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閑話 王子様はお菓子泥棒
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「さあ、アリッサ。君が先に食べるんだ」
「……でも、これはレイ様に……」
「俺は先に一つ食べたからな。……口を開けて」
一口サイズのタルトを持ち、愛しのレイモンドが極上の笑みをたたえている。アリッサは素直に頷くしかなかった。自分で作ったジャムは、味に自信があったが、レイモンドに食べさせたくて作ったものだ。
「んぐっ……!」
――思ったより大きかったのね、これ……。
タルトは直径七センチ程度で、レイモンドは大きく口を開けて三口で食べたが、アリッサの口にはかなり大きい。
――縁に乗せた生クリームが……食べ方が汚いって嫌われちゃう!
唇の中央はブルーベリー風の木の実のジャムで、口の端は生クリームでぐちゃぐちゃである。アリッサは自分が無様な姿をさらしていると思い、思わず涙目になった。
「アリッサ?」
レイモンドの表情が変わった。
「すまない。ナイフで小さくすればよかったな」
「むむ……う、んぐ」
口に入っているタルトを根性で飲み込み、アリッサは急いでハンカチで口元を拭おうとした。が、鮮やかな刺繍が入ったハンカチを持つ手は、レイモンドの長い指で絡め取られた。
「貸して」
「……?」
「俺が拭ってやろう」
困惑しながらハンカチを渡すと、レイモンドはそれを自分の膝の上に置き、アリッサの肩を抱き寄せた。
「あ、あの……?」
「味わわせてもらおうか。……特別に甘い、君のジャムを」
「……!!」
◆◆◆
「ジュリアちゃんは戻って来なかったねえ~」
レナードが涼しい顔で肩を竦める。
「どこ行ったんだろうな。掃除は速攻で終わったってのに」
「そうそう。制服でいても問題なさそうだった。前回の実技の授業をサボった奴らが罰掃除させられたから、殆ど汚れてなかったもんな」
「あいつら、授業に出なくていいのか?」
罰掃除をさせられたのは、剣技科一年生の中でも実力は中の下の生徒達だった。実技試験の成績に期待が持てない以上、授業にはきちんと出席しておかないと落第しかねない。
「前々回にコテンパンにしてやったくせに、何言ってんのさ。アレックスと当たりたくないから逃げたんだと思うよ。俺があいつらだったら、お前と戦いたくないもん」
「俺のせいかよ!」
「……あのさあ、少しは加減してやりなよ。物心ついたときから剣を振るってたお前と、ここ一、二年で練習を始めたあいつらじゃ、そもそも戦いになるわけないっての。……で?ジュリアちゃんを探しに行く?」
練習場から生徒達が帰っていく。残っているのはアレックスとレナードだけだ。
「エミリーのとこに行くって言ってた気がするな。うん、魔法科に行ってくる」
「うん。じゃあ、俺はここで待ってる。もしかして、行き違いになるかもしれないし?」
「ああ。合流したら呼びに来る。すぐに戻る」
「はいはい。そろそろ三年生が練習に来る頃だから、適当に相手して待ってるよ」
レナードはひらひらと手を振り、観客席の最上段に脚を組んで座った。
◆◆◆
魔法科の教室まで、アレックスは普通科一年の教室の前を通って行くことにした。
「もしかして、マリナやアリッサんとこに寄ってるってことも……ん?」
一年一組の教室の前に、黒ずくめの不審者がうろうろしている。
「殿下!?何やってるんですか?」
「シッ!アレックス、声が大きいよ」
「変なことしたら、先生に怒られますよ?」
セドリックにとって、先生に怒られるよりレイモンドに説教をされるほうが怖い。アレックスの忠告は彼には届かなかった。
「アリッサのお菓子を盗まなくてもよくなったんですよね?」
「他の怪盗が盗んでしまったからね。僕はマリナが心配なんだよ」
「警備は大丈夫だと思うんですけどね」
「そりゃ、君のジュリアは強いから、怪盗相手でも心配はないかもしれないけど……」
「おっ!俺の!?……で、殿下、あの……」
どうでもいいところで照れ始めたアレックスに目もくれず、セドリックは教室のドアを少しだけ開けて、隙間から中を窺っていた。
「……暗い」
「そうですね」
「闇を味方につけて、僕は……怪盗からマリナを守ってみせる。そして……」
「そして?」
ふー、とセドリックは鼻息を荒くした。
「マリナのハートを盗んでみせる!」
◆◆◆
憤慨したエミリーが魔法科教官室から逃げるようにいなくなって、マシューは自分の行いを猛省していた。
「年頃の女性に、脱げなんて……俺は、なんてことを……!」
魔力では自分に敵わないと知り、彼女は魔法で攻撃してこなかったものの、これが対等な能力を持ち合わせていたら、確実に火魔法で消し炭にされたか、闇魔法で錯乱状態にされていたことだろう。
「……ダメだ……どうにかしなければ」
ローブを全部ほしいと言われ、貸してやるなら綺麗なものをと自分のクローゼットを点検したはいいが、どれも汚れて黴臭く、とても貸してやれないと思った。全部メンテナンスに出して、エミリーの来訪に備えようとしたところ、想定より早く彼女が自分の許を訪れたのだ。ローブを貸してやれず、冷水を浴びせて、変態発言をしてしまった。
「……完全に、嫌われてしまう……」
エミリーとのやり取りの一部始終を脳内再生して、ふと気づいた。
「制服……?」
彼女は制服をなくし、探しているようだった。魔力を感じ取れる自分なら、エミリーがなくした制服を探し当てることができるのではないか。こうしてはいられないと椅子から立ち上がり、マシューは神経を研ぎ澄まして教室までの道を歩き出した。
「……でも、これはレイ様に……」
「俺は先に一つ食べたからな。……口を開けて」
一口サイズのタルトを持ち、愛しのレイモンドが極上の笑みをたたえている。アリッサは素直に頷くしかなかった。自分で作ったジャムは、味に自信があったが、レイモンドに食べさせたくて作ったものだ。
「んぐっ……!」
――思ったより大きかったのね、これ……。
タルトは直径七センチ程度で、レイモンドは大きく口を開けて三口で食べたが、アリッサの口にはかなり大きい。
――縁に乗せた生クリームが……食べ方が汚いって嫌われちゃう!
唇の中央はブルーベリー風の木の実のジャムで、口の端は生クリームでぐちゃぐちゃである。アリッサは自分が無様な姿をさらしていると思い、思わず涙目になった。
「アリッサ?」
レイモンドの表情が変わった。
「すまない。ナイフで小さくすればよかったな」
「むむ……う、んぐ」
口に入っているタルトを根性で飲み込み、アリッサは急いでハンカチで口元を拭おうとした。が、鮮やかな刺繍が入ったハンカチを持つ手は、レイモンドの長い指で絡め取られた。
「貸して」
「……?」
「俺が拭ってやろう」
困惑しながらハンカチを渡すと、レイモンドはそれを自分の膝の上に置き、アリッサの肩を抱き寄せた。
「あ、あの……?」
「味わわせてもらおうか。……特別に甘い、君のジャムを」
「……!!」
◆◆◆
「ジュリアちゃんは戻って来なかったねえ~」
レナードが涼しい顔で肩を竦める。
「どこ行ったんだろうな。掃除は速攻で終わったってのに」
「そうそう。制服でいても問題なさそうだった。前回の実技の授業をサボった奴らが罰掃除させられたから、殆ど汚れてなかったもんな」
「あいつら、授業に出なくていいのか?」
罰掃除をさせられたのは、剣技科一年生の中でも実力は中の下の生徒達だった。実技試験の成績に期待が持てない以上、授業にはきちんと出席しておかないと落第しかねない。
「前々回にコテンパンにしてやったくせに、何言ってんのさ。アレックスと当たりたくないから逃げたんだと思うよ。俺があいつらだったら、お前と戦いたくないもん」
「俺のせいかよ!」
「……あのさあ、少しは加減してやりなよ。物心ついたときから剣を振るってたお前と、ここ一、二年で練習を始めたあいつらじゃ、そもそも戦いになるわけないっての。……で?ジュリアちゃんを探しに行く?」
練習場から生徒達が帰っていく。残っているのはアレックスとレナードだけだ。
「エミリーのとこに行くって言ってた気がするな。うん、魔法科に行ってくる」
「うん。じゃあ、俺はここで待ってる。もしかして、行き違いになるかもしれないし?」
「ああ。合流したら呼びに来る。すぐに戻る」
「はいはい。そろそろ三年生が練習に来る頃だから、適当に相手して待ってるよ」
レナードはひらひらと手を振り、観客席の最上段に脚を組んで座った。
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魔法科の教室まで、アレックスは普通科一年の教室の前を通って行くことにした。
「もしかして、マリナやアリッサんとこに寄ってるってことも……ん?」
一年一組の教室の前に、黒ずくめの不審者がうろうろしている。
「殿下!?何やってるんですか?」
「シッ!アレックス、声が大きいよ」
「変なことしたら、先生に怒られますよ?」
セドリックにとって、先生に怒られるよりレイモンドに説教をされるほうが怖い。アレックスの忠告は彼には届かなかった。
「アリッサのお菓子を盗まなくてもよくなったんですよね?」
「他の怪盗が盗んでしまったからね。僕はマリナが心配なんだよ」
「警備は大丈夫だと思うんですけどね」
「そりゃ、君のジュリアは強いから、怪盗相手でも心配はないかもしれないけど……」
「おっ!俺の!?……で、殿下、あの……」
どうでもいいところで照れ始めたアレックスに目もくれず、セドリックは教室のドアを少しだけ開けて、隙間から中を窺っていた。
「……暗い」
「そうですね」
「闇を味方につけて、僕は……怪盗からマリナを守ってみせる。そして……」
「そして?」
ふー、とセドリックは鼻息を荒くした。
「マリナのハートを盗んでみせる!」
◆◆◆
憤慨したエミリーが魔法科教官室から逃げるようにいなくなって、マシューは自分の行いを猛省していた。
「年頃の女性に、脱げなんて……俺は、なんてことを……!」
魔力では自分に敵わないと知り、彼女は魔法で攻撃してこなかったものの、これが対等な能力を持ち合わせていたら、確実に火魔法で消し炭にされたか、闇魔法で錯乱状態にされていたことだろう。
「……ダメだ……どうにかしなければ」
ローブを全部ほしいと言われ、貸してやるなら綺麗なものをと自分のクローゼットを点検したはいいが、どれも汚れて黴臭く、とても貸してやれないと思った。全部メンテナンスに出して、エミリーの来訪に備えようとしたところ、想定より早く彼女が自分の許を訪れたのだ。ローブを貸してやれず、冷水を浴びせて、変態発言をしてしまった。
「……完全に、嫌われてしまう……」
エミリーとのやり取りの一部始終を脳内再生して、ふと気づいた。
「制服……?」
彼女は制服をなくし、探しているようだった。魔力を感じ取れる自分なら、エミリーがなくした制服を探し当てることができるのではないか。こうしてはいられないと椅子から立ち上がり、マシューは神経を研ぎ澄まして教室までの道を歩き出した。
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