33 / 124
リラとグレイ5
しおりを挟む
「うおおおーん!リラ、アン、帰ってきてくれえー!俺は、俺はあああー!」
「きゃー!ちょっとカオリ、話が違うじゃない!何が落ち着いて話し合うよ!」
「はあ…やっぱりこうなるのね…『鎮静』&『鎮静』」
「はふう…」
落ち着きを取り戻しすぎたゲイリーを香織がソファに座らせ、リラとアンもその向かいに座った。グレイはリラとゲイリーの間、所謂お誕生日席に位置する一人掛けのソファに腰掛けた。香織はゲイリーが再び興奮した時の為に、居間の隅に待機した。
「リラ、アン…俺の話を聞いてくれるか?お前達の気持ちも無視した、独りよがりの自分勝手な考えだ…」
「お父さん…これだけ落ち着くと逆に怖いわね。でも今のお父さんとなら私も冷静になれそうよ。分かったわ、話を聞く。」
「私も!直接は関係ないかもしれないけど、私も話を聞くわ!カオリ、私が興奮して話の腰を折るようなことがあったら落ち着かせてね!」
「う、うん。」
そうしてリラとアンは、普段陽気で短絡的な自分達の父親の本音を聞くこととなった。
ーーーーーーーーー
「おど、おどうざあああん!うえええーん!」
「アン…馬鹿な父さんを許してくれるか…?」
「うん、許すうう!私の方こそごめんなざい!お父さんは命がけで村を魔物から守ってくれてるのに、私、知っでだのに!酷いこと言って、ごめんなざあああい!!!」
「アン…!」
ゲイリーが一通り話をすると、アンは涙をボロボロ流しながら父親に抱きついた。自分が寂しいから、それだけの理由で娘達を嫁に行かせまいとしているのだと思っていた。そんな先のことまで、自分達を心配してくれているなんて。アンは感情の制御も忘れ、小さい子供のように父親に縋り付いて泣いた。
(これ感動っぽいけど鎮静かけたほうがいいかな?話の腰は間違いなく折ってるし…)
『良いと思いますよ。』
(よし。)
「アン、ちょっとごめんね、『鎮静』」
「ふにゃあ…」
香織が鎮静を掛けると、アンはそのまま眠ってしまった。ゲイリーは優しく娘を抱き上げると、自分の隣に座らせてやった。アンはゲイリーにもたれ掛かり、スヤスヤと寝息を立てている。ゲイリーは涙に濡れたアンの頬を手で拭いてやると、リラに向き直った。
「リラ、これが俺の正直な気持ちだ。でも、この思いをリラ達に一方的に押し付けるのは間違っていると、カオリに言われたんだ。だから、俺はもうリラの決断に反対はしない。ただ、俺はこう思っている事を伝えたかった。」
「お父さん…私の方こそごめんなさい。感情的になって、話を碌に聞かなかったのは私の方ね。お父さんの気持ち、よく分かったわ。子供を産むことが、死と隣り合わせだって言う事もお母さんを見て分かってる。それでも私は自分の子供が…グレイとの子供を望むわ。も、もちろん今すぐと言うわけじゃないけど…ちゃんと手順は踏むわ。子供を産むとか以前に、私はただグレイと一緒になりたいだけなんだもの。」
「ゲイリーさん。俺は生涯、リラを守ります。出産の時、男は無力だけど…それ以外で、リラを危険に晒すようなことはしないと、神に誓います。絶対にリラを幸せにしてみせる。だから、結婚を許してください。」
「リラ…グレイ。成人しても、まだまだ子供だと思っていた…もう二人とも立派に自立してたんだな…分かった、二人の関係を認めよう。グレイ、今の誓いの言葉、決して忘れるなよ。リラを泣かせたら今度こそ殴る。」
「はい。」
「もう、お父さんはすぐ拳で語るのやめてよ…」
ーーーーーーーーー
ゲイリーと和解したリラ達は家に帰ることにした。アンは久しぶりにゲイリーと手を繋ぎ、嬉しそうだ。ゲイリーも嬉しさを隠し切れずニヤニヤしている。リラは流石にグレイの前でそんな甘えた姿を見せたくないと、父親ではなくアンと手を繋いでいる。
「皆さん、お騒がせして申し訳ありませんでした。」
「いや、気にすることはないさ。息子の将来に関わることだ。むしろこちらとしても状況をきちんと把握できて良かったよ。」
「カオリ、恩にきる…。カオリには本当に助けられてばかりだ、本当に、本当に…ありがとう!!うおおおーん!」
「鎮静切れちゃった…」
「もう、お父さんうるさい!お母さん達が心配してるから早く帰ろう!」
