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学院編 14
543 国王の尋問
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エンウィ魔導師団長は恭しく礼をして、国王の前に跪いた。
「お呼びと伺いましたが」
「聞きたいことがある」
切り出したのは国王ではなく、彼の隣に控えていた宰相だった。オードファン公爵は、全ての物を凍らせてしまいそうな視線でエンウィ伯爵を見た。
「ヴィルソード侯爵の件だが、何かご存知では?」
「ああ、あれですか。確かに、私はあの場におりましたよ」
よくぞ聞いてくれたと顔に書いてある。公爵は苛立ちを鉄面皮に隠して続けた。
「何があった?兵士達の話では、オリバー・ヴィルソードが突如暴れ出したとか」
「はい。何か面白くないことでもあったのでしょうね。彼は特別ですから、私には推しはかりかねますな。はっはっは」
友人を侮辱されたように感じて、国王が閉じていた口を開いた。
「騎士団長には、ある調査を命じていたのだ。王宮の地下に囚われていたマシュー・コーノックから魔法石で大量の魔力を奪い取り、それをそなたが売りさばいているという情報があった。
「まさか!そんなでたらめを……!」
エンウィ伯爵は大袈裟に驚いて見せた。何も知らないと首を振る。
「既に証拠は提出されている。ここにはないが、裏付けも十分だ」
「何かの間違いです。私は……」
「それなら、コーノックの魔力を吸収した魔法石はどこにあるのだ?そもそも、彼には逃走の意志がない。魔力を奪う理由がないと思うが」
国王は淡々と続けた。牢の中でマシューが死人のように寝ていたことは、巡回の兵士から聞いていた。
「いいえ!あの男は危険です!本気を出して魔法を使われたら、我々魔導師団と言えども太刀打ちできるかどうか。六属性ですよ?陛下の大切な……セドリック王太子殿下を狙った不届き者なのです。またあのようなことが起こらぬよう、死なない程度に魔力を……」
「一歩間違えば死ぬところだったと申すか」
「い、いいえ。加減はしておりましたし、あの者の魔力は無尽蔵と言っていいのですから」
魔導師団長が弁明していると、侍従が学院長を連れて入って来た。国王が連れてくるように命じていたのである。
「ああ、先生。いいところに」
オードファン公爵が笑顔で手を挙げた。彼も国王も、国の主だった貴族は皆、彼の教え子である。
「おや、何やら怖い顔をして。わしはそんな子に育てた覚えはないが」
国王は自分の眉間に皺がよっていると気づいて顔の筋肉を緩めた。
「お尋ねしたいことがあるのです。……先生は先刻、エンウィ伯爵と会っていらっしゃいましたね?ヴィルソード侯爵に付き従っていた騎士に聞きましたよ」
「そうだ。その通りだ」
「お話の後、侯爵の様子がおかしくなったのですが、その点について何か、きっかけとなることでもあったのでしょうか」
「きっかけ?……はて、何の話をしていたか……」
学院長は斜め上を見上げて呟いた。
「覚えていらっしゃらないのですか?」
「そう、……そうじゃなあ。とんと思い出せん。話の内容は、そこのエンウィ伯爵に聞いてくれ」
にっこり笑って伯爵を見る。伯爵は笑顔で応えた。
「そういうことでしたら、私が。あの時は……魔法科の生徒について話をしていたのです」
「魔法科の?伯爵のお孫さんのことで?」
宰相の頭の中には、有力貴族の子弟が何歳で何をしているか、だいたいのデータベースがある。王立学院魔法科一年のキースが、息子のレイモンドと同じく生徒会に所属していることも知っている。
「私が言うのも何ですが、キースはよくやっております。今日の話は、孫と同じ学年の二人、アイリーン・シェリンズと、エミリー・ハーリオンのことです」
「アイリーン?舞踏会で魔法を使った娘だな。彼女は魔力を制限される牢にいるはずだ」
「おお、それは……!どうしてそんな酷いことを!」
「アイリーンはセドリックを狙ったのだぞ。事前に察知し、『代役』を立てていた上、身を挺して庇ってくれた兵士がいたから助かったのだ。そうでなければ、セドリックは雷撃を受けて死んでいたかもしれないのだ!」
国王は息子の死を想像して、幾分強い調子で反論した。エンウィ伯爵は頭を振って、眉を下げて王を見つめた。
「陛下、それは誤解です。あの兵士……騎士団の元副団長の息子だと聞きましたが……あの者こそ、セドリック殿下を狙った重罪人なのです」
「何!?」
「死ぬ間際にハーリオン侯爵との関係をほのめかしていたとか。ですが、侯爵はおろか、ハーリオン家は彼を見殺しにしました。つまり、生きていてほしくなかったのでしょう。そんな男から殿下を守ろうと、アイリーン……シェリンズ男爵令嬢は魔法で対抗しました。死を恐れず、暗殺者と真正面から戦った彼女こそ、称賛するに値する。将来は有望で、優れた魔導士になるでしょう。学院長先生のお力で、どうか彼女を牢から救い出していただきたいとお願いしていたのです」
俄には信じられず、オードファン公爵は学院長を見た。
「今の話は、本当ですか?」
「さて……そんなことを言って……うーん、覚えておらんな」
「しっかりしてください、先生」
「きっとそうなんじゃろうな」
はあ、と溜息をつき、公爵は話を続けるよう促した。
「それで、エミリー・ハーリオンのことは?」
「ご存知のように、無許可で渡航するという罪を犯しています。本来であれば、犯罪者は王立学院の学籍を抹消され、社交界にも出入りが許されません。しかし、彼女はまだ十五歳。これから長い人生があるのに、一度の過ちで全てを失ってしまうのはあまりに惜しい。、珍しい五属性持ちの魔導士を失うのは、国家として大きな損失です。そこで、私の……エンウィ家で身柄を預かり、正しく魔法を使えるようになるまで教育したいと考えたのです。勿論、三年時には学院の生徒として卒業させてほしいと、この件もお願いをしていたところで」
「エミリーを、エンウィ家で?……確かに、魔導士を多く輩出している家柄で、学ぶ環境は整っているのかもしれないが……未婚の令嬢を縁のない家で……」
国王はもごもごと言葉を濁した。親戚筋でさえ、兄弟姉妹でもない未婚の男女が同じ家にいるのは、何かと噂になるのだ。伯爵の孫のキースがエミリーに好意を寄せているのは、王でなくても知っている事実だ。
「よからぬ噂が立たぬとも限りません。それに、親であるハーリオン侯爵が不在の今、そういった決断をするべきではないと思います」
「宰相の言う通りだ。私はハーリオン侯爵の帰国を待ちたい。エミリーの件も、アイリーンの件もだ。侯爵が兵士に指示したのか否か、本人の口から聞くまでは……」
「あの兵士は、ハーリオン家の紋章がついた剣を持っていたというではありませんか。剣技科の生徒で、ハーリオン家の娘とも親しかったに違いありません。それに、ヴィルソード侯爵も……」
「侯爵も関わっているのか?」
「彼の話をしたら表情が変わって。あのように暴れ出したのですよ。暗殺者の父親は、一時ヴィルソード侯爵のすぐ下で働いていた男です。何か繋がりがあってもおかしくはありません。そう言えば、ある時を境に、ビルクールで騎士団の仕事が増えています。国を、陛下を守るべき騎士が、一貴族の領地を頻繁に訪れるのはおかしいではありませんか。陛下に提出したという証拠も怪しいものです」
一気にまくし立てた魔導師団長は、息を整えて再び頭を下げた。
「どうか、今一度、魔導師団に調べさせてはいただけませんか。騎士団が調べた件も、アイリーン・シェリンズの件も」
「……」
国王と宰相は目を見合わせ、ゆっくりと頷いた。
「よかろう。ただし、期限はひと月後だ。それまでに十分な成果を示すことができなければ、私は騎士団の調査を真実と認める」
「はい。必ずや成果を上げてご覧にいれます」
長いローブをさばき、エンウィ魔導師団長は俯き加減で口元を綻ばせた。
「お呼びと伺いましたが」
「聞きたいことがある」
切り出したのは国王ではなく、彼の隣に控えていた宰相だった。オードファン公爵は、全ての物を凍らせてしまいそうな視線でエンウィ伯爵を見た。
「ヴィルソード侯爵の件だが、何かご存知では?」
「ああ、あれですか。確かに、私はあの場におりましたよ」
よくぞ聞いてくれたと顔に書いてある。公爵は苛立ちを鉄面皮に隠して続けた。
「何があった?兵士達の話では、オリバー・ヴィルソードが突如暴れ出したとか」
「はい。何か面白くないことでもあったのでしょうね。彼は特別ですから、私には推しはかりかねますな。はっはっは」
友人を侮辱されたように感じて、国王が閉じていた口を開いた。
「騎士団長には、ある調査を命じていたのだ。王宮の地下に囚われていたマシュー・コーノックから魔法石で大量の魔力を奪い取り、それをそなたが売りさばいているという情報があった。
「まさか!そんなでたらめを……!」
エンウィ伯爵は大袈裟に驚いて見せた。何も知らないと首を振る。
「既に証拠は提出されている。ここにはないが、裏付けも十分だ」
「何かの間違いです。私は……」
「それなら、コーノックの魔力を吸収した魔法石はどこにあるのだ?そもそも、彼には逃走の意志がない。魔力を奪う理由がないと思うが」
国王は淡々と続けた。牢の中でマシューが死人のように寝ていたことは、巡回の兵士から聞いていた。
「いいえ!あの男は危険です!本気を出して魔法を使われたら、我々魔導師団と言えども太刀打ちできるかどうか。六属性ですよ?陛下の大切な……セドリック王太子殿下を狙った不届き者なのです。またあのようなことが起こらぬよう、死なない程度に魔力を……」
「一歩間違えば死ぬところだったと申すか」
「い、いいえ。加減はしておりましたし、あの者の魔力は無尽蔵と言っていいのですから」
魔導師団長が弁明していると、侍従が学院長を連れて入って来た。国王が連れてくるように命じていたのである。
「ああ、先生。いいところに」
オードファン公爵が笑顔で手を挙げた。彼も国王も、国の主だった貴族は皆、彼の教え子である。
「おや、何やら怖い顔をして。わしはそんな子に育てた覚えはないが」
国王は自分の眉間に皺がよっていると気づいて顔の筋肉を緩めた。
「お尋ねしたいことがあるのです。……先生は先刻、エンウィ伯爵と会っていらっしゃいましたね?ヴィルソード侯爵に付き従っていた騎士に聞きましたよ」
「そうだ。その通りだ」
「お話の後、侯爵の様子がおかしくなったのですが、その点について何か、きっかけとなることでもあったのでしょうか」
「きっかけ?……はて、何の話をしていたか……」
学院長は斜め上を見上げて呟いた。
「覚えていらっしゃらないのですか?」
「そう、……そうじゃなあ。とんと思い出せん。話の内容は、そこのエンウィ伯爵に聞いてくれ」
にっこり笑って伯爵を見る。伯爵は笑顔で応えた。
「そういうことでしたら、私が。あの時は……魔法科の生徒について話をしていたのです」
「魔法科の?伯爵のお孫さんのことで?」
宰相の頭の中には、有力貴族の子弟が何歳で何をしているか、だいたいのデータベースがある。王立学院魔法科一年のキースが、息子のレイモンドと同じく生徒会に所属していることも知っている。
「私が言うのも何ですが、キースはよくやっております。今日の話は、孫と同じ学年の二人、アイリーン・シェリンズと、エミリー・ハーリオンのことです」
「アイリーン?舞踏会で魔法を使った娘だな。彼女は魔力を制限される牢にいるはずだ」
「おお、それは……!どうしてそんな酷いことを!」
「アイリーンはセドリックを狙ったのだぞ。事前に察知し、『代役』を立てていた上、身を挺して庇ってくれた兵士がいたから助かったのだ。そうでなければ、セドリックは雷撃を受けて死んでいたかもしれないのだ!」
国王は息子の死を想像して、幾分強い調子で反論した。エンウィ伯爵は頭を振って、眉を下げて王を見つめた。
「陛下、それは誤解です。あの兵士……騎士団の元副団長の息子だと聞きましたが……あの者こそ、セドリック殿下を狙った重罪人なのです」
「何!?」
「死ぬ間際にハーリオン侯爵との関係をほのめかしていたとか。ですが、侯爵はおろか、ハーリオン家は彼を見殺しにしました。つまり、生きていてほしくなかったのでしょう。そんな男から殿下を守ろうと、アイリーン……シェリンズ男爵令嬢は魔法で対抗しました。死を恐れず、暗殺者と真正面から戦った彼女こそ、称賛するに値する。将来は有望で、優れた魔導士になるでしょう。学院長先生のお力で、どうか彼女を牢から救い出していただきたいとお願いしていたのです」
俄には信じられず、オードファン公爵は学院長を見た。
「今の話は、本当ですか?」
「さて……そんなことを言って……うーん、覚えておらんな」
「しっかりしてください、先生」
「きっとそうなんじゃろうな」
はあ、と溜息をつき、公爵は話を続けるよう促した。
「それで、エミリー・ハーリオンのことは?」
「ご存知のように、無許可で渡航するという罪を犯しています。本来であれば、犯罪者は王立学院の学籍を抹消され、社交界にも出入りが許されません。しかし、彼女はまだ十五歳。これから長い人生があるのに、一度の過ちで全てを失ってしまうのはあまりに惜しい。、珍しい五属性持ちの魔導士を失うのは、国家として大きな損失です。そこで、私の……エンウィ家で身柄を預かり、正しく魔法を使えるようになるまで教育したいと考えたのです。勿論、三年時には学院の生徒として卒業させてほしいと、この件もお願いをしていたところで」
「エミリーを、エンウィ家で?……確かに、魔導士を多く輩出している家柄で、学ぶ環境は整っているのかもしれないが……未婚の令嬢を縁のない家で……」
国王はもごもごと言葉を濁した。親戚筋でさえ、兄弟姉妹でもない未婚の男女が同じ家にいるのは、何かと噂になるのだ。伯爵の孫のキースがエミリーに好意を寄せているのは、王でなくても知っている事実だ。
「よからぬ噂が立たぬとも限りません。それに、親であるハーリオン侯爵が不在の今、そういった決断をするべきではないと思います」
「宰相の言う通りだ。私はハーリオン侯爵の帰国を待ちたい。エミリーの件も、アイリーンの件もだ。侯爵が兵士に指示したのか否か、本人の口から聞くまでは……」
「あの兵士は、ハーリオン家の紋章がついた剣を持っていたというではありませんか。剣技科の生徒で、ハーリオン家の娘とも親しかったに違いありません。それに、ヴィルソード侯爵も……」
「侯爵も関わっているのか?」
「彼の話をしたら表情が変わって。あのように暴れ出したのですよ。暗殺者の父親は、一時ヴィルソード侯爵のすぐ下で働いていた男です。何か繋がりがあってもおかしくはありません。そう言えば、ある時を境に、ビルクールで騎士団の仕事が増えています。国を、陛下を守るべき騎士が、一貴族の領地を頻繁に訪れるのはおかしいではありませんか。陛下に提出したという証拠も怪しいものです」
一気にまくし立てた魔導師団長は、息を整えて再び頭を下げた。
「どうか、今一度、魔導師団に調べさせてはいただけませんか。騎士団が調べた件も、アイリーン・シェリンズの件も」
「……」
国王と宰相は目を見合わせ、ゆっくりと頷いた。
「よかろう。ただし、期限はひと月後だ。それまでに十分な成果を示すことができなければ、私は騎士団の調査を真実と認める」
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