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学院編 14
452 悪役令嬢は痛恨のミスをする
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「ねえ、アリッサ、まぁだ?」
長椅子に横になりそうな勢いで、ジュリアは頭の後ろで手を組み、足をばたつかせた。
「行儀が悪いぞ」
「だって飽きたもん。アリッサ、いつまで書いてんの?そろそろ終わんない?」
起き上がって横から便箋を覗き込む。アリッサはさらさらと文字を綴っていく。
「何を書いているんだ?」
レイモンドが優しく問いかけるが、魔法で声が出せないアリッサはじっと彼を見つめるだけだ。潤んだアメジストの瞳が小動物感を醸し出し、彼の琴線に否応なく触れた。
「……可愛すぎる……」
「ちょっとそこ!」
「抱きしめて……撫でて、舐めて……」
「変態思考がダダ漏れなんだけど?……ったく、どっちもどっちだわ。アリッサ、言いたいことがあるなら、分かり易くまとめたらいいんじゃない?」
ペンを止め、アリッサは新しい便箋に一行だけ書き、ジュリアの目の前にバッと突きつけた。
「『言いたいことがいっぱいあるの』?ふーん。で?アリッサはさっきの話に乗るの?」
「乗る、とはどういうことだ?」
「国王陛下の思いつきに従って、うち……ハーリオン侯爵家を孤立させる作戦に、素直に従うのかってこと。この子ったら、いつもレイ様レイ様って言ってるから、作戦でも離れるのは嫌なんじゃないかなって」
「なるほどな」
レイモンドは満足した顔で笑った。自分が愛されていると知り、すっかりドヤ顔だ。
「心配するな、アリッサ。作戦で敵を炙り出すまでの一時的な別離だ。俺の気持ちは揺るがない。フローラになど、天と地が入れ替わっても靡くわけがないだろう?」
便箋に『本当ですか?』とだけ書き、アリッサはレイモンドに見せた。今にも泣きそうな瞳が、また彼の気持ちを昂らせた。
「ああ……!本当だとも。不安にならないように、やはり……」
「はい、おさわり禁止ね。その作戦って、どれくらいかかるの?アレックスは知ってるの?当然殿下は分かってるんだよね?この間フロードリンでマリナとイチャイチャキャッキャしてたけど」
俯いて額を押さえたレイモンドは、御用達の店で作り直した自分にぴったりの眼鏡を中指で押し上げた。
「イチャイチャ……。コホン。セドリックは不満そうだが、最速で解決するためと言われては従うほかはなかったようだ。父上が、騎士団長には話していないと言っていた。ヴィルソード家の親子は正直者で嘘がつけないから、ふとしたことで作戦が漏れてしまうかもしれないと」
「そっか。じゃあ、王女様との婚約話が嘘だって知らないんだね。事情を知ってる私が、どうぞどうぞ婚約しちゃって!って言うのも変か……」
「自然に距離を置くように、君の方から動くつもりか?」
「その方が早く解決するんでしょ?寂しいけど、仕方ないじゃん」
「……あまりお薦めできないが……まあいい」
失礼いたします、と声がして、侍女がケーキと紅茶を運んできた。
「やった!美味しそう!」
「うちの料理人は天才だからな。俺は王宮のケーキよりも美味だと思っている」
「ありがとうレイモンド!……って、あれ?」
視線をケーキから侍女へと移したジュリアは、何度も瞬きをした。
「ああ、彼女はハーリオン家からうちに移って来たんだ。他にも庭師見習いや従僕が何人か……若い者を中心に新しく雇ったんだ」
「ハーリオン家は貧乏になってきたもんね」
「理由はそれだけではないが……ここでの仕事に慣れたら、いずれ別邸に移ってもらうつもりだ。王立学院を卒業したら、俺は別邸に住む」
