますから!」
「…強盗だってさ、お姉ちゃん。」
パトカーが止まっている先には銀行があって、そこで強盗がいるみたい。
「人質が捕まってるんだってさ。」
「強盗は一人じゃないんだろう?」
「ステータス獲得している奴じゃないのか?」
「ステータス持っていたら普通の人じゃ勝てないよな。あの銀行にいた人達、かわいそうに…。」
周りの人の声が聞こえてくる。
「蒼汰~。」
蒼汰を呼んだら、凄い変な目で見られた。
この目知ってるよ!ジト目っていうんでしょ。
「…はぁ。中の人助けたいっていうんでしょ?」
「あれれ?なんでわかったの?」
「…お姉ちゃんの事は大体わかるよ…。」
「そっかぁ、さっすが蒼汰!でもこのまま行ったらまずいよね?」
「…まずすぎるよ。変装してから行こうか。」
蒼汰と一緒に人がいないところに向かう。
「ここなら、カメラも無いし大丈夫かな。」
「おっけ~!じゃあ変装しちゃおう!」
フルートを取り出して、仮装曲を奏でる。
「…蟲よ、僕の姿を変えて。」
蒼汰は擬態っていうスキルで変装したよ。
姿は信にぃとイリスねぇと一緒の黒いローブに仮面だよ!
仮面は、狐の半面で目と鼻が隠れる仮面にしたの。
口も隠れちゃうとフルート吹けないからね。
色は白色なんだけど、ところどころに金と赤が入っているよ!
蒼汰も同じで黒いローブに仮面。
仮面は、狐の仮面で口も隠れるタイプ。
色は黒色だけど、奏のと同じようにところどころに金と赤が入っているよ!
「…行こう、お姉ちゃん。」
「うん!」
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