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一年
収穫祭の二日目朝:this fall
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あれから数日後。収穫祭の開会式があった翌朝。町は悲惨な惨状に覆われていた。
収穫祭の開会式は昨夜の夜遅くに行われたこともあり、眠くなって俺は途中で退場してしまい、その後の様子を知らなかった。
いつも通り、お日様がある程度昇ったところで目が覚め、軽い朝食を食べた後、軽い運動も兼ねて町の方へと散歩に出かけた。
そして分かったのは酔いつぶれて路上で寝ている町人や冒険者たちが死体の如く山積みになっていること。特に中央広場は酷く、歩く場所がないと感じるほど多くの人が路上で寝ていた。
ただ、一部のドワーフや鬼人、獣人などはそれを無視して酒瓶を片手にどんちゃん騒ぎをしていた。その様子を初めて見た俺はとても引いた。
と、そう思っていたら大きな溜息が聞こえたのでそちらの方を見ると呆れ疲れ果てた表情のソフィアがいた。
「あれ、ソフィアは酔いつぶれてないんだ」
思わず出てしまった呟きにソフィアはこっちを向いて歩いてきた。身長的には向こうが少し上だが同年代の女の子がやってくるイメージである。
「ねぇ、セオくん。ボクのことどう思ってたの? ねぇ」
「いや、ね。立派な大人だと思っているよ。少なくともここで寝っ転がっている大人よりさ。ね?」
いや、最近ロイス父さんたちから聞いていたソフィアのイメージだとお酒が恋人だという話しか聞いておらず、てっきり今も酔いつぶれているか未だに飲んだくれているかの二択だと思っていた。
ただ、そう思っていたのがバレると面倒である。
「それよりソフィアはどうして広場にいるの?」
「んぁ? ああ、これの処理のためだよ。毎年ボクがその係なんだよ」
俺の必死のスマイル話題転換によりソフィアは毒気が抜かれたのかそう答え、そして再び大きな溜息を吐いた。
「収穫祭って毎年こんな感じなの? ロイス父さんたちも規制したりとかは」
「しないよ。この一週間だけはどれだけ羽目を外してもいいんだ。そもそも、セオくんも知っての通り、この町は今でもアダド森林からの魔物の脅威に晒されているからね。多少の息抜きは必要だよ」
「ふぅん。でも、ソフィアは息抜きできてるの? それにロイス父さんは今日も仕事をしてたよ?」
それは分かったが、ソフィアは羽目を外せてないように思う。今だって、酔い潰れている人たちに解毒の魔法と意識覚醒の魔法を掛け、そして問答無用で浮かせて広場を整理している。
あ、空中で目覚めた人が寝ぼけているのか驚いて両手両足をバタつかせて泳いでいる。ギャグではよくあるが、傍から見るとシュールである。
「まぁね。でも大丈夫だよ。ボクもロイスくんも仕事が息抜きみたいになっててね。……なんだい、その目は」
「いや、頭が大丈夫かなと。って痛い」
心配になってソフィアを見ていたら頭を叩かれた。ああ、小さい頃は女の子の方が強いんだよな。成長期が早くて。そんな事が脳裏を過る。
「キミが悪いんだよ。セオくんだって魔道具を作るのが楽しいだろ。それが息抜きみたいなものだろう。それでお金を稼いでいたとしても」
「まぁ、確かに」
言いたいことは分かるが、なんかな……
「だから、キミと変わらないよ。それとセオくんは考えが顔に出やすいからね。何度も言っているけど、ボクは大人だよ」
「うい」
まぁ、それ以上なんか言うと面倒くさいのでそこで切ってしまう。そして、話題変換だ。
「そういえば、今日から一週間近く何をするの? 俺は今回が初めてだから知らないんだけど」
ロイス父さんたちからは見てからのお楽しみといわれ教えてもらえなかった。
「ああ、そうだったね。でも、特別なことはないよ。いつも以上に屋台が出たり、大人が騒いでいたり、小さな大会が行われたりするだけで」
「大会?」
なんだろう、大会と言われると武術大会とかそんな感じしか思い浮かばないが。
「うん、クリークやセオくんが発案した将棋とか、色々な遊戯大会が主だね。それから、ぴょんぴょんレースやチュウチュウレースとか、歌姫、舞姫大会もあるね。それに――」
「――ちょっと待って、そのぴょんぴょんレースとチュウチュウレースって何?」
ソフィアの口からおかしな言葉が出てきて、頭が痛い。混乱する。
「ええっと。ぴょんぴょんレースはウサギを走らせるレースでチュウチュウレースはネズミだね。両方とも賭けの方が主だけど」
競馬ですか。何、兎主とか鼠主とかがいるの?
