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番外編
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「んぐっ……」
「っ旭陽、ごめっ……ッく、ぅ!?」
熱い奔流を叩き付けられ、旭陽が低く唸った。
咄嗟に謝ろうとして、先端に吸い付かれる快感に遮られる。
まだ精液を吐き出している鈴口に、尖った舌先が潜り込んでくる。
掘り返すように小さな孔を熱い舌が抉って、更に大きな衝動が込み上げた。
「ッぐ、クっ、ぁっ、さひ……っ!」
俺の股座に埋まっている頭を掴んで、無理矢理喉の奥まで突き込んでやりたい。
腹の底から湧き出す衝動を、唇を全力で噛み締めて堪える。
「ッん゛ンぅ、ゥ……っ、ふ、ンぅ……ッ!」
大量に射精し続ける陰茎から口を離さない男は、苦しそうに唸りながらも逆に自ら深く咥え込んでいく。
ごくごくとひっきりなしに響いている嚥下の音が、俺の頭を更に熱く火照らせた。
茎が熱い口腔に飲み込まれていき、喉の奥へ先端がぶつかる。
びくりと跳ねた体は、今度はゆっくりと俺を引き抜いていった。
「っぁ゛さ、ひ……ッ!」
気持ち良い場所から抜け出してしまう。
咄嗟に惜しむ声が出てしまうが、気にせずに旭陽が顔を引いていく。
ずるり、と薄い唇から太すぎる亀頭が抜け出した。
引き出された反動で大きく弾んだ陰茎が、軽く旭陽の頬を叩く。
「ッふ、ぁ、っ」
驚きの声を上げて、黄金が俺を見上げた。
「……ぁ、……さひ、」
ぽろぽろと涙を零す瞳が、燃えるような欲情を宿して煌めいた。
褐色も射干玉も大量の白で汚れている上に、まだ終わっていない吐精が旭陽を更に俺で染めていく。
それを拭おうともせず、荒い息を吐く唇が舌を伸ばした。
「っく、ッ」
「ッは、ぁ゛っ、ッハア……んっ……ッァ、ははっ……! 止まん、ねえな、あきらぁ……そんなに興奮したのか?」
断続的に溢れる白濁を一舐めして、旭陽が身を起こす。
広げられた両脚の間は明らかに変色している。
俺を咥えていただけなのに、旭陽の股座も先走りでは収まらない量の水分で濡れていた。
「おまえが、あんまり悦んでっから……ッおれも、移っちまった……ッぁ、ン……っ」
下着からはみ出して、真っ赤に染まった先端が顔を覗かせている。
後ろを弄る手は止めずに、俺の腰から離れた手が旭陽自身の亀頭へ触れた。
綺麗に整った爪先が、軽く鈴口へ突き立てられる。
「ッンぅっ」
かつて噛んだ日から、少し引っ掻いただけで絶頂するほど過敏になった場所だ。
自分で思っていた以上に感じたのか、びくりと肩が跳ねて手の動きが止まる。
少し躊躇った後、ゆっくりとまた引っ掻く。
「ひうっ」
ガクッと腰が揺れた。
止めるのかと思ったが、今度はそのまま指を動かしている。
「ッふ、アッ! っぁ、き、ッぁっんんン……ッ」
ぐち、ぐち、と水音が響いている。
いつもより少し控えめな声だが、感じきっている声だ。
欲情が口の水分を奪っていく。
今は触れられていないのに、俺の雄からは白の滴りが止まらない。
「っあき、らッ、ま……っだ、出てんじゃねえか……っ」
気付いた旭陽が、おかしそうに揶揄してくる。
「あ、ッたりまえだろ……っお前のそんな姿見て、興奮せずにいられるか……!」
返す声はどうしても掠れてしまう。
分かってるくせに。
旭陽の痴態が、俺にとって一番の媚薬だって。
俺の色に染まったお前が、自分で慰めてるんだぞ。
俺の所為で何処も彼処も過敏になった体を見せ付けて、気持ち良くて堪らないって声を上げてる。
なのに冷静でいられるわけ、ないだろ。
高揚のあまり少し怒り口調になった俺に、旭陽が紅潮した頬を歪めて笑い声を響かせた。
笑い事じゃない。
けど、愉しそうな旭陽にはつい見惚れてしまう。
面白がる視線を注いできていた男が、不意にぎゅっと目を瞑った。
「ッん」
かく、と腰が大きく揺れる。
「っは、……っ」
乱れた呼吸を繰り返しながら、俺の腰へと乗り上げてきた。
「旭陽……?」
俺の腹に手を突き、全く収まっていない熱へと腰を擦り付けてくる。
ああ、さっきのは後ろから指を引き抜いた時の反応か。
頭の隅で微かな思考が囁くが、意識まではもう届かない。
俺の上に跨った男が、また自分の服に手を掛けた。
ゆっくりと、今度は止まることなく素肌が晒されていく。
「旭陽ッ、触りたい……っ」
今にも引き千切ってしまいそうな手を堪えながら、どうしても震えてしまう声を絞り出した。
潤んだ黄金が俺を見る。
「かあわい、晃」
ふ、と唇が綻んで甘い声が囁いた。
可愛いのはお前だろ……!
