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第25話 イリスのことが心配でたまらなくなりました。
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「ここが、経験値の間!!あっ!メタルスライム~!!!」
信之はイリスと共に経験値の間へ転移した。転移した途端にイリスはメタルスライム発見し、特攻した。
「あ…ちょ…。」
「えいっ!」
イリスはメタルスライムに向かって魔法を放つが、メタルスライムはビクともしない。
「あっ!メタルスライムだから魔法が無効なのね。えいっ!」
「おーい、イリスさんやーい」
レベル上げオタクとなったイリスには信之の声は届かない。
イリスは、武闘家のスキルである爆裂拳を使用する。通常のモンスターであれば一撃一撃重い打撃が繰り出され、相手へダメージを与えられるのだが…。
「むぅ…。効果が全く無い…。」
メタルスライムにダメージは全く入っていないようだ。
「イリスー。メタルスライムはこの剣じゃないと倒せないよー。」
信之は異次元収納から、メタルハントショートソードを取り出して、イリスに再度声を掛ける。
「ふぇ?そうなの?」
イリスはやっと信之の声掛けに気づき、メタルハントショートソードを手に取る。
「こいつで、メタルスライムの中にある核を壊してね。」
「はい!行ってきます!」
そう言って、そこまで遠くないメタルスライムに対してブーストを使って一瞬で距離を詰める。余程早くメタルスライムの経験値を獲得したいのだろう。
「メタルスライムさん、ごめんなさい!えいっ!」
全く罪を感じていなそうな謝罪をしながら、イリスはメタルスライムの核を破壊する。
「ふ、ふわ~!?信くん!すっごく、すっごくレベル上がったよぅ!?」
オタク様は大喜びである。
「レベルアップおめでとう!ここなら沢山レベル上げができるね。」
「うん!たっくさんメタルスライムさん倒すねっ!」
信之はイリスを祝う反面、驚きを隠せないことがあった。
(あれ?俺もレベル上がってる?)
どうやらイリスが倒したメタルスライム分の経験値を獲得していたようだ。
しかもイリスが倒した際の80%分の経験値ではなく、信之がいつも獲得している経験値分を手に入れている。
(これってもしかして、沢山契約すればするほど、俺のレベル上げ、めっちゃ効率良くなる?え、ヤバすぎん?)
「どうしたの?信くん。」
いきなり固まった信之に訝しむイリス。
「あ、ごめんごめん。どうやらイリスの倒したメタルスライムの経験値が俺にも入ってくるようなんだ。」
「え、そうなの?じゃあ私がいっぱい倒せば倒すほど、私も信くんもレベルアップするってことだね?」
「うん、そうなる。」
「嬉しい!これでお世話になっている信くんに、少しでもお返しができる!」
「う、うん、ありがとう。」
なんだかヒモになった気分の信之。
「イリスー、そろそろ終わりにして、戻ってご飯食べない~?」
経験値の間にてレベル上げを行ってどのくらいの時間が経ったか…。信之は、忘れかけていたお店にまだ残っているご飯が食べたくなり、イリスを呼ぶ。
「あ、はーい!もどろ~!」
それなりに離れていたはずのイリスは、凄い速さで信之の目の前に来る。
「は、はや…。イリスどのくらい強くなったの?」
「えっと。とりあえず武闘家がレベルMAXになって、突破できるようになったから、武闘家を☆2にして、魔法士に戻って今☆4まであげたよ?」
長い時間狩っているなと思ったら、かなりレベルが上がっていたみたいだ。
イリスが異様に速く感じたのは武闘家が素早さの伸びが良い為だろう。
因みに最初だけはメタルスライムと戦ったが、それ以降は2階層へ降りメタルヒュージスライムを狩っていた。
「あ、今ステータスを信くんに見せてあげたいって思ったら、見せれるようになったよ!見せることを承諾すれば他の人にも見てもらえるみたい!」
「あ、そうなの?てか俺に見せて大丈夫?」
「うん!信くんに見てほしいなって思ってたの!」
イリスが可愛いことを言ってくれて、頬が緩む信之。
…だが、緩んだ頬はすぐに引き締まることになる…。
ーーーーーーー
神谷イリス
職業 魔法士☆4
種族 人間
称号 銀髪の天使・レベル上げオタク
Lv 40/70
HP 600
MP 3200
ATK 580(645)
DEF 300
INT 1620
AGI 421
スキルポイント 10280
スキル
「鑑定」、「獲得経験値増加Lv3」(※指輪効果)、「せいけん突き」、「サマーソルトキック」、「爆裂拳」、「飛連脚」、「狼双牙」、「獅子連弾」、「雷霆掌」、「気功弾」、「ファイアショット」、「アイスショット」、「ウインドショット」、「ストーンショット」、「ストーンシールド」、「ピット」、「ストーングレイブ」、「ブースと」「魔力操作」、「魔装召喚」、「テレポート」、「瞬間移動」、「ヒール」、「ワイドヒール」、「エクスヒール」、「ファイアスピア」、「アイススピア」、「ウインドスピア」、「ストーンスピア」、「サンダーブレード」、「エクスプロージョン」、「サイクロン」、「MP消費軽減Lv6」…etc
転職が可能です。
ーーーーーーー
(あ、どうしよう…この子、お嫁に行けるのかな…。)
強さの意味でも、称号の意味でもそんなことを思ってしまう信之であった。
信之はイリスと共に経験値の間へ転移した。転移した途端にイリスはメタルスライム発見し、特攻した。
「あ…ちょ…。」
「えいっ!」
イリスはメタルスライムに向かって魔法を放つが、メタルスライムはビクともしない。
「あっ!メタルスライムだから魔法が無効なのね。えいっ!」
「おーい、イリスさんやーい」
レベル上げオタクとなったイリスには信之の声は届かない。
イリスは、武闘家のスキルである爆裂拳を使用する。通常のモンスターであれば一撃一撃重い打撃が繰り出され、相手へダメージを与えられるのだが…。
「むぅ…。効果が全く無い…。」
メタルスライムにダメージは全く入っていないようだ。
「イリスー。メタルスライムはこの剣じゃないと倒せないよー。」
信之は異次元収納から、メタルハントショートソードを取り出して、イリスに再度声を掛ける。
「ふぇ?そうなの?」
イリスはやっと信之の声掛けに気づき、メタルハントショートソードを手に取る。
「こいつで、メタルスライムの中にある核を壊してね。」
「はい!行ってきます!」
そう言って、そこまで遠くないメタルスライムに対してブーストを使って一瞬で距離を詰める。余程早くメタルスライムの経験値を獲得したいのだろう。
「メタルスライムさん、ごめんなさい!えいっ!」
全く罪を感じていなそうな謝罪をしながら、イリスはメタルスライムの核を破壊する。
「ふ、ふわ~!?信くん!すっごく、すっごくレベル上がったよぅ!?」
オタク様は大喜びである。
「レベルアップおめでとう!ここなら沢山レベル上げができるね。」
「うん!たっくさんメタルスライムさん倒すねっ!」
信之はイリスを祝う反面、驚きを隠せないことがあった。
(あれ?俺もレベル上がってる?)
どうやらイリスが倒したメタルスライム分の経験値を獲得していたようだ。
しかもイリスが倒した際の80%分の経験値ではなく、信之がいつも獲得している経験値分を手に入れている。
(これってもしかして、沢山契約すればするほど、俺のレベル上げ、めっちゃ効率良くなる?え、ヤバすぎん?)
「どうしたの?信くん。」
いきなり固まった信之に訝しむイリス。
「あ、ごめんごめん。どうやらイリスの倒したメタルスライムの経験値が俺にも入ってくるようなんだ。」
「え、そうなの?じゃあ私がいっぱい倒せば倒すほど、私も信くんもレベルアップするってことだね?」
「うん、そうなる。」
「嬉しい!これでお世話になっている信くんに、少しでもお返しができる!」
「う、うん、ありがとう。」
なんだかヒモになった気分の信之。
「イリスー、そろそろ終わりにして、戻ってご飯食べない~?」
経験値の間にてレベル上げを行ってどのくらいの時間が経ったか…。信之は、忘れかけていたお店にまだ残っているご飯が食べたくなり、イリスを呼ぶ。
「あ、はーい!もどろ~!」
それなりに離れていたはずのイリスは、凄い速さで信之の目の前に来る。
「は、はや…。イリスどのくらい強くなったの?」
「えっと。とりあえず武闘家がレベルMAXになって、突破できるようになったから、武闘家を☆2にして、魔法士に戻って今☆4まであげたよ?」
長い時間狩っているなと思ったら、かなりレベルが上がっていたみたいだ。
イリスが異様に速く感じたのは武闘家が素早さの伸びが良い為だろう。
因みに最初だけはメタルスライムと戦ったが、それ以降は2階層へ降りメタルヒュージスライムを狩っていた。
「あ、今ステータスを信くんに見せてあげたいって思ったら、見せれるようになったよ!見せることを承諾すれば他の人にも見てもらえるみたい!」
「あ、そうなの?てか俺に見せて大丈夫?」
「うん!信くんに見てほしいなって思ってたの!」
イリスが可愛いことを言ってくれて、頬が緩む信之。
…だが、緩んだ頬はすぐに引き締まることになる…。
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神谷イリス
職業 魔法士☆4
種族 人間
称号 銀髪の天使・レベル上げオタク
Lv 40/70
HP 600
MP 3200
ATK 580(645)
DEF 300
INT 1620
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スキルポイント 10280
スキル
「鑑定」、「獲得経験値増加Lv3」(※指輪効果)、「せいけん突き」、「サマーソルトキック」、「爆裂拳」、「飛連脚」、「狼双牙」、「獅子連弾」、「雷霆掌」、「気功弾」、「ファイアショット」、「アイスショット」、「ウインドショット」、「ストーンショット」、「ストーンシールド」、「ピット」、「ストーングレイブ」、「ブースと」「魔力操作」、「魔装召喚」、「テレポート」、「瞬間移動」、「ヒール」、「ワイドヒール」、「エクスヒール」、「ファイアスピア」、「アイススピア」、「ウインドスピア」、「ストーンスピア」、「サンダーブレード」、「エクスプロージョン」、「サイクロン」、「MP消費軽減Lv6」…etc
転職が可能です。
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(あ、どうしよう…この子、お嫁に行けるのかな…。)
強さの意味でも、称号の意味でもそんなことを思ってしまう信之であった。
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