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リラとグレイ1
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その日の夜。夕飯時になってもグレイは帰ってこなかった。
「いつも時間ぴったりに帰ってくるのに…何かあったんでしょうか?」
「今日は休日だったからねえ…どこかで遊んでるのかもしれないが…あの子がこの時間になっても帰ってこないのは珍しいね。」
「グレイも大人だ。もう親の我々がとやかく言う事でもないが…」
「もう少し様子を見て、それでも帰ってこなかったら探しに行くとするか。」
しかし、夕食を食べ終わっても、グレイが帰ってくる気配はない。
「ほ、本当に何かあったんじゃ…あの子はオリバーみたいな馬鹿はやらかさないはずだから、まさか事故にでも…」
「落ち着くんだサリサ、僕と父さんで村を探してみるから。それでも見つからなかったら、村の皆に協力してもらって森を探そう。カオリ、悪いんだけどサリサの側にいてくれるかい?グレイに万が一怪我があった時のために、君にはここで待機しておいてもらいたい。」
「は、はい。任せてください。」
「父ちゃん、俺…」
「オリバーもサリサの側にいてあげるんだ。外に出てはダメだぞ。捜索対象が増える。」
「う、うん。」
緊迫した空気の中、エリックと村長が探しに出ようとドアノブに手をかけると、扉がひとりでに開いた。
「グレイ!」
扉を開けたのはグレイだった。しかしその顔はまるで誰かに殴られたかのように腫れ上がっている。
「グレイ、どうしたんだその顔は。誰にやられた。」
「…」
グレイは気まず気に視線を横にやった。その視線の先には、泣きじゃくるリラの姿があった。
「リラ!どうしたの、何かあったの!?」
香織はリラの姿を見て思わず駆け寄った。衣服は乱れた様子はないが、まさかと思い、香織はこっそりリラを診察した。どこにも暴行の跡が無いことを確認すると、ホッと息を吐いてリラを家に招き入れた。
香織の目配せで何事もないようだと察したエリック達も、緊迫した空気を解きグレイを家に入れた。
「…それで、何があったのか説明してくれないか?」
香織とサリサに背中をさすられ、少し落ち着いたリラとそれを気にかけるグレイにエリックが問いかけた。
「っ、ごめ、なさ、お父さんが…」
「ゲイリーが?」
「…リラ。俺が説明する。」
しゃくり上げて話しにくそうなリラの代わりに普段ほとんど喋らないグレイが口を開いた。
「…俺とリラは薬草を採りに森に入った。一緒にいるところをゲイリーさんに見られ、激昂した彼に殴られた。」
「は?一緒にいただけで?」
「……手を、繋いでいた…。」
「…」
リラは泣いていることも忘れ頬を赤く染めた。グレイも顔が腫れていて表情がよく分からないが、少し照れているようだ。グレイの顔を見て、香織はやっと自分のするべきことを思い出した。
「ご、ごめんなさい!顔、治すの忘れてました。『ヒール』」
「…ありがとう。」
「いえ…遅れてごめんなさい。歯とか折れてないですか?」
「大丈夫だ。見た目はすごいが、手加減してくれていたんだ。」
「っ、でも、殴るなんてあんまりよ!手を繋いでいただけなのに…グレイは何も悪い事なんてしてないじゃない!お父さんなんて大嫌い…もう、家に帰りたくない…!」
「…リラ。ゲイリーさんはリラの事が大切なんだ。」
「じゃあずっとお嫁にも行かないでお父さんと一緒に暮らしていけば良いって言うの!?子供も産まないでそれのどこが幸せだって言うのよ!父親なのに娘の幸せを邪魔するの!?」
「そう言うわけじゃないけど…リラ、落ち着け。」
二人のやりとりを見て、一同は何があったのか、なんとなく察しがついた。
「兄ちゃん、リラと付き合ってんの?」
無邪気なオリバーがストレートに聞く。グレイとリラは一瞬見つめ合うと、恥ずかしそうに頷いた。
「あのグレイが…村のお嫁さん候補ナンバーワンを!?やるじゃないか、見直したよ!」
「兄ちゃんすげー!グレッグもソルトもリラの事好きだって言ってたぜ!」
どうやら歓迎されているようだと、リラは少し安心して恥ずかしそうに微笑んだ。手を繋いでいただけでゲイリーが烈火の如く怒ったのだ。これでグレイの家族にまで反対されたら、もう駆け落ち以外に一緒になる道はない。
「あ、あの…私、今日は家に帰りたくないんです。今日だけで良いので、こちらに泊まらせてもらえませんか?お願いします。」
「うーん、うちは良いけど…。恋人の家に泊まるなんてゲイリーがなんて言うか…」
「父とは明日ちゃんと話し合います。冷静になる時間が欲しいんです。…うちの父が、大切な息子さんを傷付けてしまい本当に申し訳ありませんでした。」
「いや、それは気にしなくて良いし、君が謝ることでもないさ。」
「でもあんなに腫れて…」
「オリバーなんてしょっちゅう友達と戦いごっこをして怪我をしてくる。グレイは昔から大人しかったからそう言う事はなかったけど、まあ我が家では怪我なんて慣れっこさ。この前なんてオリバーが死にかけてたからね。ははは!
