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さぁ、はじめようか

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「国の捜査に参った!そこをどけっっ!!」

「陛下っ?!」
「ひっっ」

 信徒が一斉に逃げるように避ける。

「この先は何人たりとも通れません!神域にございます!!」

 一人の勇敢な信徒がシールドの前に駆け寄る。

「どけっ」
「ぐっ――――」

 だがあっけなくあしらわれるとジークヴァルトが手を翳した。



――― 外より出し焔が一つ 内より出し焔が一つ
――― 炎火よ巡れ 我が激越なる猛り
――― 烈火となりて障害の全てを撃て!



 その手から業火が解き放たれる。

「いったか?」

 だが、炎が落ち着いた先にシールドが傷ひとつなくまた姿を現す。

「まさか、ジーク様の大炎でも傷一つつかないとは…」

 唖然としてシールドを見る。

「おい、お前、これを開く呪文を知っているか?!」
「ひっ」

 さっきあしらった床に転がる信徒を見る。

「知っていても教えません!大体、そのシールドは聖なるシールド!四大元素魔法など効きませぬ!諦めて帰られよ!」

 信徒が声を上げ叫ぶ。

「四大元素の魔法が効かない?」
「ジーク陛下ぁ!…これは一体?」

 キャサドラが遅れて合流する。

「丁度いい所に来ました、試してみましょう」
「試すって?」
「最大限の魔力を持ってこのシールドにぶつけて下さい」
「解ったわ」

 ジークヴァルトとオズワルドも頷く。
 そして四人がそれぞれに呪文を唱えると大きな陣が浮かび上がる。

「くらえ!!」

 同時にそのシールドに魔法攻撃をぶっ放す。
 が、ビクともしない。

「くそっ、やはりダメか」
「四大元素最大限に併せても無理ですか、では、イザーク」
「はい、やってみます」
「頼む」

 イザークが手を翳す。
 周りに黒いオーラが膨れ上がると、それに驚いた信徒たちが腰を抜かす。
 そんな中、イザークの手から黒魔法をぶっ放す。
 が、やはりビクともしなかった。

「黒魔法もダメか…」

 何か知らないか問いただそうと振り返った先に信徒が皆倒れていた。

「チッこの役立たず!」
「ここに居る信徒は何も聞かされてないみたい」

 リオとキャサドラが信徒の胸倉を掴んでいた手を離すと床へと倒れ落ちた。

「どうすれば…」
「時間がありません!ジークヴァルト陛下!」
「ああ、とにかく、ぶち破るしかない、オズワルド!力を解放してこのシールドをぶち破れ!」
「皆も一斉に一点に絞り力をぶつけろ!!」

 皆が身構えたその時だった。




「そんな事をしても無駄ですわ!!」




 思いもよらぬ女の声に驚き振り返る。

「レティシア?!」
「レティシア様がどうしてここに?」
「あなたは監禁されていたはずです」
「すみません、私が無理やり連れ出しました、後で如何なる処分でもお受け致します」

 レティシアを庇う様に前に出るデルフィーノ。

「処分は貴方だけと言うわけにはいきません、これは立派な逃走罪です、大罪人である母アナベルの娘の逃走罪となるともちろん‥‥」
「そんな事どうでもよろしくてよ」
「!」

 キッパリと言い捨てるレティシアを驚き見る。

「何をする気だ?!」

 サディアスの言葉など気にも留めずツカツカツカとシールドの前に歩みを進める。

「この先にあの女が監禁されているのでしょ?」
「それをどこで?!――っ、聞いていたか!」

 監禁されているとはいえ、修道院先が決まったばかりでまだ城内に居たレティシアだ。
 秘密裏に飼う刺客が居てもおかしくない、それで盗聴を仕掛けていたのだろう。
 そんなレティシアがシールドに手を翳す。

「聖なるシールドは聖なる力に属する力でないと開きませんのよ」
「!」
「それをどこで知った?!」
「ロドリゴ元教皇がよく自慢気に話していましたわ、だから」

 レティシアの手に大きな陣が浮かび上がる。

「!」
「え‥‥?」

 するとその美しい唇が詠唱を唱え出す。



―――― 溶ける 溶ける 溶ける
――――  解け 巡り 裁く
――――  我が眼前に苦難は無し
――――  我が道上に障礙は無し
――――  解け 巡れ 裁け
―――― 溶けよ 溶けよ 溶けよ!!!




