27 / 109
第27話 ピエロはイケメンを処す
しおりを挟む
イリスは後ろを振り向くと、そこには壁に寄りかかっている蓮見悠助がいた。
「は、蓮見さん。」
「悠助って呼んでいいぜ?イリスなら許してやっからよ。」
悠助はそういうと、イリスに近づく。
「わ、私は行きません!もう、お誘いは遠慮いただけますか?その…、迷惑なので!」
ここできちんと言わないと、今後もずっと誘いに来ると思ったイリスは勇気を出して悠助を突き放す。
「はぁ?迷惑?何言ってんだ?てめえの考えなんてどうでもいいんだよ。俺が来いって言ったらくればいいんだよ!」
悠助は語気を強めて、横にある壁を殴る。壁はコンクリートでできているのだが、ひびが割れて欠片が落ちる。
「ひっ!」
イリスは、レベルが上がってからモンスターと対峙しても特に臆せずに戦うことができた。しかし目の前にいるのは人であり、人の言葉を発して怒鳴られることには慣れていない。イリスは頭が真っ白になり、恐怖で震えてしまう。
「ははっ!そんなビビんなよ!一緒についてくりゃぁいい思いさせてやんだからよ!」
そう言って悠助は、イリスの手を掴もうとするが…。
「や、やめてください!これ以上はあなたの事務所に連絡して警察とも相談させてもらいますよ!!」
マネージャーがイリスを助けようと声を荒げ、イリスの前に立つ。
(はっ!?)
頭が真っ白になっていたイリスは、正気に戻る。
(どうしよう!?このままだとマネージャーさんが危ない!)
イリスは、悠助が殴ったひび割れたコンクリートを見て、悠助がステータスを獲得しており、レベルも上がっていると気付く。
(私が、戦うしか…)
しかし、イリスは人と戦うことが怖かった、これはステータスは関係なく性格上の問題だ。
イリスが悩んでいると…
(あ、イリス?今大丈夫?ダンジョンの事について話そうと思ったんだけど。)
信之から念話が来る。
(信くん!助けて!)
イリスは目を見開き、信之に助けを求める
(!わかった。すぐ行く。)
信之は理由も聞かずにすぐに了承する。イリスにとってはそれがとてもありがたく、安心することができた。
「うぜぇんだよ!くそがっ!」
念話が終わったその時、悠助は怒鳴り、マネージャーを殴る。
「がっ!」
マネージャーは2メートルほど転がり倒れる。
「マネージャーさん!?」
イリスはマネージャーのもとへ走ろうとするが…
「おっと。イリス~、いうこと聞かねえ奴はお仕置きだぞ?今日は寝れねぇからな?」
悠助は、イリスの腕を掴む。その顔は醜悪に歪んでおり、イリスは怖気立つ。
離して!とイリスが声を出そうとしたところ。
「いやいや、今どきの若い子は勢いが良すぎるんじゃないかな?」
目の前にピエロが現れた。
「なっ!?てめぇ、どっから現れた!?」
驚いた悠助は、掴んでいたイリスの手を放し、後ろへ飛ぶ。
(信くん!)
(遅くなってごめんねイリス。助けに来たよ。)
助けに来た。この言葉にイリスは安堵し涙を流す。
(ありがとう…信くん。)
(おう!こいつは俺にまかせて、マネージャーさん助けてあげて。)
(うん!)