「いいの、それ?」
「いいんじゃない? ああ、けど子供はダメだよ。もちろんセオくんも」
なんとも投げやりな。自由ギルドでは、面倒事を避けるために賭け事は公で禁止していたはずなのだが。やるとしたら、許可された区域ないでやれと。しかし、ラート街はそこには入っていないはずだと思うんだけど。
自由ギルドの組合員だけがやらないなんてあり得ないしな。特に冒険者たちは血の気が盛んだから必ずやると思うんだが。
それも黙認しての息抜きってことか。
あと俺は子供扱いらしい。いや、確かに見た目は完全な子供だけども。
「アテナ母さんにバレたら怖いからやらないよ」
「なら大丈夫だね。キミが参戦するとなると、特異能力のせいでキミが一人勝ちする未来しかないからね。あ、けど、ゲームの方は参加しても大丈夫だから」
なんだろ、今の言い回しだと能力を使うこと前提で話していないか。もしかして、能力を使うことをゲーム内で許可されているような。
「……いいの? 俺勝っちゃうよ?」
「大丈夫だよ。セオくんが思っているよりみんな強いから」
「ふぅん、そうなんだ。……ねぇ、大丈夫なの、あれ?」
「大丈夫じゃないかな」
ソフィアは俺と話している間も寝ている人たちを整理していたのだが、起き上がった人同士で喧嘩が始まってしまった。理由は本当にしょうもないので割愛するが、その喧噪で他の人たちも起きてしまい、さらに喧嘩が発展していた。
殴り合ったり、それに対して野次を飛ばしたり、賭けをしていたり、俺たちが少し話している間に混沌とした状況になっていた。
「まぁ、そういうことだからボクは仲裁に行ってくるよ。はぁ。ホント、毎年のことながら疲れるよ」
「ハハハ、お疲れ様です。あ、そうだ。後でクルナールのお茶を持ってくるよ」
精神安定や疲労回復などに効果がある少し苦いお茶である。
「え、いいの! ありがとう!」
そして高級品でソフィアの大好物らしい。ソフィアの労いと今までの失言のご機嫌取りも兼ねている。
「うん、じゃあお昼ごろに自由ギルドの方によるから」
「ありがとう、セオくん。……あ、そうだ。明日なんだけど、お昼は暇?」
俺が再び町の散歩に歩こうと喧騒とは逆方向へ向こうとしたら、ソフィアに呼び止められた。
「どうしたの?」
「いや、明日のお昼にセオくんと同年代くらいの子供たちが集まるイベントがあるんだよね。それに出ないかって。ほら、セオくんって友達いないでしょ」
「うっ」
嫌なことを言われてしまった。クルナールはなしかもしれない。
「だから、いい機会かなって。精神的には違うかもしれないけど、セオくんはまだ子供だからさ。嫌じゃなければ一緒に遊んでみたらどうかなって」
ソフィアが俺を優しく見つめている。それに迂闊にも考えさせられた。
「……わかった。考えてみる」
確かに俺は精神的な成熟を気にして同年代とはあまり接してこなかった。色々と面倒だとも思ってたし。
うん、けど。一度くらいは試してみてからか。そう決めつけるのは。
「それはよかった。じゃあ、またお昼ね」
「うん、また」
俺はそんなことを考えながら喧騒に包まれた中央広場を離れ、静寂に包まれた町の裏道を散歩しに行った。
収穫祭の開会式は昨夜の夜遅くに行われたこともあり、眠くなって俺は途中で退場してしまい、その後の様子を知らなかった。
いつも通り、お日様がある程度昇ったところで目が覚め、軽い朝食を食べた後、軽い運動も兼ねて町の方へと散歩に出かけた。
そして分かったのは酔いつぶれて路上で寝ている町人や冒険者たちが死体の如く山積みになっていること。特に中央広場は酷く、歩く場所がないと感じるほど多くの人が路上で寝ていた。