 純白な靄がシールドを覆う。
 その靄がゆっくりと晴れていく。

「! シールドが消えた」

 何をしても打ち破る事が出来なかったシールドが跡形もなく消えていた。

「何故だ?何故手を貸した?」

 唖然としレティシアを見る。




「今の現実を見ただけですわ」




 レティシアが振り返る。

「さっさと行きなさい、時間がないのでしょう」
「レティシア様…」
「恩に着る」

 皆が一斉にレティシアを横切り教会内部へと駆けこんでいく。
 そんな皆の背を見送ると扇子をパッと開く。


「さ、私達も参りましてよ、ずっと部屋で退屈でしたもの、あの女の無様な姿を見るのが楽しみですわ」








 深く落ちていた眠りが浅くなる。

(目を開けるのも億劫‥‥)


――――― ダメ、起きなくちゃ!

 
 もう一人の自分が叫ぶ。
 その声に釣られて重い瞼をゆっくりと抉じ開ける。

「お目覚めですか?」

 瞼を開けると自分の真上に浮かぶ魔法石とオーレリーの美しい顔が映った。

「ここは…?」

 見渡そうと体を動かすも動かない。

(また動かなくされているのか…はぁ~)

 心の中でため息をつくと辺りを目だけで見渡す。
 そこには蝋燭が置かれ炎が揺れ動く。
 その炎から床に何か陣が描かれているのが解った。
 真上の魔法石からは光が四方に広がり光のシールドが張られているのが解る。

(光魔法…?ああそうか…あの魔法石で私の力を吸い取ってシールドを張っているのね…)

 その瞳の端にちらりと花弁が映る。

「やはり聖女様は純白の清らかな白い花が似合う」

 跪き髪を一束掬うと口付ける。
 普通ならそれは絵画と思えるほど美しいシーンと言うのにリディアの心は凪っていた。

(本来これって萌え要素満載なんだけどな‥‥)

 1ミリも下衆志向が働かない程に疲弊している自分を自覚する。

「さぁ、儀式を行いましょう」

 オーレリーの指先がリディアの体を沿う。

「光の魔力だけでなく、光の聖女の血も肉も精も気もあなたの全てが無限大の可能性を秘めているんですよ、聖女リディア」

(全部かぁ~、まぁ、想定内か…)

 実験を繰り返している理由を考えればそんな所かと思っていた。
 光魔法、伝説の聖女、その力を欲する者が考える事なんて知れている。
 それに『私のモノ』と言われれば、こうなるだろうと予測はしていた。
 想像通りであったが、敢えて最後の抵抗を口にする。

「力が欲しいの?」

(どうせもうどにもならないけれど‥‥)

 体を動かなくされ、皆の助けが望めないならば、ただ人形の様にこの男に抱かれるしかない。
 救いはオーレリーもイケメンだという事だけだと心の中で乾いた笑いを零す。

「もちろん世界を転覆させる力が欲しい、ですがそれだけではありません、私は欲が深いのです」
「?」
「あなたの全てが欲しい、だから永遠と私のモノにするための儀式です」

 オーレリーの美しい手がリディアの頬を覆う。

「あなたの魂と私の魂を繋げれば永遠とその力も血も肉も全て私のモノ、永遠と…」
「!」

(この儀式の意味は魂と魂を繋げるため?!‥‥それはっっ)


「嫌だ!!」


 まさか何度生まれ変わっても永遠とこの男に縛り付けられるのかと思うと初めて心の底からゾッとした。
 だけど体はピクリとも動いてはくれずに焦り叫ぶ。

「動けっっ!!ぁあもぉおおっっ」
「ふふ、どんな時でも平然としていた貴方がそう恐怖に慄くとは新鮮ですね」

 恍惚とした表情で見下ろすそのねっとりとした視線に身が震える。

「いい表情です、私は人の恐怖する表情がとても好きなのですよ、とくに聖女リディア、貴方のような方が恐怖する姿が、それだけでイキそうです」

 聖職者とは思えない言葉を吐く。

(この男はダメだ ―――冗談抜きにヤバい奴だわ!!)

 焦り体を捩るも全く動かない。

「さぁ思う存分恐怖に怯えてください」
「ふざけんなっての!!」
「そんな下品な言葉を使って、そんなに怖いですか?ふふふ」

(駄目だ、こんな事をしていてもこの男を喜ばすだけだ)

「おや?もう抵抗はお終いですか?」

(どうやったらこの男の気を逸らす事が出来る――――?)

 過去を思い返すもオーレリーは完璧なまでにいつも平静だった。
 表情すら殆ど変えた所を見たことがない。

(何か、何かないのっっ思い出せっっもっと!!)

