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さて準備かな
頑張ってコップをくるくる回せば、浮かすことができる。腕が疲れるけど:emulate
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昼食の休憩時間が終わり、アラン率いる調査隊は例の人影を探しに第三山脈の中腹へと調査しに行った。
そして俺たちは、
「まず、二人には互いの魔力を隠蔽してもらう」
ソフィアの指導を受けていた。
今回、俺たちがこんな山脈に来たのはソフィアから色々な技術、隠蔽について学ぶためだ。
というのも、アルたちやミズチがいるからだ。
俺やライン兄さんは兎も角として、アルたちは俺たちと数週間以上離れることはできない。
……いや、物理的にそういう制約があるわけではなく、アルたちが悲しむし、俺たちがそんなアルたちを見たくないからというのもあるのだが。
なので、アルたちを外に連れて行く場合に、アルたちの存在を隠す必要がでてくる。そのための訓練だ。
まぁ今回は、アルたちは家でお留守番してもらっているが。数日間は我慢できた方がいいというロイス父さんたちの判断だ。
後、俺の場合は“隠者”による隠蔽の隠蔽や膨大な魔力の隠蔽もあるのだが……
「二人とも、自分の魔力操作と魔力隠蔽はできるね」
「うん」
「問題ないよ」
キャンプ地の直ぐ近くでローブを羽織りながらソフィアは、頷く。
「なら、最初は互いの魔力を感じるところから始めるよ」
「……? 感じてるけど」
「うん。僕もセオの魔力が分かるよ」
ソフィアがチッチッチッと人差し指を立てながら首を横に振る。
「それは漏れ出ている魔力でしょ? 君たちに感じてもらうのは体内魔力。特に体の奥底にある魔力だね」
「……何が違うの?」
俺は首を傾げる。感覚的に分かっている限り、体の何処にあろうと魔力は魔力だと思うんだが。
俺がそう尋ねるとソフィアはう~ん、と顎に手を当てて、少し悩んだ後、ライン兄さんをビシッと指す。
「ライン君、何が違うと思う?」
「え、何が違う……」
ライン兄さんは戸惑う。けれど、直ぐに分からないと言うことなく、眉を八の字にしながら恐る恐る述べる。
「濃度? 奥とか言ってたし……」
「確かにそれもあるかもね」
ソフィアはうんうんと肯定する。それからビシッと俺を指す。
「セオ君。質問です。熱されて溶解された金属は、どこから冷めていく?」
「それは空気とか温度の低い部分に接しているところからじゃないの?」
質問の意図が分からず、疑問系で返してしまう。っというか、俺って“細工術”を使って金属やらを変形、圧縮、分解しているから鋳造とかしてないんだよな。
魔力を込めて捏ねればいいだけだし。最近は魔力操作でも金属の変形ができるようになってきたしな……
と、そう思っていたらソフィアは一度だけ頷き、懐から二つの宝珠を取り出す。
「じゃあ、ここに自然魔力が結晶化した魔晶石と生体魔力が結晶化した魔石があります」
「うん、そうだね」
俺は何をするのか分からず、相槌を打つ。ただ、ライン兄さんはポツリと首を傾げた。
「……溶かすの?」
「惜しい。発散させるんだよ」
そう言いながらソフィアはどこからともなく取り出した二つの金属板の上にその魔晶石と魔石を置く。
それから透き通ったガラスのカップを二つ取り出し、それぞれにかぶせる。
「さて、昼食の時に言ったと思うけど、ここら一帯には熱と活性化の魔力の鱗粉が漂っている。この中にもそれは入っているよ」
ソフィアがコンコンと魔晶石や魔石に被せたガラスのカップを叩く。
「では、この中だけその魔力を増幅させます」
「増幅?」
「うん」
純真な笑顔で頷いたソフィアは、これ見よがしにフィンガースナップする。
……なんか、子供っぽいよな。
そんな感想を抱いた瞬間、
「ちょっ!?」
