60 / 107
外伝
4
しおりを挟む
「んっ……ッご主人、慣れてなさすぎて、痛いとか感じる余裕もない? ……なら、もういっかなあ」
ちゅる、と微かな音と共に後ろに入っていたものが抜けた。
「ウルスス、もういいよ」
「ッぁ゛、げほっ!」
雄の頭を押さえ付けていた手から力が抜ける。
途端に銀の頭が肢の間から離れ、床に這い蹲った。
激しく咳き込む口から、涎にしては量が多い透明の液体が滴り落ちている。
あれは……まさか、私の……
ずっと顔を埋めてきていた場所を考え、かっと頭に血が集まる。
何に包まれていたのか、今更ながらに理解した。
そ、それはそうか。考えてみれば他に――
いや、何故初対面の人間に咥えられねばならない……!
「あー、ちゃんと飲み込まなきゃダメだって言ったのに。……ごめんね、ご主人。こいつ、全然知識もなかったヤツだから……許してやって、もらえるかなあ」
反応が追い付かずに固まっていると、背後の声が急に弱くなった。
思わず振り返る。
目が合った途端、軽すぎる口調の雄がへらりと笑う。
だが視線がはち合う直前、酷く不安げだった顔が見えていた。
自分のことではないのに、我が事のように心配しているのが嫌でも伝わってくる。
「……だ、ダメ、かな? なら、俺がアイツの分までご奉仕しちゃう! 俺、男相手も慣れてるからうんと気持ち良くできる自信があるよ。下手っぴなヤツは置いといて、俺を可愛がって欲しいな。……ね?」
青い目を彷徨わせてから、雄が視線を合わせてにっこりと微笑んだ。
さり気なく、私の体を自分の方へ向き直らせようとしている。
まだ顔を上げることもできない雄を庇っているのはバレバレだった。
「っぁ゛、まっ……ッげほ、ま゛、ってく、れ……っオ、レも……ッ!」
咳き込みながら、ガタイの良い雄も顔を上げた。
こちらはこちらで、相棒に全て押し付けるのは嫌らしい。
苦しげに涙を零しながら、自分もと訴えてきている。
そもそも、私の認識としては割と急に襲われたに等しいのだが。
何も強要しておらず、何も行なっていないというのに。
何故諸悪の根源のように怯えられなければならないのだ。
「まて……待て。少し落ち着いて話を聞け……」
頭が痛い。
ついでに、中途半端に煽られて張り詰めた性器も痛い。
手を翳して制止すれば、前後の雄は一応動きを止めた。
この人間共は、やはり魔王様が私に与えて下さった贄で合っていた。
贄様を浚った勇者共の一員だが、贄様が無体を働かれそうになった時に止めていたという理由で温情を与えられた生き残りどもだ。
自分たちがどういった立場なのか分からず戸惑っていた時、「溜まっているであろうサンドロの性欲処理を頼む」と仰せつかったらしい。
その時に、私が不要だと感じればすぐに魔王城に戻されることにもなると聞かされたのだとか。
魔王城に戻れば、今度こそ処刑される。ならば一魔族の性処理に使われる方が――
「そんなわけなかろう!!」
そこまで聞いて、我慢できずに叫んでしまった。
「魔王様が処刑しないと決めたなら、新たな問題を起こさぬ限り貴様らの命は保障されておるわ! 我が王は、そのような気まぐれで生命を扱う御方ではない!」
王の寛大なお心を疑われて、さっきとは違った意味で頭に血が昇った。怒りで瞳孔が細くなる。
人間にとっては、さぞ恐ろしい異形であったはずだ。
なのに二匹は視線を合わせて、ずっと張り詰めさせていた緊張が解けた笑みを浮かべた。
なんだ、おかしくなったか?
「……魔族って、自分の王様のことにそこまで怒るんだ」
「――感情など通用しない、おそろしい存在だとずっと聞いていたのにな」
何やら勝手に納得している。
こちらはまだ全く言い足りない。口を開こうとすれば、金と銀の頭が不意に下げられた。
「ごめんなさい。思い込みがすぎました」
「申し訳ない。……思えば、自分以外のことであれだけ必死になれる男だ。感情がないわけがなかった」
心から悔やんでいる声で、それぞれから謝罪を受ける。
……理解したなら、まあ許してやろう。
まだ言い募ってくるようなら手が滑りかねなかったが。
一息吐いて溜飲を下げた私に、四本の腕が伸びてきた。
「……おい?」
すり、と首筋に顔が擦り寄ってくる。
首筋に人間の熱い吐息が触れて、不可思議な感触が背中を走った。
「おい……まだ言わなければ分からないのか? 無理にする必要はないと……!」
「無理じゃなくって」
再び制止しようとした私に、背後から囁きが向けられる。
さっきまでと比べて、やけに熱を帯びた声だ。
「俺、なんか……ご主人、ちょっと可愛く見えてきた……気持ち良くしてあげたい」
な、なんだと……!?