言い返してやりたいが、痛みすら覚えるほど張り詰めた場所をなぞられて言葉を発するどころではない。
思わず腰が浮く俺に笑って、旭陽が自分の服をベッドの下に投げる。
外套裏の赤色が、目の前を横切って視界の外へ消えていった。
続いて俺の下肢へと手を掛けてくる。
「あ、旭陽?」
「ンだよ。おれに脱がされんのはヤなのか?」
「嫌じゃない、嬉しい! けど……!」
今そういうことされると、ますます興奮すんだって!
慌てている内に、黒い下衣と下着が剥がれて床へ落とされる。
「ん……」
血色が良い唇が緩み、今度は何にも遮られていない逸物へ触れてくる。
「……上は? 良いのか?」
旭陽とお揃いの上衣を示せば、解けた黄金がおれを映した。
視線が合ったことで、さっきまである程度保たれていた余裕が消えていることに気付く。
「いい……も、おまえを喰いてえ」
囁くように呟いて、上唇をそっと食んできた。
「ん、ぁ……っ」
柔らかな唇を舐め上げても、旭陽は顔を引かない。
そっと角度を変えて唇を塞げば、喉を震わせて甘い声を零した。
「あさひ……」
「ん、ン……ッ」
舌先に淡く吸い付いては、口腔の浅いところを辿る。
柔らかな刺激に留めた口付けを繰り返す。
甘ったるい、鼻にかかった声が耳を擽った。
甘やかしてやりたくなる声だ。
抱き締めようとして、手枷に邪魔をされる。
無意識に引き千切ろうとして耐えた時、放置されていた先端に何かが吸い付いてきた。
「んっ、!?」
顔を離して下肢を確認しようとするが、旭陽の腕が首筋に絡み付いてきて動きを止められる。
「んンぅ……ッ、っ」
唇を合わせたまま、旭陽が低く呻いた。
これ、もしかしなくても……
覚えのある快感に、視線を目の前の相貌へと戻す。
ぎゅっと目を瞑った男の肌は、さっきまでよりもずっと紅潮して益々美味そうな色付きになっていた。
鋭い犬歯が、薄い唇へと食い込む。
ず、ずぷぷっ。
並みの男の拳ほどはある亀頭が、狭い場所をくぐり抜けて熱い場所へと飲み込まれていった。
「ッっぁ゛、ひィうっ!」
逞しい体が仰け反り、びしゃりと白濁を互いの腹に散らした。
「っく、ぅ……ッ!」
強く締め付けられた俺も、熱い――旭陽のナカに精を注ぐ。
「ッんぁあっ! はっァあ、あ゛っ!」
俺に出されるだけでいつも絶頂している男は、今日も俺の上で二重の絶頂に襲われてがくがくと身を震わせている。
跳ねた拍子に離れた唇の震えと、口端から唾液が伝い落ちていく様が目に焼きついた。
「っ旭陽、ごめっ……ッく、ぅ!?」
熱い奔流を叩き付けられ、旭陽が低く唸った。
咄嗟に謝ろうとして、先端に吸い付かれる快感に遮られる。
まだ精液を吐き出している鈴口に、尖った舌先が潜り込んでくる。
掘り返すように小さな孔を熱い舌が抉って、更に大きな衝動が込み上げた。
「ッぐ、クっ、ぁっ、さひ……っ!」
俺の股座に埋まっている頭を掴んで、無理矢理喉の奥まで突き込んでやりたい。
腹の底から湧き出す衝動を、唇を全力で噛み締めて堪える。
「ッん゛ンぅ、ゥ……っ、ふ、ンぅ……ッ!」
大量に射精し続ける陰茎から口を離さない男は、苦しそうに唸りながらも逆に自ら深く咥え込んでいく。
ごくごくとひっきりなしに響いている嚥下の音が、俺の頭を更に熱く火照らせた。
茎が熱い口腔に飲み込まれていき、喉の奥へ先端がぶつかる。
びくりと跳ねた体は、今度はゆっくりと俺を引き抜いていった。
