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第152話 闇の獣人、出番がなくてアポなし訪問した海竜王の心をへし折る

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 俺が次元収納リング(通称・ストレージ・リング)をレヴィン、ヴェルゼラート、フィラーレ女王、シャリアーナ姫を夜なのをいいことにヤリまくるついでに渡したら、全員が大喜びしていた。

 レヴィンもまさか自分の服まで作ってもらえるとは思っていなかったようで、ミスリル、オリハルコン、アダマンタイトの服を出したら、子供みたいに喜んでしまって、見ている俺が恥ずかしくなるほどだった。

 そして時間停止をかけているとはいえ、4人全員を相手にヤリまくった俺はちょっと疲れたのでレヴィンの部屋で夜を明かすことにした。

 影の中からレオンフレイムが現れたが、しっかり耳を押さえているのは何だか情けないと思うと同時に笑いを誘うものがあった。

 どうやら俺の演奏が大の苦手らしい。寝ている間は演奏しないからと言ったら安心して耳を前足で押さえるのをやめてくれた。


 

 そして一晩経って朝になったら、セレソロインが突然テーブルの真上に現れて海竜王が突然やってきたと俺に告げた。一応レヴィンの部屋にいる手前、さすがに全裸のままだとまずいので俺はフェランさんの創造した上下の黒い服を着ている。

 俺はレヴィンに海竜王の事を説明すると、「それは厄介だね。ま、君なら負けることはないけど殺さないように手加減するんだよ?」

 と、言って笑顔を浮かべた。…うん。俺のことを信じてくれるのは嬉しいけどさ。

 もうちょっとこう…心配してくれても、って今更か。

 俺はダンジョンの地下131階層へと転移した。

 

 そこには深い青色の竜人が腕を組んで立っていた。何故か貴族か王族が着るようなゆったりとした、それこそ誰が見ても上質のものだとわかる白を基調とした鎧を装着している。下に着ている服も白ずくめだった。ドラフォールさんがいろいろと説明しているが、全身から放出される怒気はぜんぜん収まっていない。

 俺が戻ると、その竜人は振り向いて俺を睨んできた。

 「おう、聖人殿。やっと帰ったか。実際に会うのは初めてだな。我が名はリヴァイアサン。実は私が来たのには理由がある」

 偉そうに腕を組んだままその竜人はすう、と息を吸うと一気に俺を睨みながらここに来た理由をほとんど叫ぶようにして言い始めた。

 「何故だ! 何故私を召喚しない!? 世界規模で怪物や妖魔が出没しているというのに! 今こそ私が必要とされている時期だというのに!」

 いやー…じつは俺一人で大抵の敵は倒せちゃうから、とか…実はあんたの存在忘れていたとか‥

 他に精霊王から送られてきた眷属召喚のアビリティが多くありすぎて、そっちの方に気をとられていてそれどころじゃなかったとか…

 いろいろ浮かんだけど、どれを言っても海竜王リヴァイアサンを怒らせるだけのような…

 そう思っていたら俺の左腕に絡みついていたアナントスが口を開いた。

 「お主、わかっておらんのう。儂の婚約者殿はな、お主を大切に思っていたから、本当に必要な時にだけ召喚することにしていたんじゃよ。何しろこれからいつ、邪神との戦闘がはじまるかわからんからな。

 それをじゃ。眷属や異世界から召喚されたとはいえ、儂の婚約者殿一人で撃退できる程度の雑魚にお主をわざわざ召喚させられるわけがないじゃろ? お主だってつまらん事で呼び出されたら怒るじゃろうが。

 だから今までお主は呼び出されなかったんじゃよ。切り札は本当に必要な時にだけ使うものじゃ。それはお主もよくわかっておるじゃろ?」

 怒りが頂点に達していたリヴァイアサンだったが、蛇の神にして誓約の神アナントスを見て、即座に彼女が神だということを理解したようだった。

 全身からほとばしる怒気がわずかだが、減った。こんだけアビリティをもっているとその事が嫌でもわかる。

 「だ、だが今までが雑魚ばかりだからといって、あまりにも長く私を放置しているのではないか?」

 「いやー。邪神やその眷属相手にあなたを召喚しようと思ったんですけどね。何しろあいつら用心深くて、なかなか尻尾を掴ませないときている。だから消耗戦に持ち込んだらしいですね。

 俺だってあなたをつまらない用事で呼び出したくなかったんですよ。だってあなたは下僕や使用人じゃなくて、俺に対しての協力者なんですから。だから俺一人で倒せる相手にあなたを呼び出す必要性を感じなかった。それだけです」

 「ならばよい…と、言うとでも思ったのか? 何だそのアビリティの多さは! それほど多くもっていれば私なんて必要ないというのだろう!? 聖人殿は戦闘には向いていない。今こそ私を呼んで敵を一網打尽にするべきではないのか!?」

 あー…こりゃアレだ。話は平行線って奴だな。

 俺は拳を握り固めて、ゆっくりと持ち上げた。

 「なら…試してみますか? 俺とあなた、どっちが強いか」

 急に不敵な笑みを浮かべた俺にリヴァイアサンは思わず一歩、後ずさった。

 だがすぐに我を取り戻すと、まだ腕を組んだ姿勢に戻った。

 「面白いではないか。ならばまず私に一発当ててみろ。それで私をこのダンジョンの床の上に這いつくばらせることができれば聖人殿に言う事に従おう」

 はい。言質とりました。というわけで早速腕組してふんぞり返っているリヴァイアサンに一発殴ってみることにしました。もちろん手加減はしているけどな。

 そしたら俺達がいる塔の端の壁にまで吹っ飛んでいきましたよ、この竜人さん。

 壁に当たってバウンドして倒れ伏している所で俺は彼の背中に足を乗せてやりました。

 「どうですか? 這いつくばらせましたけど。これであなたは大して必要じゃないってことがわかりましたか?」

 「ば…馬鹿な。これほどのパワーがあるとは…。正直言って信じられんが…だが負けは負けだ。聖人殿に従うとうするか」

 首を持ち上げて俺を見上げるリヴァイアサンだったが、見苦しく再戦を挑むほどではなかった。

 だが今のままではまたキレてここに殴り込みにくる可能性がゼロとはいえない。

 そこで俺はこいつの鎧や衣服を時空魔法で脱がして全裸にしてやった。

 そして俺も着ている黒の上下の服を闇の中の空間に収納。魔皇神からもらった薬「苦痛変換」を肉棒に塗ってこいつの菊門に挿入してやった。

 「ぐぅう…な、何をする!?」

 いきなり尻の穴に俺の肉棒が挿入されたのだ。それは驚くだろう。だが俺が肉棒に塗った薬は苦痛を快楽に変換する薬だ。

 毎回毎回、魔皇神から送られてブーツの中に入れられるのは鬱陶しいので、一応ヒョドリンに頼んで1000個以上に増殖してあるので、こいつ相手に使っても大丈夫だ。

 そして最初は嫌がる顔をしていたくせに、すぐに気持ちよさそうな顔に変わった。

 リヴァイアサンの出す声もあえぎ声に変わる。

 そして5分ほど俺が腰を動かしていると、絶頂に達したリヴァイアサンが射精した。

 射精が終わると俺はリヴァイアサンの耳元でこう言ってやった。

 「逝きましたね? 俺よりも早く…」

 その言葉にハッ! と目を大きく開いて己の股間をまじまじと見つめるリヴァイアサン。

 だがそこには射精した白い大量の液体が厳然として残っていた。

 「そんな…そんな馬鹿な。1万年以上生きてきた私が…こんな100年も生きていない子供よりも先に逝ってしまうなんて…」

 ショックを隠せないリヴァイアサンを尻目に俺はピストン運動を再開した。

 そしてこの後、俺は一度も逝かないままリヴァイアサンは2回も逝ってしまった。

 両目を瞑ってくやし涙を流しているリヴァイアサン。

 俺はトドメを刺すべく、肉棒を引き抜いてリヴァイアサンに確認した。

 「海竜王様。俺に従うと言いましたね? それじゃこの首輪についてなんですが――」

 俺は完全支配の首輪を闇の中の空間から取り出してリヴァイアサンに説明した。

 そうしたらリヴァイアサンは即座に頷いてくれた。

 「力でも負け、性の技でも私の方が先に逝ってしまった。しかも3回も…。ならば私は聖人殿のものになるしかないだろう。私をどう扱おうと勝った聖人殿の自由だ。好きにするがいい」

 そう言ってうなだれるリヴァイアサンの首に俺は完全支配の首輪を付けてやった。

 カチリ、と小気味いい音がした。

 するとどんよりとしたゾンビかワイトのような目をしたリヴァイアサンの目がとたんにウットリとした目に変わっていった。

 「何だかとってもいい気分になってきたぞ。聖人殿。もはや勝ち負けなどどうでもいい。できればまた、その、私を抱いてくれないだろうか?」

 首輪のおかげで俺に恋をするようになった海竜王は、俺にセックスの続きをおねだりしてきた。

 こうして俺は時間停止空間の中で3週間ほどやりまくった。

 まさか3週間も経っているとは思わなかった。それだけこいつの穴は具合が良くて俺も気持ちいいセックスを楽しむことができたので夢中になっていたらしい。

 それにこいつも飲食不要、排泄不要、睡眠不要、入浴不要のアビリティをもっていたので、そんなに時間が経っているとは思わなかった。

 魔皇神が知らせてくれなかったら、おそらく2ケ月は海竜王とやりまくっていたかもしれない。

 もっとも本当はアナントスが知らせようとしたのを魔皇神がやる、と小さな争いがあったが、性奴隷になったので役に立ちたいという彼の意思を尊重して、今回はアナントスが彼に譲ったようだった。

 こうして俺は抗議しにきた海竜王を愛人というか下僕にして海に帰ってもらうことに成功したのだった。

 さすがに性奴隷にはしてないよ? いくらなんでも海神王様に次ぐナンバー2ともいうべき存在だからね。これで性奴隷にしたら彼の部下とかに睨まれるから愛人兼下僕といった感じの関係が正しいかも。

 相手が水中に逃げ込んだ場合とか、水に弱い敵の場合は海竜王とその眷属の力を借りなければいけないからな。それも考えてリヴァイアサンを愛人兼下僕にしてみた、とドラフォールさんに説明したら、さすがですな、と安堵した顔をしていた。

 どうやら強情なリヴァイアサンに彼も疲れていたらしく、俺の愛人兼奴隷にしたと説明したら、少しだけ笑みを浮かべたようだった。

 「そうですか。それならもう必要以上に丁寧に対応しなくてもいいわけですな。何度説明しても理解してくれなくて困っていたのですが、もうその憂いから解放されたとわかって嬉しい限りです」

 と、今度は心からの笑顔を浮かべてくれた。…うん、やっぱり魔皇神のくれた首輪すげーわ。そしてありがとう魔皇神。お陰で俺の部下がクレーマーに苦労しなくて済むようになったよ。
 
 もちろん他にいるかもしれないけど、そういう場合はもう俺の分身と時間停止空間にそいつを拉致して快楽責めの上、俺に恋する首輪を付ける方法で決定だな。俺の部下に心労を負わせるなんて許せないから、今後はそういう方法も積極的にやっていくことも検討しておかないと。

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