人間とは明らかに異なる容姿の私に、まさかの言葉。
まだ媚びているのかと背後を振り返れば、少し甘さを帯びた金眼にぶつかった。
魔王様と贄様が向け合っているような、深い情愛が宿った瞳ではない。
だが先程までとは明らかに異なる、何らかの情が顔を出し始めている目だ。
「…………お、れは……」
目が合ったきり動けなくなっていると、私よりもエルマよりも熱い掌が太腿を滑った。
顔は背後を向いたまま、視線だけ正面に戻す。
涙を溢れさせながら、強い熱を帯びている銀眼と目が合った。
「っ……あ……くっ……」
顔を真っ赤に染め上げた姿に、体に掛かっていた呪縛が解けたようだった。
顔ごと前に向き直る。
もぞもぞと太い足を擦り合わせている雄の股間は、明らかに膨れていた。
「あ……つ、い……」
「……ウルスス、欲情してる?」
戸惑った声が背後から聞こえる。
そういえば、我々の体液は一部の人間にとっては催淫効果があったな。
互いの魔力差次第だが、龍は魔族の中でも魔力量が高い種族だ。
その幼体である竜人も、それなりに上位に位置する。
「ああ、……不用意に――く、咥えなどするからだ。今サキュバスを手配してやろう」
この状況から抜け出すために、というよりは単純に酷く辛そうな雄を解放してやろうと思った。
立ち上がろうとした私の腕を、熱い腕が掴む。
「ッお……オレ、は、貴方がいい……っ」
「…………なんだと?」
「……自分の、王のことで、一番怒れる……人間の、オレたちのことも、道具として扱わずに言葉を交わしてくれた――貴方が、いい…………」
荒い息を切らしながら、雄が微かに微笑む。
背後から、柔い手がそっと私の硬い頬を撫でた。
「……俺も、貴方がいいな。気持ち良くしたいって思ったのは、貴方だから」
身勝手な、ことを。
顔が歪む。
頭の中を、互いに庇い合う二匹の姿が過ぎった。
「…………仕方あるまい」
私は、人間が嫌いだ。
だが自分よりも仲間を優先できるこやつらは、まあ悪くない。
溜息と共に了承の言葉を零せば、男たちが表情を明るくした。
ちゅる、と微かな音と共に後ろに入っていたものが抜けた。
「ウルスス、もういいよ」
「ッぁ゛、げほっ!」
雄の頭を押さえ付けていた手から力が抜ける。
途端に銀の頭が肢の間から離れ、床に這い蹲った。
激しく咳き込む口から、涎にしては量が多い透明の液体が滴り落ちている。
あれは……まさか、私の……
ずっと顔を埋めてきていた場所を考え、かっと頭に血が集まる。
何に包まれていたのか、今更ながらに理解した。
そ、それはそうか。考えてみれば他に――
いや、何故初対面の人間に咥えられねばならない……!
「あー、ちゃんと飲み込まなきゃダメだって言ったのに。……ごめんね、ご主人。こいつ、全然知識もなかったヤツだから……許してやって、もらえるかなあ」
反応が追い付かずに固まっていると、背後の声が急に弱くなった。
思わず振り返る。
目が合った途端、軽すぎる口調の雄がへらりと笑う。
だが視線がはち合う直前、酷く不安げだった顔が見えていた。
自分のことではないのに、我が事のように心配しているのが嫌でも伝わってくる。
「……だ、ダメ、かな? なら、俺がアイツの分までご奉仕しちゃう! 俺、男相手も慣れてるからうんと気持ち良くできる自信があるよ。下手っぴなヤツは置いといて、俺を可愛がって欲しいな。……ね?」
青い目を彷徨わせてから、雄が視線を合わせてにっこりと微笑んだ。
さり気なく、私の体を自分の方へ向き直らせようとしている。
まだ顔を上げることもできない雄を庇っているのはバレバレだった。
「っぁ゛、まっ……ッげほ、ま゛、ってく、れ……っオ、レも……ッ!」
咳き込みながら、ガタイの良い雄も顔を上げた。
こちらはこちらで、相棒に全て押し付けるのは嫌らしい。
苦しげに涙を零しながら、自分もと訴えてきている。
そもそも、私の認識としては割と急に襲われたに等しいのだが。
何も強要しておらず、何も行なっていないというのに。
何故諸悪の根源のように怯えられなければならないのだ。
「まて……待て。少し落ち着いて話を聞け……」
頭が痛い。
ついでに、中途半端に煽られて張り詰めた性器も痛い。
手を翳して制止すれば、前後の雄は一応動きを止めた。
この人間共は、やはり魔王様が私に与えて下さった贄で合っていた。
贄様を浚った勇者共の一員だが、贄様が無体を働かれそうになった時に止めていたという理由で温情を与えられた生き残りどもだ。
自分たちがどういった立場なのか分からず戸惑っていた時、「溜まっているであろうサンドロの性欲処理を頼む」と仰せつかったらしい。
その時に、私が不要だと感じればすぐに魔王城に戻されることにもなると聞かされたのだとか。
魔王城に戻れば、今度こそ処刑される。ならば一魔族の性処理に使われる方が――
「そんなわけなかろう!!」
そこまで聞いて、我慢できずに叫んでしまった。
「魔王様が処刑しないと決めたなら、新たな問題を起こさぬ限り貴様らの命は保障されておるわ! 我が王は、そのような気まぐれで生命を扱う御方ではない!」
王の寛大なお心を疑われて、さっきとは違った意味で頭に血が昇った。怒りで瞳孔が細くなる。
人間にとっては、さぞ恐ろしい異形であったはずだ。
なのに二匹は視線を合わせて、ずっと張り詰めさせていた緊張が解けた笑みを浮かべた。
なんだ、おかしくなったか?