「大丈夫?レイモンドに無茶なこと言われてない?『俺を退屈させないために一発芸をしろ』とか」
若い侍女は首を振って、小声で「よくしていただいています」と答えた。ジュリアはつまらなそうに舌打ちをした。
「ジュリア、君は俺をどれだけ暴君だと思っているんだ?……使用人の件は、事件が解決したらまた雇えばいい。アリッサ、君は俺の邸に移っておいで」
バキ。
便箋に何かを書いていたアリッサは、驚きで力が入り、ペン先を折ってしまった。真っ赤に染まった顔を上げ、何か言いたそうにしている。
「全てが解決したら、すぐにでも卒業試験が受けられるように学院長先生に掛け合おう。君ならきっと合格できる」
口パクで「頑張ります!」と叫ぶと、アリッサはレイモンドの腕に絡め取られた。二人の世界に入ってしまった彼らを横目に、ジュリアはアレックスと自然に距離を置く方法を考えあぐねていた。
◆◆◆
神経を研ぎ澄まし、狙いを定めて風魔法でロープを切る。エミリーがこっそり命名していた『超小型鎌鼬』は、通気口から入ってキースの腕を縛るロープに見事命中した。
「すごい……!」
落ちたロープが微かに光ったところを見れば、魔力を抑制する魔導具の一種なのだろう。キースが持っている光属性の魔力に強く反応している。
――闇属性の魔導具か。全然問題ないわ。
「……そこで何やってんの?」
「反省です」
「……は?」
「ここで反省していろと言われて」
「おとなしく反省していたわけ?」
「僕はなんて不甲斐ないんだと、一人で反省会を……」
キースは下を向いてもじもじし始めた。おとなしい男が好みのエミリーではあるが、煮え切らない男は嫌いだ。
「助かりたい?そのままでもいい?」
「も、もちろん、助けてください!お願いです。地下室の床に魔法陣が描かれていて、転移魔法は使えないんです。」
捨てられた子犬のような目で見上げられては、見捨てたら罪悪感に苛まれそうだ。
「土魔法、使えば出られるけど……結界張れる?」
「はい。多分……って、建物を壊すんですか?地下室を壊せば、倒れてしまいますよ」
「あなたが出たら、すぐに転移して逃げるから。結界を張って、私の手を取って。引き上げてあげる。……いい?」
「はい!」
キースの短い返事を聞き、エミリーは地下室へ続くトンネルを出現させた。崩壊してきた壁面を結界で防ぎきれていないキースを引きずり出し、トンネルを魔法で軽く塞いだ。
「……っ、はあ。行くよ、手、貸して」
ベイルズ商会の関係者が、大きな揺れに気づいて外へ出てきた。キースが逃げたと知られてはまずい。
「逃げるよ」
「はい!僕も魔力を……」
「やめて、集中が乱れるっ!」
周りが白く光り、エミリーはキースの余所行きの上着を握りしめて目を開けた。
「……ここ、どこ?」
「ええと……」
「キースが転移先、狂わせるから……変なところに出た」
「す、すみませんっ!お礼とお詫びは必ずっ!」
キースは土下座の勢いで倒れた。……のではなかった。床が大きく揺れたのだ。
「何!?」
ふらふらと立っていられない。エミリーはよろめいて部屋の壁に強か背中を打ちつけた。
「……痛」
「うわあっ!」
同じくよろめいたキースがエミリーに覆いかぶさるように壁に当たった。
「……確信犯?」
「ち、違います!揺れて……揺れる?ああっ!」
坂道を駆け上がるスピードで、キースは部屋の小さな窓から外を見た。
「エミリーさん!大変です!僕達、船の中にいるようです!」
言われてみれば、部屋の中にはいくつもの木箱が置かれている。蓋に押された焼印は、ハーリオン家が所有するビルクール海運のものではない。
「ねえ、キース。この印、何だか知ってる?」
「焼印ですか?見たことがある気がします……」
「どこで見たの?」
「思い出しました!これ、マックス先輩の……!」
