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学院編15 エピローグ?
591 悪役令嬢の作戦会議
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「はあ……疲れたわ」
「おかえりぃー」
「遅かったね、マリナちゃん」
事の顛末は女子寮にも伝わっていた。夕食の時間には、噂に疎い三人の耳にも届いた。
≪マリナ・ハーリオンが男子寮に忍び込んで王太子を誘惑した≫
≪王太子がマリナを呼び出し、復縁を迫って実力行使に及んだ≫
と二通りの噂が飛び交い、最終的には二人を応援する『セディマリ親衛隊』が、
≪王太子殿下とマリナ様は困難を乗り越えて結ばれた≫
と何もかも超越した解釈で噂をまとめた。
よって、マリナはセドリックと深い関係だと思われているのだが、本人は全く気づいていない。
「ええ……少し、問題があって」
疲れた顔の姉は凄味のある笑顔で妹達に応えた。エミリーが「やっぱり」という生温い視線を向ける。
「……何よ」
「別に?マリナはマリナだなと思って」
「どういう意味かしら?」
腰に手を当て、長椅子に足を伸ばして座っている末妹の前に仁王立ちになる。
「ゲームの通り、結局王太子に丸め込まれて来たんでしょ?」
「なっ……」
図星を指され反論できない。確かに、ゲームをプレイしていた時から、マリナは恐ろしく王太子に気に入られていた。現状も同じ、いや、それ以上である。
「他のキャラルートに入れないからって躍起になって、結局王子ルート周回してたじゃん。マリナが何やっても裏目に出てさ」
「そうだったねえ。エンディングを見る度にゲームスタート時のパラメーターが上がる仕様だったから、すごいことになってたよね。ゲームの時間で一週間目で重要なイベントが発生したりね」
「何が言いたいのかしら?」
アメジストの瞳が昏く光る。
「……マリナは完璧主義だから、パラメーターを全体的にガンガン上げて、王子に気に入られてた。他のルートに入りたいなら何か妥協すればいいのに」
「真面目だからねえ」
「そ。今だって何でもできる令嬢になっちゃったから、王太子妃候補になったわけだし?いんがおうぼうってやつ?」
「……横暴?」
「因果応報かしら?少し違うような気がするけれど……。だって、マリナちゃんは好きでこうなったんだもの。王太子様をアイリーンに取られたくないから?取られたら破滅しかないから?違うよね?王太子様が好きだから頑張れたんだよね?」
「アリッサ……」
「私はずっと頑張ってきたつもりだもん。レイ様に相応しくなれるようにって」
「……恋愛脳?」
「私のこと冷やかしてるけど、エミリーちゃんだって努力したよね?」
「わ、私は別に、魔法が好きだから……それで、勉強しただけで……」
ジュリアは妹の頬をつまんで引っ張った。
「いひゃい、らにふんお!」
「エミリーは素直じゃないな。いいじゃん。私達、みーんな頑張ってきたってことでさ」
「……雑なまとめ」
「こうして笑い合える未来のために、転生に気づいた日からずーっと、いろいろ努力したんじゃない?何て言うか、ここからが本当の始まりじゃないの?ゲームのシナリオから抜け出して、本物の自由を手に入れた!やった!……みたいな?」
歯を見せてにやりと笑うと、ジュリアは勢いよくエミリーの背中を叩いた。
◆◆◆
入浴後、四姉妹は寝室で今日の出来事を語り合った。最初の議題はやはり、マリナが男子寮で起こした事件についてだ。いつも通り、マリナのベッドの上に並んで座る。
レイモンドが王になったら王妃になるアリッサには負担が大きいという話を巧みにぼかし、マリナはセドリックに嵌められる形で妃になると言ってしまったと告げた。三人の反応は、ジュリアは大いに盛り上がり、アリッサはセドリックに押し倒された話の辺りから興奮して意味不明な言動を繰り返し、エミリーは「王太子のくせになかなかやるな」と口の端を上げた。
「攻略対象と婚約しているのは、ゲームのシナリオの延長ではないのかしら?」
「マリナ、そんなこと気にしてんの?」
「ジュリアこそ、気にならないのが不思議だわ」