「っぁ゛さ、ひ……ッ!」
気持ち良い場所から抜け出してしまう。
咄嗟に惜しむ声が出てしまうが、気にせずに旭陽が顔を引いていく。
ずるり、と薄い唇から太すぎる亀頭が抜け出した。
引き出された反動で大きく弾んだ陰茎が、軽く旭陽の頬を叩く。
「ッふ、ぁ、っ」
驚きの声を上げて、黄金が俺を見上げた。
「……ぁ、……さひ、」
ぽろぽろと涙を零す瞳が、燃えるような欲情を宿して煌めいた。
褐色も射干玉も大量の白で汚れている上に、まだ終わっていない吐精が旭陽を更に俺で染めていく。
それを拭おうともせず、荒い息を吐く唇が舌を伸ばした。
「っく、ッ」
「ッは、ぁ゛っ、ッハア……んっ……ッァ、ははっ……! 止まん、ねえな、あきらぁ……そんなに興奮したのか?」
断続的に溢れる白濁を一舐めして、旭陽が身を起こす。
広げられた両脚の間は明らかに変色している。
俺を咥えていただけなのに、旭陽の股座も先走りでは収まらない量の水分で濡れていた。
「おまえが、あんまり悦んでっから……ッおれも、移っちまった……ッぁ、ン……っ」
下着からはみ出して、真っ赤に染まった先端が顔を覗かせている。
後ろを弄る手は止めずに、俺の腰から離れた手が旭陽自身の亀頭へ触れた。
綺麗に整った爪先が、軽く鈴口へ突き立てられる。
「ッンぅっ」
かつて噛んだ日から、少し引っ掻いただけで絶頂するほど過敏になった場所だ。
自分で思っていた以上に感じたのか、びくりと肩が跳ねて手の動きが止まる。
少し躊躇った後、ゆっくりとまた引っ掻く。
「ひうっ」
ガクッと腰が揺れた。
止めるのかと思ったが、今度はそのまま指を動かしている。
「ッふ、アッ! っぁ、き、ッぁっんんン……ッ」
ぐち、ぐち、と水音が響いている。
いつもより少し控えめな声だが、感じきっている声だ。
欲情が口の水分を奪っていく。
今は触れられていないのに、俺の雄からは白の滴りが止まらない。
「っあき、らッ、ま……っだ、出てんじゃねえか……っ」
気付いた旭陽が、おかしそうに揶揄してくる。
「あ、ッたりまえだろ……っお前のそんな姿見て、興奮せずにいられるか……!」
返す声はどうしても掠れてしまう。
分かってるくせに。
旭陽の痴態が、俺にとって一番の媚薬だって。
俺の色に染まったお前が、自分で慰めてるんだぞ。
俺の所為で何処も彼処も過敏になった体を見せ付けて、気持ち良くて堪らないって声を上げてる。
なのに冷静でいられるわけ、ないだろ。
高揚のあまり少し怒り口調になった俺に、旭陽が紅潮した頬を歪めて笑い声を響かせた。
笑い事じゃない。
けど、愉しそうな旭陽にはつい見惚れてしまう。
面白がる視線を注いできていた男が、不意にぎゅっと目を瞑った。
「ッん」
かく、と腰が大きく揺れる。
「っは、……っ」
乱れた呼吸を繰り返しながら、俺の腰へと乗り上げてきた。
「旭陽……?」
俺の腹に手を突き、全く収まっていない熱へと腰を擦り付けてくる。
ああ、さっきのは後ろから指を引き抜いた時の反応か。
頭の隅で微かな思考が囁くが、意識まではもう届かない。
俺の上に跨った男が、また自分の服に手を掛けた。
ゆっくりと、今度は止まることなく素肌が晒されていく。
「旭陽ッ、触りたい……っ」
今にも引き千切ってしまいそうな手を堪えながら、どうしても震えてしまう声を絞り出した。
潤んだ黄金が俺を見る。
「かあわい、晃」
ふ、と唇が綻んで甘い声が囁いた。
可愛いのはお前だろ……!