「あ、ああ…そうだな!我が家に帰ろう!リラの結婚が決まったと言ってもまだまだ先だ!家族全員揃った我が家に帰るぞ!!」
「あ!待ってよお父さん!お姉ちゃんも行こ!」
「うん。…グレイ、さっきの言葉…すごく嬉しかった。絶対に忘れない。」
「…神に誓ったんだ。絶対に守るから…」
「…うん。」
「おい!グレイ!結婚は許したが、全部許したとは言ってないぞ!結婚するまでは手を繋ぐ以上のことは絶対に禁止だ!!いいな!」
「はいはい、お父さん、もう行こう。」
こうして騒がしい一行は帰宅し、村長の家は再びいつもの落ち着きを取り戻した。
「きゃー!ちょっとカオリ、話が違うじゃない!何が落ち着いて話し合うよ!」
「はあ…やっぱりこうなるのね…『鎮静』&『鎮静』」
「はふう…」
落ち着きを取り戻しすぎたゲイリーを香織がソファに座らせ、リラとアンもその向かいに座った。グレイはリラとゲイリーの間、所謂お誕生日席に位置する一人掛けのソファに腰掛けた。香織はゲイリーが再び興奮した時の為に、居間の隅に待機した。
「リラ、アン…俺の話を聞いてくれるか?お前達の気持ちも無視した、独りよがりの自分勝手な考えだ…」
「お父さん…これだけ落ち着くと逆に怖いわね。でも今のお父さんとなら私も冷静になれそうよ。分かったわ、話を聞く。」
「私も!直接は関係ないかもしれないけど、私も話を聞くわ!カオリ、私が興奮して話の腰を折るようなことがあったら落ち着かせてね!」
「う、うん。」
そうしてリラとアンは、普段陽気で短絡的な自分達の父親の本音を聞くこととなった。
ーーーーーーーーー
「おど、おどうざあああん!うえええーん!」
「アン…馬鹿な父さんを許してくれるか…?」
「うん、許すうう!私の方こそごめんなざい!お父さんは命がけで村を魔物から守ってくれてるのに、私、知っでだのに!酷いこと言って、ごめんなざあああい!!!」
「アン…!」
ゲイリーが一通り話をすると、アンは涙をボロボロ流しながら父親に抱きついた。自分が寂しいから、それだけの理由で娘達を嫁に行かせまいとしているのだと思っていた。そんな先のことまで、自分達を心配してくれているなんて。アンは感情の制御も忘れ、小さい子供のように父親に縋り付いて泣いた。
(これ感動っぽいけど鎮静かけたほうがいいかな?話の腰は間違いなく折ってるし…)
『良いと思いますよ。』
(よし。)
「アン、ちょっとごめんね、『鎮静』」
「ふにゃあ…」
香織が鎮静を掛けると、アンはそのまま眠ってしまった。ゲイリーは優しく娘を抱き上げると、自分の隣に座らせてやった。アンはゲイリーにもたれ掛かり、スヤスヤと寝息を立てている。ゲイリーは涙に濡れたアンの頬を手で拭いてやると、リラに向き直った。
「リラ、これが俺の正直な気持ちだ。でも、この思いをリラ達に一方的に押し付けるのは間違っていると、カオリに言われたんだ。だから、俺はもうリラの決断に反対はしない。ただ、俺はこう思っている事を伝えたかった。」
「お父さん…私の方こそごめんなさい。感情的になって、話を碌に聞かなかったのは私の方ね。お父さんの気持ち、よく分かったわ。子供を産むことが、死と隣り合わせだって言う事もお母さんを見て分かってる。それでも私は自分の子供が…グレイとの子供を望むわ。も、もちろん今すぐと言うわけじゃないけど…ちゃんと手順は踏むわ。子供を産むとか以前に、私はただグレイと一緒になりたいだけなんだもの。」
「ゲイリーさん。俺は生涯、リラを守ります。出産の時、男は無力だけど…それ以外で、リラを危険に晒すようなことはしないと、神に誓います。絶対にリラを幸せにしてみせる。だから、結婚を許してください。」
「リラ…グレイ。成人しても、まだまだ子供だと思っていた…もう二人とも立派に自立してたんだな…分かった、二人の関係を認めよう。グレイ、今の誓いの言葉、決して忘れるなよ。リラを泣かせたら今度こそ殴る。」
「はい。」
「もう、お父さんはすぐ拳で語るのやめてよ…」
ーーーーーーーーー
ゲイリーと和解したリラ達は家に帰ることにした。アンは久しぶりにゲイリーと手を繋ぎ、嬉しそうだ。ゲイリーも嬉しさを隠し切れずニヤニヤしている。リラは流石にグレイの前でそんな甘えた姿を見せたくないと、父親ではなくアンと手を繋いでいる。