そういえばゲイリーがオリバーを助けてくれたんだったね。借りがあるのはうちの方さ。こんな事でそちらに貸しを作る気はないよ。」
「…ありがとうございます。」
「とにかく、うちに泊まるなら家の人に許可をもらってからだ。今ゲイリーと顔を合わせたくないなら僕が君の家に報告に行くけど構わないか?きっと皆君の事を心配してるよ。」
「は、はい。お手数おかけします。」
「いや、原因はグレイにもあるからね。構わないさ。」
話は纏まり、リラの外泊が決まった。さすがに恋人のグレイと同室というわけにもいかないし、本人達も顔を真っ赤にして拒否した為、リラは香織の部屋に泊まることになった。
「お泊まりなんて楽しみだね。」
「ふふ、アンもいたらもっと楽しかったでしょうね。きっと朝まで一睡もできないだろうけど。」
「確かに!お喋りが止まらなさそう。」
リラもやっとリラックスできたのか、冗談を言って香織と笑い合っている。エリックがリラの家に行こうと家の扉を開けると、ちょうどノックしようと家の前に立っていた人物に思い切り扉をぶつけてしまった。
「ふぎゃ!」
「あ!す、すまない!大丈夫か?あれ?君は…」
そこには鼻を赤くして尻餅をついたアンの姿があった。
「いつも時間ぴったりに帰ってくるのに…何かあったんでしょうか?」
「今日は休日だったからねえ…どこかで遊んでるのかもしれないが…あの子がこの時間になっても帰ってこないのは珍しいね。」
「グレイも大人だ。もう親の我々がとやかく言う事でもないが…」
「もう少し様子を見て、それでも帰ってこなかったら探しに行くとするか。」
しかし、夕食を食べ終わっても、グレイが帰ってくる気配はない。
「ほ、本当に何かあったんじゃ…あの子はオリバーみたいな馬鹿はやらかさないはずだから、まさか事故にでも…」
「落ち着くんだサリサ、僕と父さんで村を探してみるから。それでも見つからなかったら、村の皆に協力してもらって森を探そう。カオリ、悪いんだけどサリサの側にいてくれるかい?グレイに万が一怪我があった時のために、君にはここで待機しておいてもらいたい。」
「は、はい。任せてください。」
「父ちゃん、俺…」
「オリバーもサリサの側にいてあげるんだ。外に出てはダメだぞ。捜索対象が増える。」
「う、うん。」
緊迫した空気の中、エリックと村長が探しに出ようとドアノブに手をかけると、扉がひとりでに開いた。
「グレイ!」
扉を開けたのはグレイだった。しかしその顔はまるで誰かに殴られたかのように腫れ上がっている。
「グレイ、どうしたんだその顔は。誰にやられた。」
「…」
グレイは気まず気に視線を横にやった。その視線の先には、泣きじゃくるリラの姿があった。
「リラ!どうしたの、何かあったの!?」
香織はリラの姿を見て思わず駆け寄った。衣服は乱れた様子はないが、まさかと思い、香織はこっそりリラを診察した。どこにも暴行の跡が無いことを確認すると、ホッと息を吐いてリラを家に招き入れた。
香織の目配せで何事もないようだと察したエリック達も、緊迫した空気を解きグレイを家に入れた。
「…それで、何があったのか説明してくれないか?」
香織とサリサに背中をさすられ、少し落ち着いたリラとそれを気にかけるグレイにエリックが問いかけた。
「っ、ごめ、なさ、お父さんが…」
「ゲイリーが?」
「…リラ。俺が説明する。」
しゃくり上げて話しにくそうなリラの代わりに普段ほとんど喋らないグレイが口を開いた。
「…俺とリラは薬草を採りに森に入った。一緒にいるところをゲイリーさんに見られ、激昂した彼に殴られた。」
「は?一緒にいただけで?」
「……手を、繋いでいた…。」
「…」
リラは泣いていることも忘れ頬を赤く染めた。グレイも顔が腫れていて表情がよく分からないが、少し照れているようだ。グレイの顔を見て、香織はやっと自分のするべきことを思い出した。
「ご、ごめんなさい!顔、治すの忘れてました。『ヒール』」
「…ありがとう。」
「いえ…遅れてごめんなさい。歯とか折れてないですか?」
「大丈夫だ。見た目はすごいが、手加減してくれていたんだ。」
「っ、でも、殴るなんてあんまりよ!手を繋いでいただけなのに…グレイは何も悪い事なんてしてないじゃない!お父さんなんて大嫌い…もう、家に帰りたくない…!」
「…リラ。ゲイリーさんはリラの事が大切なんだ。」
「じゃあずっとお嫁にも行かないでお父さんと一緒に暮らしていけば良いって言うの!?子供も産まないでそれのどこが幸せだって言うのよ!父親なのに娘の幸せを邪魔するの!?」
「そう言うわけじゃないけど…リラ、落ち着け。」
二人のやりとりを見て、一同は何があったのか、なんとなく察しがついた。
「兄ちゃん、リラと付き合ってんの?」
無邪気なオリバーがストレートに聞く。グレイとリラは一瞬見つめ合うと、恥ずかしそうに頷いた。
「あのグレイが…村のお嫁さん候補ナンバーワンを!?やるじゃないか、見直したよ!」
「兄ちゃんすげー!グレッグもソルトもリラの事好きだって言ってたぜ!」
どうやら歓迎されているようだと、リラは少し安心して恥ずかしそうに微笑んだ。手を繋いでいただけでゲイリーが烈火の如く怒ったのだ。これでグレイの家族にまで反対されたら、もう駆け落ち以外に一緒になる道はない。
「あ、あの…私、今日は家に帰りたくないんです。今日だけで良いので、こちらに泊まらせてもらえませんか?お願いします。」
「うーん、うちは良いけど…。恋人の家に泊まるなんてゲイリーがなんて言うか…」
「父とは明日ちゃんと話し合います。冷静になる時間が欲しいんです。…うちの父が、大切な息子さんを傷付けてしまい本当に申し訳ありませんでした。」
「いや、それは気にしなくて良いし、君が謝ることでもないさ。」
「でもあんなに腫れて…」
「オリバーなんてしょっちゅう友達と戦いごっこをして怪我をしてくる。グレイは昔から大人しかったからそう言う事はなかったけど、まあ我が家では怪我なんて慣れっこさ。この前なんてオリバーが死にかけてたからね。ははは!
そういえばゲイリーがオリバーを助けてくれたんだったね。借りがあるのはうちの方さ。こんな事でそちらに貸しを作る気はないよ。」
「…ありがとうございます。」
「とにかく、うちに泊まるなら家の人に許可をもらってからだ。今ゲイリーと顔を合わせたくないなら僕が君の家に報告に行くけど構わないか?きっと皆君の事を心配してるよ。」
「は、はい。お手数おかけします。」
「いや、原因はグレイにもあるからね。構わないさ。」
話は纏まり、リラの外泊が決まった。さすがに恋人のグレイと同室というわけにもいかないし、本人達も顔を真っ赤にして拒否した為、リラは香織の部屋に泊まることになった。
「お泊まりなんて楽しみだね。」
「ふふ、アンもいたらもっと楽しかったでしょうね。きっと朝まで一睡もできないだろうけど。」
「確かに!お喋りが止まらなさそう。」
リラもやっとリラックスできたのか、冗談を言って香織と笑い合っている。エリックがリラの家に行こうと家の扉を開けると、ちょうどノックしようと家の前に立っていた人物に思い切り扉をぶつけてしまった。
「ふぎゃ!」
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