言いかけたキースの口をエミリーが手で塞ぎ、二段積みの箱と箱の隙間に引きずり込んだ。
「ぉうわ」
「……黙って」
部屋に人が入ってくる気配がして、二人は耳を欹てて身を硬くした。
長椅子に横になりそうな勢いで、ジュリアは頭の後ろで手を組み、足をばたつかせた。
「行儀が悪いぞ」
「だって飽きたもん。アリッサ、いつまで書いてんの?そろそろ終わんない?」
起き上がって横から便箋を覗き込む。アリッサはさらさらと文字を綴っていく。
「何を書いているんだ?」
レイモンドが優しく問いかけるが、魔法で声が出せないアリッサはじっと彼を見つめるだけだ。潤んだアメジストの瞳が小動物感を醸し出し、彼の琴線に否応なく触れた。
「……可愛すぎる……」
「ちょっとそこ!」
「抱きしめて……撫でて、舐めて……」
「変態思考がダダ漏れなんだけど?……ったく、どっちもどっちだわ。アリッサ、言いたいことがあるなら、分かり易くまとめたらいいんじゃない?」
ペンを止め、アリッサは新しい便箋に一行だけ書き、ジュリアの目の前にバッと突きつけた。
「『言いたいことがいっぱいあるの』?ふーん。で?アリッサはさっきの話に乗るの?」
「乗る、とはどういうことだ?」
「国王陛下の思いつきに従って、うち……ハーリオン侯爵家を孤立させる作戦に、素直に従うのかってこと。この子ったら、いつもレイ様レイ様って言ってるから、作戦でも離れるのは嫌なんじゃないかなって」
「なるほどな」
レイモンドは満足した顔で笑った。自分が愛されていると知り、すっかりドヤ顔だ。
「心配するな、アリッサ。作戦で敵を炙り出すまでの一時的な別離だ。俺の気持ちは揺るがない。フローラになど、天と地が入れ替わっても靡くわけがないだろう?」
便箋に『本当ですか?』とだけ書き、アリッサはレイモンドに見せた。今にも泣きそうな瞳が、また彼の気持ちを昂らせた。
「ああ……!本当だとも。不安にならないように、やはり……」
「はい、おさわり禁止ね。その作戦って、どれくらいかかるの?アレックスは知ってるの?当然殿下は分かってるんだよね?この間フロードリンでマリナとイチャイチャキャッキャしてたけど」
俯いて額を押さえたレイモンドは、御用達の店で作り直した自分にぴったりの眼鏡を中指で押し上げた。
「イチャイチャ……。コホン。セドリックは不満そうだが、最速で解決するためと言われては従うほかはなかったようだ。父上が、騎士団長には話していないと言っていた。ヴィルソード家の親子は正直者で嘘がつけないから、ふとしたことで作戦が漏れてしまうかもしれないと」
「そっか。じゃあ、王女様との婚約話が嘘だって知らないんだね。事情を知ってる私が、どうぞどうぞ婚約しちゃって!って言うのも変か……」
「自然に距離を置くように、君の方から動くつもりか?」
「その方が早く解決するんでしょ?寂しいけど、仕方ないじゃん」
「……あまりお薦めできないが……まあいい」
失礼いたします、と声がして、侍女がケーキと紅茶を運んできた。
「やった!美味しそう!」
「うちの料理人は天才だからな。俺は王宮のケーキよりも美味だと思っている」
「ありがとうレイモンド!……って、あれ?」
視線をケーキから侍女へと移したジュリアは、何度も瞬きをした。
「ああ、彼女はハーリオン家からうちに移って来たんだ。他にも庭師見習いや従僕が何人か……若い者を中心に新しく雇ったんだ」
「ハーリオン家は貧乏になってきたもんね」
「理由はそれだけではないが……ここでの仕事に慣れたら、いずれ別邸に移ってもらうつもりだ。王立学院を卒業したら、俺は別邸に住む」
「大丈夫?レイモンドに無茶なこと言われてない?『俺を退屈させないために一発芸をしろ』とか」
若い侍女は首を振って、小声で「よくしていただいています」と答えた。ジュリアはつまらなそうに舌打ちをした。