悠助から解放されているイリスは、走ってマネージャーのもとへ向かう。
「あ!イリス!勝手に動くんじゃねぇ!」
悠助はそれを見て怒鳴り上げるが、イリスは歯牙にもかけない。
その態度が許せない悠助は、イリスを追おうとするが。
「こらこら、君の相手は私だよ。」
シルクハットを抑えながら、信之は悠助の目の前に瞬間移動する。
「なっ!?て、てめぇ、ステータス持ってやがるな!?」
悠助は驚きながらも信之に話しかける。
「さぁ?どうだろうね?」
信之ははぐらかす。
ピエロの笑っているような顔も相まって、馬鹿にされたと感じた悠助は、怒りで顔を歪ませる。
「くそ野郎が!ぶっ殺してやる!」
人が来ることが考えられるテレビ局の駐車場ということを、既に頭から消えてしまった悠助は素手や蹴りで信之を攻撃する。
しかし、信之にはその攻撃は遅すぎた。
信之はシルクハットを片手で抑えながら、攻撃が当たる瞬間にまるで消えるように、攻撃を避ける。
「く…くそがあぁあああ!もう死ね!ファイアスピア!!」
苛立ちが頂点に達した悠助は、ファイアスピアを唱える。
ファイアスピアが信之のもとに飛んでくるが、信之は瞬間移動でそれを避ける。
ファイアスピアは駐車している誰かの車に着弾し、大きな音とともに燃え上がる。
誰の車かはわからないが…ご愁傷様状態である。
「あ~あ、やっちゃったねぇ。君大丈夫?これ完璧に犯罪だよ?」
信之がそう言うと、悠助は自分のやったことに気付き大きく目を見開く。
こうなることを見越して、信之はファイアスピアを止めずに回避したのだ。
「はっ、俺よりもてめえがやったことになんだろ!てめえみてえな不審者誰も信じねえしな!」
悠助は開き直り、信之が疑われると信じているようだ。
「君、ステータス獲得しているのにお馬鹿なのかな?ここには目撃者もいるし、監視カメラもある。誰がやったかなんて一目瞭然だよ?」
「…!」
論破された悠助は固まる。捕まることの想像や、捕まった時の言い逃れを考えているのだろう。
「まあ、頑張って罪を償いなよ。クックック。」
信之はさらに悠助を煽る。ここまで来たらそんなことをする必要もないのだが、信之も苛立っていた。
イリスがあそこまで焦り、懇願することなんて今までなかった。その原因となった目の前の男のことが許せなかったからだ。
「ちっくしょぉおおおお!てめえだけでもぶっ殺してやる!!」
考えることをやめた悠助は、信之に殴りかかる。
「じゃ、こっちは正当防衛しなきゃね。」
信之はパンチを回避し、右手を悠助の腹部へもっていく。そして手を広げ魔法を放つ。
「ウインドインパクト」
「がふっ!?」
ウインドインパクトを放たれた悠助は勢いよく吹き飛ぶ。
ウインドインパクトは射程距離が圧倒的に短いが、威力はそれなりに高い魔法だ。
「さて、これで終わりかな。」
(イリス、マネージャーさんはどう?)
(まだ目を覚まさないみたい。ヒールをかけたから、もう大丈夫だと思う。)
どうやらマネージャーは、気絶しているようだ。イリスが魔法を使えることがバレずに済みそうだと信之は考えた。
「あれ!?悠助さん!?いったい何が!?」
「きゃっ!悠助くん!?」
どうやら人が来たようだ。
「あ、あそこにピエロがいるぞ!」
「後ろにいるの、イリスちゃんじゃない!?」
「警察!警察を呼ぼう!」
「あぁーー!?僕の車がぁあああ!」
(イリス、帰るの遅くなっちゃいそうだね。)
(あ…そっか…説明しなきゃだもんね。)
イリスは、この件を警察や周りの人に説明する必要があると思うと少し億劫になった。
(でも、これであの人からもう狙われることはないと思うから、そこは凄く安心できそう。)
(そうだね。これで捕まれば万事解決だな。)
(うん、ありがとう。信くん。)
イリスは嬉しそうに微笑む。
(はいよ!じゃあ、俺は行くわ。また今度ね!)
