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イルデフォンソ編
一世一代の告白は微妙です
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「私に構っていていいの?」
昼休みの食堂で、セレドニオ殿下は僕に耳打ちした。
「君が離れたら、アレハンドリナ嬢は隙だらけ。アレセス家が呪い殺すと言っても、彼女の魅力に抗えない男も出てくると思うよ?」
「殿下はどうなさりたいのですか。私を遠ざけたいのですか?」
クックッと忍び笑いをする。こんな時でも殿下は輝くばかりに美しい。
「違うよ。私は心配しているんだ。……見てごらん、アレハンドリナ嬢はどこか物憂げだ。先ほどから溜息ばかりついている」
「……リナを、ずっとご覧になっていたのですか?」
リナは殿下やビビアナ嬢を観察するのが趣味だ。殿下がリナを見ていたとなれば、当然二人は見つめ合って……。
拳に力が入る。
リナは僕のものだ。
「おお、怖い怖い。君の怒りに触れたら、呪いではなく刺し殺されそうだね」
「……否定はしません」
「君のことが気になって、こちらを見ているのではないかな」
「違いますよ。リナは殿下やビビアナ嬢を見ているのです」
セレドニオ殿下は何度も瞳を瞬かせた。
「私とビビアナを?」
「はい。お似合いのお二人で羨ましいと言っていましたから」
リナが殿下に横恋慕しているとは口が裂けても言えない。だが、殿下の隣に立つビビアナ嬢を羨ましいと思っているのは本当だ。
「そうか。私には君達の方が羨ましく思えるけれどね」
◆◆◆
「イルデ!殿下がお呼びだ!」
今日の授業を終えて帰ろうとしていた僕を、血相を変えたルカが呼び止めた。
「殿下がどうかなさったのですか」
「校舎裏で一年生とアレハンドリナ嬢が揉め事を起こしたらしい。ちょっとした騒ぎになって、殿下が……」
ルカの話を最後まで聞かずに、僕は校舎裏へと急いだ。
人だかりができていて、その向こうにはセレドニオ殿下と、わざとらしく大泣きする令嬢。
それから、無表情で立ち尽くすリナがいた。
「イルデ」
「殿下、これは……」
「後のことは任せたまえ。君はアレハンドリナ嬢をどこか、落ち着く場所で休ませてやってくれ」
歩くのもままならないリナを生徒指導室へ連れて行く。
ここならゆったり座れる椅子もあるし、相談が聞こえないように壁が厚い。万一、リナが泣いてしまっても大丈夫だ。
しょぼんと項垂れているリナが可哀想で可愛らしくて、僕は自分自身に呆れた。
「……これだからあなたから目が離せないんです」
離れているだけで不安なのに、どうして殿下と仲良くしろと?
「うう……だってさ、あの子」
あの子?
学年が上がってから殿下に付きまとい始めた一年生のことか?
殿下と仲がよさそうだと知って、牽制するために彼女を呼び出したのか。それほどまでに、セレドニオ殿下が好きなのか。
「少しは令嬢らしくしたらどうなんです?」
自分でも驚くくらい冷たい声が出た。リナの肩が震えた。
「私、悪いことしてないもん」
恋に目が眩んで、リナは自分を正当化しようとしている。
「自分に素直なのは悪くありませんが、人を傷つけるのは犯罪です。悪いことだと教わったでしょう?」
「やってないもの、あの子が勝手に……!」
勝手に殿下に取り入ろうとしたから、許せないのだろう。
リナが嫉妬する姿を見たいと思ったことがある。僕が他の令嬢と仲良くしたら、少しくらい嫉妬してくれないだろうかと。でも、他の男を想うあまりに嫉妬する姿は見たくない。
「そうやって人のせいにするのは、あなたのよくない癖です」
「信じてよ、イルデ!私、ナイフで切ったりなんかしてない!」
リナは泣きそうだった。
殿下のことになると、そんなに一生懸命になるのか。
「……あのご令嬢が、セレドニオ殿下の近くに寄ろうとしたから、嫉妬したのではないのですか?」
一年生の伯爵令嬢は、入学してすぐに殿下に目をつけて、僕達の行く先々で待ち構えているようになった。休み時間も休まらないと殿下が愚痴を零していたほどだ。
「彼女は私達がテラスにいる時も、図書室にいる時も、気づくと後ろから追いかけてきていましたし。いつも、殿下にビビアナ嬢、ルカ、私が……」
あの令嬢の標的は殿下のはずだ。
殿下を狙って僕達の前に現れていた……はずだ。
リナは殿下狙いのメラニア嬢に嫉妬していて……いや、本当に、彼女の狙いは殿下なのだろうか。仮に狙われているのが僕だったとしたら、リナは僕を守ろうと……?
「い、いや……まさか、そんな……」
自分に都合がいい考えだ。自己中心的すぎて泣けてくる。
リナが僕を想うあまりに、嫉妬したと考えるなんて。
「イルデ、どうしたの?顔赤いけど」
「な、何でもありません。……そうですよね、メラニア嬢は、殿下を狙っていたとは限りませんね」
ちらりとリナの顔色を窺う。伏し目がちで表情が読めない。
「イルデ、メラニア嬢に狙われたいの?」
「……どうしてそうなるんですか」
あり得ない。
この話の流れで、僕がメラニアを好ましく思っていると?
どこが?あんな性悪女の何がいいというのだ。
「あの子、外見は可愛いし、一応伯爵令嬢……」
可愛い?
君の方がずっと可愛いし、撫でまわしたいくらい愛らしいし、震い付きたくなるくらい色っぽいし。伯爵令嬢がって、自分もそうだよね?
自分を棚に上げて、他の女を押しつけようとしているのか。
「そこそこ可愛くて、伯爵令嬢なら僕に相応しいと?」
「れ、令嬢らしくなくて、気さくで明るくて、皆に好かれそうだなって……」
ほほう……。
それは誰のことかな?
満面の笑みでリナを追い詰める。
「あのご令嬢をすすめる前に、もっと条件にぴったりな人がいますよね」
いい加減、気づけ!
気づかないなら、今ここで身体に知らしめてやろうか?
「イルデは、その人が好きなの?」
心なしか震えた声だ。
「……はい。愛しています」
「そう……」
「好きすぎて……時々自分が抑えられなくなりそうです」
揺らいでいる彼女の瞳を見つめ、そっと頬に掌を当てた。
気づいたよね?いくらなんでも。
僕が好きなのは君なんだよ。
「リナ……」
赤く染まる頬、震える唇。
夜会の時とは違う、化粧気のない肌に征服欲を刺激された。
「……好きなの?」
「はい。ずっと……ずっと思い続けてきました。瞳の中に僕を映していてほしいと、いつも願っていました」
リナの潤んだ青い瞳には、僕の顔が映っている。
「そ……な、の?」
「誰にも見せたくない。触れさせたくない。できることなら、僕の腕の中に閉じ込めぐふぅ」
リナの蹴りが僕の腹に命中した。肺から一気に空気が抜け、椅子から転げ落ちて冷たい床に転がった。
「あ……」
顔を真っ赤にして両手で覆ったリナは、一瞬泣きそうな顔で僕を見ると、くるりと背を向けて生徒指導室からいなくなった。
僕の告白が失敗だったと分かるまで、いくらも時間はかからなかった。
昼休みの食堂で、セレドニオ殿下は僕に耳打ちした。
「君が離れたら、アレハンドリナ嬢は隙だらけ。アレセス家が呪い殺すと言っても、彼女の魅力に抗えない男も出てくると思うよ?」
「殿下はどうなさりたいのですか。私を遠ざけたいのですか?」
クックッと忍び笑いをする。こんな時でも殿下は輝くばかりに美しい。
「違うよ。私は心配しているんだ。……見てごらん、アレハンドリナ嬢はどこか物憂げだ。先ほどから溜息ばかりついている」
「……リナを、ずっとご覧になっていたのですか?」
リナは殿下やビビアナ嬢を観察するのが趣味だ。殿下がリナを見ていたとなれば、当然二人は見つめ合って……。
拳に力が入る。
リナは僕のものだ。
「おお、怖い怖い。君の怒りに触れたら、呪いではなく刺し殺されそうだね」
「……否定はしません」
「君のことが気になって、こちらを見ているのではないかな」
「違いますよ。リナは殿下やビビアナ嬢を見ているのです」
セレドニオ殿下は何度も瞳を瞬かせた。
「私とビビアナを?」
「はい。お似合いのお二人で羨ましいと言っていましたから」
リナが殿下に横恋慕しているとは口が裂けても言えない。だが、殿下の隣に立つビビアナ嬢を羨ましいと思っているのは本当だ。
「そうか。私には君達の方が羨ましく思えるけれどね」
◆◆◆
「イルデ!殿下がお呼びだ!」
今日の授業を終えて帰ろうとしていた僕を、血相を変えたルカが呼び止めた。
「殿下がどうかなさったのですか」
「校舎裏で一年生とアレハンドリナ嬢が揉め事を起こしたらしい。ちょっとした騒ぎになって、殿下が……」
ルカの話を最後まで聞かずに、僕は校舎裏へと急いだ。
人だかりができていて、その向こうにはセレドニオ殿下と、わざとらしく大泣きする令嬢。
それから、無表情で立ち尽くすリナがいた。
「イルデ」
「殿下、これは……」
「後のことは任せたまえ。君はアレハンドリナ嬢をどこか、落ち着く場所で休ませてやってくれ」
歩くのもままならないリナを生徒指導室へ連れて行く。
ここならゆったり座れる椅子もあるし、相談が聞こえないように壁が厚い。万一、リナが泣いてしまっても大丈夫だ。
しょぼんと項垂れているリナが可哀想で可愛らしくて、僕は自分自身に呆れた。
「……これだからあなたから目が離せないんです」
離れているだけで不安なのに、どうして殿下と仲良くしろと?
「うう……だってさ、あの子」
あの子?
学年が上がってから殿下に付きまとい始めた一年生のことか?
殿下と仲がよさそうだと知って、牽制するために彼女を呼び出したのか。それほどまでに、セレドニオ殿下が好きなのか。
「少しは令嬢らしくしたらどうなんです?」
自分でも驚くくらい冷たい声が出た。リナの肩が震えた。
「私、悪いことしてないもん」
恋に目が眩んで、リナは自分を正当化しようとしている。
「自分に素直なのは悪くありませんが、人を傷つけるのは犯罪です。悪いことだと教わったでしょう?」
「やってないもの、あの子が勝手に……!」
勝手に殿下に取り入ろうとしたから、許せないのだろう。
リナが嫉妬する姿を見たいと思ったことがある。僕が他の令嬢と仲良くしたら、少しくらい嫉妬してくれないだろうかと。でも、他の男を想うあまりに嫉妬する姿は見たくない。
「そうやって人のせいにするのは、あなたのよくない癖です」
「信じてよ、イルデ!私、ナイフで切ったりなんかしてない!」
リナは泣きそうだった。
殿下のことになると、そんなに一生懸命になるのか。
「……あのご令嬢が、セレドニオ殿下の近くに寄ろうとしたから、嫉妬したのではないのですか?」
一年生の伯爵令嬢は、入学してすぐに殿下に目をつけて、僕達の行く先々で待ち構えているようになった。休み時間も休まらないと殿下が愚痴を零していたほどだ。
「彼女は私達がテラスにいる時も、図書室にいる時も、気づくと後ろから追いかけてきていましたし。いつも、殿下にビビアナ嬢、ルカ、私が……」
あの令嬢の標的は殿下のはずだ。
殿下を狙って僕達の前に現れていた……はずだ。
リナは殿下狙いのメラニア嬢に嫉妬していて……いや、本当に、彼女の狙いは殿下なのだろうか。仮に狙われているのが僕だったとしたら、リナは僕を守ろうと……?
「い、いや……まさか、そんな……」
自分に都合がいい考えだ。自己中心的すぎて泣けてくる。
リナが僕を想うあまりに、嫉妬したと考えるなんて。
「イルデ、どうしたの?顔赤いけど」
「な、何でもありません。……そうですよね、メラニア嬢は、殿下を狙っていたとは限りませんね」
ちらりとリナの顔色を窺う。伏し目がちで表情が読めない。
「イルデ、メラニア嬢に狙われたいの?」
「……どうしてそうなるんですか」
あり得ない。
この話の流れで、僕がメラニアを好ましく思っていると?
どこが?あんな性悪女の何がいいというのだ。
「あの子、外見は可愛いし、一応伯爵令嬢……」
可愛い?
君の方がずっと可愛いし、撫でまわしたいくらい愛らしいし、震い付きたくなるくらい色っぽいし。伯爵令嬢がって、自分もそうだよね?
自分を棚に上げて、他の女を押しつけようとしているのか。
「そこそこ可愛くて、伯爵令嬢なら僕に相応しいと?」
「れ、令嬢らしくなくて、気さくで明るくて、皆に好かれそうだなって……」
ほほう……。
それは誰のことかな?
満面の笑みでリナを追い詰める。
「あのご令嬢をすすめる前に、もっと条件にぴったりな人がいますよね」
いい加減、気づけ!
気づかないなら、今ここで身体に知らしめてやろうか?
「イルデは、その人が好きなの?」
心なしか震えた声だ。
「……はい。愛しています」
「そう……」
「好きすぎて……時々自分が抑えられなくなりそうです」
揺らいでいる彼女の瞳を見つめ、そっと頬に掌を当てた。
気づいたよね?いくらなんでも。
僕が好きなのは君なんだよ。
「リナ……」
赤く染まる頬、震える唇。
夜会の時とは違う、化粧気のない肌に征服欲を刺激された。
「……好きなの?」
「はい。ずっと……ずっと思い続けてきました。瞳の中に僕を映していてほしいと、いつも願っていました」
リナの潤んだ青い瞳には、僕の顔が映っている。
「そ……な、の?」
「誰にも見せたくない。触れさせたくない。できることなら、僕の腕の中に閉じ込めぐふぅ」
リナの蹴りが僕の腹に命中した。肺から一気に空気が抜け、椅子から転げ落ちて冷たい床に転がった。
「あ……」
顔を真っ赤にして両手で覆ったリナは、一瞬泣きそうな顔で僕を見ると、くるりと背を向けて生徒指導室からいなくなった。
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