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1章 異世界トラバース
1章ー11 ゼーナさん
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逃げ惑う女性が足を滑らせ転倒した。その時に意識を失ってしまったのか、起き上がってくる様子がない。女性を囲みその太い腕を倒れた女性へと向ける。
僕は転移して女性の一番近くにいた、腕を伸ばしたオークを打撃で瞬殺し、その後も転移を繰り返しながらオークを屠っていく。もちろん、倒したオークたちは【無限収納】に入れてある。
「もしもーし。あれ? 起きない? もしも―」
オークを倒し終え、女性に声をかける。この時、変に警戒されないように距離をとっておいたのだが、それがよかった。
僕の声で起きた女性は、すぐに起き上がり距離をとる。そして、攻撃態勢に―――
「ちょ、ちょっと、待ってください。僕はただ助けただけですよ」
距離をとっていなかったら絶対この人攻撃してきたよね?
あたりを見渡し、脅威がなくなったことを確認し再び僕を見る。先のオーク達はどうなったかと聞かれたのでとりあえずうまく追い払っておいたと答えた。
「なっ、本当ですか?」
何に対して驚いたのかわからないけど、とりあえず流しておく。僕のような見た目で中位の魔物であるオークをどうにかできたことに驚いているのかもしれない。
ぶつぶつと何かつぶやいいるけど、きっとまだ恐怖から正常な状態に戻れないのかもしれない。と、僕は女性の手がなにやら握っていることに気づく。
「それはなんなんですか? もしかしてオークたちの宝だったり?」
興味もなかったけど、場の雰囲気を変えるために話題をふる。が、女性はわたわたとしてしまいあっけなく失敗。少し間をあけ話を進める。
「遅れましたが僕はクロノです。こっちの女の子がエレナ、こっちの犬がポチです」
「エレナなのぉ~」
「ワン、ワン」
オークを屠った後ポチに念話で状況を伝えこっちに来るように指示をしておいたのだ。なのでこの女性が目を覚ます直前にはすでに合流していた。
きっちりと役割をこなしたポチ、偉いぞ!
でも、それなのにそんな、犬の真似事なんてさせてすまんね・・・。
「あらっ、変わった組み合わせね。私はゼーナ、よろしくね」
ゼーナさんは20歳ぐらいの見た目で服装も街にいるような娘さんの格好だ。
「それにしても、どうしてこんなとこにいたんですか? 冒険者でもなさそうですし、危ないですよ」
「えぇ、気を付けるわ。心配ありがとうね。それで、良ければ町まで一緒に行ってもらってもいいかしら? 先ので疲れてしまって、1人じゃ心細いわ」
特にやることもなかったので、僕は了承し一緒に街へ戻ることにした。
道中は取り留めのない話をしていたが、今回のことを僕は不思議に思ったのでとりあえずギルドに行きたいということ、それと報告のために一緒にきてほしいとゼーナさんにもお願いした。
下位の中でも下位の魔物しか出現しない森で中位の魔物が複数体現れるなんて、なにかおかしい気がする。なので説明するためにもゼーナさんに来てほしかったのだが、なかなかうんと言ってくれなかった。
冒険者に対しなにか嫌な思い出でもあるのかもしれない。冒険者は荒くれたものも多いのでみながみな冒険者に対し良い印象を持っているいるわけではない。
ギルドにつくとレーラさんの姿が見えたので僕は彼女のデスクに向かう。
「すみません、買取をお願いしたいんですけど。あと、ちょっと相談が」
「はーい、クロノ君。さっそく、討伐だね。あれだけ慎重に行くって言ったのに。それに、そのかわいいお嬢さんと、お姉さんは? いったいどうしたのかなぁ?」
「そんなことより、素材はどこにだしたらいいですか? ちょっと量があるので広い場所を用意してもらいたいのと―」
小声で僕は続ける
「森でオークを見つけたんですけど、それも出していいですか?」
と続ける。少し考えてレーラさんは、別の部屋を用意するからそこで素材と話を聞くわ、と真剣な口調で小く答えた。
その後レーラさんに案内されギルドの奥にある部屋に通されたのだが、そこには知らない男の人が2人いた。
「おう、きたか。さっそくだけど、物を見せてくれ。できたら全部たのむ」
「マスター、自己紹介ぐらいしてください」
「おぉ、すまん、すまん。俺はゴンザ。このギルドの長をやってる。ついでにこいつは鑑定人のライズだ」
僕は適当に返事をし、初めに集めた下位の魔物の素材になる部位や討伐証明部位を、スマホを操作しながらかばんの中から取り出す演技をする。
「ほう、マジックバッグ持ちだったか」
