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晃生誕2 俺の手で善がる、お前

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「な……に、……ッア!?」
 俺を煽るために弄って見せ付けてきたことはある。でもそれ以外では自分で慰めるなんて一切しない男が、よく分からないという顔をした。それも、生地の向こうの雄に吸い付かれるまでだけど。
 困惑している旭陽の先端らしき場所に吸い付き、下衣越しに歯で扱いてやる。

「ッあ、ぁっ、ィうッ! ぁ゛、っきら、ぁっ」
 背中から腰を柱に押し付け、両足は俺の肩に。当然床に足の付いていない体が、嫌がるように身を捩る。元々弄られるの得意じゃない場所な上に、かなり不安定な状態だもんな。
 でも降ろしてやることはせず、アナルに旭陽自身の指を押し付けさせる。
「ほら、旭陽……自分で、シてみせて? 拡げるんじゃなくって……旭陽が気持ちイイように」
「っな、……で、」
 僅かに指先をめり込ませれば、びくりと肩が震えた。困惑顔をされたから、素直に「俺が見たいから」と答えた。
 ……顔顰められちゃった。素直すぎたかな。
 何か言い換えようかとも思ったが、旭陽がぐっと唇を歯を立てたからそれどころじゃなくなった。
 離させようと手を伸ばすが、触れるよりも先に呻き声が降ってくる。

「っは、ぁ゛……っ」
 視線を落とせば、褐色の指が一本、旭陽のナカに消えていくところだった。
「ッィ゛、ゥッ、う゛……っ」
 湿り気が足りない所為か、痛みに顔を歪めながら指を押し込んでいる。
「ああ、ごめんな」
「ッヒ、ぁっ!」
 急いで身を乗り出し、旭陽の指が沈みつつある場所へ舌を伸ばす。まだ一本咥え込んでいる最中のアナルは容易く俺も受け入れてくれた。
 指と舌を同時に押し込まれるのは特に弱い男が、鋭い悲鳴と共に腰を跳ね上げる。

「ッァ、あ、ひぅうっ! っァき、らあっ! やっ、ぁ!」
「っん……ぁ、さひ……な、きもち、い? もっと、きもちい、かお、見せて……」

 嫌がって首を振っている男に笑いかけ、無理に掻き回しはせずに唾液を送り込む。流し込めるだけ、可能な限り。
 俺の言葉に、ひくりと蜜口が震えた。恥ずかしいのか? それとも、想像しただけで感じてる? どっちでも可愛いな。
「っは……ァッ、ん……っ」
 ゆっくりと、緩慢に指が動き始める。全部入りきらなかった指が根元まで埋まり、ずるずると引き抜かれていく。

「ッひ……ァ、ぁっ、んン……っ!」
 鈍間な速度で抜き差ししながら、指を曲げて腸壁を擦っている。抽挿されるのも、襞をかりかりされるのも、どっちも善いってこと? 全部好きなの、嬉しいなあ。
「ッは、アッぁんっ……!」
 ゆっくり舌を抜いていけば、俺の腕に掴まれている腰ががくがくと揺れた。身を起こして男の裾を掴み上げ、薄い唇に布を押し付ける。
「旭陽、咥えてて?」
 強請る声音を出してみる。噛み付かれるかな。
 そしたら無理矢理拘束してやろうと思ってたけど、震える唇は案外あっさりと強張りを薄れさせた。開いた唇に旭陽自身の裾を上げた状態にしてもらえば、キスマークだらけの胸板を晒し出される状態になる。
 即座に尖った乳首に吸い付き、傷付けないギリギリの力で牙を食い込ませた。

「ッヒぁ!? っぁ゛、ふぁっ、ャあッ」

 ガクッと跳ねた腰が、苦しそうに膨らみきった場所から水分を滲ませている。嬌声の拍子に零れた裾を元の位置に戻して、下衣の中に無理矢理手を突っ込む。
 はは、びしゃびしゃだ。分かってたけど、イったんだな? 可愛い、旭陽。いっぱい愛でてやりたいけど、でも今日はもっと意地悪してやりたい気分だ。
「ッぃ゛、ぅ、う……っ!」
 今にも下衣が破れそうなほど膨らませた状態じゃ、さぞ前が痛んでいるはずだ。でも押し付けた裾を噛み締める男は、身を震わせながらぐっと息を飲み込んでいる。
 ……脱がせろって言ってこないのか? 痛いだろうにな……
 不思議に思いながらも、殆ど脱いでない状態で乱れている姿がもっと見たくてそのまま手を動かしてしまう。
「ッひぃっイあ!」
 硬く膨らんでいる場所に指を巻き付け、強引に扱いてやる。いっそ服は破れても直せばいい。
 濡れそぶったペニスを少し手荒に刺激されて、旭陽が身を退け反らせた。どろりと手に体液が流れてくるのを感じながら、身を起こして唇を塞ぐ。
「ッぅ゛、ア、んぅう……っ」
 舌を絡めとれば、またとろりと新たな液体が流れてきた。今度は拒否されずに、旭陽からも舌が絡んでくる。
 嬉しくて俺も舌を絡めた時、微かな足音が聞こえた。

「っ……旭陽、誰かきた……」
「……っ!」

 そういえばここ、通路だった。影だけど。
 今更ながらに思い出す。善がる旭陽に集中したらすぐに忘れちゃうな。
 キスの合間に囁けば、とろんとした目で浸っていた旭陽もギクリと肩を強張らせた。
「ぁっ、きら、離……っン゛、んんぅッ!」
 ペニスから手を離させようとする腰を捕まえ、鈴口に爪を立てる。見開いた黄金からぼろりと雫が溢れた。
 旭陽、気持ちいい? お前、ここぐちゃぐちゃにされたらすぐ泣きじゃくってイき狂うもんなあ。

「ッん、ん゛ーーーッ! ぅ゛っ、ふゥうウ゛ッ! っぁ゛、ぅうッグッゥ゛……っ!」
 押し込めるだけ爪先を捻じ込み、強引に指を揺らして狭い場所を抉じ開けるように指を揺らす。
 電流に打たれたように総身を跳ね上げて、ビクビクと大きく揺れる男が大粒の涙を散らした。震える舌に歯を食い込ませれば、またびしゃりと手を濡らしてくる量が増える。

「……?」

 通り過ぎようとしていた足音が、不審がっている気配と共に速度を緩める。
 嬌声も呻き声も全部俺の中に取り込む勢いで、旭陽の喉奥まで舌を伸ばして塞ぐ。びくびくと震える口腔をじっとりと舐め回せば、逞しい腰が何度も小刻みに痙攣した。
 旭陽、ずっとイってる。嬉しい。高揚する気分のまま、喉口まで全て掻き回す。
「ーーーッッ゛! ーーーーッ゛っ゛……!!」
 精を零し続けている狭い孔も一緒にぐりぐりと抉じ開ければ、声にならない悲鳴を上げて大柄な体躯が激しく痙攣した。
 可愛い、旭陽。もっと感じて欲しい。
 跳ねる体が落ちないように柱へ強く押し付け、下衣をもう少しズラさせる。俺も前だけを寛げて、すぐに震える腰に腕を巻き付けた。
 ぼたぼたと涙を落としている瞳が、ふらりと揺れて俺を見る。微かに首が左右に動いた。
 こんな場所じゃいや? でも、今更止まれない。

 目を細めて笑いかけ、旭陽の指が挿入ったままのアナルをがちがちのペニスで貫いた。
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