「私はアレックスが好きだし、騎士になるのが夢だし、それがゲームのシナリオと被るからって一つも気にならないよ」
「シナリオをなぞったら、また何かが起こる気がして……」
「マリナちゃん、考えすぎだよ?もっと自分に素直になりなよ」
「……同感」
「王太子様を好きになって、後悔してる?この未来を選んだこと、後悔してるの?」
「いいえ。後悔はしていないわ。自分が選んできた道ですもの。……でも、怖いのよ。いつか見た悪夢のように、セドリック様に捨てられる日が来るのかしらって」
「マリナ……」
「マリナちゃん……」
同じように悪夢を見たジュリアとアリッサが眉を顰めた。
「アホくさ。単なる夢でしょ」
エミリーがごろごろ寝転がりながら呟く。
「そんなに心配なら本人に言ってやれば?『あなたが私を捨てる夢を見たので結婚できません』って。貿易事業をやりたいとかカッコつけて言い訳してないで。捨てられるのが怖い?何言ってんの?」
「エミリー!あなた、何を……」
「好きだから失うのが怖いんでしょ?……私だって怖いよ。マシューがいつ、私に興味を失くすかなんて分かんない。魔法にしか興味がない人だから、私の魔力が突然無くなったらどうなるかとか、ぐるぐる考える夜もある。そんなの、当たり前じゃん。……恋……してるんだから」
「うわあ、恋とか言っちゃった……」
「煩い、ジュリア。魔法で黙らせようか?」
頬を微かに染めたエミリーが掌を天井に向け、火の魔法球を発生させる。
「ごめんごめん。エミリーの言う通りだよ。私だって時々、考えちゃって眠れない夜があるし」
「……ベッドに入って五秒で寝てるくせに」
「わ、私も、レイ様のことを考えて眠れないことがよくあるよ?そういうときはね、お手紙を書いて……」
「……あれ、迷惑。夜中に笑うのやめて」
「だからね、マリナちゃんの気持ちは分かるよ。不安がない恋なんてない!……と思う」
「アリッサ、いいこと言うねー」
ジュリアが手を叩いて喜んだ。
「ついでって言ったらアレだけど、不安がない未来ってのもおかしいんじゃないかな。私達、不幸のどん底しかない未来を選ばないように、ほんっとーに細い、糸みたいなのを手繰り寄せてきたじゃん。シナリオ通りにならないようにって。これが絶対幸せ!って信じて勇気を振り絞ってきたでしょ。どれが正解だったかなんて、最後まで分かんないよ。大どんでん返しで明日にはギロチンにかけられるかもしれない」
「怖いこと言わないでぇえ」
「ははっ。泣かない、泣かない。……だとしても、私は後悔しないよ。マリナはどうなのさ?あんなに一生懸命想ってくれる殿下を振って、胸が痛まない?」
「振って……はいないわ。少し時間を……」
「マリナがうじうじ悩んでる間に、殿下が結婚しちゃったらどうする?」
「うんうん。王太子様だもの、いつまでも独身ってわけにはねえ……」
「……どっかの王女に取られるかもね。リオネルに姉妹がいるんじゃないっけ?」
「う……。セドリック様は待ってくださると……」
「どうかなあ?結婚したら捨てられると思ってるくらい、殿下のこと信じてないくせに、そこは都合よく信じるわけ?」
「矛盾してる」
「うう……」
「王太子様、お可哀想に……」
三人の妹に責められ、マリナはどんどんベッドの奥へ追いやられた。
「私達はちゃんと明日を見てるよ。マリナは肝心なとこで度胸が足りないよね」
「王太子様にちゃんとお話しして、分かっていただくといいと思うの!」
「……気負わずに飛び込め」
「皆……」
マリナの瞳にうっすらと涙が滲んだ。
「そうね。何事も、踏み出す勇気があれば……。ありがとう」
「どーおいたしまして?」
四人がどっと笑う。
「久しぶりに、あれ、お願いしてもいいかしら?」
「……あれって?」
「決まってるじゃん。円陣!ほら、用意して」
四人は視線を交わしながら、次々に掌を重ねていく。最後にマリナが手を乗せた。
「準備はいい?」
ジュリアがにやりと笑い、アリッサが小さく頷き、エミリーが流し目で応える。
――ありがとう、皆。
「明日に向かって行くわよ!ファイトー!」
「オー!」
「おっ……」
「……っ!」
何度やってもタイミングが合うのはジュリアだけで、一瞬遅れたアリッサが言いかけてやめ、エミリーは口を開いただけで終わった。ジュリアが腹を抱えて大笑いしてベッドに転がり、それに三人が飛びかかる。
その晩、女子寮の一室はいつまでも笑いが絶えなかった。
「おかえりぃー」
「遅かったね、マリナちゃん」
事の顛末は女子寮にも伝わっていた。夕食の時間には、噂に疎い三人の耳にも届いた。
≪マリナ・ハーリオンが男子寮に忍び込んで王太子を誘惑した≫
≪王太子がマリナを呼び出し、復縁を迫って実力行使に及んだ≫
と二通りの噂が飛び交い、最終的には二人を応援する『セディマリ親衛隊』が、
≪王太子殿下とマリナ様は困難を乗り越えて結ばれた≫
と何もかも超越した解釈で噂をまとめた。
よって、マリナはセドリックと深い関係だと思われているのだが、本人は全く気づいていない。
「ええ……少し、問題があって」
疲れた顔の姉は凄味のある笑顔で妹達に応えた。エミリーが「やっぱり」という生温い視線を向ける。
「……何よ」
「別に?マリナはマリナだなと思って」
「どういう意味かしら?」
腰に手を当て、長椅子に足を伸ばして座っている末妹の前に仁王立ちになる。
「ゲームの通り、結局王太子に丸め込まれて来たんでしょ?」
「なっ……」
図星を指され反論できない。確かに、ゲームをプレイしていた時から、マリナは恐ろしく王太子に気に入られていた。現状も同じ、いや、それ以上である。
「他のキャラルートに入れないからって躍起になって、結局王子ルート周回してたじゃん。マリナが何やっても裏目に出てさ」
「そうだったねえ。エンディングを見る度にゲームスタート時のパラメーターが上がる仕様だったから、すごいことになってたよね。ゲームの時間で一週間目で重要なイベントが発生したりね」
「何が言いたいのかしら?」
アメジストの瞳が昏く光る。
「……マリナは完璧主義だから、パラメーターを全体的にガンガン上げて、王子に気に入られてた。他のルートに入りたいなら何か妥協すればいいのに」
「真面目だからねえ」
「そ。今だって何でもできる令嬢になっちゃったから、王太子妃候補になったわけだし?いんがおうぼうってやつ?」
「……横暴?」
「因果応報かしら?少し違うような気がするけれど……。だって、マリナちゃんは好きでこうなったんだもの。王太子様をアイリーンに取られたくないから?取られたら破滅しかないから?違うよね?王太子様が好きだから頑張れたんだよね?」
「アリッサ……」
「私はずっと頑張ってきたつもりだもん。レイ様に相応しくなれるようにって」
「……恋愛脳?」
「私のこと冷やかしてるけど、エミリーちゃんだって努力したよね?」
「わ、私は別に、魔法が好きだから……それで、勉強しただけで……」
ジュリアは妹の頬をつまんで引っ張った。
「いひゃい、らにふんお!」
「エミリーは素直じゃないな。いいじゃん。私達、みーんな頑張ってきたってことでさ」
「……雑なまとめ」
「こうして笑い合える未来のために、転生に気づいた日からずーっと、いろいろ努力したんじゃない?何て言うか、ここからが本当の始まりじゃないの?ゲームのシナリオから抜け出して、本物の自由を手に入れた!やった!……みたいな?」
歯を見せてにやりと笑うと、ジュリアは勢いよくエミリーの背中を叩いた。
◆◆◆
入浴後、四姉妹は寝室で今日の出来事を語り合った。最初の議題はやはり、マリナが男子寮で起こした事件についてだ。いつも通り、マリナのベッドの上に並んで座る。
レイモンドが王になったら王妃になるアリッサには負担が大きいという話を巧みにぼかし、マリナはセドリックに嵌められる形で妃になると言ってしまったと告げた。三人の反応は、ジュリアは大いに盛り上がり、アリッサはセドリックに押し倒された話の辺りから興奮して意味不明な言動を繰り返し、エミリーは「王太子のくせになかなかやるな」と口の端を上げた。
「攻略対象と婚約しているのは、ゲームのシナリオの延長ではないのかしら?」
「マリナ、そんなこと気にしてんの?」
「ジュリアこそ、気にならないのが不思議だわ」
「私はアレックスが好きだし、騎士になるのが夢だし、それがゲームのシナリオと被るからって一つも気にならないよ」
「シナリオをなぞったら、また何かが起こる気がして……」
「マリナちゃん、考えすぎだよ?もっと自分に素直になりなよ」
「……同感」
「王太子様を好きになって、後悔してる?この未来を選んだこと、後悔してるの?」
「いいえ。後悔はしていないわ。自分が選んできた道ですもの。……でも、怖いのよ。いつか見た悪夢のように、セドリック様に捨てられる日が来るのかしらって」
「マリナ……」
「マリナちゃん……」
同じように悪夢を見たジュリアとアリッサが眉を顰めた。
「アホくさ。単なる夢でしょ」
エミリーがごろごろ寝転がりながら呟く。
「そんなに心配なら本人に言ってやれば?『あなたが私を捨てる夢を見たので結婚できません』って。貿易事業をやりたいとかカッコつけて言い訳してないで。捨てられるのが怖い?何言ってんの?」
「エミリー!あなた、何を……」
「好きだから失うのが怖いんでしょ?……私だって怖いよ。マシューがいつ、私に興味を失くすかなんて分かんない。魔法にしか興味がない人だから、私の魔力が突然無くなったらどうなるかとか、ぐるぐる考える夜もある。そんなの、当たり前じゃん。……恋……してるんだから」
「うわあ、恋とか言っちゃった……」
「煩い、ジュリア。魔法で黙らせようか?」
頬を微かに染めたエミリーが掌を天井に向け、火の魔法球を発生させる。
「ごめんごめん。エミリーの言う通りだよ。私だって時々、考えちゃって眠れない夜があるし」
「……ベッドに入って五秒で寝てるくせに」
「わ、私も、レイ様のことを考えて眠れないことがよくあるよ?そういうときはね、お手紙を書いて……」
「……あれ、迷惑。夜中に笑うのやめて」
「だからね、マリナちゃんの気持ちは分かるよ。不安がない恋なんてない!……と思う」
「アリッサ、いいこと言うねー」
ジュリアが手を叩いて喜んだ。
「ついでって言ったらアレだけど、不安がない未来ってのもおかしいんじゃないかな。私達、不幸のどん底しかない未来を選ばないように、ほんっとーに細い、糸みたいなのを手繰り寄せてきたじゃん。シナリオ通りにならないようにって。これが絶対幸せ!って信じて勇気を振り絞ってきたでしょ。どれが正解だったかなんて、最後まで分かんないよ。大どんでん返しで明日にはギロチンにかけられるかもしれない」
「怖いこと言わないでぇえ」
「ははっ。泣かない、泣かない。……だとしても、私は後悔しないよ。マリナはどうなのさ?あんなに一生懸命想ってくれる殿下を振って、胸が痛まない?」
「振って……はいないわ。少し時間を……」
「マリナがうじうじ悩んでる間に、殿下が結婚しちゃったらどうする?」
「うんうん。王太子様だもの、いつまでも独身ってわけにはねえ……」
「……どっかの王女に取られるかもね。リオネルに姉妹がいるんじゃないっけ?」
「う……。セドリック様は待ってくださると……」
「どうかなあ?結婚したら捨てられると思ってるくらい、殿下のこと信じてないくせに、そこは都合よく信じるわけ?」
「矛盾してる」
「うう……」
「王太子様、お可哀想に……」
三人の妹に責められ、マリナはどんどんベッドの奥へ追いやられた。
「私達はちゃんと明日を見てるよ。マリナは肝心なとこで度胸が足りないよね」
「王太子様にちゃんとお話しして、分かっていただくといいと思うの!」
「……気負わずに飛び込め」
「皆……」
マリナの瞳にうっすらと涙が滲んだ。
「そうね。何事も、踏み出す勇気があれば……。ありがとう」
「どーおいたしまして?」
四人がどっと笑う。
「久しぶりに、あれ、お願いしてもいいかしら?」
「……あれって?」
「決まってるじゃん。円陣!ほら、用意して」
四人は視線を交わしながら、次々に掌を重ねていく。最後にマリナが手を乗せた。
「準備はいい?」
ジュリアがにやりと笑い、アリッサが小さく頷き、エミリーが流し目で応える。
――ありがとう、皆。
「明日に向かって行くわよ!ファイトー!」
「オー!」
「おっ……」
「……っ!」
何度やってもタイミングが合うのはジュリアだけで、一瞬遅れたアリッサが言いかけてやめ、エミリーは口を開いただけで終わった。ジュリアが腹を抱えて大笑いしてベッドに転がり、それに三人が飛びかかる。
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