言い返してやりたいが、痛みすら覚えるほど張り詰めた場所をなぞられて言葉を発するどころではない。
思わず腰が浮く俺に笑って、旭陽が自分の服をベッドの下に投げる。
外套裏の赤色が、目の前を横切って視界の外へ消えていった。
続いて俺の下肢へと手を掛けてくる。
「あ、旭陽?」
「ンだよ。おれに脱がされんのはヤなのか?」
「嫌じゃない、嬉しい! けど……!」
今そういうことされると、ますます興奮すんだって!
慌てている内に、黒い下衣と下着が剥がれて床へ落とされる。
「ん……」
血色が良い唇が緩み、今度は何にも遮られていない逸物へ触れてくる。
「……上は? 良いのか?」
旭陽とお揃いの上衣を示せば、解けた黄金がおれを映した。
視線が合ったことで、さっきまである程度保たれていた余裕が消えていることに気付く。
「いい……も、おまえを喰いてえ」
囁くように呟いて、上唇をそっと食んできた。
「ん、ぁ……っ」
柔らかな唇を舐め上げても、旭陽は顔を引かない。
そっと角度を変えて唇を塞げば、喉を震わせて甘い声を零した。
「あさひ……」
「ん、ン……ッ」
舌先に淡く吸い付いては、口腔の浅いところを辿る。
柔らかな刺激に留めた口付けを繰り返す。
甘ったるい、鼻にかかった声が耳を擽った。
甘やかしてやりたくなる声だ。
抱き締めようとして、手枷に邪魔をされる。
無意識に引き千切ろうとして耐えた時、放置されていた先端に何かが吸い付いてきた。
「んっ、!?」
顔を離して下肢を確認しようとするが、旭陽の腕が首筋に絡み付いてきて動きを止められる。
「んンぅ……ッ、っ」
唇を合わせたまま、旭陽が低く呻いた。
これ、もしかしなくても……
覚えのある快感に、視線を目の前の相貌へと戻す。
ぎゅっと目を瞑った男の肌は、さっきまでよりもずっと紅潮して益々美味そうな色付きになっていた。
鋭い犬歯が、薄い唇へと食い込む。
ず、ずぷぷっ。
並みの男の拳ほどはある亀頭が、狭い場所をくぐり抜けて熱い場所へと飲み込まれていった。
「ッっぁ゛、ひィうっ!」
逞しい体が仰け反り、びしゃりと白濁を互いの腹に散らした。
「っく、ぅ……ッ!」
強く締め付けられた俺も、熱い――旭陽のナカに精を注ぐ。
「ッんぁあっ! はっァあ、あ゛っ!」
俺に出されるだけでいつも絶頂している男は、今日も俺の上で二重の絶頂に襲われてがくがくと身を震わせている。
跳ねた拍子に離れた唇の震えと、口端から唾液が伝い落ちていく様が目に焼きついた。
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