ゴンザさんの声を聞いて、うまくいったと確信した。【無限収納】はレアスキルかもしれないので今はまだ隠しておきたい。なので、とりあえずアイテムを使った風に演技してみた。上手くいけば儲けものぐらいの気持ちだったが、成功するとうれしい。
そして、最後にオークを1体だけだす。
「えっ」
声に反応して僕は後ろを振り返るとゼーナさんの顔色がすぐれない。しまった、あんなことがあったのに、恐怖の元凶であるこんなものを見せちゃった。
「すみません、ゼーナさん。気分が悪いようだったしまいますけど」
「いえ、大丈夫です。それにしても、討伐してたんですね。追い払ったとばかり」
ゼーナさんと話し込みそうになるとゴンザさんに止められたので、僕は森で悲鳴を聞いてゼーナさんを助けるまでの話をみんなに話した。ただ、オークに関しては1体討伐して他は追い払ったと説明した。ゼーナさんにも説明が不足したと誤っておいた。
「なるほど、な。確かにこれは異常事態だ。あの和みの森は下位の魔物しかでてこない落ち着いた場所だ。俺の知る限る中位の、それもオークレベルの魔物が出たなんて聞いたことがない。なにか嫌ことで起こりそうだな」
「おにいちゃん、あのお姉ちゃんがもってた」
「うん? なにかあったんのかい、嬢ちゃん」
ゴンザさんに聞かれたがもじもじしてうまく答えられないエレナに代わり、森でゼーナさんがなにか持っていたとことを話した。すると興味をもったゴンザさんはゼーナさんに見せるように促す。
「こ、これは? 一体何に使うんだ? なんか扇子みたいだが。仰ぐのにも使うのか?」
どうやら特に関係なかったようだ。エレナにはあとで大事なお話し中はしーってしないといけないと教えておこう。
「口を出すようでもうしわけございませんが、私は森を散策しているとこの欠片を発見し、近づいたところにオークたちが出現しました。もしかしたらこれが原因なのかもしれません」
ゼーナさん!? ゼーナさんもそんな大事な話黙ってないでよー。まぁ、いろいろてんぱっていたんだよね、しょうがない。
女性陣には振り回さればっかりだよ、ポチはそんなことしないでねと目線を向けると、ワンと返事をしてくれた。
「そうか、まぁ。確定するにしても情報が少なすぎる。しばらくは低ランクの森の出入りは禁止にして、中位のやつらに探索をさせてみるか」
なにやら大事になりそうだけど、とりあえず僕の仕事は終わったみたいだ。これで帰れる。
******
お気に入りが70超えてました2/4 22:00
100超えたら1話余分に更新します。
1日2話と言えないのが辛い。
貯金(話)がなくなるのは辛いけど・・・。
嬉し悲鳴をあげさせてください(笑)
と書いて昨日予約投稿しておいたのですが、
ま、ま、ま、まさか100を超えるではなく、100以上増えてました。
ファンタジーの順位も50位以内に入ったみたいで感激です!!
今日は30分後の21:30に2話目を投稿します!!
稚拙な作品かもしれませんが応援よろしくお願いします。
僕は転移して女性の一番近くにいた、腕を伸ばしたオークを打撃で瞬殺し、その後も転移を繰り返しながらオークを屠っていく。もちろん、倒したオークたちは【無限収納】に入れてある。
「もしもーし。あれ? 起きない? もしも―」
オークを倒し終え、女性に声をかける。この時、変に警戒されないように距離をとっておいたのだが、それがよかった。
僕の声で起きた女性は、すぐに起き上がり距離をとる。そして、攻撃態勢に―――
「ちょ、ちょっと、待ってください。僕はただ助けただけですよ」
距離をとっていなかったら絶対この人攻撃してきたよね?
あたりを見渡し、脅威がなくなったことを確認し再び僕を見る。先のオーク達はどうなったかと聞かれたのでとりあえずうまく追い払っておいたと答えた。
「なっ、本当ですか?」
何に対して驚いたのかわからないけど、とりあえず流しておく。僕のような見た目で中位の魔物であるオークをどうにかできたことに驚いているのかもしれない。
ぶつぶつと何かつぶやいいるけど、きっとまだ恐怖から正常な状態に戻れないのかもしれない。と、僕は女性の手がなにやら握っていることに気づく。
「それはなんなんですか? もしかしてオークたちの宝だったり?」
興味もなかったけど、場の雰囲気を変えるために話題をふる。が、女性はわたわたとしてしまいあっけなく失敗。少し間をあけ話を進める。
「遅れましたが僕はクロノです。こっちの女の子がエレナ、こっちの犬がポチです」
「エレナなのぉ~」
「ワン、ワン」
オークを屠った後ポチに念話で状況を伝えこっちに来るように指示をしておいたのだ。なのでこの女性が目を覚ます直前にはすでに合流していた。
きっちりと役割をこなしたポチ、偉いぞ!
