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収穫祭と訪問客
予定の調整も守り支えることの一つ:アイラ
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「いいわよ」
「失礼します」
アイラが許可すると同時に、ワイン色の髪と瞳、そばかすのある十代後半程のメイドが入ってきた。
名前はラフィネ・エフェリド。エフェリド男爵の令嬢である。ただし、今はエフェリドの名を捨ててはいるが。
アイラ専属のメイドである。
アイラは〝念動〟で車いすを操作して、クラリスに向けていた体をラフィネに向ける。恭しく頭を下げるラフィネに視線をやる。
ラフィネは一度、リーナに軽く頭を下げた後、次にクラリスに深く頭を下げ、再びアイラに深く頭を下げる。
それからゆっくりと口を開く。
「クシフォス・ドゥクス様が参られました」
「分かりましたわ。なら、一刻ほど待たせなさい。あと、例のをきちんと渡しておいてください」
「かしこまりました」
アイラの指示に恭しく頷いたラフィネはもう一度頭を下げた後、部屋を出ていった。
「全く。しきたりにはうんざりだわ」
「確かに不効率この上ないですが、仕方ありません」
アイラとリーナが溜息を吐く。
そんな二人にクラリスがいう。
「無視すればよかろうて。どうせ、用意はできているのだから今すぐ会えばよいだろう」
「……クラリス様、分かって言ってますよね」
「もちろんだぞ。上に立つ者として、これから会う下の者をわざわざ待たせる。貴族が使う常套手段ではあるが、お主がそれに染まる必要はないだろう」
「かといって、それを無視するわけにはいかないでしょう」
そう言いながら、アイラはリーナを見やった。リーナは軽く頭を下げた後、部屋の棚からいくつかの書類やペンダントなどを取り出し、それから部屋を出ていった。
「それに、私自身が会わないだけで、ラフィネと私の代理人であるリーナが行きますので」
「……そうかの」
クラリスは仕方なさそうに頷いた。それから、自分の前に置かれていた書類を片づける。
アイラも扉の反対側にある執務机の前に戻り、タイプライターを使って書類を作成していた。
途中途中、修行の一環として無言でアイラとクラリスは軽い魔法の攻防戦を繰り広げながら暇をつぶし、一刻ほど。
部屋の扉が再び叩かれた。
いたるところに積み重ねられていた書類をある程度片づけられた執務室で、アイラは頷く。クラリスは部屋の壁側にあるソファーに座っていた。
「入りなさい」
「失礼します」
扉が開かれた。
最初に入ってきたのはリーナ。ラフィネは扉を開けている。
そしてリーナに続いて入ってきたのは、二本の剣を佩いた妙齢の女性が現れた。
背は高く、百七十センチほどあるだろうか。赤錆色の長髪は後ろで一つに結ばれている。同じく赤錆色の瞳は力強い光を放つ。
凛々しい顔立ちは整っており、軍服にも似た動きやすい儀礼服からは鍛えられた体が伺える。
そんな赤錆色の女性はリーナの後ろを麗しく歩き、そして部屋の中央で止まった。片膝を床に尽き、アイラに向かって頭を下げる。
リーナが執務机の前にいるアイラの後ろに控え、扉を閉めたラフィネは扉の隣に控える。ソファーに座っているクラリスはそれとなくアイラの方を見やる。
空気が張り詰める。
「顔を上げなさい」
「ハッ」
アイラの言葉に赤錆色の女性が顔を上げる。
そしてアイラの白銀な瞳と、赤錆色の女性の瞳がぶつかる。互いに品定めしているかのように鋭く、強い。
だが、それも一瞬。
赤錆色の女性が再び頭を下げ、高らかに述べる。
「お初にお目にかかります。我が名はクシフォス・ドゥクスございます!」
そう言いながら、赤錆色の女性、クシフォスは懐からペンダントを取り出した。一刻前にリーナが棚から取り出したペンダントである。
竜と剣の紋章が記されており、王族の騎士である証である。
そのクシフォスはそのペンダントを両手で握りしめ、一度額に当てた後、アイラに差し出す。
