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24 仲良くお風呂
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「王都には帰らないの? 家はここよりは広いんでしょ?」
久しぶりに三人で風呂に入り、ジェイクはベニーが溺れない程度の高さに湯をはった浴槽でまったりしている。
俺はタイルの上に座りこんで、ベニーの体を石鹸たっぷりつけた海綿で磨く。風呂が大好きなベニーは喜んで泡で遊んでいる。ほっといたらいつまでも出ないほど。髪を濡らしてもしっかり目をつむって顔を覆って、しみないようにしている。
これまで大事に育てられてきたと思うんだけど、風呂場では割と雑に扱われても平気みたいだ。
俺もお風呂大好き日本人だから、その辺はこの国の人と気が合う。浴室は大きいし、そこにあるバスタブも大きい。他の家だってこの大きさが標準なんだろう。
「王都か……一人では広すぎるほどだったから、ずっと管理を人に任せている。その方が身軽だったし、ここにいる方が性に合う」
「それに、また国境に行くから?」
休暇が終わるか、呼ばれたりすればまた危険地帯に行くのだろう。
「大丈夫、危険を察知するのは上手いんだ」
「わかってはいんるだよ。でも心配なんだ」
湯に浸かっているジェイクはバスタブの縁に肘をかけ、俺たちを眺めている。俺の声音から不安を感じとったのか安心しろと声をかけるけど、否定しないってことは、また国境へ行くってことだ。
好きな人を少しでも危険のある場所へ向かわせたくないのは当然の気持ちだ。傷ひとつ負って欲しくない。
日本にいたのなら、それは交通事故とかそんな心配になるのかもしれないけど、ここには争いがある。それははっきり命のあるなしに関わる一大事だ。
それに、その時は俺も一緒に連れて行ってもらえるのだろうか。
「トモエのお陰でうちは上手くやれている。そして心配ばかりかける」
「そう言ってもらえると嬉しいな。もっと頑張っちゃうよ」
「何度も言うが本当にそう思ってる。私がベニーと一緒にいられたのは、まだほとんどの時間を眠っている赤ん坊の頃だった。次に会ったのがこの前で、これほど大きくなっている事に困惑しかなかった」
「ベニーは幸せだよ。親のせいで理不尽にふり回されちゃったけど、今は優しいパパといられるんだから。ね、ベニー、パパが好きだよな?」
「すきっ」
自分が話題に上がっているのが嬉しいのか、ベニーはにこにこだ。
「今はすっかり慣れたでしょ。誰がどう見ても二人は親子だし、可愛くてしかたないでしょ。俺は眠ってるベニーが天使に見えるよ」
「ああ、寝顔を見ているだけで、何というか、胸の奥がくすぐられるようだ」
「わかるよそれ。胸の奥が痒くなって直接ガリガリしたいんだけど無理で、恥ずかしくて、でも温かいんだ」
「そう思えるようになったのは、トモエに子供との接し方を教えてもらったからだ」
「そんな事ないよ。ジェイクは元々優しいし、俺がいなくても父性は目覚めてたと思う……あっ、こら、ベニーそこはだめ」
ベニーが俺の臍に指を突っ込もうとする。押すと少しへこんで、またしばらくすると出てくるのが楽しいらしい。
「トモエ、いつもベニーの相手と家のことばかり任せてごめん。レーンの言う通り、ここに通いの家政婦を入れる事を考えて……」
「待ってよ、それは嫌だ」
思わず手がとまる。
「でもそうすればトモエに自由な時間が増える。その分を遊びや勉強に使えばいい。私はトモエに労働させたいわけじゃないんだよ。子供向けの絵画の転写教室があるのをロイが見つけてきてくれているし、外に出ることを堅苦しく考えなくていい」
「ジェイクの言いたい事はわかる。だけど、俺はやらされてるんじゃなくて、楽しいからやりたんだ。嫌になったら言うから、もうしばらく自由にさせて欲しい、お願い」
「来るなと言いつけてもレーンはやってくる。それでもか?」
「うん、レーンと言い合うのも慣れたよ。ファルの店で数字見たりも楽しいし、トン子もいるし、こんなに賑やかで楽しいと思ったのは生まれて初めて。だからもう少し、この生活を続けたいんだ」
「わかった。学校にやる準備も人を雇う気持ちもあるから、少しでも気持ちが変われば教えてくれるか? トモエには遠慮しないでほしいんだ」
「わかってるよジェイク」
俺はベニーを抱っこして湯船に入るように促した。そして自分も入って、ジェイクの膝にまたがった。
その時、ジェイクの力ないものが浮力でふわぁ~と踊って、俺の心も跳ねた。
これに血が集まったら相当デカイな。
俺は不埒なことを考えながら自分の身体とジェイクの腹でそれをサンドイッチする。さきまでのシリアスとしんみりは吹き飛んだ。
残念ながらこの身体になってから、えっちな事は考えなくなっていた。ジェイクの竿を見ても、これを使うのはもっと先の事だと思うだけで穴が疼くことはない。だけどこの時は、ちょっとだけそんな気持ちになった。
「トモエ……どうした……?」
ジェイクはまだ俺の邪な気持ちに気付いていない。急に甘えん坊になった俺の前髪を後ろに撫でつける。
身体が性的に成長していないせいか、ごりごり腰を回しても俺のナニは何の反応もしない。
当然、子供にいたずらされているとは思っていないジェイクもまったく兆さない。
だけど丁度いいい湯の温度も、人肌もここちよくて、見上げれば男前の濡れた姿があって、気持ちだけは滾った。
大人の身体があったらなって本気で思う。
なんてもったいない……いい体が目の前にあって、その体の上には好みの顔がのかってて、おっきい物がついてるのに、それを受け入れる体制がこっちにまったく整っていない!
ジェイクの小さな乳輪と綺麗な乳首の近くに顔を寄せて、吸ってもいいのか、指でこねてもいいのかと、散々迷ってた末に気持ちをぐっと抑えた。
もだえる俺の姿は甘えているように映ったのか、ジェイクはあくまで優しく俺の肩を抱いてくれる。エロばっかり考えた自分が恥ずかしくて、顔が赤くなりそうだ。
前は胸毛を触ろうとしただけでジェイクがばっちり目を開けて遮られたけど、今回はそれがなかった。
ジェイクの意識がこっちにある時は発動しないのか? それともジェイクに多少のお触りは受け入れられてるってことか? だったら乳首吸ってもいいの? 舌先でつつくくらいならいいの!?
俺の心は乱れる。
「トモトモ、やーの」
「あ……ごめんごめん、ベニー。パパは譲るよ」
ベニーをほったらかしにイチャイチャしていたせいで、顔を見なくても不満そうに口を尖らしているのがわかって慌てた。
「トモトモ、やー、違うのぉ」
俺も気持ちを落ち着けた方がいいとその場を明け渡そうとすると、ベニーは俺の腰に腕と足を巻きつかせてきた。
どうやら今はジェイクじゃなくて俺の背中ががいいらしい。
俺がジェイクに抱き付いて、ベニーが俺に抱き付いて。大きい順に並んだ俺たちはそのポーズのままでぐふぐふ笑った。
「こら、ベニー臍はだめだって言ってるのに」
身をよじっていると、俺が楽しんでいるように見えたのか、やっぱり手は止まらない。後ろからずっと臍をいじってくるのだ。
「ベニー、しつこい」
「ぶにょってする~」
「デベソが大きくなったらベニーのせいだぞ」
「おっきくなるならもっとする。育てる」
そうしているとジェイクまで笑いだして、もくもくと湯気がたつ浴室は高い声が響いた。
久しぶりに三人で風呂に入り、ジェイクはベニーが溺れない程度の高さに湯をはった浴槽でまったりしている。
俺はタイルの上に座りこんで、ベニーの体を石鹸たっぷりつけた海綿で磨く。風呂が大好きなベニーは喜んで泡で遊んでいる。ほっといたらいつまでも出ないほど。髪を濡らしてもしっかり目をつむって顔を覆って、しみないようにしている。
これまで大事に育てられてきたと思うんだけど、風呂場では割と雑に扱われても平気みたいだ。
俺もお風呂大好き日本人だから、その辺はこの国の人と気が合う。浴室は大きいし、そこにあるバスタブも大きい。他の家だってこの大きさが標準なんだろう。
「王都か……一人では広すぎるほどだったから、ずっと管理を人に任せている。その方が身軽だったし、ここにいる方が性に合う」
「それに、また国境に行くから?」
休暇が終わるか、呼ばれたりすればまた危険地帯に行くのだろう。
「大丈夫、危険を察知するのは上手いんだ」
「わかってはいんるだよ。でも心配なんだ」
湯に浸かっているジェイクはバスタブの縁に肘をかけ、俺たちを眺めている。俺の声音から不安を感じとったのか安心しろと声をかけるけど、否定しないってことは、また国境へ行くってことだ。
好きな人を少しでも危険のある場所へ向かわせたくないのは当然の気持ちだ。傷ひとつ負って欲しくない。
日本にいたのなら、それは交通事故とかそんな心配になるのかもしれないけど、ここには争いがある。それははっきり命のあるなしに関わる一大事だ。
それに、その時は俺も一緒に連れて行ってもらえるのだろうか。
「トモエのお陰でうちは上手くやれている。そして心配ばかりかける」
「そう言ってもらえると嬉しいな。もっと頑張っちゃうよ」
「何度も言うが本当にそう思ってる。私がベニーと一緒にいられたのは、まだほとんどの時間を眠っている赤ん坊の頃だった。次に会ったのがこの前で、これほど大きくなっている事に困惑しかなかった」
「ベニーは幸せだよ。親のせいで理不尽にふり回されちゃったけど、今は優しいパパといられるんだから。ね、ベニー、パパが好きだよな?」
「すきっ」
自分が話題に上がっているのが嬉しいのか、ベニーはにこにこだ。
「今はすっかり慣れたでしょ。誰がどう見ても二人は親子だし、可愛くてしかたないでしょ。俺は眠ってるベニーが天使に見えるよ」
「ああ、寝顔を見ているだけで、何というか、胸の奥がくすぐられるようだ」
「わかるよそれ。胸の奥が痒くなって直接ガリガリしたいんだけど無理で、恥ずかしくて、でも温かいんだ」
「そう思えるようになったのは、トモエに子供との接し方を教えてもらったからだ」
「そんな事ないよ。ジェイクは元々優しいし、俺がいなくても父性は目覚めてたと思う……あっ、こら、ベニーそこはだめ」
ベニーが俺の臍に指を突っ込もうとする。押すと少しへこんで、またしばらくすると出てくるのが楽しいらしい。
「トモエ、いつもベニーの相手と家のことばかり任せてごめん。レーンの言う通り、ここに通いの家政婦を入れる事を考えて……」
「待ってよ、それは嫌だ」
思わず手がとまる。
「でもそうすればトモエに自由な時間が増える。その分を遊びや勉強に使えばいい。私はトモエに労働させたいわけじゃないんだよ。子供向けの絵画の転写教室があるのをロイが見つけてきてくれているし、外に出ることを堅苦しく考えなくていい」
「ジェイクの言いたい事はわかる。だけど、俺はやらされてるんじゃなくて、楽しいからやりたんだ。嫌になったら言うから、もうしばらく自由にさせて欲しい、お願い」
「来るなと言いつけてもレーンはやってくる。それでもか?」
「うん、レーンと言い合うのも慣れたよ。ファルの店で数字見たりも楽しいし、トン子もいるし、こんなに賑やかで楽しいと思ったのは生まれて初めて。だからもう少し、この生活を続けたいんだ」
「わかった。学校にやる準備も人を雇う気持ちもあるから、少しでも気持ちが変われば教えてくれるか? トモエには遠慮しないでほしいんだ」
「わかってるよジェイク」
俺はベニーを抱っこして湯船に入るように促した。そして自分も入って、ジェイクの膝にまたがった。
その時、ジェイクの力ないものが浮力でふわぁ~と踊って、俺の心も跳ねた。
これに血が集まったら相当デカイな。
俺は不埒なことを考えながら自分の身体とジェイクの腹でそれをサンドイッチする。さきまでのシリアスとしんみりは吹き飛んだ。
残念ながらこの身体になってから、えっちな事は考えなくなっていた。ジェイクの竿を見ても、これを使うのはもっと先の事だと思うだけで穴が疼くことはない。だけどこの時は、ちょっとだけそんな気持ちになった。
「トモエ……どうした……?」
ジェイクはまだ俺の邪な気持ちに気付いていない。急に甘えん坊になった俺の前髪を後ろに撫でつける。
身体が性的に成長していないせいか、ごりごり腰を回しても俺のナニは何の反応もしない。
当然、子供にいたずらされているとは思っていないジェイクもまったく兆さない。
だけど丁度いいい湯の温度も、人肌もここちよくて、見上げれば男前の濡れた姿があって、気持ちだけは滾った。
大人の身体があったらなって本気で思う。
なんてもったいない……いい体が目の前にあって、その体の上には好みの顔がのかってて、おっきい物がついてるのに、それを受け入れる体制がこっちにまったく整っていない!
ジェイクの小さな乳輪と綺麗な乳首の近くに顔を寄せて、吸ってもいいのか、指でこねてもいいのかと、散々迷ってた末に気持ちをぐっと抑えた。
もだえる俺の姿は甘えているように映ったのか、ジェイクはあくまで優しく俺の肩を抱いてくれる。エロばっかり考えた自分が恥ずかしくて、顔が赤くなりそうだ。
前は胸毛を触ろうとしただけでジェイクがばっちり目を開けて遮られたけど、今回はそれがなかった。
ジェイクの意識がこっちにある時は発動しないのか? それともジェイクに多少のお触りは受け入れられてるってことか? だったら乳首吸ってもいいの? 舌先でつつくくらいならいいの!?
俺の心は乱れる。
「トモトモ、やーの」
「あ……ごめんごめん、ベニー。パパは譲るよ」
ベニーをほったらかしにイチャイチャしていたせいで、顔を見なくても不満そうに口を尖らしているのがわかって慌てた。
「トモトモ、やー、違うのぉ」
俺も気持ちを落ち着けた方がいいとその場を明け渡そうとすると、ベニーは俺の腰に腕と足を巻きつかせてきた。
どうやら今はジェイクじゃなくて俺の背中ががいいらしい。
俺がジェイクに抱き付いて、ベニーが俺に抱き付いて。大きい順に並んだ俺たちはそのポーズのままでぐふぐふ笑った。
「こら、ベニー臍はだめだって言ってるのに」
身をよじっていると、俺が楽しんでいるように見えたのか、やっぱり手は止まらない。後ろからずっと臍をいじってくるのだ。
「ベニー、しつこい」
「ぶにょってする~」
「デベソが大きくなったらベニーのせいだぞ」
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