 オーレリーの指先が内股を伝う。
 必死に思い返すも何も出てこない。

(何か気を散らす方法はっっ)

 必死に辺りを見渡した所で何も出来るはずもない。

「光の聖女の血は特別なのです」
「っ、…特別?」
「ええ、特に光の聖女の処女の血はとてもとても貴重なのです、この世で最も聖なる血、無限の未知なる可能性を秘めているのです、この魂を繋げる儀式を成功に導くのに最もふさわしいでしょう?」
「成功率が上がるわけね‥‥」
「…魂を繋げる処女の血、これって婚儀に似ていると思いませんか?」
「‥‥‥」
「ふふ、言わばこれは私とあなたの婚姻の儀式です」




―――――― 見つけた! 突破口




 リディアの瞳が精気を取り戻す。

「残念ね、オーレリー」
「?」

 オーレリーが首を傾げた瞬間、激しい爆音を聞く。





「リディア!!!」





 見上げるそこには見覚えのある面々が光のシールドに向かって魔法攻撃をぶっ放していた。

「皆‥‥」

(ナイスタイミング!)

 ホッと胸を撫で下ろす。

「安心するのはまだ早いですよ」
「!」
「御覧なさい」

 リディアがもう一度皆を見るも光のシールドが輝き隔つ。

「これは光のシールドです、誰にも解くことはできません」

 にっこりと余裕の笑みを浮かべるオーレリー。

「それはどうかしら?」
「?」

 そのシールドの前に一人の高飛車な女が現れ仁王立ちする。

「無様ね!リディア!」
「レティシア?!」

 驚き見る皆の前でレティシアが一気に大きな陣を作るや否や白魔法をぶっ放す。
 だが、全く輝きを失わない光のシールドに皆が瞠目する。

「嘘‥、わたくしの白魔法が効かないなんて…」

 自信満々だったレティシアが愕然とする。

「白魔法でもダメか…くそっ」
「‥‥そんな、何故?聖なる力を以てしても消えないなんて…どういう事ですの?!」

 そんな皆を見てオーレリーが堪らないという様に笑う。

「くっくっ…、本当に愚かな下等な者どもよ、光の力は神に匹敵する力、その力を使った光のシールドを壊せるはずなどないでしょう?」

「!?」
「神に匹敵するだと?確かに魔物を一掃したほどの魔力…神と同等と言っても過言ではないな」
「それよりこれは光のシールドでしたか…しかし、光魔法はリディア嬢しかつかえないはず」
「リディアの光魔法?…あの魔法石かっ」

 リディアの上に浮かぶ魔法石を睨み見る。

「姉さま!!」

 皆が睨み見ると同時に鋭いナイフが魔法石に向かって飛ぶ。
 だが、リオが必死に魔法石に向かって何度もナイフを投げるも空しくシールドに阻まれる。

「光ならば闇を」

 黒いオーラがイザークの体から沸き上がる。



―――― 闇は光を呑むものなり
     闇は光に呑まれるものなり
     闇は光と伴にあるものなり
     双方 矛盾なれば
     双方 調和なれば
     陰こそ光を滅ぼさん ―――――



 イザークが渾身の力を込め闇魔法を放つもビクともしない。

「そんな…なぜ?」
「黒魔法を使わずに闇魔法を使ったのは良い選択です、ですが残念ながらこの魔法石には聖女の血をたっぷり含ませてあります、いくら闇魔法を使おうが無駄です」
「リディアの血を?!」
「オーレリー‥貴様‥‥」

 皆が怒りに震える中、オーレリーが恍惚とした笑みを浮かべる。

「そうですね、婚儀の儀式は皆に祝ってもらうのは良い事です、ご参加歓迎致しますよ」
「っ?!婚儀の儀式だと?!」
「ええ、これから伝説の聖女と私の魂と魂が結ばれる瞬間を一緒に祝って下さい」
「魂と魂をだと?!」
「永遠と私と繋がるのです、ふふ、素晴らしいでしょ?死んでも何度でもまた同じ時代に蘇り、聖女も聖女の力も永遠と私のモノ…この世は永遠と私のモノです!!」
「ふざけるなっっ!!!姉さまを返せっっ」