アイラは〝念動〟で車いすを押し、クシフォスの目の前へ移動する。
そして差し出されたペンダントを右手で触る。
「アイラ・S・エレガントの名において、クシフォスを我が騎士に任命する。その命、我が手足として貰い受ける」
「ッ!」
クシフォスは一瞬、息を飲む。
通常、このペンダントは王族の騎士を表すのもであって個人を表すのもではない。そのため、各王族はこのペンダントの模様の上に自分特有の模様を施したペンダントを自分の臣下に下賜する。
つまり、通常はクシフォスが差し出したペンダントを受け取り、代わりに自分専用のペンダントを渡すはずなのだ。
なのに、アイラは違う。
アイラがペンダントに触れた瞬間、ペンダントに白銀の魔力が注ぎ込まれ、ペンダントの形を変えたのだ。
王族の騎士を表すペンダントだ。それは頑丈であり、魔法に対しても抵抗力が高い。
それを容易く魔法を使って変えたのだ。王国魔法士でもできる者が何人いるか……
クシフォスが息を飲むのも仕方がない。
しかし、クシフォスは直ぐに己の動揺を抑え、冷静になる。
「ハッ。これより先、この命の全てを掛けてアイラ王女殿下の道を切り裂く剣となり、御身を守る盾となりましょう!」
決まった文句を言った。
そしてアイラは、
「これからよろしく頼むわ、クシフォス」
可憐に笑った。
Φ
夕暮れ。
クシフォスはアイラの騎士として新たに宛がわれた部屋で、荷解きを終えていた。
クシフォスがぼやく。
「最初の任務が名代とは……」
クシフォスは騎士に憧れていた。
しかも、第三騎士団団長の父、ニール・ドゥクスのような国のための騎士ではなく、お姫様に仕える騎士に、だ。
剣の腕前はおろか、交渉や指揮の技術も齢二十にして一流とまで言われているのにも関わらず、そのこだわりが強く、出世できなかった女性である。
「確かに昨年の死之行進の慰労として、王族の名代が出向くのはおかしな話ではないが、しかし、ミロ王子殿下とハティア王女殿下の名代もが一緒とは。しかもそれをほぼ初対面の私に任せるとはな」
厄介なことにならなければいいが、と思う。
と、その時、扉が叩かれた。
気配でそれが誰か把握しながらも、クシフォスは腰にさしていた剣の柄を握る。
「どうぞ」
「失礼いたします」
入ってきたのはリーナだった。
クシフォスは感知系能力と直感を併用してリーナを見定め、本物と確信したところで剣の柄から手を離す。
「リーナ殿だったか」
クシフォスは来客用の椅子を用意し、リーナに促す。
「すまないが、机や茶菓子などは用意できないのだが」
「いえいえ、荷解きを終えたばかりですし、問題ありませんよ」
「感謝する」
クシフォスは軽く頭を下げつつ、リーナに視線をやる。
「それで、私のところに何用で?」
「いくつかの確認と、すり合わせを。明後日にはマキーナルト領に向けて発ちますから、その前に、と」
「確かに」
頷いたクシフォスは目を細めて、リーナを見やる。
「しかし、その前に一つ聞いてもよろしいか?」
「ええ、何なりと」
「……ここ最近、アイラ王女殿下、いやアイラ様は焦っておられるように思えた。それこそ、あの弱弱しい身を無造作に扱うほどに」
声音は鋭く、裁判官のごとく真実を求めていた。
「リーナ殿やクラリス様は止めたのか?」
リーナは少しだけ黙り込んだ後、凜とした声音で返答した。
「まず、一つ誤解を解かせていただきます」
「誤解だと?」
「はい。アイラ様は弱弱しくありません。強いお方です」
「……分かった。訂正させてもらう」
クシフォスは頷く。そもそも、彼女自身、アイラが弱弱しいとは思っていなかったのだ。ただ、リーナを試しただけ。
「次に、私とクラリス様が止めたかどうかですね。止めませんでした」
「止めなかっただと?」
「はい。諫めはしましたが、その行為自体を止めることはしません。私たちは、それでもアイラ様に問題ないように支え、守るのが勤め」
「なるほど」
クシフォスは頷き、リーナに頭を下げる。
「変な質問をして申し訳なかった」