ただ、一部のドワーフや鬼人、獣人などはそれを無視して酒瓶を片手にどんちゃん騒ぎをしていた。その様子を初めて見た俺はとても引いた。
と、そう思っていたら大きな溜息が聞こえたのでそちらの方を見ると呆れ疲れ果てた表情のソフィアがいた。
「あれ、ソフィアは酔いつぶれてないんだ」
思わず出てしまった呟きにソフィアはこっちを向いて歩いてきた。身長的には向こうが少し上だが同年代の女の子がやってくるイメージである。
「ねぇ、セオくん。ボクのことどう思ってたの? ねぇ」
「いや、ね。立派な大人だと思っているよ。少なくともここで寝っ転がっている大人よりさ。ね?」
いや、最近ロイス父さんたちから聞いていたソフィアのイメージだとお酒が恋人だという話しか聞いておらず、てっきり今も酔いつぶれているか未だに飲んだくれているかの二択だと思っていた。
ただ、そう思っていたのがバレると面倒である。
「それよりソフィアはどうして広場にいるの?」
「んぁ? ああ、これの処理のためだよ。毎年ボクがその係なんだよ」
俺の必死のスマイル話題転換によりソフィアは毒気が抜かれたのかそう答え、そして再び大きな溜息を吐いた。
「収穫祭って毎年こんな感じなの? ロイス父さんたちも規制したりとかは」
「しないよ。この一週間だけはどれだけ羽目を外してもいいんだ。そもそも、セオくんも知っての通り、この町は今でもアダド森林からの魔物の脅威に晒されているからね。多少の息抜きは必要だよ」
「ふぅん。でも、ソフィアは息抜きできてるの? それにロイス父さんは今日も仕事をしてたよ?」
それは分かったが、ソフィアは羽目を外せてないように思う。今だって、酔い潰れている人たちに解毒の魔法と意識覚醒の魔法を掛け、そして問答無用で浮かせて広場を整理している。
あ、空中で目覚めた人が寝ぼけているのか驚いて両手両足をバタつかせて泳いでいる。ギャグではよくあるが、傍から見るとシュールである。
「まぁね。でも大丈夫だよ。ボクもロイスくんも仕事が息抜きみたいになっててね。……なんだい、その目は」
「いや、頭が大丈夫かなと。って痛い」
心配になってソフィアを見ていたら頭を叩かれた。ああ、小さい頃は女の子の方が強いんだよな。成長期が早くて。そんな事が脳裏を過る。
「キミが悪いんだよ。セオくんだって魔道具を作るのが楽しいだろ。それが息抜きみたいなものだろう。それでお金を稼いでいたとしても」
「まぁ、確かに」
言いたいことは分かるが、なんかな……
「だから、キミと変わらないよ。それとセオくんは考えが顔に出やすいからね。何度も言っているけど、ボクは大人だよ」
「うい」
まぁ、それ以上なんか言うと面倒くさいのでそこで切ってしまう。そして、話題変換だ。
「そういえば、今日から一週間近く何をするの? 俺は今回が初めてだから知らないんだけど」
ロイス父さんたちからは見てからのお楽しみといわれ教えてもらえなかった。
「ああ、そうだったね。でも、特別なことはないよ。いつも以上に屋台が出たり、大人が騒いでいたり、小さな大会が行われたりするだけで」
「大会?」
なんだろう、大会と言われると武術大会とかそんな感じしか思い浮かばないが。
「うん、クリークやセオくんが発案した将棋とか、色々な遊戯大会が主だね。それから、ぴょんぴょんレースやチュウチュウレースとか、歌姫、舞姫大会もあるね。それに――」
「――ちょっと待って、そのぴょんぴょんレースとチュウチュウレースって何?」
ソフィアの口からおかしな言葉が出てきて、頭が痛い。混乱する。
「ええっと。ぴょんぴょんレースはウサギを走らせるレースでチュウチュウレースはネズミだね。両方とも賭けの方が主だけど」
競馬ですか。何、兎主とか鼠主とかがいるの?
