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第五章 15歳

55 情報交換

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「ふむ。制服のデザインを変更する方法か」

 俺たちの話を聞き終えたエクセリア会長が小さくうなずく。
 初耳のようにも、そうでないようにも取れる口ぶりだ。

 俺たちは少し時間を潰してから生徒会棟を訪ね、受付で会長に取り次いでもらった。
 ちょうど会長も俺に用があったらしく、すぐに例の会議室に通してもらえた。

 会議室にいたのは、エクセリア会長と書記のメイベルだけだった。
 ついさっきまで円卓戦をやってたはずだが(だから少し時間を潰してから来たのだ)、二人に疲労の色は見られない。
 試合後にシャワーを浴びたらしく、会長の豊かなウェーブヘアが、いつもより気持ちしんなりしてる。

 こっちのメンバーは、さっきまでと同じ、俺、ロゼ、ユナ、ラシヴァの四人だ。

 そこで最初に、ユナから聞いた、都市機能にアクセスできれば制服のデザインを変えられるという話を伝えてみたってわけだ。

「ええ。ユナによると、都市機能にアクセスできる者が稀にいる話でした。
 ユナは二百年以上前の生徒騎士ですから、今の円卓がそのことを把握されてるのかどうか迷ったんです。
 もしご存知ないようなら、お教えしておくべきかと思いまして」

「ふむ。そう思ってくれたのは有難い。
 その件だが、今の円卓ではメイベルの担当だな」

 エクセリア会長はそう言って、少し離れた席にいるメイベルを見た。
 メイベルは、こっちを見ようともせず、手にしたクッキーをコリコリとリスのように食べている。
 ストレートの黒髪、ブラウンの肌、銀縁眼鏡のメイベルは、理知的な印象の美少女だが、そうしていると年相応にかわいらしい。
 といっても、学術科の四年だから歳上だ。

「……いいんですか、彼らに教えて?」

 メイベルが会長に言った。

「いいも何も、ユナがそこまで知ってる以上、隠したところでしかたあるまい。
 いずれにせよ、われわれもそこまで詳しい情報を持ってるわけではないしな」

「ですか。
 じゃあ、お話しします」

「お願いします、メイベル先輩」

 メイベルは、俺の図書館での索引作成アルバイトの先輩でもある。
 メイベルの紫の瞳が、眼鏡の奥から俺を見た。

「この学園都市の都市機能を制御しているのが何か、エリアック君にはわかりますか?」

「精霊がどうとか聞いたことはありますけど、正直よくわからないですね。六大精霊以外に精霊がいるというのもおかしな話に思えますし」

「その点については、わたしにもまだわかってません。
 ただ、都市機能を制御するこの学園都市の核ともいえる存在はたしかにいます。
 その存在は、『原始精霊ウルヴルスラ』と名乗っています」

「原始精霊……?」

「その言葉の意味まではわかりません。
 ですが、肉体のない精神のみの存在が、ウルヴルスラの中枢にいることは間違いないです。
 『都市機能にアクセスする』というのは、その原始精霊ウルヴルスラと交信し、こちらの意思を伝えるということなのです」

「交信……会話ができるってことですか?」

「会話、とまでは言えないでしょうね。互いの感情や思考を直接伝え合う、文字通り『交信』としか言いようのないものです」

 メイベルの言葉を俺が咀嚼しようとしてるあいだに、ユナが口をさしはさむ。

「その言い方だと、今の世代でウルヴルスラにアクセスできる適合者はあなたということ?」

「ええ。わたしが現在の学園で唯一都市機能にアクセスできる生徒騎士です」

 あっさりと認めたメイベルに俺が聞く。

「その、『都市機能にアクセスする』ってことで、一体何ができるんですか? 制服のデザインを変えるだけってことはないですよね?」

「完全なるアクセスができれば、ウルヴルスラのあらゆる都市機能を掌握することができるはずです。
 わたしでは、ウルヴルスラの頭脳から断片的な情報を引き出すくらいが関の山ですが」

「どんな情報が引き出せるんです?」

「99%は意味のわからないジャンクです。
 残り1%のうちで最も有用なのは、闘戯のアーカイブデータでしょうね。
 学園都市で行われてきたあらゆる闘戯のデータが、そっくりそのまま残ってます」

「それはすごい。ひょっとして、メイベル先輩が時々正体不明の術を使うっていうのは……」

「半分は、アーカイブで見た術を再現したものです。
 ですが、残り半分は、わたしが独自に開発したオリジナルの魔法です。
 ただ単に過去の生徒騎士のモノマネをしてるだけだと思われるのは心外ですね」

「いえ、そんなこと思ってないですけど」

 ぎろりと睨まれ、俺はそう釈明する。

 エクセリア会長が苦笑して言った。

「わたしも、メイベルが見たというアーカイブの記憶から術を再現しているぞ。さっきの闘戯で見せたのもそうだ」

 闘戯で会長が見せた、あの擬似瞬間移動の魔法だろう。

「いいんですか、そんなネタばらしをしてしまって?」

「アーカイブの知識を円卓だけが独占するのはフェアではない。
 だが、適合者であるメイベルにしか見られないのもまた事実だ。
 メイベルの断片的な証言から過去の生徒騎士の術を再現できる者となると、結局円卓か、それに匹敵する生徒騎士しかいなくなる。
 情報を結果的に独占してしまっている負い目もあって、わたしはなるべく、再現した過去の術を衆目に晒すようにしているのだ」

「なるほど、それでああいう手間のかかる作戦だったんですか」

 左翼にいたバズパをメイベルが支援して強行突破することはできたはずだし、本陣にいた会長が両翼のどちらかに加勢することもできた。
 そうすれば、もっと早くに決着がついたはずだ。

「べつに、対戦者を舐めているわけではないぞ?
 長期的に見て、わたしのチームが取れる戦術のレパートリーを増やしていくことは重要だ。
 強行突破でもベオリスのチームを下すことはできたろう。
 だが、ベオリスとて甘くはない。わたしが前に出れば、数を頼みに一気にわたしを討ち取りに来たはずだ。
 それで負けるとは思わないが、不要なリスクを負う必要はない」

「あのチームに対して、あれが有効な戦術であったのは事実です。
 もちろん、他にも有効な戦術はいくつもありました。
 その中で、アーカイブから復元した術を披露しつつ、他の生徒騎士たちの範となりうるような戦術を選んだ。
 円卓は、ただ勝つことだけを考えていればいいわけではありません」

 メイベルはそう言って、眼鏡のブリッジを指で持ち上げる。

「勉強になりますよ、メイベル先輩。
 アーカイブの存在は、円卓の秘密になってるんですか? 俺たちがその内容を教えてもらうこともできるんでしょうか?」

「アーカイブのことは、隠してるわけじゃないです。
 都市機能について研究してる学術科の上級生なら知ってることです。
 過去の闘戯について知りたければ、わたしに聞いてくれれば教えています。
 ただ、わたしが直接アーカイブを幻視できるのに対し、他の方にはわたしが見たものを言葉で伝えることしかできません」

「メイベルはアーカイブの幻視の結果を詳細なレポートにまとめて渡しているよ。
 闘戯の顛末を物語のように記した叙述に加え、特定の魔法について知りたいという場合には、類似した多くの魔法をリストアップして回答する。
 とても読み応えのあるレポートなのだが、やはり円卓書記としての仕事もあるからな。
 もっとも、自分の知りたいことを適切に言語化し、過去のアーカイブから何を探ってほしいかを明確に特定できる生徒騎士は少ない」

 メイベルのレポートは、たしかに読んでみたい気がするな。

「じゃあ、取り越し苦労でしたね。会長たちは都市機能へのアクセスについて把握されていたわけですから」

 俺の言葉に、メイベルが言う。

「そうとも言い切れません。
 制服のデザインを変えられるという話は初めて聞きました」

「……わたしは逆に、アーカイブというもののことを初めて知った。興味深い」

 ユナが答える。

 今さらではあるが、ユナは上級生にも敬語を使わない。
 ユナは現在、魔術科の二年生だが、生まれ年から計算すれば、257歳ともいえる。
 ほとんどの時間は霊威兵装の中でまどろんでいたらしいが、それでも遥か昔の生徒騎士、それも、当時の円卓だ。

 俺たちからすれば、どう見ても先輩ではある。
 だが、同級生から見ればどうなのか?
 あるいは、現在の円卓であるエクセリアやメイベルから見たらどうなのか?

 一応、学園騎士団としての序列からすれば、円卓が上というのが答えだが、「悲劇の世代」の生き残りへの遠慮もあってか、エクセリアたちのユナへの態度は安定しない。

 ユナも、霊威兵装の中に長くいたせいで、精神が「すこし干からびて」(本人談)いるそうだ。
 具体的には、俗世への関心が薄くなり、その結果として、学園内の序列のようなことにも無頓着になりがちだ。
 半分解脱してるような感じ……というのが近いだろうか。

 そんなもろもろの事情を考慮して、ユナは誰にも敬語を使わない、ただし、ユナに対しても敬語を使わなくていい(使ってもいい)、というところに落ち着いてる。

(もともと、大陸公用語の敬語は、前世の日本語の敬語ほどうるさくないしな)

 現在の学園の生徒騎士として、上位者の命令にきちんと従うのならそれでいい、というのが、エクセリアたちの出した結論だった。
 ユナが悪意を持って円卓の権威に逆らってるわけじゃないのは、雰囲気からして明らかだからな。

 そんなユナを、メイベルが見て言った。

「……ひょっとしたら、ですが。
 今のユナさんには、ウルヴルスラと交信するための適性が備わっているかもしれません」

「えっ、わたし?」

「はい」

「でも、二百四十年前には、わたしに適性はなかった。友人のほうが向いていた」

「ウルヴルスラと交信するのに適してるのは、なんといいますか、浮世離れした精神性の持ち主なんです。
 精霊教の修行者が、瞑想したり荒行を繰り返したりして、精霊と直接交信しようとしますよね?」

「あれはオカルト。精神力は高まるかもしれないけど、六大精霊との直接交信なんてできるはずがない」

「それはその通りです。
 ただ、そうした修行に没頭することで、俗世から距離を置いた精神性が涵養されることは事実でしょう。
 過去の例を見る限り、適合者になれるのはそうした精神性の持ち主なんです」

「メイベル先輩も、ですか?」

 俺が聞くと、メイベルがこくりとうなずいた。

「もともと、闇や大地と触れ合ってるのがいちばん好きでした。人の世は何かと生きにくいです……」

 そんな漱石みたいなことを言われても。

 俺が反応に困ってるあいだに、ユナが言う。

「つまり、霊威兵装の中に二百四十年も閉じ込められてたわたしは、結果として修験者じみた浮世離れした精神性を獲得してる……と?」

「かもしれない、という話です。
 ユナさんは、自分ではどう思いますか? 以前と比べて変わったようなことはありませんか?」

「正直、性格はかなり落ち着いた」

 ユナに、今度はロゼが聞く。

「えっ、じゃあ昔のユナはどんな性格だったの?」

「円卓では『激流の龍』とか『怒れる怒涛』とか呼ばれてた。バリバリの武闘派」

「マジかよ」

 と、バリバリの武闘派であるラシヴァが驚く。

「冷たい顔のまま怒ってるとか、涼しい顔で敵を陥れるとか言われて恐れられてた。今では自分も若かったとしか思えない……」

「いや、まだまだ若いんだからな?」

 一応そうフォローしておく。
 性格は変わったと本人は申告してるが、顔が無表情なのは今も昔も変わってない。実はこれで怒ってるという可能性も、あながち否定はできないな。

「ふむ。ユナがウルヴルスラと交信できるのならば、生徒会としても歓迎だ」

 会長が言った。

「一口に適合者といってもいろいろなんです。
 人によって、ウルヴルスラとの交信で引き出せるものは違います。
 わたしがアーカイブのサルベージを得意としているのは、もともと本の虫だからでしょう」

「たしかに、図書館の主であるメイベル先輩にふさわしい感じはしますね」

「どうせわたしは、暗い書庫にひきこもってるのがお似合いの、根暗な文学少女ですよ……」

「いや、そんなこと一言も言ってないですよね!?」

 いきなり自虐が入ったメイベルにそうつっこむ。

「ともあれ、そういうことなら試してみようではないか。ユナがウルヴルスラと交信できるのかどうか」

「いいけど……どうすればいいの?」

 ユナがエクセリアに聞いた。

「実際にアクセスしてみればいい。
 すこし厄介な場所にあるのだがな……」

 珍しく、歯切れの悪い口調でエクセリアが言う。

「厄介な場所?」

「うむ。この学園都市の中央にある至聖所だ。
 あそこの地下に、ウルヴルスラと交信するための設備がある。
 一度適合者と認められれば、都市の他の場所からもアクセスはできるのだがな」

「至聖所……。あのよくわからないモニュメントが並んでる広場のこと? どうしてあそこが厄介なの?」

「あの辺りは、精霊教会が管理しているのだ。
 伝統的に、精霊教会には礼拝のための権利が認められてきた。
 だが、彼らは信徒以外が教区に近づくのを嫌っている」

「それを、生徒会長が気にする必要があるとは思えない」

 ユナの率直な言葉に、エクセリアが苦笑した。

「まあ、そうなのだがな。
 彼らは、学園内に独自の情報網を築いている。学園騎士団は、表向きは生徒会円卓を頂点とした軍事組織だが、彼らの裏のネットワークは侮れない」

 そういえば、と俺は思う。

(ハントのやつは、精霊教会で助祭のバイトをやってるんだっけ)

 あいつの謎の情報収集力は、そのことと関係してるのかもしれないな。
 その割には、ハントは精霊教についてあまりよく思ってないようだった。

「そういやハントが、捕虜にした帝国兵には警戒するべきだ、と言ってたな」

 精神操作を解除する魔法は開発しているか? とも聞いてきた。
 その直後に、「自分の(父親の)領地は帝国に近い」「妹から手紙が来るとわけもなく心配になる」なんて話もしてる。

「これは……キナくさいな」

 クラスメイトが遠回しに俺に投げてくれてたボールの意味に、俺は遅まきながら気づきかけていた。
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