上 下
225 / 316
王都邂逅

正体を明かすのが一番信用を得られる:third encounter

しおりを挟む
「リーナ」

 クラリスさんが俺の首に短剣を当てているリーナさんに鋭く睨む。しかし、リーナさんはそれを無視して黙ったまま俺に殺気をぶつけてくる。

「……リーナ。儂でも庇い――」
「ッ――」

 クラリスさんが濃密な魔力を練り上げ、リーナさんにぶつける。たぶん、常人ならば気絶してしまうほどの圧倒的威圧がリーナさんに襲い掛かっている。

 しかし一瞬、リーナさんの呼吸を乱したものの、それでも俺の首に短剣を当てる事をやめない。

 だから、

「クラリスさん。俺は大丈夫だから」
「なっ」

 落ち着いた声音で俺はクラリスさんを見やる。同時に“隠者”と無属性魔法の結界を組み合わせた認識阻害結界を周囲に展開する。これで誰かに見られる事はない。

 そしてリーナさんは驚愕の声を上げた。

 たぶん、こんな状況でも俺が平静な声音を出せることや、突如として周囲に展開された結界に驚いたのだろう。

 なら、このまま俺のペースに巻き込む。

「リーナさん。少しだけ、首元を緩めてくれるかな?」
「……いえ、それは――」
「俺は逃げもしないし、リーナさんの質問も答えるよ。何で、名前を知ってるかとか、さ」
「ッ!」

 目を見開いたリーナさんは、少し逡巡した後、少しだけ短剣を俺の首から遠ざけた。

 俺は襟元を引っ張りながら、クラリスさんを見やる。

「ちょっと、預かってて」
「……分かったのだ」

 クラリスさんとしては、今すぐにでもリーナさんを拘束したい感じだろう。だけど、俺は有無を言わせず、襟元に隠れていたアルたちをクラリスさんに預ける。

 流石にリーナさんの殺気をアルたちにまで向けさせるわけにはいかないし。

 それにアルたちはリーナさんから放たれた殺気に恐怖し、頭の葉っぱで目を覆って縮こまっているので、安心できるクラリスさんの所にいた方がいい。

「……何ですか、それは……」

 リーナさんはクラリスさんが受け取ったアルたちをチラリと見やって茫然とする。まぁ、見たことない生物だし、そりゃあ驚くか。

 ……いや、それ以外にも申し訳なさ的な感情も伝わってくるな。

 リーナさんとしてもこの状況は不本意なのか。

 って、まぁそりゃあ、そうだ。誰が好きこのんで五歳児に刃を向けるのか。アイラ様のメイドをしている人なのだし、アイラ様の家庭教師であるクラリスさんもその人柄等々に信頼を置いているはずだ。

 信頼がなければ、クラリスさんは排除しているだろうし。

 なら、やっぱり俺が悪いな。

 そんな彼女にこんな事をさせているのだから。死罪の可能性だって大きい事をさせたのだから。

 そう思いながら俺は両手を頭の後ろに上げる。

「魔法で拘束していいよ。リーナさんほどの魔力の質ならできるでしょ?」
「ッ。……失礼させていただきます」

 リーナさんは驚くが、驚くことすらも無駄だと悟ったらしい。

 能面の表情で無属性魔法の〝魔力網〟で、俺の両手両足を拘束する。

 俺は特段驚くこともなく、リーナさんに為されるまま庭園の地面に座る。

「それでは――」
「あ、ちょっとリーナさん待って」

 裁判官のような冷徹な瞳で俺を射貫くリーナさんの言葉を遮り、俺はクラリスさんの方を見やる。

「クラリスさん」
「……なんだの」
「アテナ母さんたちには内緒ね。ここだけの話ってことでどうにか誤魔化しておいて」
「……はぁ。分かったのだ」

 クラリスさんは苦渋に顔をしかめた後、仕方なさそうに頷いた。

 俺はそれに満足し、リーナさんに向かいなおる。

「ごめんね、リーナさん。言葉を遮っちゃって。それで、俺に何を尋ねたいの? やっぱり精霊の厄子の事?」
「その言葉を言わないでください!」

 リーナさんが恐怖するように、俺に怒鳴る。俺は静かに頷く。

「……分かったよ。それで、尋ねたい事はその言葉の何なの?」
「……それをどこで知ったのでしょうか? いくら英雄様のご子息であろうと、クラリス様と仲がよろしかろうと、それは禁忌。口にするのもはばかられる言葉です」
「……そうなの、クラリスさん?」
「そうだ。のろいの言葉だ」
「ふぅん」

 呪いの言葉、呪いの言葉ね。名前を呼んではいけないあの人みたいなものか?