「何これっ!?」
ガタガタカタガタガタカタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタカタカタカタガタガタガタガタカタガタカタカタカタタガタガタガタガタカタカタガタガタガタガタガタカタカタカタガタカタガタガタガタカタガタガタガタガタカタカタカタカタガタガタガタガタガタカタカタガタガタ。
ポルターガイストなんてものが可愛らしいと思うほど、周囲の全てが揺れる。金属板もガラスのカップもその中にある魔晶石と魔石も。
それだけではなく、俺たちが立っている河原も揺れる。地震ではない。河原に敷き詰められている様々な大きさの石が震えているのだ。
しまいには浮き上がる。ガタガタガタと震えながら、ゆっくりとゆっくりと浮き上がっていく。
……あれだ。スーパーボールに逆さにしたコップを被せ、コップを高速で回すとスーパーボールが浮き上がる感じだ。
こう、くるくる振動しながら空中へ昇っているのだ。
そして、
「セオ君たち。注目するべきはこっちだよ」
周囲の浮き上がる石に目を囚われていた俺とライン兄さんは、いつもと変わらないソフィアの声にハッと反応する。
暴れ狂いながら、それでも割れることも倒れることもない魔晶石と魔石の方へ目が行く。
それは、
「何あれ……」
「粉塵……」
魔晶石と魔石がドロリドロリと溶けたかと思うと、されどすぐさまダイヤモンドダストの如く、小さな粉塵となって舞い上がる。
それがまた、縦横無尽に震える。
けれど……
「魔晶石の方が少し赤い」
「熱いんだ」
魔晶石の方は赤熱化してきている。舞い上がった粉塵が赤くなり、そして幾つかの粉塵は集まり、ドロリと融解して下に落ちて、また金属に触れると小さな粒子となり舞い上がり、また集まって、ドロリと融解して落ちる。
対して魔石の方はそんな事はない。
っというか、魔晶石よりもとても変だ。不思議だ。目を疑う光景が広がっている。
「孔?」
「洞だよ。ライン兄さん」
カップの中で粉塵は舞っているのは確かだ。なのに、魔石は魔石のままだ。
魔晶石のようにドロリドロリと融解されているはずなのに、容が崩れることはない。融解されているのは表面じゃないのだ。
中心部なのだ。
中心部がドロリドロリと溶けて、それがどうやってか閉じ込められることもなく透過して表面から流れ出ているのだ。
そして粉塵として発散し、舞い、振動している。
振動しているのに、熱や強いエネルギーを感じることがない。粒子があれだけ振動すればそれなりの熱さがあるはずなのだ。現に魔晶石の粉塵は熱を持っているし。
そして全てが魔晶石も魔石も全てが溶けて、粉塵となった時、
「目を話さないでね」
ソフィアが再びフィンガースナップをした。
瞬間、
「あ」
「止まった」
あれだけ揺れていた全てが静止した。
浮き上がっていた河原の石たちがボトリと落ち、豪雨のような音を立てる。
けれど、俺もライン兄さんもそれに目もくれない。ソフィアが事前に言ったのもあるが、目の前の現象が不思議すぎて目を離せないのだ。
魔晶石の方は、たぶん順当に固まっているんだと思う。舞い散る粉塵の中心に小さな固まりができて、どんどんと周りの粉塵がそれに集まっている。
いや、最初の塊が宙に浮いていたり、何らかしらの引力が働いて周囲の粉塵を集めているのは確かだと思うが、それでもたぶん順当だ。
だって、だんだんと大きくなるんだし。結晶化の仕方としては順当だと思う。そう感じる。
けれど、おかしなのは魔石の方。
型はないのだ。
なのに、舞い散った粉塵は最初、空洞の球体――宝珠となる。示し合わせたように一番最初の魔石と同じ大きさだ。
それから周りの粉塵は空洞を持つその宝珠に吸い込まれ、どんどん空洞の端から結晶化していく。
そして最後に一番中心の空洞が埋まる。
凄いおかしなものを見た感じだ。けれど、何故かそれを当たり前後判断してしまう自分がいる。
周りから固まる事がそんなにおかしいのか? と思ってしまうのだ。
チラリと隣を見れば、ライン兄さんもそんな感じの表情を浮かべている。
と、
「それは二人とも魔力の流れが分かるからだよ」
悪戯が成功した子供の無邪気の笑顔を浮かべたソフィアが、そう言った。
そして俺たちは、
「まず、二人には互いの魔力を隠蔽してもらう」
ソフィアの指導を受けていた。
今回、俺たちがこんな山脈に来たのはソフィアから色々な技術、隠蔽について学ぶためだ。
というのも、アルたちやミズチがいるからだ。
俺やライン兄さんは兎も角として、アルたちは俺たちと数週間以上離れることはできない。
……いや、物理的にそういう制約があるわけではなく、アルたちが悲しむし、俺たちがそんなアルたちを見たくないからというのもあるのだが。
なので、アルたちを外に連れて行く場合に、アルたちの存在を隠す必要がでてくる。そのための訓練だ。
まぁ今回は、アルたちは家でお留守番してもらっているが。数日間は我慢できた方がいいというロイス父さんたちの判断だ。
後、俺の場合は“隠者”による隠蔽の隠蔽や膨大な魔力の隠蔽もあるのだが……
「二人とも、自分の魔力操作と魔力隠蔽はできるね」
「うん」
「問題ないよ」
キャンプ地の直ぐ近くでローブを羽織りながらソフィアは、頷く。
「なら、最初は互いの魔力を感じるところから始めるよ」
「……? 感じてるけど」
「うん。僕もセオの魔力が分かるよ」
ソフィアがチッチッチッと人差し指を立てながら首を横に振る。
「それは漏れ出ている魔力でしょ? 君たちに感じてもらうのは体内魔力。特に体の奥底にある魔力だね」
「……何が違うの?」
俺は首を傾げる。感覚的に分かっている限り、体の何処にあろうと魔力は魔力だと思うんだが。
俺がそう尋ねるとソフィアはう~ん、と顎に手を当てて、少し悩んだ後、ライン兄さんをビシッと指す。
「ライン君、何が違うと思う?」
「え、何が違う……」
ライン兄さんは戸惑う。けれど、直ぐに分からないと言うことなく、眉を八の字にしながら恐る恐る述べる。
「濃度? 奥とか言ってたし……」
「確かにそれもあるかもね」
ソフィアはうんうんと肯定する。それからビシッと俺を指す。
「セオ君。質問です。熱されて溶解された金属は、どこから冷めていく?」
「それは空気とか温度の低い部分に接しているところからじゃないの?」
質問の意図が分からず、疑問系で返してしまう。っというか、俺って“細工術”を使って金属やらを変形、圧縮、分解しているから鋳造とかしてないんだよな。
魔力を込めて捏ねればいいだけだし。最近は魔力操作でも金属の変形ができるようになってきたしな……
と、そう思っていたらソフィアは一度だけ頷き、懐から二つの宝珠を取り出す。
「じゃあ、ここに自然魔力が結晶化した魔晶石と生体魔力が結晶化した魔石があります」
「うん、そうだね」
俺は何をするのか分からず、相槌を打つ。ただ、ライン兄さんはポツリと首を傾げた。
「……溶かすの?」
「惜しい。発散させるんだよ」
そう言いながらソフィアはどこからともなく取り出した二つの金属板の上にその魔晶石と魔石を置く。
それから透き通ったガラスのカップを二つ取り出し、それぞれにかぶせる。
「さて、昼食の時に言ったと思うけど、ここら一帯には熱と活性化の魔力の鱗粉が漂っている。この中にもそれは入っているよ」
ソフィアがコンコンと魔晶石や魔石に被せたガラスのカップを叩く。
「では、この中だけその魔力を増幅させます」
「増幅?」
「うん」
純真な笑顔で頷いたソフィアは、これ見よがしにフィンガースナップする。
……なんか、子供っぽいよな。
そんな感想を抱いた瞬間、
「ちょっ!?」
「何これっ!?」
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ポルターガイストなんてものが可愛らしいと思うほど、周囲の全てが揺れる。金属板もガラスのカップもその中にある魔晶石と魔石も。
それだけではなく、俺たちが立っている河原も揺れる。地震ではない。河原に敷き詰められている様々な大きさの石が震えているのだ。
しまいには浮き上がる。ガタガタガタと震えながら、ゆっくりとゆっくりと浮き上がっていく。
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こう、くるくる振動しながら空中へ昇っているのだ。
そして、
「セオ君たち。注目するべきはこっちだよ」
周囲の浮き上がる石に目を囚われていた俺とライン兄さんは、いつもと変わらないソフィアの声にハッと反応する。
暴れ狂いながら、それでも割れることも倒れることもない魔晶石と魔石の方へ目が行く。
それは、
「何あれ……」
「粉塵……」
魔晶石と魔石がドロリドロリと溶けたかと思うと、されどすぐさまダイヤモンドダストの如く、小さな粉塵となって舞い上がる。
それがまた、縦横無尽に震える。
けれど……
「魔晶石の方が少し赤い」
「熱いんだ」
魔晶石の方は赤熱化してきている。舞い上がった粉塵が赤くなり、そして幾つかの粉塵は集まり、ドロリと融解して下に落ちて、また金属に触れると小さな粒子となり舞い上がり、また集まって、ドロリと融解して落ちる。
対して魔石の方はそんな事はない。
っというか、魔晶石よりもとても変だ。不思議だ。目を疑う光景が広がっている。
「孔?」
「洞だよ。ライン兄さん」
カップの中で粉塵は舞っているのは確かだ。なのに、魔石は魔石のままだ。
魔晶石のようにドロリドロリと融解されているはずなのに、容が崩れることはない。融解されているのは表面じゃないのだ。
中心部なのだ。
中心部がドロリドロリと溶けて、それがどうやってか閉じ込められることもなく透過して表面から流れ出ているのだ。
そして粉塵として発散し、舞い、振動している。
振動しているのに、熱や強いエネルギーを感じることがない。粒子があれだけ振動すればそれなりの熱さがあるはずなのだ。現に魔晶石の粉塵は熱を持っているし。
そして全てが魔晶石も魔石も全てが溶けて、粉塵となった時、
「目を話さないでね」
ソフィアが再びフィンガースナップをした。
瞬間、
「あ」
「止まった」
あれだけ揺れていた全てが静止した。
浮き上がっていた河原の石たちがボトリと落ち、豪雨のような音を立てる。
けれど、俺もライン兄さんもそれに目もくれない。ソフィアが事前に言ったのもあるが、目の前の現象が不思議すぎて目を離せないのだ。
魔晶石の方は、たぶん順当に固まっているんだと思う。舞い散る粉塵の中心に小さな固まりができて、どんどんと周りの粉塵がそれに集まっている。
いや、最初の塊が宙に浮いていたり、何らかしらの引力が働いて周囲の粉塵を集めているのは確かだと思うが、それでもたぶん順当だ。
だって、だんだんと大きくなるんだし。結晶化の仕方としては順当だと思う。そう感じる。
けれど、おかしなのは魔石の方。
型はないのだ。
なのに、舞い散った粉塵は最初、空洞の球体――宝珠となる。示し合わせたように一番最初の魔石と同じ大きさだ。
それから周りの粉塵は空洞を持つその宝珠に吸い込まれ、どんどん空洞の端から結晶化していく。
そして最後に一番中心の空洞が埋まる。
凄いおかしなものを見た感じだ。けれど、何故かそれを当たり前後判断してしまう自分がいる。
周りから固まる事がそんなにおかしいのか? と思ってしまうのだ。
チラリと隣を見れば、ライン兄さんもそんな感じの表情を浮かべている。
と、
「それは二人とも魔力の流れが分かるからだよ」
悪戯が成功した子供の無邪気の笑顔を浮かべたソフィアが、そう言った。
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