「いえ、大丈夫ですよ」
それからクシフォスはリーナからアイラに関する情報などを聞いた。
「失礼します」
アイラが許可すると同時に、ワイン色の髪と瞳、そばかすのある十代後半程のメイドが入ってきた。
名前はラフィネ・エフェリド。エフェリド男爵の令嬢である。ただし、今はエフェリドの名を捨ててはいるが。
アイラ専属のメイドである。
アイラは〝念動〟で車いすを操作して、クラリスに向けていた体をラフィネに向ける。恭しく頭を下げるラフィネに視線をやる。
ラフィネは一度、リーナに軽く頭を下げた後、次にクラリスに深く頭を下げ、再びアイラに深く頭を下げる。
それからゆっくりと口を開く。
「クシフォス・ドゥクス様が参られました」
「分かりましたわ。なら、一刻ほど待たせなさい。あと、例のをきちんと渡しておいてください」
「かしこまりました」
アイラの指示に恭しく頷いたラフィネはもう一度頭を下げた後、部屋を出ていった。
「全く。しきたりにはうんざりだわ」
「確かに不効率この上ないですが、仕方ありません」
アイラとリーナが溜息を吐く。
そんな二人にクラリスがいう。
「無視すればよかろうて。どうせ、用意はできているのだから今すぐ会えばよいだろう」
「……クラリス様、分かって言ってますよね」
「もちろんだぞ。上に立つ者として、これから会う下の者をわざわざ待たせる。貴族が使う常套手段ではあるが、お主がそれに染まる必要はないだろう」
「かといって、それを無視するわけにはいかないでしょう」
そう言いながら、アイラはリーナを見やった。リーナは軽く頭を下げた後、部屋の棚からいくつかの書類やペンダントなどを取り出し、それから部屋を出ていった。
「それに、私自身が会わないだけで、ラフィネと私の代理人であるリーナが行きますので」
「……そうかの」
クラリスは仕方なさそうに頷いた。それから、自分の前に置かれていた書類を片づける。
アイラも扉の反対側にある執務机の前に戻り、タイプライターを使って書類を作成していた。
途中途中、修行の一環として無言でアイラとクラリスは軽い魔法の攻防戦を繰り広げながら暇をつぶし、一刻ほど。
部屋の扉が再び叩かれた。
いたるところに積み重ねられていた書類をある程度片づけられた執務室で、アイラは頷く。クラリスは部屋の壁側にあるソファーに座っていた。
「入りなさい」
「失礼します」
扉が開かれた。
最初に入ってきたのはリーナ。ラフィネは扉を開けている。
そしてリーナに続いて入ってきたのは、二本の剣を佩いた妙齢の女性が現れた。
背は高く、百七十センチほどあるだろうか。赤錆色の長髪は後ろで一つに結ばれている。同じく赤錆色の瞳は力強い光を放つ。
凛々しい顔立ちは整っており、軍服にも似た動きやすい儀礼服からは鍛えられた体が伺える。
そんな赤錆色の女性はリーナの後ろを麗しく歩き、そして部屋の中央で止まった。片膝を床に尽き、アイラに向かって頭を下げる。
リーナが執務机の前にいるアイラの後ろに控え、扉を閉めたラフィネは扉の隣に控える。ソファーに座っているクラリスはそれとなくアイラの方を見やる。
空気が張り詰める。
「顔を上げなさい」
「ハッ」
アイラの言葉に赤錆色の女性が顔を上げる。
そしてアイラの白銀な瞳と、赤錆色の女性の瞳がぶつかる。互いに品定めしているかのように鋭く、強い。
だが、それも一瞬。
赤錆色の女性が再び頭を下げ、高らかに述べる。
「お初にお目にかかります。我が名はクシフォス・ドゥクスございます!」
そう言いながら、赤錆色の女性、クシフォスは懐からペンダントを取り出した。一刻前にリーナが棚から取り出したペンダントである。
竜と剣の紋章が記されており、王族の騎士である証である。
そのクシフォスはそのペンダントを両手で握りしめ、一度額に当てた後、アイラに差し出す。
アイラは〝念動〟で車いすを押し、クシフォスの目の前へ移動する。
そして差し出されたペンダントを右手で触る。
「アイラ・S・エレガントの名において、クシフォスを我が騎士に任命する。その命、我が手足として貰い受ける」