でも、それなのにそんな、犬の真似事なんてさせてすまんね・・・。
「あらっ、変わった組み合わせね。私はゼーナ、よろしくね」
ゼーナさんは20歳ぐらいの見た目で服装も街にいるような娘さんの格好だ。
「それにしても、どうしてこんなとこにいたんですか? 冒険者でもなさそうですし、危ないですよ」
「えぇ、気を付けるわ。心配ありがとうね。それで、良ければ町まで一緒に行ってもらってもいいかしら? 先ので疲れてしまって、1人じゃ心細いわ」
特にやることもなかったので、僕は了承し一緒に街へ戻ることにした。
道中は取り留めのない話をしていたが、今回のことを僕は不思議に思ったのでとりあえずギルドに行きたいということ、それと報告のために一緒にきてほしいとゼーナさんにもお願いした。
下位の中でも下位の魔物しか出現しない森で中位の魔物が複数体現れるなんて、なにかおかしい気がする。なので説明するためにもゼーナさんに来てほしかったのだが、なかなかうんと言ってくれなかった。
冒険者に対しなにか嫌な思い出でもあるのかもしれない。冒険者は荒くれたものも多いのでみながみな冒険者に対し良い印象を持っているいるわけではない。
ギルドにつくとレーラさんの姿が見えたので僕は彼女のデスクに向かう。
「すみません、買取をお願いしたいんですけど。あと、ちょっと相談が」
「はーい、クロノ君。さっそく、討伐だね。あれだけ慎重に行くって言ったのに。それに、そのかわいいお嬢さんと、お姉さんは? いったいどうしたのかなぁ?」
「そんなことより、素材はどこにだしたらいいですか? ちょっと量があるので広い場所を用意してもらいたいのと―」
小声で僕は続ける
「森でオークを見つけたんですけど、それも出していいですか?」
と続ける。少し考えてレーラさんは、別の部屋を用意するからそこで素材と話を聞くわ、と真剣な口調で小く答えた。
その後レーラさんに案内されギルドの奥にある部屋に通されたのだが、そこには知らない男の人が2人いた。
「おう、きたか。さっそくだけど、物を見せてくれ。できたら全部たのむ」
「マスター、自己紹介ぐらいしてください」
「おぉ、すまん、すまん。俺はゴンザ。このギルドの長をやってる。ついでにこいつは鑑定人のライズだ」
僕は適当に返事をし、初めに集めた下位の魔物の素材になる部位や討伐証明部位を、スマホを操作しながらかばんの中から取り出す演技をする。
「ほう、マジックバッグ持ちだったか」
ゴンザさんの声を聞いて、うまくいったと確信した。【無限収納】はレアスキルかもしれないので今はまだ隠しておきたい。なので、とりあえずアイテムを使った風に演技してみた。上手くいけば儲けものぐらいの気持ちだったが、成功するとうれしい。
そして、最後にオークを1体だけだす。
「えっ」
声に反応して僕は後ろを振り返るとゼーナさんの顔色がすぐれない。しまった、あんなことがあったのに、恐怖の元凶であるこんなものを見せちゃった。
「すみません、ゼーナさん。気分が悪いようだったしまいますけど」
「いえ、大丈夫です。それにしても、討伐してたんですね。追い払ったとばかり」
ゼーナさんと話し込みそうになるとゴンザさんに止められたので、僕は森で悲鳴を聞いてゼーナさんを助けるまでの話をみんなに話した。ただ、オークに関しては1体討伐して他は追い払ったと説明した。ゼーナさんにも説明が不足したと誤っておいた。
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「おにいちゃん、あのお姉ちゃんがもってた」
「うん? なにかあったんのかい、嬢ちゃん」
ゴンザさんに聞かれたがもじもじしてうまく答えられないエレナに代わり、森でゼーナさんがなにか持っていたとことを話した。すると興味をもったゴンザさんはゼーナさんに見せるように促す。
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ゼーナさん!? ゼーナさんもそんな大事な話黙ってないでよー。まぁ、いろいろてんぱっていたんだよね、しょうがない。
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100超えたら1話余分に更新します。
1日2話と言えないのが辛い。
貯金(話)がなくなるのは辛いけど・・・。
嬉し悲鳴をあげさせてください(笑)
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ま、ま、ま、まさか100を超えるではなく、100以上増えてました。
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