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一年
魔法稽古前編:this spring
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「……んっ、ぜぇ、ん、が、ぜぇ、ぜぇ」
手を膝に当ててうめき声をあげる。喉と肺が焼けるように痛く、吸血鬼の如く口の中を血の香りで満たした俺は、今にも気絶しそうなほど意識が遠のいていた。
筈だ。たぶん。
「セオ、大丈夫?」
そんな俺にライン兄さんが声をかけてくれた。背中をさすってくれた。
そのおかげで少し落ち着く。けれど、相変わらず辛い。
「ふぅー、ふぅー」
だから、返事ができない。ライン兄さんにお礼が言えない。
そんな事は気にしてないのか、ライン兄さんは何も言わず俺の背中をさすってくれる。俺の呼吸に合わせて撫でてくれる。
すると、だんだんと呼吸が落ち着いてくる。ライン兄さんの手の動きによって、呼吸が安定してきたのだ。
なんて素晴らしい技術を持っているんだ! ゴッドハンドではないか!
と思っていたら急に金属の筒が俺の頬に当てられた。
「蜂蜜とその他で作った水だ。飲め。落ち着くぞ」
エドガー兄さんだ。エドガー兄さんが金属の水筒、スキットルを俺に差し出したのだ。
「あ、あり、くふっ、あ――」
「礼は良い。今は喋るな。……セオ、自力で飲めるか。飲めるなら頷いてくれ」
覗き込むように俺を見つめてくるライン兄さんの目に心配の色が浮かんでいた。
優しいな。気遣いが素晴らしい。
もの凄く嬉しいが、ちっぽけな意地くらいはあるのでそれくらいは自分でやる。
なので、頷k――
「セオ!」
――で前に倒れた。ぶっ倒れた。
頷こうとしてバランスを崩したのだ。けど、地面に着く咄嗟でエドガー兄さんが俺を支えてくれたので、身体を打つことはなかった。ありがたい。
「あー、駄目そうだな。よし、待ってろ。俺が飲ませてやる」
そう言うとエドガー兄さんは片手で俺を支えながら、もう片方の手で器用にスキットルのキャップを開ける。
そして俺の口にスキットルを近づけた。
「よし、傾けるぞ。口を少し開けろ」
俺はされるがままに口を開ける。
「ゆっくり入れるから落ち着けよ。咳き込むなよ」
すると、口の中に優しく甘く爽やかな味が広がった。少し舌が洗われた。
「足すぞ」
エドガー兄さんの声が聞こえると、さらに口の中には癒しの味が広まる。喉が少し洗われる。
それからはエドガー兄さんが丁寧に気配りもって俺に癒水を飲ませてくれたのだった。
…………………。
……。はぁ、生き返った。ある程度の思考ができるようになった。
よし、言わねばな。
「ありがとう、エドガー兄さ。ライン兄さん」
礼を述べる。二人が介抱してくれなかったら、今頃俺は焼けるような喉と肺の痛み。そして猛烈な倦怠感によって死んでいたかもしれない。
「おお!」
「どういたしまして」
二人とも気のいい返事だった。優しい笑顔だった。
「ああ、そうだ。エドガー兄さん、もう自力で立てるから大丈夫だよ」
「そうか」
少し残念そうに呟くエドガー兄さんから自力で立ち上がる。何が残念なんだろう。
「ああ、そうだ。ちょっとここを離れるぞ」
「僕も」
俺が、エドガー兄さんが何に残念がっているのか考えてようと思っていたら、二人ともそう言ってどこかへ行ってしまった。
まあ、いいか。
それより、立つのはまだ辛いので座ろう。さっきも述べた通り精神的最年長として意地ぐらいは張るのだ。
それから俺は空を眺める。
お日様は既に昇っていて、白く世界を色づかせている。キラキラと雪が輝いている。
