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2.ココア
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萌奈美には1年生の4月、1ヶ月だけ友達のようなものがいた。英語のクラスで隣に座った塚田心愛(ここあ)という女である。心愛とは英語の授業のペアワークがきっかけで、大学内ですれ違った時には「やっほー」と声を掛け合うくらいの微妙な関係になっていた。
ある日、英語の授業が始まる前、「授業が終わったら一緒に履修を組まない?」と心愛に聞かれた。萌奈美は当時、バイトもしていなければサークルにも所属していなかったのですぐに「いいよ!」と答えた。
そして授業が終わった後、萌奈美は「どこで履修組む?学食?ラウンジ?」と心愛に尋ねた。それを聞いた心愛はきょとんとしている。頭の上にクエスチョンマークが乗っかっているようだ。
「え、カフェ行こうよ。大学の外の。大学の中なんて騒がしいし。」
「う、うん。そうだね、わかった。カフェ行こう。」
カフェなんて行ったら金がかかるじゃないか。
ある日、英語の授業が始まる前、「授業が終わったら一緒に履修を組まない?」と心愛に聞かれた。萌奈美は当時、バイトもしていなければサークルにも所属していなかったのですぐに「いいよ!」と答えた。
そして授業が終わった後、萌奈美は「どこで履修組む?学食?ラウンジ?」と心愛に尋ねた。それを聞いた心愛はきょとんとしている。頭の上にクエスチョンマークが乗っかっているようだ。
「え、カフェ行こうよ。大学の外の。大学の中なんて騒がしいし。」
「う、うん。そうだね、わかった。カフェ行こう。」
カフェなんて行ったら金がかかるじゃないか。
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