「ジュリア、君は俺をどれだけ暴君だと思っているんだ?……使用人の件は、事件が解決したらまた雇えばいい。アリッサ、君は俺の邸に移っておいで」
バキ。
便箋に何かを書いていたアリッサは、驚きで力が入り、ペン先を折ってしまった。真っ赤に染まった顔を上げ、何か言いたそうにしている。
「全てが解決したら、すぐにでも卒業試験が受けられるように学院長先生に掛け合おう。君ならきっと合格できる」
口パクで「頑張ります!」と叫ぶと、アリッサはレイモンドの腕に絡め取られた。二人の世界に入ってしまった彼らを横目に、ジュリアはアレックスと自然に距離を置く方法を考えあぐねていた。
◆◆◆
神経を研ぎ澄まし、狙いを定めて風魔法でロープを切る。エミリーがこっそり命名していた『超小型鎌鼬』は、通気口から入ってキースの腕を縛るロープに見事命中した。
「すごい……!」
落ちたロープが微かに光ったところを見れば、魔力を抑制する魔導具の一種なのだろう。キースが持っている光属性の魔力に強く反応している。
――闇属性の魔導具か。全然問題ないわ。
「……そこで何やってんの?」
「反省です」
「……は?」
「ここで反省していろと言われて」
「おとなしく反省していたわけ?」
「僕はなんて不甲斐ないんだと、一人で反省会を……」
キースは下を向いてもじもじし始めた。おとなしい男が好みのエミリーではあるが、煮え切らない男は嫌いだ。
「助かりたい?そのままでもいい?」
「も、もちろん、助けてください!お願いです。地下室の床に魔法陣が描かれていて、転移魔法は使えないんです。」
捨てられた子犬のような目で見上げられては、見捨てたら罪悪感に苛まれそうだ。
「土魔法、使えば出られるけど……結界張れる?」
「はい。多分……って、建物を壊すんですか?地下室を壊せば、倒れてしまいますよ」
「あなたが出たら、すぐに転移して逃げるから。結界を張って、私の手を取って。引き上げてあげる。……いい?」
「はい!」
キースの短い返事を聞き、エミリーは地下室へ続くトンネルを出現させた。崩壊してきた壁面を結界で防ぎきれていないキースを引きずり出し、トンネルを魔法で軽く塞いだ。
「……っ、はあ。行くよ、手、貸して」
ベイルズ商会の関係者が、大きな揺れに気づいて外へ出てきた。キースが逃げたと知られてはまずい。
「逃げるよ」
「はい!僕も魔力を……」
「やめて、集中が乱れるっ!」
周りが白く光り、エミリーはキースの余所行きの上着を握りしめて目を開けた。
「……ここ、どこ?」
「ええと……」
「キースが転移先、狂わせるから……変なところに出た」
「す、すみませんっ!お礼とお詫びは必ずっ!」
キースは土下座の勢いで倒れた。……のではなかった。床が大きく揺れたのだ。
「何!?」
ふらふらと立っていられない。エミリーはよろめいて部屋の壁に強か背中を打ちつけた。
「……痛」
「うわあっ!」
同じくよろめいたキースがエミリーに覆いかぶさるように壁に当たった。
「……確信犯?」
「ち、違います!揺れて……揺れる?ああっ!」
坂道を駆け上がるスピードで、キースは部屋の小さな窓から外を見た。
「エミリーさん!大変です!僕達、船の中にいるようです!」
言われてみれば、部屋の中にはいくつもの木箱が置かれている。蓋に押された焼印は、ハーリオン家が所有するビルクール海運のものではない。
「ねえ、キース。この印、何だか知ってる?」
「焼印ですか?見たことがある気がします……」
「どこで見たの?」
「思い出しました!これ、マックス先輩の……!」
言いかけたキースの口をエミリーが手で塞ぎ、二段積みの箱と箱の隙間に引きずり込んだ。
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