 どっちにしろ、“研究室ラボ君”が教えてくれただけだからな……

 あ、でもなんで“研究室ラボ君”はその言葉を知っていたんだろ? いくら“解析”を使っても言葉自体は分からないと思うんだけど……

――世界の書架にアクセスしたまでです。

 ……もう、急にびっくりするな。

 なにその世界の書架って。凄そうな感じの。

――創造神、クロノスが管理する特定知識集合群です。以前、死神、エルメスの不手際の詫びとしてその一部のアクセス権限を頂きました。

 なにそれ、聞いてないんだけど。

――聞かれなかったので。

 ……はぁ。

 色々と聞きたい事はあるけど、まぁ、いいや。

 さてはて、どう説明したものか。

「ええっと、“解析”の能力スキルで知っただけなんだよね」
「……それは王家に対しての宣戦布告と受け取ってもよろしいのでしょうか?」

 そういえば、クラリスさんにここに連れてこられたのもアイラ様たちに反抗的な言葉を言ったからだよな。

 まぁ、警戒するのもやむを得ないよな。

「あ、やっぱり、“解析”しちゃいけなかったんだ」

 そう思いながら、呟けば、クラリスさんが溜息を吐く。こちらの意図を読んでくれたのだろう。

「以前言っただろうて。無闇矢鱈むやみやたらに“解析”をするでないと。敵対意志ありと捉えられる場合もあるからと」
「……言われたような……あ、あの時か。クラリスさんにタイプライターとか点字の提供を頼まれた時だったっけ?」

 俺はわざとらしくとぼけた様子をして、思い出したように声を上げれば、クラリスさんは力強く頷く。

「確か、その時のはずだ」
「ッ!?」

 よし、リーナさんが驚いた。頭の回転は物凄くいいだろうし、俺とクラリスさんの会話からキチンと推測できるだろう。

 なので、俺はにこやかに笑う。

「初めまして、ツクルです」
「ッッッッ!!??」

 リーナさんは驚愕に喘ぎ、手に持っていた短剣を思わず地面に落としてしまった。クラリスさんがすかさずその短剣を奪う。

 それから俺は相手の魔法を魔力攪乱かくらんによって妨害する無属性魔法の〝魔法殺し〟で〝魔力網〟を解除。拘束を解く。

 正座をしたまま、茫然とするリーナさんに深々と頭を下げる。土下座ではなく、普通に頭を下げるだけだ。

「まず、ごめんなさい。俺としては、協力者であるアイラ様……銀月の妖精がどういう状態にあるか知りたく“解析”を使ったけど、礼を欠いた行為でした。ごめんなさい」
「あ、いえ……」
「俺はその言葉の意味も正しく理解していなんです。ほら、この年齢にして特殊でしょ? つまるところ、知らない言葉を知れる特別な能力スキルを持ってるんです」
「ッッ!!」

 俺は驚くリーナさんに軽く笑いかけながら、それでも一転。真剣な眼差しを向ける。

「俺はツクルとして銀月の妖精に敵対することはないです。むしろ、味方になりたいと思っています。今回、こんなことになってしまったけど、それだけは信じて欲しいです」
「……」

 そういって俺はもう一度リーナさんに深々と頭を下げた。

 リーナさんは言葉を失った様子だったが、しかしクラリスさんの方をチラリと見た後、言葉を取り戻す。

 俺に深々と頭を、というか土下座してきた。

「ちょっ――」
「クラリス様の様子を見れば、セオドラー様の……いえ、ツクル様の言葉は真実なのでしょう。自分自身で真実と断定する術を私は持っておりませんので」

 俺は土下座に慌てるが、リーナさんのその真剣な声音に思わず動きを止めてしまう。

「謝罪の言葉も烏滸おこがましく、私の口からは申し上げられません。ですが、ですが、これはアイラ様の意ではありません! どうか、処分は私だけで! 死罪も受け入れる覚悟です」
「……はぁ」

 やっぱり、雰囲気からして死なばもろともって感じだよな。

 精霊の厄子という言葉にどれだけの意があるのかは、俺には分からない。けれど、リーナさんが自分の命すらも使ってでも、その言葉がどこから漏れたか知る必要があった。

 それでも、クラリスさんが近くにいるんだし……

 いや、その打算も考慮に入れていなかったのだろう。

 どちらにしろ、

「クラリスさんにお願いしたけど、この事はアテナ母さんたちには内緒だし、俺としても銀月の妖精の大切な人を傷つけるをしたくない」
「いえ、ケジメを付けるべきです」
 
 俺の言葉にリーナさんは首を振る。

 ……はぁ。

「あのね、そういう死罪とかどうとかは面倒なの。っというかさ、そもそも俺の方が無礼を働いてるんだよ? 王家に喧嘩を売る行為をしたし」
「いや、しかし……」
「だからお相子。それと、ここでの事は一切言いふらさないでよ。罰を求めたいならクラリスさんにでも頼んで」

 そう言い切って、俺は“宝物袋”を発動させる。

 中から、昼間に創っていた車いすの脚部分と設計図を取り出す。ホント、ライン兄さんの言うように運が良い。

「はい。後でクラリスさんに頑丈な車いすでも創ってもらって」
「え」
「あ、そうそう。アイラ様には俺がツクルって内緒にしてよ。向こうがそれを知ってしまったら、これまでのような関係が築けないかもしれないし」
「あ、あの、セオドラー様――」

 困惑するリーナさんを無視して俺はクラリスさんに向かいなおる。これくらいのいじわるは良いだろう。

「クラリスさん、アルたちを預かってくれてありがとう」
「……うむ」
「じゃあ、俺はロイス父さんたちの所に戻るから」

 そう言ってアルたちを受け取った俺は周囲の認識阻害結界を解除し、そそくさとその場を離脱した。逃げるが勝ちなのだ。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました

おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。 ※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。 ※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・) 更新はめっちゃ不定期です。 ※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした

御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。 異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。 女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。 ――しかし、彼は知らなかった。 転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

処理中です...