「ッ!」
クシフォスは一瞬、息を飲む。
通常、このペンダントは王族の騎士を表すのもであって個人を表すのもではない。そのため、各王族はこのペンダントの模様の上に自分特有の模様を施したペンダントを自分の臣下に下賜する。
つまり、通常はクシフォスが差し出したペンダントを受け取り、代わりに自分専用のペンダントを渡すはずなのだ。
なのに、アイラは違う。
アイラがペンダントに触れた瞬間、ペンダントに白銀の魔力が注ぎ込まれ、ペンダントの形を変えたのだ。
王族の騎士を表すペンダントだ。それは頑丈であり、魔法に対しても抵抗力が高い。
それを容易く魔法を使って変えたのだ。王国魔法士でもできる者が何人いるか……
クシフォスが息を飲むのも仕方がない。
しかし、クシフォスは直ぐに己の動揺を抑え、冷静になる。
「ハッ。これより先、この命の全てを掛けてアイラ王女殿下の道を切り裂く剣となり、御身を守る盾となりましょう!」
決まった文句を言った。
そしてアイラは、
「これからよろしく頼むわ、クシフォス」
可憐に笑った。
Φ
夕暮れ。
クシフォスはアイラの騎士として新たに宛がわれた部屋で、荷解きを終えていた。
クシフォスがぼやく。
「最初の任務が名代とは……」
クシフォスは騎士に憧れていた。
しかも、第三騎士団団長の父、ニール・ドゥクスのような国のための騎士ではなく、お姫様に仕える騎士に、だ。
剣の腕前はおろか、交渉や指揮の技術も齢二十にして一流とまで言われているのにも関わらず、そのこだわりが強く、出世できなかった女性である。
「確かに昨年の死之行進の慰労として、王族の名代が出向くのはおかしな話ではないが、しかし、ミロ王子殿下とハティア王女殿下の名代もが一緒とは。しかもそれをほぼ初対面の私に任せるとはな」
厄介なことにならなければいいが、と思う。
と、その時、扉が叩かれた。
気配でそれが誰か把握しながらも、クシフォスは腰にさしていた剣の柄を握る。
「どうぞ」
「失礼いたします」
入ってきたのはリーナだった。
クシフォスは感知系能力と直感を併用してリーナを見定め、本物と確信したところで剣の柄から手を離す。
「リーナ殿だったか」
クシフォスは来客用の椅子を用意し、リーナに促す。
「すまないが、机や茶菓子などは用意できないのだが」
「いえいえ、荷解きを終えたばかりですし、問題ありませんよ」
「感謝する」
クシフォスは軽く頭を下げつつ、リーナに視線をやる。
「それで、私のところに何用で?」
「いくつかの確認と、すり合わせを。明後日にはマキーナルト領に向けて発ちますから、その前に、と」
「確かに」
頷いたクシフォスは目を細めて、リーナを見やる。
「しかし、その前に一つ聞いてもよろしいか?」
「ええ、何なりと」
「……ここ最近、アイラ王女殿下、いやアイラ様は焦っておられるように思えた。それこそ、あの弱弱しい身を無造作に扱うほどに」
声音は鋭く、裁判官のごとく真実を求めていた。
「リーナ殿やクラリス様は止めたのか?」
リーナは少しだけ黙り込んだ後、凜とした声音で返答した。
「まず、一つ誤解を解かせていただきます」
「誤解だと?」
「はい。アイラ様は弱弱しくありません。強いお方です」
「……分かった。訂正させてもらう」
クシフォスは頷く。そもそも、彼女自身、アイラが弱弱しいとは思っていなかったのだ。ただ、リーナを試しただけ。
「次に、私とクラリス様が止めたかどうかですね。止めませんでした」
「止めなかっただと?」
「はい。諫めはしましたが、その行為自体を止めることはしません。私たちは、それでもアイラ様に問題ないように支え、守るのが勤め」
「なるほど」
クシフォスは頷き、リーナに頭を下げる。
「変な質問をして申し訳なかった」
「いえ、大丈夫ですよ」
それからクシフォスはリーナからアイラに関する情報などを聞いた。
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