「皆さん、お騒がせして申し訳ありませんでした。」
「いや、気にすることはないさ。息子の将来に関わることだ。むしろこちらとしても状況をきちんと把握できて良かったよ。」
「カオリ、恩にきる…。カオリには本当に助けられてばかりだ、本当に、本当に…ありがとう!!うおおおーん!」
「鎮静切れちゃった…」
「もう、お父さんうるさい!お母さん達が心配してるから早く帰ろう!」
「あ、ああ…そうだな!我が家に帰ろう!リラの結婚が決まったと言ってもまだまだ先だ!家族全員揃った我が家に帰るぞ!!」
「あ!待ってよお父さん!お姉ちゃんも行こ!」
「うん。…グレイ、さっきの言葉…すごく嬉しかった。絶対に忘れない。」
「…神に誓ったんだ。絶対に守るから…」
「…うん。」
「おい!グレイ!結婚は許したが、全部許したとは言ってないぞ!結婚するまでは手を繋ぐ以上のことは絶対に禁止だ!!いいな!」
「はいはい、お父さん、もう行こう。」
こうして騒がしい一行は帰宅し、村長の家は再びいつもの落ち着きを取り戻した。
0
お気に入りに追加
267
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
魔力無しだと追放されたので、今後一切かかわりたくありません。魔力回復薬が欲しい?知りませんけど
富士とまと
ファンタジー
一緒に異世界に召喚された従妹は魔力が高く、私は魔力がゼロだそうだ。
「私は聖女になるかも、姉さんバイバイ」とイケメンを侍らせた従妹に手を振られ、私は王都を追放された。
魔力はないけれど、霊感は日本にいたころから強かったんだよね。そのおかげで「英霊」だとか「精霊」だとかに盲愛されています。
――いや、あの、精霊の指輪とかいらないんですけど、は、外れない?!
――ってか、イケメン幽霊が号泣って、私が悪いの?
私を追放した王都の人たちが困っている?従妹が大変な目にあってる?魔力ゼロを低級民と馬鹿にしてきた人たちが助けを求めているようですが……。
今更、魔力ゼロの人間にしか作れない特級魔力回復薬が欲しいとか言われてもね、こちらはあなたたちから何も欲しいわけじゃないのですけど。
重複投稿ですが、改稿してます
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
【完結】虐待された少女が公爵家の養女になりました
鈴宮ソラ
ファンタジー
オラルト伯爵家に生まれたレイは、水色の髪と瞳という非凡な容姿をしていた。あまりに両親に似ていないため両親は彼女を幼い頃から不気味だと虐待しつづける。
レイは考える事をやめた。辛いだけだから、苦しいだけだから。心を閉ざしてしまった。
十数年後。法官として勤めるエメリック公爵によって伯爵の罪は暴かれた。そして公爵はレイの並外れた才能を見抜き、言うのだった。
「私の娘になってください。」
と。
養女として迎えられたレイは家族のあたたかさを知り、貴族の世界で成長していく。
前題 公爵家の養子になりました~最強の氷魔法まで授かっていたようです~
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
愛されない王妃は王宮生活を謳歌する
Dry_Socket
ファンタジー
小国メンデエル王国の第2王女リンスターは、病弱な第1王女の代わりに大国ルーマデュカ王国の王太子に嫁いできた。
政略結婚でしかも歴史だけはあるものの吹けば飛ぶような小国の王女などには見向きもせず、愛人と堂々と王宮で暮らしている王太子と王太子妃のようにふるまう愛人。
まあ、別にあなたには用はないんですよわたくし。
私は私で楽しく過ごすんで、あなたもお好きにどうぞ♡
【作者注:この物語には、主人公にベタベタベタベタ触りまくる男どもが登場します。お気になる方は閲覧をお控えくださるようお願いいたします】
恋愛要素の強いファンタジーです。
初投稿です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる