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学院編 14
508 悪役令嬢は人違いに困惑する
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「待たせてすまない」
部屋に入って来たレイモンドの顔を見るなり、マリナは椅子から立ち上がって駆け寄った。
「リオネル様は何の御用でしたの?エミリーは?」
「今、国王陛下と会談中だ。王宮の地下牢にいる囚人を『貸して』ほしいと」
「囚人を、貸す?」
首を傾げるとマリナの銀髪がさらりと揺れ、表情が硬くなった。
「アスタシフォン王宮で起こった魔法絡みの事件を解決するために、マシュー・コーノックを派遣してもらうつもりらしい。コーノック先生はセドリックの命を狙った容疑で逮捕されてから、弁解の機会すら与えられずに牢に閉じ込められている。陛下のお考えがあってのことだろうが、簡単に牢から出すわけがない」
「やはり、ご自分の息子が狙われたとあっては、陛下も……」
「結局魔法を受けたのは君だろう。君が受けた魔法を解こうといろいろ調べてくださっていた最中に逮捕されている。自分がかけた魔法を解こうとするか?」
「解こうとしているふりだと思われたのでは?……エミリーは、コーノック先生に会えたのですか?」
「いや。リオネルが従者として連れてきたと言ったからには、王子のために設えた部屋で待機しているはずだ。陛下がどのような判断をされるのか、やきもきして待っているに違いない」
「お願いです。私をエミリーのところへ連れて行ってください。先日手違いがあってビルクールから船に乗ってしまって、それっきり会っていなかったのですわ。きっとリオネル様と一緒にアスタシフォンへ向かうことでしょう。また会えなくなってしまうと思うと……」
「コーノック先生を牢から出さないと陛下がお決めになったら、リオネル王子はエミリーの魔法が頼りだろう。間違いなく王子と共にかの国へ戻る。話せるのは短い時間になるとは思うが、部屋まで案内しよう」
眼鏡の奥のエメラルドの瞳が光る。俺に任せろと言わんばかりに、レイモンドはマリナに微笑んだ。
◆◆◆
「まいったなあ……あの人ともはぐれるなんて」
「あの人?」
「ほら、ビルクールから一緒に来た……メイナードさん?きっと俺らのこと探してると思うんだよね」
「そうね……はあ。どうしよう……」
街角で俯いている男女二名を、通りすがりの人々がじろじろと遠巻きに見ている。恐らく別れ話でもしていると思われているのか、「見ちゃダメよ」と子供を小声で叱る母親の声がした。
「なあ、アリッサ。船の中で俺に教えてくれただろ?道の訊き方をさ」
「ええ。……あ!そうね。勇気を出して尋ねればいいのよね」
知らない人に道を尋ねるのはアリッサにとってとてもハードルが高い内容だった。そもそも道を尋ねた経験なんて、人生で数えるほどしかない。
「そんな顔すんなよ。俺も一緒だし、ヤバそうな奴には近づかなきゃいいんだし」
「……うん」
「ほら、行ってみようぜ!」
アレックスに背中を押されて通りに出ると、活気があるロディスの港町は皆忙しそうに歩いていて、声をかけにくいと分かった。
「あ、あの……」
勇気を振り絞ったアリッサの声が雑踏の中に消えていく。アレックスもアリッサを真似て声をかけるが、誰も立ち止まってくれない。
「すみませーん」
「アレックス君、アスタシフォン語で言わないと」
「港はグランディア語が分かる奴も多いって言ってなかった?」
「そうだけど……郷に入りては郷に従え、でしょう?」
一瞬動きを止め、アレックスは豪快に笑った。
「そっか。俺の好きなようにする。アリッサが『好きにしたまえ』って言ってくれたから」
――そんなこと一言も言ってないし!
半分涙目になって口をパクパクさせる。アレックスには話が通じていないらしい。再びグランディア語で身振り手振りを交えて人々に話しかけては無視されている。
「アレックス君、あのね……」
「おっと、お嬢さん」
「え……?」
振り返ったアリッサの瞳に見覚えのある顔が映った。
「あ……あの……」
〈探したぜ?殿下はえらくあんたにご執心でさあ。あんたを探せってうるさいんだよ〉
〈知りません。殿下……って、誰なんですか?〉
〈おやおや。もう忘れちまったのか?〉
――忘れるも何も、この町に来たのも初めてなのに。
〈誰かと人違いをしているのではありませんか?私は先ほどこの町に着いたばかりです〉
〈いや。人違いなわけはないな。そんな珍しい銀の髪は、他にはいないだろう〉
――銀髪!?もしかして、私をエミリーちゃんと間違ってるの?エミリーちゃんもこの人たちに捕まったことがあるとか?
アリッサの脳内を猛スピードで思考が駆け巡った。エミリーがこのならず者たちに捕まり、何らかの方法で『殿下』に会い、そこから逃げ出したのだろうと推測できた。逃げ出せたにしても、妹は無事なのだろうか。
〈ぐだぐだ言わずに来い!〉
「きゃっ」
「アリッサ!」
異変に気づいたアレックスが駆け寄ってきた。男達に鋭い視線を飛ばす。
「何だよ、お前ら。俺達は関係ない。アリッサを解放しろよ!」
〈何だ?こいつ〉
男の一人が腰の剣に手をかけた。それを戦闘開始の合図と取り、アレックスは剣を抜いて飛びかかった。
◆◆◆
メイナードが訪ねたのは、ロディス港で古くから商売をしている古老のところだった。商人として尊敬している先輩の一人で、息子に跡目を譲り第一線から退いてもなお、港の組合に睨みをきかせている。彼の妻がグランディア人で、日常的に二つの国の言葉を使っていたからか、幼いころからロディス港に出入りしていたメイナードにアスタシフォン語を教えたこともあった。
「お久しぶりです。ホラスさん」
「何年ぶりかな?立派になったな、メイナード君」
「いやいや。何年なんて経っていませんよ。三か月前にお会いしたばかりじゃないですか」
「おっと。そうだったな。毎日忙しくしていた頃と違い、最近はこの老いぼれを訪ねてくれる者もめっきり少なくなってな。……で?今日はどうした?」
もみあげから続く真っ白い髭を蓄えた老人ホラスは、眼光鋭くメイナードを見た。しっかりとした肘掛がある革張りの椅子に座り、左手には杖を持っている。立ち上がる時にはふらつくと言っていたが、頭は衰えてはいないようだ。
「港の動きが知りたいのです。この数日で変わったことがあれば……」
「ほほう。わしが日がな一日港を見張っているとでも言いたげだな」
「そ、そんなつもりはありませんよ。ただ、ホラスさんは、この港で起こったことを何でもご存知でしょう」
視線を若者から逸らし、ホラスは暖炉の火を数秒見つめた。
「厄介なことに首を突っ込むつもりならやめておけ。廃業どころか、命まで失くす羽目になるぞ」
「……大きな力が動いているんですね?」
「我々にはどうにもできん。グランディアから……時折『特別な船』が来るようだな。胡散臭い新参者の商人が荷を買い占めて王都へ運んでいる。……まあ、そいつらは一度来れば二度と港に姿を見せないところからして、王都まで運んだら『用済み』なんだろう。昨日からまた新しい商人がうろついている。場違いな格好、とんでもなく派手好きの男がな」
「派手好きの男か……」
「接触するつもりか?」
「一度話をしてみたいと思います。彼が何を求めているのか知りたいんです」
「やれやれ。やめておけと言っても聞かないんだろうな」
「よくお分かりですね」
ホラスが手を上げた。ふと、窓の外が騒がしいと感じる。
「……何かあったようですね」
老人はゆっくりと椅子から立ち、目を眇めて通りを見た。その表情がだんだん険しくなっていく。
「大旦那様!」
ドアをノックせずに若い男が駆け込んできた。線が細く、シャツがやけに大きく見える。
「大通りとゼフ通りの角で、若い男女が馬車で連れ去られたそうです。男が応戦していたものの、後から来た応援部隊にやられて、二人とも……」
「二人の身元は?特徴は?」
「身元は分かりませんが、珍しい銀髪の女と赤い髪の男だったと。目撃した者が多数おります」
「何てことだ!その二人は私の連れなんです。どこへ行ったんです?」
トン、とホラスはメイナードの肩を叩いた。
「この街でそんな野蛮なことをするのはだいたい決まっている。……連れ去ったのは、例の兵士どもだろう?」
「はい。そのようです」
「全く……あの馬鹿王子は手に負えんわい」
「王子……?どういうことなんです?ホラスさん」
「さあてと。……わしもしばらくぶりに王宮へ行ってみたくなった。付き合ってくれんか、メイナード君」
暗い赤茶色の煉瓦敷きの床に老人の杖が転がった。
「ホラスさん、足は?」
返事の代わりに不敵な笑みで応え、ホラスは上着の襟を正した。
部屋に入って来たレイモンドの顔を見るなり、マリナは椅子から立ち上がって駆け寄った。
「リオネル様は何の御用でしたの?エミリーは?」
「今、国王陛下と会談中だ。王宮の地下牢にいる囚人を『貸して』ほしいと」
「囚人を、貸す?」
首を傾げるとマリナの銀髪がさらりと揺れ、表情が硬くなった。
「アスタシフォン王宮で起こった魔法絡みの事件を解決するために、マシュー・コーノックを派遣してもらうつもりらしい。コーノック先生はセドリックの命を狙った容疑で逮捕されてから、弁解の機会すら与えられずに牢に閉じ込められている。陛下のお考えがあってのことだろうが、簡単に牢から出すわけがない」
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「解こうとしているふりだと思われたのでは?……エミリーは、コーノック先生に会えたのですか?」
「いや。リオネルが従者として連れてきたと言ったからには、王子のために設えた部屋で待機しているはずだ。陛下がどのような判断をされるのか、やきもきして待っているに違いない」
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眼鏡の奥のエメラルドの瞳が光る。俺に任せろと言わんばかりに、レイモンドはマリナに微笑んだ。
◆◆◆
「まいったなあ……あの人ともはぐれるなんて」
「あの人?」
「ほら、ビルクールから一緒に来た……メイナードさん?きっと俺らのこと探してると思うんだよね」
「そうね……はあ。どうしよう……」
街角で俯いている男女二名を、通りすがりの人々がじろじろと遠巻きに見ている。恐らく別れ話でもしていると思われているのか、「見ちゃダメよ」と子供を小声で叱る母親の声がした。
「なあ、アリッサ。船の中で俺に教えてくれただろ?道の訊き方をさ」
「ええ。……あ!そうね。勇気を出して尋ねればいいのよね」
知らない人に道を尋ねるのはアリッサにとってとてもハードルが高い内容だった。そもそも道を尋ねた経験なんて、人生で数えるほどしかない。
「そんな顔すんなよ。俺も一緒だし、ヤバそうな奴には近づかなきゃいいんだし」
「……うん」
「ほら、行ってみようぜ!」
アレックスに背中を押されて通りに出ると、活気があるロディスの港町は皆忙しそうに歩いていて、声をかけにくいと分かった。
「あ、あの……」
勇気を振り絞ったアリッサの声が雑踏の中に消えていく。アレックスもアリッサを真似て声をかけるが、誰も立ち止まってくれない。
「すみませーん」
「アレックス君、アスタシフォン語で言わないと」
「港はグランディア語が分かる奴も多いって言ってなかった?」
「そうだけど……郷に入りては郷に従え、でしょう?」
一瞬動きを止め、アレックスは豪快に笑った。
「そっか。俺の好きなようにする。アリッサが『好きにしたまえ』って言ってくれたから」
――そんなこと一言も言ってないし!
半分涙目になって口をパクパクさせる。アレックスには話が通じていないらしい。再びグランディア語で身振り手振りを交えて人々に話しかけては無視されている。
「アレックス君、あのね……」
「おっと、お嬢さん」
「え……?」
振り返ったアリッサの瞳に見覚えのある顔が映った。
「あ……あの……」
〈探したぜ?殿下はえらくあんたにご執心でさあ。あんたを探せってうるさいんだよ〉
〈知りません。殿下……って、誰なんですか?〉
〈おやおや。もう忘れちまったのか?〉
――忘れるも何も、この町に来たのも初めてなのに。
〈誰かと人違いをしているのではありませんか?私は先ほどこの町に着いたばかりです〉
〈いや。人違いなわけはないな。そんな珍しい銀の髪は、他にはいないだろう〉
――銀髪!?もしかして、私をエミリーちゃんと間違ってるの?エミリーちゃんもこの人たちに捕まったことがあるとか?
アリッサの脳内を猛スピードで思考が駆け巡った。エミリーがこのならず者たちに捕まり、何らかの方法で『殿下』に会い、そこから逃げ出したのだろうと推測できた。逃げ出せたにしても、妹は無事なのだろうか。
〈ぐだぐだ言わずに来い!〉
「きゃっ」
「アリッサ!」
異変に気づいたアレックスが駆け寄ってきた。男達に鋭い視線を飛ばす。
「何だよ、お前ら。俺達は関係ない。アリッサを解放しろよ!」
〈何だ?こいつ〉
男の一人が腰の剣に手をかけた。それを戦闘開始の合図と取り、アレックスは剣を抜いて飛びかかった。
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「お久しぶりです。ホラスさん」
「何年ぶりかな?立派になったな、メイナード君」
「いやいや。何年なんて経っていませんよ。三か月前にお会いしたばかりじゃないですか」
「おっと。そうだったな。毎日忙しくしていた頃と違い、最近はこの老いぼれを訪ねてくれる者もめっきり少なくなってな。……で?今日はどうした?」
もみあげから続く真っ白い髭を蓄えた老人ホラスは、眼光鋭くメイナードを見た。しっかりとした肘掛がある革張りの椅子に座り、左手には杖を持っている。立ち上がる時にはふらつくと言っていたが、頭は衰えてはいないようだ。
「港の動きが知りたいのです。この数日で変わったことがあれば……」
「ほほう。わしが日がな一日港を見張っているとでも言いたげだな」
「そ、そんなつもりはありませんよ。ただ、ホラスさんは、この港で起こったことを何でもご存知でしょう」
視線を若者から逸らし、ホラスは暖炉の火を数秒見つめた。
「厄介なことに首を突っ込むつもりならやめておけ。廃業どころか、命まで失くす羽目になるぞ」
「……大きな力が動いているんですね?」
「我々にはどうにもできん。グランディアから……時折『特別な船』が来るようだな。胡散臭い新参者の商人が荷を買い占めて王都へ運んでいる。……まあ、そいつらは一度来れば二度と港に姿を見せないところからして、王都まで運んだら『用済み』なんだろう。昨日からまた新しい商人がうろついている。場違いな格好、とんでもなく派手好きの男がな」
「派手好きの男か……」
「接触するつもりか?」
「一度話をしてみたいと思います。彼が何を求めているのか知りたいんです」
「やれやれ。やめておけと言っても聞かないんだろうな」
「よくお分かりですね」
ホラスが手を上げた。ふと、窓の外が騒がしいと感じる。
「……何かあったようですね」
老人はゆっくりと椅子から立ち、目を眇めて通りを見た。その表情がだんだん険しくなっていく。
「大旦那様!」
ドアをノックせずに若い男が駆け込んできた。線が細く、シャツがやけに大きく見える。
「大通りとゼフ通りの角で、若い男女が馬車で連れ去られたそうです。男が応戦していたものの、後から来た応援部隊にやられて、二人とも……」
「二人の身元は?特徴は?」
「身元は分かりませんが、珍しい銀髪の女と赤い髪の男だったと。目撃した者が多数おります」
「何てことだ!その二人は私の連れなんです。どこへ行ったんです?」
トン、とホラスはメイナードの肩を叩いた。
「この街でそんな野蛮なことをするのはだいたい決まっている。……連れ去ったのは、例の兵士どもだろう?」
「はい。そのようです」
「全く……あの馬鹿王子は手に負えんわい」
「王子……?どういうことなんです?ホラスさん」
「さあてと。……わしもしばらくぶりに王宮へ行ってみたくなった。付き合ってくれんか、メイナード君」
暗い赤茶色の煉瓦敷きの床に老人の杖が転がった。
「ホラスさん、足は?」
返事の代わりに不敵な笑みで応え、ホラスは上着の襟を正した。
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