「いいの、それ?」
「いいんじゃない? ああ、けど子供はダメだよ。もちろんセオくんも」
なんとも投げやりな。自由ギルドでは、面倒事を避けるために賭け事は公で禁止していたはずなのだが。やるとしたら、許可された区域ないでやれと。しかし、ラート街はそこには入っていないはずだと思うんだけど。
自由ギルドの組合員だけがやらないなんてあり得ないしな。特に冒険者たちは血の気が盛んだから必ずやると思うんだが。
それも黙認しての息抜きってことか。
あと俺は子供扱いらしい。いや、確かに見た目は完全な子供だけども。
「アテナ母さんにバレたら怖いからやらないよ」
「なら大丈夫だね。キミが参戦するとなると、特異能力のせいでキミが一人勝ちする未来しかないからね。あ、けど、ゲームの方は参加しても大丈夫だから」
なんだろ、今の言い回しだと能力を使うこと前提で話していないか。もしかして、能力を使うことをゲーム内で許可されているような。
「……いいの? 俺勝っちゃうよ?」
「大丈夫だよ。セオくんが思っているよりみんな強いから」
「ふぅん、そうなんだ。……ねぇ、大丈夫なの、あれ?」
「大丈夫じゃないかな」
ソフィアは俺と話している間も寝ている人たちを整理していたのだが、起き上がった人同士で喧嘩が始まってしまった。理由は本当にしょうもないので割愛するが、その喧噪で他の人たちも起きてしまい、さらに喧嘩が発展していた。
殴り合ったり、それに対して野次を飛ばしたり、賭けをしていたり、俺たちが少し話している間に混沌とした状況になっていた。
「まぁ、そういうことだからボクは仲裁に行ってくるよ。はぁ。ホント、毎年のことながら疲れるよ」
「ハハハ、お疲れ様です。あ、そうだ。後でクルナールのお茶を持ってくるよ」
精神安定や疲労回復などに効果がある少し苦いお茶である。
「え、いいの! ありがとう!」
そして高級品でソフィアの大好物らしい。ソフィアの労いと今までの失言のご機嫌取りも兼ねている。
「うん、じゃあお昼ごろに自由ギルドの方によるから」
「ありがとう、セオくん。……あ、そうだ。明日なんだけど、お昼は暇?」
俺が再び町の散歩に歩こうと喧騒とは逆方向へ向こうとしたら、ソフィアに呼び止められた。
「どうしたの?」
「いや、明日のお昼にセオくんと同年代くらいの子供たちが集まるイベントがあるんだよね。それに出ないかって。ほら、セオくんって友達いないでしょ」
「うっ」
嫌なことを言われてしまった。クルナールはなしかもしれない。
「だから、いい機会かなって。精神的には違うかもしれないけど、セオくんはまだ子供だからさ。嫌じゃなければ一緒に遊んでみたらどうかなって」
ソフィアが俺を優しく見つめている。それに迂闊にも考えさせられた。
「……わかった。考えてみる」
確かに俺は精神的な成熟を気にして同年代とはあまり接してこなかった。色々と面倒だとも思ってたし。
うん、けど。一度くらいは試してみてからか。そう決めつけるのは。
「それはよかった。じゃあ、またお昼ね」
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