上 下
17 / 366

第16話

しおりを挟む
「学園長先生。お顔をお上げになってください。学園長先生が悪いわけではないのですから」

アリシアが頭を下げた学園長に向かって声を掛ける。

「いえ。私の魔法学園の生徒がバルム様のことを害そうとしたのですから謝って当然です!」

学園長はアリシアに言われても頭を上げようとせず、続けて喋る。

責任者としての矜持なのだろう。

アリシアに謝らないと気が済まないと感じ、呼び出したのだ。

「確かに私《わたくし》は学園長先生の学園の生徒により害されかけ、あと少しで命を落とすところでした。辱められるくらいならと自ら命を落とそうとしたのです」

「っ!?」

アリシアの言葉に動揺する学園長。

その話までは知らなったので無理もない。

「ですが、その時に助けてくださったのも学園長先生の学園の生徒でした。だから、プラスマイナスゼロということで良いではないですか。だから、お顔を上げてください」

そこまで言われてようやく学園長は顔を上げた。

「・・・お心遣いありがとうございます」

学園長は気が気ではなかったため、アリシアの言葉にほっとした。

昨日、バルム家当主からは連絡を貰ったときに学園長に対する責任云々の話は無かったが当事者であるアリシアの言葉を聞いてようやく安心したのだ。

「失礼致します」

学園長はアリシアに断りを入れてから自分も再度ソファに座る。

「・・・実は、バルム様にもお伝えしておくことがあります」

「?・・・なんでしょうか?」

(謝罪以外に話す内容は思いつきませんが)

「実は、昨日グレイ・ズー4年生にもこちらに来てもらいました」

「そうだったのですね!?ここにグレイさんも来ていらしたとは」

学園長の言葉にアリシアが先ほどとは打って変わって嬉しそうな反応をする。

学園長はおや?と思いながらも話を続ける。

「はい。バルム様の件をキリッジ騎士隊長から直接お聞きし、その際に救った生徒がグレイ・ズー4年生と分かり、すぐにこちらに来てもらったのです」

「そういうことでしたか。それでグレイさんには何とおっしゃったのですか?」

アリシアが心なしか前のめりになりながら話を聞いてくる。

「はい。バルム様にとってはご不快かもしれませんが『良くやってくれた!!』と言いました」

学園長が嘘偽りなく答える。

「・・・そうでしたか」

(学園長先生の立場であればそう言いたくなりますのも無理はありませんわね)

アリシアは納得してから、

「それで、グレイさんは何と返したのですか?」

アリシアはグレイがどう答えたのかが気になって仕方がなく尋ねてしまう。

「彼はこう言いました『私はバルムさんを助けたかっただけで他のことは考えてもおりませんでしたので』と」

「っ!?・・・そうでしたか」

アリシアはグレイの心情を思わぬところから聞けて飛び上がらんばかりに嬉しくなった。

だが、学園長の前で騒ぐわけにも行かず何とか自制する。

(グレイさんがそこまで私《わたくし》のことを想って行動してくれたことが分かってとても嬉しいですわ)

もちろんグレイがアリシアのことを想って行動してくれたのは一昨日のグレイの様子を見れば良く理解できていた。

しかし、そのことを第三者を通じて言葉で聞くとまた違った嬉しさが込み上げてくるのも無理からぬことだった。

アリシアの様子を見ながら話していた学園長にはアリシアの隠しきれてない感情の変化は手に取るように分かったが敢えてそのことを指摘するような野暮は言わない。

「はい。そして、彼にはある物を贈りました。それをバルム様にもお伝えしていこうと思ったのです」

「?ある物ですか?」

アリシアが学園長の言葉の真意が分からず尋ねる。

「はい。彼には『魔功章』を授けました」

学園長の口からは思いも寄らぬ言葉が発せられたのであった。



「!?・・・『魔功章』ってあの『魔功章』のことでしょうか?」

アリシアは学園長の言葉に声を出さないように驚いた後、思わず魔功章の事を確認する。

「はい。その『魔功章』であっております」

学園長が肯定する。

「そうですか。学園長先生も思い切ったご判断をされたのですね」

アリシアがゆっくりとそう呟いた。

「・・・流石ですね。そのような事までお分かりになるとは」

学園長はアリシアの慧眼に感心した。

実は、昨日グレイに『魔功章』を渡したことを話したことを教諭全員に事後共有したところとんでもないくらい場が荒れたのだ。

割合にして賛成が2割、反対が6割、中立が2割といったところであった。

反対派の大部分が貴族であったので、平民に『魔功章』を授けるということに納得行かないのだろう。

結局、一度授けたものを返してくれとは到底言えないということと、グレイ・ズー本人もひけらかすつもりはないということを話し、無理やり納得させたのである。

「もちろんでございます。私《わたくし》とて貴族ですから、他の者がどう考えるかくらいは想像できますわ」

アリシアの言葉に学園長は考える。

(ああ。バルム様も反対派と同じ意見なのか)

少し沈みながら考えるが、その考えは次のアリシアの言葉で良い意味で否定された。

「私《わたくし》は学園長先生のご判断は間違っていないと思いますわ。何か困ったことがありましたらいつでもバルム家にご相談ください」

「!?・・・ありがとうございます」

アリシアの言葉に学園長が再び頭を下げたのであった。




「♪~♪♪~」

学園長室を出たアリシアは教室まで送るというエミリーの申し出を丁重に断り一人、教室に向かって歩いてた。

嬉しいことがあったため自然とハミングしながら歩いていく。

(まさか、グレイさんが『魔功章』を授かっていたなんて私《わたくし》としては嬉しい限りですわ)

アリシアにとっては自分のことを救ってくれたグレイが評価されることは大歓迎であった。

(学園長先生にグレイさんのクラスもお聞きできましたし)

アリシアはグレイの教室が何組か知らなかったので学園長に聞いたところD組であると教えて貰っていた。

(それにしてもD組ですと、今まで私《わたくし》がグレイさんとお会いしたことがなかったのも頷けますわね)

魔法学園は1学年で2000人以上の生徒がいるため、自分の近くの教室ならまだしも遠くのクラスなら遭遇することもほとんどない。

アリシアがグレイと4年間で初めて会ったとしてもおかしく無かった。

(考えれば考えるほど、一昨日グレイさんが私《わたくし》とお会いしたことは奇跡といっても過言ではございませんわね)

もし、グレイが一昨日にアリシアのことを『視て』いなければと考えると今の自分はここにはいないのだ。

改めて考えるとぞっとする。

(あと少しでグレイさんにお会いできますわ)

何よりも一昨日ぶりにグレイに会える。そのことがアリシアの心を嬉しさで満たしていた。

(あまり良いやり方では無いかもしれませんし、グレイさんにとってはご迷惑かもしれませんがお昼休みにグレイさんの教室に行きますわ)

この時、グレイとの再会の仕方で悩んでいたアリシアは漸く方法を決めたのであった。




あの後、自分の教室に戻ったアリシアは時間的には遅刻であったものの担任の先生に咎められることは無かった。

恐らくあらかじめ学園長が担任にアリシアが遅れることを伝えておいてくれたのだろう。

あれこれ事情を簡潔に伝えるために思考を巡らせていたアリシアであったがそれを披露しなくてすんでホッとする。

事情を知っている担任の先生ならいいが、それ以外のクラスメイトに聞かれても良い内容で話すことをどこまでとするかで悩んでいたので助かったのだ。

(担任の先生にあらかじめお話しておいてくださったなら先に私《わたくし》にもお伝えして欲しかったですわ)

などと思った瞬間に気づく。

(もしかしたら担任の先生にお伝えしてくださったのは学園長秘書のエミリーさんかも知れませんわね)

いずれにせよ、答えを出す必要もないことなのでアリシアは自分の席につくと授業に集中する。

(ひとまず、お昼になるまでは授業に集中しますわよ!)

アリシアは昨日休んでしまった分を取り戻すために気合を入れた。



「・・・アリシア。昨日休んでいたけど平気?」

1つの授業が終わり、次の授業までの休み時間に1人の少女がアリシアに話しかけてきた。

水色のショートカットの可愛らしい女の子である。

「ありがとう、セリー。大丈夫ですわ」

アリシアはグレイが一昨日『ミル』と呼んでしまった少女・・・セリー・アイルバーグに笑顔で返事をする。

「・・・そう。なら良かった」

セリーはほっとしたように言う。

その様子でセリーが本気アリシアのことを心配してくれていたことが分かり、アリシアは嬉しくなる。

「ありがとう。私《わたくし》のことは先生は何て?」

思わずもう一度礼を言った後、アリシアは自分が休んでいた理由を先生がどのように言っていたかをセリーに確認する。

「・・・体調を崩したって聞いたけど、違うの?」

セリーが訝しげに答えた後、確認してくる。

「ううん。間違ってはいないですわ」

学園に来れないわけではないものの本調子では無かったのも事実なので体調を崩したという表現は間違いでは無いだろう。

(セリーには本当のことを話しても構いませんが、周りのクラスメイトが聞き耳を立ててますのでお話するのはまた今度ですわね)

クラスメイト達は次の授業の準備をしたりや友人と会話をしたりしながらもアリシアとセリーの会話に聞き耳を立てているのがよく分かった。

(きっと3大貴族の私《わたくし》に付け入る隙を狙っているに違いありませんわ)

アリシアが魔法学園に通うことになった3年と数ヶ月前にバルム家当主からきつく言われていたことがある。

『いいか、アリシア。魔法学園はこの国最大の由緒ある学びの園だ。この国の次世代を担う貴族が沢山通っている場所なのだ。決して弱みを見せてはならない。バルム家長女としての誇りを胸に日々精進するのだぞ』

それからアリシアは学問、魔法、体術と魔法学園で習うことは全て尽力して取り組んできた。

バルム家に恥じぬ行動を心がけてきたのだ。

そのため一昨日のことは個人的には良い思い出で終わったもののバルム家としては良くない事件であったという認識をしていた。

クラスメイトが聞き耳を立てていたのは単に憧れのアリシアの情報を少しでも手に入れたいと思っていただけなのだが、アリシアはそのことに全く気づいていなかった。

まあ、理由はどうあれ結局のところ一昨日の件をこの場でセリーに話していたらとんでもない騒動になるのは同じではあったのでアリシアの行動は正しいのではあるが。

「・・・そう。無理はしないでね」

セリーがアリシアの目をじっと見て言う。

「もちろんですわ」

アリシアはセリーに対し大きく頷いたのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~

深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。 ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。 それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?! (追記.2018.06.24) 物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。 もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。 (追記2018.07.02) お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。 どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。 (追記2018.07.24) お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。 今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。 ちなみに不審者は通り越しました。 (追記2018.07.26) 完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。 お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!

平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。

モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。 日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。 今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。 そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。 特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。

【短編】冤罪が判明した令嬢は

砂礫レキ
ファンタジー
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。 そして一年後、王太子とジュスティーヌの結婚式が盛大に行われた。

旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉

Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」  華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。  彼女の名はサブリーナ。  エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。  そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。  然もである。  公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。    一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。  趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。  そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。 「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。  ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。  拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。    

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

処理中です...