「……魔族って、自分の王様のことにそこまで怒るんだ」
「――感情など通用しない、おそろしい存在だとずっと聞いていたのにな」
何やら勝手に納得している。
こちらはまだ全く言い足りない。口を開こうとすれば、金と銀の頭が不意に下げられた。
「ごめんなさい。思い込みがすぎました」
「申し訳ない。……思えば、自分以外のことであれだけ必死になれる男だ。感情がないわけがなかった」
心から悔やんでいる声で、それぞれから謝罪を受ける。
……理解したなら、まあ許してやろう。
まだ言い募ってくるようなら手が滑りかねなかったが。
一息吐いて溜飲を下げた私に、四本の腕が伸びてきた。
「……おい?」
すり、と首筋に顔が擦り寄ってくる。
首筋に人間の熱い吐息が触れて、不可思議な感触が背中を走った。
「おい……まだ言わなければ分からないのか? 無理にする必要はないと……!」
「無理じゃなくって」
再び制止しようとした私に、背後から囁きが向けられる。
さっきまでと比べて、やけに熱を帯びた声だ。
「俺、なんか……ご主人、ちょっと可愛く見えてきた……気持ち良くしてあげたい」
な、なんだと……!?
人間とは明らかに異なる容姿の私に、まさかの言葉。
まだ媚びているのかと背後を振り返れば、少し甘さを帯びた金眼にぶつかった。
魔王様と贄様が向け合っているような、深い情愛が宿った瞳ではない。
だが先程までとは明らかに異なる、何らかの情が顔を出し始めている目だ。
「…………お、れは……」
目が合ったきり動けなくなっていると、私よりもエルマよりも熱い掌が太腿を滑った。
顔は背後を向いたまま、視線だけ正面に戻す。
涙を溢れさせながら、強い熱を帯びている銀眼と目が合った。
「っ……あ……くっ……」
顔を真っ赤に染め上げた姿に、体に掛かっていた呪縛が解けたようだった。
顔ごと前に向き直る。
もぞもぞと太い足を擦り合わせている雄の股間は、明らかに膨れていた。
「あ……つ、い……」
「……ウルスス、欲情してる?」
戸惑った声が背後から聞こえる。
そういえば、我々の体液は一部の人間にとっては催淫効果があったな。
互いの魔力差次第だが、龍は魔族の中でも魔力量が高い種族だ。
その幼体である竜人も、それなりに上位に位置する。
「ああ、……不用意に――く、咥えなどするからだ。今サキュバスを手配してやろう」
この状況から抜け出すために、というよりは単純に酷く辛そうな雄を解放してやろうと思った。
立ち上がろうとした私の腕を、熱い腕が掴む。
「ッお……オレ、は、貴方がいい……っ」
「…………なんだと?」
「……自分の、王のことで、一番怒れる……人間の、オレたちのことも、道具として扱わずに言葉を交わしてくれた――貴方が、いい…………」
荒い息を切らしながら、雄が微かに微笑む。
背後から、柔い手がそっと私の硬い頬を撫でた。
「……俺も、貴方がいいな。気持ち良くしたいって思ったのは、貴方だから」
身勝手な、ことを。
顔が歪む。
頭の中を、互いに庇い合う二匹の姿が過ぎった。
「…………仕方あるまい」
私は、人間が嫌いだ。
だが自分よりも仲間を優先できるこやつらは、まあ悪くない。
溜息と共に了承の言葉を零せば、男たちが表情を明るくした。
0
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
【本編完結済】悪役令息に転生したので死なないよう立ち回り始めたが何故か攻略対象達に執着されるように
なつさ
BL
前世でプレイしていたBLゲーム世界に転生。よりによって残忍な殺され方をする悪役令息『エヴァ・ヴィリエ』になってしまった!逃げようとするが突然現れた妖精に物語をねじ曲げると殺されると脅されてしまう。当初の悪役令息を演じつつも上手いこと逃げる準備をしていたのだが段々攻略対象達の様子がおかしくなってきて・・・あれ、もしかして逃げられない?