 リオが飛び掛かるもシールドに跳ね返され地面へ無様に転がる。

「このぉぉおおおっっ」
「離れろぉおっっ」
「リディア様!!」

 皆も一斉に仕掛けるもビクともしない光のシールド。
 そんな中、オーレリーがリディアに手を掛ける。

「どけ」

 そんな皆を払い除けるように前に出る。

「っ――何するんだよ!」
「オズワルド?」

 剣を手に持ち構える。
 オズワルドの周りから神々しいゴールドのオーラがぶわっと立ち昇った。

(俺が命令していないのに…)

「‥‥チッ、首輪が外れたか…」

 ジークヴァルトがオズワルドを睨む。



「ウォオオオオオッッッ!!!!!!!!」



――――   ガッッ


 光のシールドに己の剣を突き付ける。
 だが剣先が当たっただけで光のシールドはビクともしない。

「ふっ、何をしても無駄です、そこで指を咥えて私のモノになる伝説の聖女の姿を見ていなさい」

 これ見よがしにリディアを自分の胸へ抱き寄せる。



「ウォオオオオオッッオオオオオオオオオオオオオオオッッッ」



「ああ、本当に美しい」

 身体が動かないリディアの顎を持ち唇を奪う。
 そして目の前で渾身の力を込めて剣をぶっ刺すがまったく剣先も刺さっていないのに頑張るオズワルドを見る。

「ふふっ無様ですね、滑稽過ぎて哀れに見えます、そうは思いませんか?聖女リディア」

 リディアの太腿に大きなオーレリーの手が触れる。

「姉さまに触れるな!!」
「オズワルドの力をもってしてもやはり無理ですか…、我らの力を合わせてもあの光魔法のシールド相手では突破はできません、どうすれば…」
「くそ…」

 悔しそうな表情を浮かべるジークヴァルト達を楽しそうにシールドの中からオーレリーが嘲笑う。

「さぁ、私のモノとなるのです、聖女リディア」

 大きなその手がゆっくりと肌を撫で上げる。
 そして、シールドを突き破るために剣を突き立て全魔力を注ぐ必死の形相の男をニヤニヤと見る。

「私のモノだと彼に彼らに見せつけてさしあげましょう」

 太腿から内腿上部へと手を這わせ忍ばせていく。






「 それは俺のだ!ウォオオオオオオオオオオオ―――― 」








 更に威力を増しゴールドのオーラがぶわっと燃え上がるも傷一つ付けることすらできないその剣先を見る。

「哀れですね、ふふ」

 魔力を全力でぶつけ叫ぶオズワルドの目の前で胸元の徴に口付けを落とす。

「聖女リディアは、私のモノです」

 その長い指先がリディアの大事なところに当たろうとした所で、ふっとリディアの目元が笑う。

「さぁ、どうかしら?」
「?」

 その時だった。
 耳を劈く爆音に皆が思わず耳を塞ぎ屈む。

「なっ‥‥」

 オズワルドの剣に雷が落ちゴールドの光を放つ。

「雷が…?!」

 バリバリと音を立て閃光が剣の周りを飛び交う。

「あ…あれは…まさか…」
「雷神の剣…だと? オズワルドが何故?!」

 皆が驚きの余り息をするのも忘れ美しくおびただしい光を放つ雷神の剣を見る。

「あんのじじぃ、俺にも隠していやがったな‥‥」

 ジークヴァルトが唸ったその時、オズワルドの怒号が響き渡った。






ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!






 バリバリと音を立て光のシールドに雷神の剣が突き刺さっていく。

「そんな、まさか‥‥っ?!」

 余裕だったオーレリーの表情が強張る。

「雷神の剣は雷魔法… 雷魔法は神の魔法…いや、それでもそれだけでは聖女の力と対等…この光のシールドを破れるはずがない‥‥なぜ?」

 光のシールドにどんどんと突き刺さってくる雷神の剣を瞠目し見る。

「一体どうして‥‥」

 遂に光のシールドが光の粒子となって消え去る。
 刹那、リディアを胸に抱きオーレリーに剣を突き刺すオズワルドが居た。


「残念だったわね、オーレリー」


 オーレリーの唇から血が流れ落ちる。
 その様を見ながらリディアがニッコリと笑う。






「私の処女の血、オズにあげちゃったわ」







「! ‥‥なるほど」

 理解したオーレリーがフッと笑う。

「残念です‥、だが貴方には安寧は訪れまい、まだ私のモノになっていた方がマシだったと思い知るでしょう、それを無駄にしたのは貴方だ、貴方を力を熱望する者達がこの世界には沢山いる事を思い知るがいい、そして後悔なさい、私の手を取っていた方が良かったと!」

 そう言い残すとオーレリーは息絶えた。




 


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