はぁ。落ち着く。
空を眺めていると、ホント落ち着く。
それにしても、太陽の動きから見て、俺たちが走り出してから30分は過ぎただろうか。
んで、の間走りっぱなしだったのか。それも霊魂魔法のせいで、魔力による身体強化や回復魔法での体力回復などが禁止され、走る速度は落とすことができなかったんだよな。
……とても辛かった。めっちゃ辛かった。
三歳になったばかりの幼児にこれはない。ありえない。
ホント、途中で“研究室”が霊魂魔法を緩めてくれなければ死んでいただろう。“研究室”に感謝である。
にしても酷かなかろうか、アテナ母さんは。子供、しかも幼児にこの仕打ちをするとは、いくら何でも酷いと思う。少し憎い。
俺の心から生まれた呪いで呪ってやろと思うくらいには。
そう思ったのは俺だけではなく、横を見るとエドガー兄さんとライン兄さんがアテナ母さんたちに説教してた。
俺が空を眺めている間に面白い事になっていた。
それはとてもシュールだ。
大の大人、アテナ母さんとロイス父さんが地面の上で正座させられ、九歳と五歳の子供に説教されている姿は。
夫婦ともども罪悪感に満ち溢れた顔で俯いて、大人しくエドガー兄さんたちの叱りを受け入れていた。
そうして少しすると、説教が終わったのかアテナ母さんたちが動き出し、俺の前で止まる。
つられて俺も立――とうとしてエドガー兄さんたちに止められた。
なんだろう。そう思っていたら二人が声を揃えて言う。
「ごめんなさい」
「すみません」
アテナ母さんたち深々と頭を下げる。二人とも哀愁というか何というか、どんよりとしていて悲しい雰囲気に包まれていた。
何か、哀れに思えてきたな。
……しょうがない。
「……。許します」
俺がそう言うと、二人とも顔を上げた。
「本当にごめんなさい。初めてのアナタにこんな辛い運動させて。辛かったでしょう」
アテナ母さんはそう言って、顔を歪ませながら俺に近づき頭に手を当てた。
「〝神天〟」
すると、みるみる体の倦怠感や痛みなどが全て取れ、元気が漲ってきた。
「せめての詫びです。本当にごめんなさい」
そうしてアテナ母さんは再び頭を下げた。
「すまない、セオ。僕の責任だ。本当にすまない」
それに続いて、ロイス父さんが頭を下げた。
「頭を上げて。謝罪はさっき貰ったからもう大丈夫」
そう、もう許したことなので。
「でも……」
「しかし……」
それでも言い募る。
「なら、今度、俺が欲しい能力石を作ってよ」
なので、妥協案をだした。
「わかったわ、セオ」
「ありがとう、セオ」
二人とも納得はしていなかったが、俺がこれ以上の謝罪を嫌がっている事を察したのだろう。申し訳なさそうに頷いていた。
それに、二人を許したと言っても、稽古で魔法の誤射ぐらいはさせてもらうので良いのだ。
因みに、ユリシア姉さんは全てを無視して剣の自主稽古をしていた。
全くもって非情な姉である。
手を膝に当ててうめき声をあげる。喉と肺が焼けるように痛く、吸血鬼の如く口の中を血の香りで満たした俺は、今にも気絶しそうなほど意識が遠のいていた。
筈だ。たぶん。
「セオ、大丈夫?」
そんな俺にライン兄さんが声をかけてくれた。背中をさすってくれた。
そのおかげで少し落ち着く。けれど、相変わらず辛い。
「ふぅー、ふぅー」
だから、返事ができない。ライン兄さんにお礼が言えない。
そんな事は気にしてないのか、ライン兄さんは何も言わず俺の背中をさすってくれる。俺の呼吸に合わせて撫でてくれる。
すると、だんだんと呼吸が落ち着いてくる。ライン兄さんの手の動きによって、呼吸が安定してきたのだ。
なんて素晴らしい技術を持っているんだ! ゴッドハンドではないか!
と思っていたら急に金属の筒が俺の頬に当てられた。
「蜂蜜とその他で作った水だ。飲め。落ち着くぞ」
エドガー兄さんだ。エドガー兄さんが金属の水筒、スキットルを俺に差し出したのだ。
「あ、あり、くふっ、あ――」
「礼は良い。今は喋るな。……セオ、自力で飲めるか。飲めるなら頷いてくれ」
覗き込むように俺を見つめてくるライン兄さんの目に心配の色が浮かんでいた。
優しいな。気遣いが素晴らしい。
もの凄く嬉しいが、ちっぽけな意地くらいはあるのでそれくらいは自分でやる。
なので、頷k――
「セオ!」
――で前に倒れた。ぶっ倒れた。
頷こうとしてバランスを崩したのだ。けど、地面に着く咄嗟でエドガー兄さんが俺を支えてくれたので、身体を打つことはなかった。ありがたい。
「あー、駄目そうだな。よし、待ってろ。俺が飲ませてやる」
そう言うとエドガー兄さんは片手で俺を支えながら、もう片方の手で器用にスキットルのキャップを開ける。
そして俺の口にスキットルを近づけた。
「よし、傾けるぞ。口を少し開けろ」
俺はされるがままに口を開ける。
「ゆっくり入れるから落ち着けよ。咳き込むなよ」
すると、口の中に優しく甘く爽やかな味が広がった。少し舌が洗われた。
「足すぞ」
エドガー兄さんの声が聞こえると、さらに口の中には癒しの味が広まる。喉が少し洗われる。
それからはエドガー兄さんが丁寧に気配りもって俺に癒水を飲ませてくれたのだった。
…………………。
……。はぁ、生き返った。ある程度の思考ができるようになった。
よし、言わねばな。
「ありがとう、エドガー兄さ。ライン兄さん」
礼を述べる。二人が介抱してくれなかったら、今頃俺は焼けるような喉と肺の痛み。そして猛烈な倦怠感によって死んでいたかもしれない。
「おお!」
「どういたしまして」
二人とも気のいい返事だった。優しい笑顔だった。
「ああ、そうだ。エドガー兄さん、もう自力で立てるから大丈夫だよ」
「そうか」
少し残念そうに呟くエドガー兄さんから自力で立ち上がる。何が残念なんだろう。
「ああ、そうだ。ちょっとここを離れるぞ」
「僕も」
俺が、エドガー兄さんが何に残念がっているのか考えてようと思っていたら、二人ともそう言ってどこかへ行ってしまった。
まあ、いいか。
それより、立つのはまだ辛いので座ろう。さっきも述べた通り精神的最年長として意地ぐらいは張るのだ。
それから俺は空を眺める。
お日様は既に昇っていて、白く世界を色づかせている。キラキラと雪が輝いている。
はぁ。落ち着く。
空を眺めていると、ホント落ち着く。
それにしても、太陽の動きから見て、俺たちが走り出してから30分は過ぎただろうか。
んで、の間走りっぱなしだったのか。それも霊魂魔法のせいで、魔力による身体強化や回復魔法での体力回復などが禁止され、走る速度は落とすことができなかったんだよな。
……とても辛かった。めっちゃ辛かった。
三歳になったばかりの幼児にこれはない。ありえない。
ホント、途中で“研究室”が霊魂魔法を緩めてくれなければ死んでいただろう。“研究室”に感謝である。
にしても酷かなかろうか、アテナ母さんは。子供、しかも幼児にこの仕打ちをするとは、いくら何でも酷いと思う。少し憎い。
俺の心から生まれた呪いで呪ってやろと思うくらいには。
そう思ったのは俺だけではなく、横を見るとエドガー兄さんとライン兄さんがアテナ母さんたちに説教してた。
俺が空を眺めている間に面白い事になっていた。
それはとてもシュールだ。
大の大人、アテナ母さんとロイス父さんが地面の上で正座させられ、九歳と五歳の子供に説教されている姿は。
夫婦ともども罪悪感に満ち溢れた顔で俯いて、大人しくエドガー兄さんたちの叱りを受け入れていた。
そうして少しすると、説教が終わったのかアテナ母さんたちが動き出し、俺の前で止まる。
つられて俺も立――とうとしてエドガー兄さんたちに止められた。
なんだろう。そう思っていたら二人が声を揃えて言う。
「ごめんなさい」
「すみません」
アテナ母さんたち深々と頭を下げる。二人とも哀愁というか何というか、どんよりとしていて悲しい雰囲気に包まれていた。
何か、哀れに思えてきたな。
……しょうがない。
「……。許します」
俺がそう言うと、二人とも顔を上げた。
「本当にごめんなさい。初めてのアナタにこんな辛い運動させて。辛かったでしょう」
アテナ母さんはそう言って、顔を歪ませながら俺に近づき頭に手を当てた。
「〝神天〟」
すると、みるみる体の倦怠感や痛みなどが全て取れ、元気が漲ってきた。
「せめての詫びです。本当にごめんなさい」
そうしてアテナ母さんは再び頭を下げた。
「すまない、セオ。僕の責任だ。本当にすまない」
それに続いて、ロイス父さんが頭を下げた。
「頭を上げて。謝罪はさっき貰ったからもう大丈夫」
そう、もう許したことなので。
「でも……」
「しかし……」
それでも言い募る。
「なら、今度、俺が欲しい能力石を作ってよ」
なので、妥協案をだした。
「わかったわ、セオ」
「ありがとう、セオ」
二人とも納得はしていなかったが、俺がこれ以上の謝罪を嫌がっている事を察したのだろう。申し訳なさそうに頷いていた。
それに、二人を許したと言っても、稽古で魔法の誤射ぐらいはさせてもらうので良いのだ。
因みに、ユリシア姉さんは全てを無視して剣の自主稽古をしていた。
全くもって非情な姉である。
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