表紙の文字のレイアウト&デザインは66様(@YSuDddQacltKeyA)ありがたきです...!
日乃本 義(ひのもと ただし)に手を出すな ―第二皇子の婚約者選定会―
ういの
BL
日乃本帝国。日本によく似たこの国には爵位制度があり、同性婚が認められている。
ある日、片田舎の男爵華族・柊(ひいらぎ)家は、一通の手紙が原因で揉めに揉めていた。
それは、間もなく成人を迎える第二皇子・日乃本 義(ひのもと ただし)の、婚約者選定に係る招待状だった。
参加資格は十五歳から十九歳までの健康な子女、一名。
日乃本家で最も才貌両全と名高い第二皇子からのプラチナチケットを前に、十七歳の長女・木綿子(ゆうこ)は哀しみに暮れていた。木綿子には、幼い頃から恋い慕う、平民の想い人が居た。
「子女の『子』は、息子って意味だろ。ならば、俺が行っても問題ないよな?」
常識的に考えて、木綿子に宛てられたその招待状を片手に声を挙げたのは、彼女の心情を慮った十九歳の次男・柾彦(まさひこ)だった。
現代日本風ローファンタジーです。
※9/17 少し改題&完結致しました。
当初の予定通り3万字程度で終われました。
※ 小説初心者です。設定ふわふわですが、細かい事は気にせずお読み頂けるとうれしいです。
※続きの構想はありますが、漫画の読み切りみたいな感じで短めに終わる予定です。
※ハート、お気に入り登録ありがとうございます。誤字脱字、感想等ございましたらぜひコメント頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
【完結】水と夢の中の太陽
エウラ
BL
何の前触れもなく異世界の神という存在に異世界転移された、遠藤虹妃。
神が言うには、本来ならこちらの世界で生きるはずが、まれに起こる時空の歪みに巻き込まれて、生まれて間もなく地球に飛ばされたそう。
この世界に戻ったからといって特に使命はなく、神曰く運命を正しただけと。
生まれ持った能力とお詫びの加護を貰って。剣と魔法の世界で目指せスローライフ。
ヤマなしオチなし意味なしで、ほのぼの系を予定。(しかし予定は未定)
長くなりそうなので長編に切り替えます。
今後ややR18な場面が出るかも。どこら辺の描写からアウトなのかちょっと微妙なので、念の為。
読んで下さってありがとうございます。
お気に入り登録嬉しいです。
行き当たりばったり、不定期更新。
一応完結。後日談的なのを何話か投稿予定なのでまだ「連載中」です。
後日譚終わり、完結にしました。
読んで下さってありがとうございます。
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
幸せにするので俺の○○になってください!
田舎
BL
異世界転生で盗賊団の頭になっちゃった主人公(攻)が
自分の部下に捕まった猫科の獣人君に一目惚れ!
無傷で彼を助けるため(もとい嫁にしたくて)奴隷にしてしまった…!?
一目惚れ執着攻め×強気受け(猫科獣人※ほぼヒト)
基本攻め目線です。
※無理矢理(複数×受け含む)の性交有り。
受けが攻めに一目惚れされてから不憫に拍車がかかりますが愛はあります。(一方的な)
悪役令息上等です。悪の華は可憐に咲き誇る
竜鳴躍
BL
異性間でも子どもが産まれにくくなった世界。
子どもは魔法の力を借りて同性間でも産めるようになったため、性別に関係なく結婚するようになった世界。
ファーマ王国のアレン=ファーメット公爵令息は、白銀に近い髪に真っ赤な瞳、真っ白な肌を持つ。
神秘的で美しい姿に王子に見初められた彼は公爵家の長男でありながら唯一の王子の婚約者に選ばれてしまった。どこに行くにも欠かせない大きな日傘。日に焼けると爛れてしまいかねない皮膚。
公爵家は両親とも黒髪黒目であるが、彼一人が色が違う。
それは彼が全てアルビノだったからなのに、成長した教養のない王子は、アレンを魔女扱いした上、聖女らしき男爵令嬢に現を抜かして婚約破棄の上スラム街に追放してしまう。
だが、王子は知らない。
アレンにも王位継承権があることを。
従者を一人連れてスラムに行ったアレンは、イケメンでスパダリな従者に溺愛されながらスラムを改革していって……!?
*誤字報告ありがとうございます!
*カエサル=プレート 修正しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる