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戦場の治癒師6
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「ところでカオリ、お前ギルドに入る気はねえのか?」
「ギルドですか?考えたことなかったですね。」
「ギルドに登録すればギルド銀行が使えるし、街の情報なんかも入りやすくなるぞ。今後金を稼ぐ予定があるなら入っていても損はないぜ。多くはないが、治癒師や薬師もいるしな。そんなに珍しいことではない。」
「そうですねえ…」
「正直、ギルドに加入してないと色々と便宜を図りづらくてな。次の街でもギルド内で活動するなら、一筆書いてやろうと思ったんだ。」
「良いんですか?」
「ああ、お前には世話になったからな、信頼のできる治癒師だって書いておけばトラブルも少ないだろうよ。女の治癒師ってなると、軽く見る奴が多いからな…」
「そう言うことなら入ります。」
「待て、言葉巧みにカオリをギルド会員にして指名依頼を受けさせる気じゃ…」
「えっ」
「へ、変なこと言うな!他意はねえ!これはこの街を救ってくれたカオリへの礼のつもりで…!大体指名依頼できるのはCランクからだろ!嫌ならGランクから上げなきゃいい!」
「それもそうだな…」
「えっと、ギルド、入ったほうが良いんですかね…?」
「そうだな、登録するだけなら問題ないだろう。登録料は銀貨5枚だが…」
「サービスするぜ!」
「…だそうだ。冒険者登録するとGランクから始まり、依頼達成数や依頼内容に応じてF、Eと昇格して行く。最低でも月に一回は依頼を受けなければライセンス剥奪になるのだが…薬草でも適当に出しておけば大抵の場合常時依頼に引っかかるし問題ないだろう。討伐依頼なんかを受けなければ昇格することもない。」
「なるほど…依頼を受けなければいいんですね。」
「どうだ、入るか?」
「そうですね、入らせていただきます。」
「そうか!じゃあ下に降りたらギルドカードを受け取れるように手配しておく。」
「ありがとうございます。」
「話はそれだけだ。もう行っていいぞ。今回のことは本当に感謝している。」
「自分の仕事をしただけですよ。では失礼します。」
「俺はドルチェと少し話すことがあるから先に降りていてくれるか?まだ人も少ないはずだ。」
「分かりました。ギルドカードを受け取ってますね。」
「ああ。」
香織が扉の向こうに消えると、アレクシスはドルチェに向き直った。
「なんだ、話って?」
「カオリをギルド会員にしたのは貴族から守るためか?」
「…よく分かってんじゃねえか。可能性は充分あるだろう?」
「まあな。…感謝する。」
「いいってことよ。もう行け。今日はあまり一人にするなよ、どこもかしこもあいつの話で持ちきりだ。」
「ああ。」
アレクシスが出ていくのを見送り、ドルチェは深く息を吐いて椅子にもたれかかった。香織が偶然この街に来て、ドルチェの肝硬変や冒険者達の古傷を治していなければ、今頃トルソンの街はレッドオークキングに蹂躙されていた事だろう。金貨10枚では到底足りないその偉業、礼として彼女の助けとなる事をどうしてもしてやりたかった。
冒険者ギルドはこの国だけでなく世界中に支部を持つ独立組織だ。旅をする事の多い冒険者達は国民とは認められず、国の庇護下に入らない代わりに、貴族の無理難題を断る権利を持つ。
しかし、実際には貴族との関わりを持つギルド支部も多い。金払いの良い貴族達は良い依頼主だからだ。気に入った冒険者をお抱えにする貴族も少なくはない。しかし冒険者本人がそれを望まなければ、断ることができる。その際に不敬罪などで罰される事はない。ギルドの権利が彼らを守るのだ。
今回トルソンの街で一躍有名になった見目のいい女治癒師。今後も武勇伝が増えれば、彼女を手に入れようとする貴族は後を立たないだろう。平民は貴族に逆らうことができない。このままでは彼女はなす術もなく貴族の奴隷だ。だが冒険者であれば話は別だ。
これらの事はあくまでもドルチェの予想であり、実際に起こると決まったわけではない。しかし香織は将来確実に有名になると、彼女を見ているとどうしてもそう思ってしまうのだった。
「カオリ、待たせた。問題はないか?」
「あ、はい。大丈夫ですよ。見てください、私のギルドカードです!」
「よかったな。」
アレクシスはフッと笑うと、香織の頭をポンポンと撫でた。悪魔の微笑みを見せた初対面の頃を思うと、香織とアレクシスは随分と打ち解けた。いつも自分のことを気にかけてくれるアレクシスに、香織は兄に対する様な親しみを持っていた。アレクシスもまた、この危なっかしい少女を、腕を治してもらったお礼など関係なしに守りたいと思った。
「えへへ…そろそろ始めましょうか。」
「そうだな。」
香織が看板を出し準備をしている間に、冒険者達がちらほらと戻ってきた。
「カオリさん!」
「白衣の天使だ!」
怪我もしていないのにわらわらと集まってくる若い冒険者達。アレクシスは手を払うだけで彼らを追い返した。
「新聞読んだよ!一夜にしてすっかり有名人だな。」
「あはは…治癒の腕以外で注目されるのはちょっと本意ではないんですけどね…」
「カオリさんの腕は本物だからなあ。確かにミーハーな内容だったよな。」
「さっきも新聞記者の方が写真を撮ろうとしてきて…アレクシスさんが追い払ってくれたんですけどね。」
「俺なら世間に注目されたらすぐ調子乗っちまうだろうけど、カオリさんは謙虚だな。」
「そうなんでしょうか…」
「ま、記者がギルドに来たら俺達で追い払ってやるよ!ギルドにいる限り安全だぜ!」
「ふふ、ありがとうございます。はい、傷治りましたよ。あまり無茶しないでくださいね。」
「ありがとう!」
「ギルドですか?考えたことなかったですね。」
「ギルドに登録すればギルド銀行が使えるし、街の情報なんかも入りやすくなるぞ。今後金を稼ぐ予定があるなら入っていても損はないぜ。多くはないが、治癒師や薬師もいるしな。そんなに珍しいことではない。」
「そうですねえ…」
「正直、ギルドに加入してないと色々と便宜を図りづらくてな。次の街でもギルド内で活動するなら、一筆書いてやろうと思ったんだ。」
「良いんですか?」
「ああ、お前には世話になったからな、信頼のできる治癒師だって書いておけばトラブルも少ないだろうよ。女の治癒師ってなると、軽く見る奴が多いからな…」
「そう言うことなら入ります。」
「待て、言葉巧みにカオリをギルド会員にして指名依頼を受けさせる気じゃ…」
「えっ」
「へ、変なこと言うな!他意はねえ!これはこの街を救ってくれたカオリへの礼のつもりで…!大体指名依頼できるのはCランクからだろ!嫌ならGランクから上げなきゃいい!」
「それもそうだな…」
「えっと、ギルド、入ったほうが良いんですかね…?」
「そうだな、登録するだけなら問題ないだろう。登録料は銀貨5枚だが…」
「サービスするぜ!」
「…だそうだ。冒険者登録するとGランクから始まり、依頼達成数や依頼内容に応じてF、Eと昇格して行く。最低でも月に一回は依頼を受けなければライセンス剥奪になるのだが…薬草でも適当に出しておけば大抵の場合常時依頼に引っかかるし問題ないだろう。討伐依頼なんかを受けなければ昇格することもない。」
「なるほど…依頼を受けなければいいんですね。」
「どうだ、入るか?」
「そうですね、入らせていただきます。」
「そうか!じゃあ下に降りたらギルドカードを受け取れるように手配しておく。」
「ありがとうございます。」
「話はそれだけだ。もう行っていいぞ。今回のことは本当に感謝している。」
「自分の仕事をしただけですよ。では失礼します。」
「俺はドルチェと少し話すことがあるから先に降りていてくれるか?まだ人も少ないはずだ。」
「分かりました。ギルドカードを受け取ってますね。」
「ああ。」
香織が扉の向こうに消えると、アレクシスはドルチェに向き直った。
「なんだ、話って?」
「カオリをギルド会員にしたのは貴族から守るためか?」
「…よく分かってんじゃねえか。可能性は充分あるだろう?」
「まあな。…感謝する。」
「いいってことよ。もう行け。今日はあまり一人にするなよ、どこもかしこもあいつの話で持ちきりだ。」
「ああ。」
アレクシスが出ていくのを見送り、ドルチェは深く息を吐いて椅子にもたれかかった。香織が偶然この街に来て、ドルチェの肝硬変や冒険者達の古傷を治していなければ、今頃トルソンの街はレッドオークキングに蹂躙されていた事だろう。金貨10枚では到底足りないその偉業、礼として彼女の助けとなる事をどうしてもしてやりたかった。
冒険者ギルドはこの国だけでなく世界中に支部を持つ独立組織だ。旅をする事の多い冒険者達は国民とは認められず、国の庇護下に入らない代わりに、貴族の無理難題を断る権利を持つ。
しかし、実際には貴族との関わりを持つギルド支部も多い。金払いの良い貴族達は良い依頼主だからだ。気に入った冒険者をお抱えにする貴族も少なくはない。しかし冒険者本人がそれを望まなければ、断ることができる。その際に不敬罪などで罰される事はない。ギルドの権利が彼らを守るのだ。
今回トルソンの街で一躍有名になった見目のいい女治癒師。今後も武勇伝が増えれば、彼女を手に入れようとする貴族は後を立たないだろう。平民は貴族に逆らうことができない。このままでは彼女はなす術もなく貴族の奴隷だ。だが冒険者であれば話は別だ。
これらの事はあくまでもドルチェの予想であり、実際に起こると決まったわけではない。しかし香織は将来確実に有名になると、彼女を見ているとどうしてもそう思ってしまうのだった。
「カオリ、待たせた。問題はないか?」
「あ、はい。大丈夫ですよ。見てください、私のギルドカードです!」
「よかったな。」
アレクシスはフッと笑うと、香織の頭をポンポンと撫でた。悪魔の微笑みを見せた初対面の頃を思うと、香織とアレクシスは随分と打ち解けた。いつも自分のことを気にかけてくれるアレクシスに、香織は兄に対する様な親しみを持っていた。アレクシスもまた、この危なっかしい少女を、腕を治してもらったお礼など関係なしに守りたいと思った。
「えへへ…そろそろ始めましょうか。」
「そうだな。」
香織が看板を出し準備をしている間に、冒険者達がちらほらと戻ってきた。
「カオリさん!」
「白衣の天使だ!」
怪我もしていないのにわらわらと集まってくる若い冒険者達。アレクシスは手を払うだけで彼らを追い返した。
「新聞読んだよ!一夜にしてすっかり有名人だな。」
「あはは…治癒の腕以外で注目されるのはちょっと本意ではないんですけどね…」
「カオリさんの腕は本物だからなあ。確かにミーハーな内容だったよな。」
「さっきも新聞記者の方が写真を撮ろうとしてきて…アレクシスさんが追い払ってくれたんですけどね。」
「俺なら世間に注目されたらすぐ調子乗っちまうだろうけど、カオリさんは謙虚だな。」
「そうなんでしょうか…」
「ま、記者がギルドに来たら俺達で追い払ってやるよ!ギルドにいる限り安全だぜ!」
「ふふ、ありがとうございます。はい、傷治りましたよ。あまり無茶しないでくださいね。」
「ありがとう!」
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