水泳部合宿

RIKUTO

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水泳部形式の自己紹介

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隣はプールで、どこにでもあるプールという感じ。
25mプールと小さなプールがある。
みんなして移動した。彼らは僕を取り囲むようにしている。
「ここからいよいよプールだよ。健康チェックと体操の前に自己紹介と行こうか!!長いようで短い合宿の幕開けだよ!」りょう君が僕の背中をさすりながら言う。時々お尻まで手が伸びる。
みんないつも誰かしらの体に触っている。この部活の掟なのか?自然とそうなってしまうのか?
こんな部活だから何があっても不思議ではない。
この部員の格好は全員競パンを腰ではき、中には陰毛が上からでている者もいる。ゴーグルは泳ぐ時以外首から下げるのが鉄則なのかみんなそうしている。
これは全員の共有物だと言うからすごい。
しかも洗っていないのが人気だとは、ゴーグルもそうなのだろうか?
全員がプールサイドの広いところに集まると、ぞろぞろとあぐらをかいて座った。
座っている者は全員こちらにやらしくも熱い視線を向ける。目が合うとニコニコ笑う者もいれば、ニヤニヤと不敵で卑猥な笑顔を作る者もいる。
「はいみんな!わかってると思うけど、今日から新しい新入部員のゆうき君が入ってくれたよー!大事な大事なお客様でもあるから、みんなで楽しく仲良くしてやってねー!」
りょう君がみんなに向かって叫んだ。
「じゃあゆうき君は、ここに座ってね!」
部員たちの真ん中に案内され、それにあぐらをかいて座った。プールサイドコンクリ特有のざわざわした感触が伝わる。「やったー!ゆうき君と隣!よろしくね~」
前から声がかかった。彼もすごくイケメンでかっこいい。
「よろしく!」僕は精一杯挨拶した。
ん?ふと僕は、彼の競パンの上から頭が飛び出ているのに気づいた。「ねーねー。出ちゃってる。」僕は思わず小声で彼に伝えた。「あっこれ?いいのいいの。出てるのは構わないの。何があっても恥ずかしがらず!これもこの部活の掟の内だよ。ねェみんな!」
彼が言うと周りはクスクスと笑ってそのとおりの様な表情だ。
また誰かが僕の体を触り始めたと思ったら、その彼だ。
僕も誰かの体を触らきゃいけないのか?その彼の背中に手を伸ばした。なんの抵抗もなく触らせてくれる。彼の表情が緩んだのか、頭も一緒に凹んで競パンの中に隠れていった。
触ってもらうと性的興奮が逆に収まるのか欲求が満たされたらしい。
「それじゃあ、この部活の伝統の水泳部式自己紹介始めるよー!まず一番先に自己紹介したい人ー!」
りょう君はが言うと、「はーい!!」
全員が勢いよく大きな返事と共に手を上げた。
中には両手を上げてる者もいる。小学校1年生みたいだ。
「やっぱりお客様がいると一段とすごいねー!それならば、最近検査を受けたりょうと君!」
1年生の凌人君だ。なんと、凌人君は国のあの検査を受けた子だ。あの中性的な顔立ちは惚れ惚れする。そりゃ検査の対象になるわけだ。今度彼の検査結果を見るという楽しみができた。
「やったー!一番乗りだぜ!!」
スタスタと彼はみんなの前に立つ。
「さあ、水泳部式自己紹介をお客様に見せてくれよ!」
「任せて!!」
「僕の名前は鈴木凌人!1年2組!身長173センチ、体重52キロ!そして、5センチの12センチのずるむけ!」
???
「よ!!男前!」
みんなの歓声が飛ぶ。
「ここで一つ、ゆうき君に説明するよ!!ちんこの自己紹介は必須だからね!正常時と勃起時の長さだよ!水泳部にとって水の抵抗を図るために重要だよ!」
りょう君が自己紹介を一旦切って説明してくれた。
「ゆうき君ももちろんやるんだよ?何があっても恥ずかしがらず。これは忘れないでね!」
念を押した。
「さあっみんな目をカッピらいて!」
彼が言うと競パンに手にかけたと思ったらパサッと脱いであらわになった。ズルムケのボーボーの姿だった。
「うおー!」「いやーいつ見ても芸術だねー」
勃起してはいないが自慢げに見せつけていた。
「もっとみたい人は検査結果を見てよー!でも生だよ!」
彼が宣伝のごとく言い放つ。
すると彼はすかさず後ろを向き今度はおしりを両手で広げて見せつけてきた。
クパァーとお尻の穴を見せつけてきた。
「うわー菊の花が咲いた!ひくひくしてー!」
周りから声が飛ぶ。
菊の花というのか!
あんまりやるとうんこが漏れ出てきそうな勢いだ。
こうやって自分の全てをさらけ出すのが水泳部形式というやつなのか。水泳部の全裸自己紹介というのは本当だったんだな。
そういう調子で次々と部員が自己紹介していく。
いよいよ僕の番だ。
雰囲気がいつにもましてざわざわしてきた。
「おっ。もう僕たちは全員自己紹介は終わったね!ということは???」
「と、いうことは!!?」
全員が一斉にこちらへ視線を送る。
「そう!!ゆうき君だよー。さあさあ、みんなの前で自己紹介してもらうよ!!」
後ろにいた二人が僕より先に立ち上がって起こすように引っ張り出す。
半分引きずり出されるような感覚だ。
みんなが自己紹介を先にしたせいか恥ずかしさはほとんど消えていた。逆にこんなにみんなが注目しているのだからなにかすごい自己紹介をしてやろうと思った。
そしてみんなの前にたった。
ものすごい視線が突き刺さる。
不思議なことに高揚感が湧いてきた。
考えてみたら、競パンを履いて、首にゴーグルを掛けた少年が僕自身だなんて!つい最近まで憧れていた男の子ではないか!
今日はその晴れ舞台。しかも誰しもが注目するスーパーアイドル状態だ!
いつも人前では話すことは苦手な僕だが、不思議と話したくなってくる。
「僕は一年二組伊坂佑樹!今日はこんな素晴らしい部活に招待してくれてありがとう!」
まずは第一声!
「イエーイ!」「わーい!」
みんなが色めき立って拍手しながら言う。
腰を手に当てて少し膨らんだ股間を堂々と見せつける感じにした。なんとも言えない充実感と誇らしい気持ちになった。そういえば僕の顔って中性的でかわいいし、腹筋も程よく6つに割れてるし。。。
「みんな気になるのは競パンの中身じゃないのー?」
僕が言う。
「そうだー」「その通りー!」
黄色い男子の声援が飛ぶ。
僕は両手で競パンのサイドロゴを掴んでさっと下に下げた。あらわになったその姿に一瞬で皆の視線は釘付けだ。
競パンは膝のわずか下で止まっている。
「チン長は通常6センチの仮性包茎、勃起時は測ってないので今度みんなで測ろうねー!」
その場で色々と自己紹介を工夫してみた。
「うおーやばい!我慢できなーい!」
発狂に近い声が聞こえてくる。
どうやら興奮してしまった部員がいたようだ。
僕は続いて履いている競パンを全部おろして、みんなのところに投げてみた。
「うオーっ!」
屋外だと言うのに、狂った雄叫びのような絶叫が響き渡る。投げた競パンにありのように群がり、あっという間に競パンが破けてしまったようである。僕は終始全裸で泳ぐことになるようだ。
「あーあっ競パンが破けちゃった。みんな落ち着けてよ。」りょう君がなだめる。
「大丈夫!替えの競パンはいくらでもあるし、ゆうき君が大丈夫なら全裸で泳いでもいいよ。」
案の定そんな答えが返ってきた。
もう今日は全裸で堂々と泳ごうか?
そんな気がしてきた。ここにいる限り、何でもありなんだから。
「そうだね。とりあえず全裸で泳いでみるよ!競パンは履きたくなったらもらっていい?」
「もちろん!ゆうき君はすごいねー!いきなりすごい自己紹介だったよ!みんなとてもいい刺激になったよ!」
司会のりょう君が言った。
僕は全裸のままみんなのところに戻った。
みんな僕に釘付けで、ところどころには食いちぎられた競パンの残骸があった。ほんの一時間くらい履いただけなのに。
もうすでに全裸であることにまったく抵抗はない。
みんな色めき立って僕に視線を投げかけてくる。
「すごいよゆうき君!僕たちなんかより上手いしエロい!僕たちも勉強しなきゃね!」肝心の
水泳なんかよりそっちらしい。
「さぁ、楽しかった自己紹介はこれで終わり!またやりたいね!次は体操したら練習へと入ろうか。」
りょう君が言った。
「みんな、お客様を案内してね。プールサイドで体操だよ。」
「はい!」
みんな一斉に散らばりプールサイドに広がった。
僕は全裸のままみんなと散らばった。
大体等間隔ぐらいだろうか、ふと僕がさっきまではいていた競パンの残骸が目に入った。








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