信之はテレポートを使用し、その場から去る。
数十分後に警察が来て、イリスは事情聴取を受けた。
悠助やマネージャーは救急車で運ばれ入院するようだ。
その後、警察は駐車場の監視カメラを確認し、悠助がストーカー行為や暴力、破壊行為を行っていることを確認し、悠助に逮捕状が出る。
が、しかし…。
病院に搬送された悠助は次の日、姿を消すのであった…。
「は、蓮見さん。」
「悠助って呼んでいいぜ?イリスなら許してやっからよ。」
悠助はそういうと、イリスに近づく。
「わ、私は行きません!もう、お誘いは遠慮いただけますか?その…、迷惑なので!」
ここできちんと言わないと、今後もずっと誘いに来ると思ったイリスは勇気を出して悠助を突き放す。
「はぁ?迷惑?何言ってんだ?てめえの考えなんてどうでもいいんだよ。俺が来いって言ったらくればいいんだよ!」
悠助は語気を強めて、横にある壁を殴る。壁はコンクリートでできているのだが、ひびが割れて欠片が落ちる。
「ひっ!」
イリスは、レベルが上がってからモンスターと対峙しても特に臆せずに戦うことができた。しかし目の前にいるのは人であり、人の言葉を発して怒鳴られることには慣れていない。イリスは頭が真っ白になり、恐怖で震えてしまう。
「ははっ!そんなビビんなよ!一緒についてくりゃぁいい思いさせてやんだからよ!」
そう言って悠助は、イリスの手を掴もうとするが…。
「や、やめてください!これ以上はあなたの事務所に連絡して警察とも相談させてもらいますよ!!」
マネージャーがイリスを助けようと声を荒げ、イリスの前に立つ。
(はっ!?)
頭が真っ白になっていたイリスは、正気に戻る。
(どうしよう!?このままだとマネージャーさんが危ない!)
イリスは、悠助が殴ったひび割れたコンクリートを見て、悠助がステータスを獲得しており、レベルも上がっていると気付く。
(私が、戦うしか…)
しかし、イリスは人と戦うことが怖かった、これはステータスは関係なく性格上の問題だ。
イリスが悩んでいると…
(あ、イリス?今大丈夫?ダンジョンの事について話そうと思ったんだけど。)
信之から念話が来る。
(信くん!助けて!)
イリスは目を見開き、信之に助けを求める
(!わかった。すぐ行く。)
信之は理由も聞かずにすぐに了承する。イリスにとってはそれがとてもありがたく、安心することができた。
「うぜぇんだよ!くそがっ!」
念話が終わったその時、悠助は怒鳴り、マネージャーを殴る。
「がっ!」
マネージャーは2メートルほど転がり倒れる。
「マネージャーさん!?」
イリスはマネージャーのもとへ走ろうとするが…
「おっと。イリス~、いうこと聞かねえ奴はお仕置きだぞ?今日は寝れねぇからな?」
悠助は、イリスの腕を掴む。その顔は醜悪に歪んでおり、イリスは怖気立つ。
離して!とイリスが声を出そうとしたところ。
「いやいや、今どきの若い子は勢いが良すぎるんじゃないかな?」
目の前にピエロが現れた。
「なっ!?てめぇ、どっから現れた!?」
驚いた悠助は、掴んでいたイリスの手を放し、後ろへ飛ぶ。
(信くん!)
(遅くなってごめんねイリス。助けに来たよ。)
助けに来た。この言葉にイリスは安堵し涙を流す。
(ありがとう…信くん。)
(おう!こいつは俺にまかせて、マネージャーさん助けてあげて。)
(うん!)
悠助から解放されているイリスは、走ってマネージャーのもとへ向かう。
「あ!イリス!勝手に動くんじゃねぇ!」
悠助はそれを見て怒鳴り上げるが、イリスは歯牙にもかけない。
その態度が許せない悠助は、イリスを追おうとするが。
「こらこら、君の相手は私だよ。」
シルクハットを抑えながら、信之は悠助の目の前に瞬間移動する。
「なっ!?て、てめぇ、ステータス持ってやがるな!?」
悠助は驚きながらも信之に話しかける。
「さぁ?どうだろうね?」
信之ははぐらかす。
ピエロの笑っているような顔も相まって、馬鹿にされたと感じた悠助は、怒りで顔を歪ませる。
「くそ野郎が!ぶっ殺してやる!」
人が来ることが考えられるテレビ局の駐車場ということを、既に頭から消えてしまった悠助は素手や蹴りで信之を攻撃する。
しかし、信之にはその攻撃は遅すぎた。
信之はシルクハットを片手で抑えながら、攻撃が当たる瞬間にまるで消えるように、攻撃を避ける。
「く…くそがあぁあああ!もう死ね!ファイアスピア!!」
苛立ちが頂点に達した悠助は、ファイアスピアを唱える。
ファイアスピアが信之のもとに飛んでくるが、信之は瞬間移動でそれを避ける。
ファイアスピアは駐車している誰かの車に着弾し、大きな音とともに燃え上がる。
誰の車かはわからないが…ご愁傷様状態である。
「あ~あ、やっちゃったねぇ。君大丈夫?これ完璧に犯罪だよ?」
信之がそう言うと、悠助は自分のやったことに気付き大きく目を見開く。
こうなることを見越して、信之はファイアスピアを止めずに回避したのだ。
「はっ、俺よりもてめえがやったことになんだろ!てめえみてえな不審者誰も信じねえしな!」
悠助は開き直り、信之が疑われると信じているようだ。
「君、ステータス獲得しているのにお馬鹿なのかな?ここには目撃者もいるし、監視カメラもある。誰がやったかなんて一目瞭然だよ?」
「…!」
論破された悠助は固まる。捕まることの想像や、捕まった時の言い逃れを考えているのだろう。
「まあ、頑張って罪を償いなよ。クックック。」
信之はさらに悠助を煽る。ここまで来たらそんなことをする必要もないのだが、信之も苛立っていた。
イリスがあそこまで焦り、懇願することなんて今までなかった。その原因となった目の前の男のことが許せなかったからだ。
「ちっくしょぉおおおお!てめえだけでもぶっ殺してやる!!」
考えることをやめた悠助は、信之に殴りかかる。
「じゃ、こっちは正当防衛しなきゃね。」
信之はパンチを回避し、右手を悠助の腹部へもっていく。そして手を広げ魔法を放つ。
「ウインドインパクト」
「がふっ!?」
ウインドインパクトを放たれた悠助は勢いよく吹き飛ぶ。
ウインドインパクトは射程距離が圧倒的に短いが、威力はそれなりに高い魔法だ。
「さて、これで終わりかな。」
(イリス、マネージャーさんはどう?)
(まだ目を覚まさないみたい。ヒールをかけたから、もう大丈夫だと思う。)
どうやらマネージャーは、気絶しているようだ。イリスが魔法を使えることがバレずに済みそうだと信之は考えた。
「あれ!?悠助さん!?いったい何が!?」
「きゃっ!悠助くん!?」
どうやら人が来たようだ。
「あ、あそこにピエロがいるぞ!」
「後ろにいるの、イリスちゃんじゃない!?」
「警察!警察を呼ぼう!」
「あぁーー!?僕の車がぁあああ!」
(イリス、帰るの遅くなっちゃいそうだね。)
(あ…そっか…説明しなきゃだもんね。)
イリスは、この件を警察や周りの人に説明する必要があると思うと少し億劫になった。
(でも、これであの人からもう狙われることはないと思うから、そこは凄く安心できそう。)
(そうだね。これで捕まれば万事解決だな。)
(うん、ありがとう。信くん。)
イリスは嬉しそうに微笑む。
(はいよ!じゃあ、俺は行くわ。また今度ね!)
信之はテレポートを使用し、その場から去る。
数十分後に警察が来て、イリスは事情聴取を受けた。
悠助やマネージャーは救急車で運ばれ入院するようだ。
その後、警察は駐車場の監視カメラを確認し、悠助がストーカー行為や暴力、破壊行為を行っていることを確認し、悠助に逮捕状が出る。
が、しかし…。
病院に搬送された悠助は次の日、姿を消すのであった…。
10
お気に入りに追加
1,261
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる