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06.安寧を求めるための偽りは、終わりに近づいていた
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ルカは、テントの中であるにも関わらず、鮮やかな銀髪を隠すためフードを深くかぶるようモルトに指示された。
言いたいことも言えず、聞きたいことも効けず、伝えたいことも伝えさせてもらえず、ルカは不満を覚えたが、モルト自身が主であるギルベルトの前で、身を隠すようにフードを深くかぶり、気配を消し、膝をつき、言葉を十分に選びながら、報告を行うのを見れば、子供のように我を通すこともできず2人を観察し始める。
モルトが語ったのは、リシェが想像していたものと同じ疑念。
「まさか、そこまでのことを」
たったソレだけを口にするのに、ギルベルトは恐ろしく不機嫌だった。 だが、ルカの想像していた反応とは大きく違っている。 目の前にいるリシェの夫は、ルカやアビィが怒るように、リシュを襲おうとした男に怒りを覚えているようには見えなかった。
アレは、戸惑い?
実行犯たちが、村を襲いリシェを罠に嵌めようとした事を認めたサインと、彼等の言い分が記載されている調書を眺めても、ギルベルトは苛立ちを露わにするだけ。 その苛立ちも犯罪を犯している者達に向けられているとは思えなかった。
なんなんだコイツは、本当にリシェ様の夫なのか?
そんな風にじろじろと見れば、人相悪く睨み返され、反射的、本能的に、ルカは視線を逸らしていた。 獣の本能があっけなくも負けを認めた事に、戸惑っていれば、そんなルカを無視して、ギルベルトはモルトにボソリと告げる。
「男爵本人に直接話を聞く」
モルトの表情はフードに隠れて見えないが、小さく深い息遣いが溜息のようだとルカは思った。
「そうですか……では、騒動を避けるため夜までお待ちください。 私共は一度これで失礼します」
モルトは、ルカをテントの外へと先に出し、1度主を振り返った。
「そろそろ、決断すべき時期ではありませんか?」
その瞬間、テントの中が急激に暗くなったかと思えば、バチバチと稲光が中で発生し物の壊れる音が響き、重苦しい気配に倒れそうになった。
「なん(ですか?!)」
モルトはルカが振り返ろうとするもの許さず先に進めば、不安を露わに立ち尽くし周囲を囲んでいる人達がいた。 品が良いと言えば物の言いようだろう。 華々しい恰好をした人達は、騎士、兵士と言うにはそこにいる人達は、銀狼の一族の者と比べればかなり貧相でアビィ一人でも遊び相手になるのだろうか? そんな風にすら思えた。
「ここは本当に、戦場なんですか……」
ボソリとした抑えた声は、モルトにのみ聞こえる声なのだが、モルトは返事をすることなく、人波を割って近寄ってくる男へと視線を向ける。
「やぁ、ずいぶんと早い起こしだねぇ~」
軽薄で嫌味っぽい声色がその場を後にしようとする2人の、いやモルトの背後からかけられた。 だらしなく着崩した軍服は、それでも立派で地位の高い人間だと分かる。 気分が悪くなる赤髪と赤目の持ち主だった。
「それで、うちの隊長がものすごく不機嫌なんだけど、何をやらかしてくれた訳さ。 ちょっと来てもらおうかなぁ?」
モルトとルカの肩を抱くようにし、2人の行先を押し進める。
「モルトさん……」
「行きましょう」
「……はい」
連れてこられたのは、陣営の端に位置するテント。 中央の賑わいとは別に戦場らしいというか、粗末な印象がするが、細身の戦闘なんか無理なのでは?という騎士、華やかな騎士達や女性達が集まる中央よりも余程落ち着ける。
テントの1つに招待され、濃いコーヒーが淹れられた。
「で、アンタが殿下を怒らせるなんて、何があったのかなぁ?」
けっけけけと質の悪い笑いをこぼし聞いてきた。 余りにも品性にかけ、相手にするとも思えなかったのだけど、モルトさんは大きな溜息と共に語りだした。
慌てたように呼び出されたへルティ・ボルスト侯爵令嬢は、モルトの去ったギルベルトのテントに大声で呼びかける。
「殿下!! どうなさったのですか!」
テントを開こうとすれば、触れる指先に火花が飛び、電気が走った。 へルティは舌打ちとともに、側にいた女性に小声で支持を出した。
「あの女からの手紙を準備なさい」
ギルベルトは、今誰の声も聞いていなかった。 聞きたくなかった。 バチバチと飛ばす電気は、人は全能神の加護だというが、ギルベルト自身はそこに神の意思等感じた事はなく、精神的な不安定が体現化しているのだと認識している。
苦しい。
上手く息が出来ない。
最近は、なかったのに。
不安、不満、感情の激化で放電することはよくあったが、息苦しく呼吸が乱れると言うのは数年ぶりだった。 落ち着かなければ……下手をすれば、周囲の人間を殺しかねない。
モルトは、俺がこうなることを分かって挑発したのか!! そう思えば腹立たしく思えた。 身近な人間だからこそ向ける甘え、癇癪、分かっている。
なぜ、俺の心は乱れている?
ギルベルトは自分に問いかけた。
ダウン男爵がリシェを襲おうとしたから?
Noだ。
ギルベルトの知るダウン男爵はそんなことをする男性ではない。
男爵がリシェを襲おうとした?
陥れようとした?
気のせいでは?
ダウン男爵は子供の頃からよく知っている。 鉄の産出が盛んな領地を治めており、剣の訓練を開始した時、騎士団に入った時、初めて手柄を立てた時、出世した時、折に付け祝いの言葉と手土産を持って訪れる男だった。
モルトは、連れていた罪人たちの証言を記した書面も見せてはくれたが、自らが理解した人間と、知らない人間のどっちの証言を信用するかと言われれば、当然面識のある好印象の人間だろう。
実際に男爵は、リティに何もしていないのだろう?
それを、そうしようとしたと断言するのはどうなのだろうか?
モルトは誤解をしているだけなんだ……そうだ……きっと、そうなんだ。 そう思えば呼吸が落ち着いた。
ギルベルトは善良であり、誠実であり、慈悲深い人物だとリシェは語る。
そして心の中でこう思ってもいた。
ギルベルトは善良であるがために損得を感情せず、誠実であろうとするため人を疑うことなく、慈悲深くありたいと願うゆえに大局を見ることが出来ない人だと……。
言いたいことも言えず、聞きたいことも効けず、伝えたいことも伝えさせてもらえず、ルカは不満を覚えたが、モルト自身が主であるギルベルトの前で、身を隠すようにフードを深くかぶり、気配を消し、膝をつき、言葉を十分に選びながら、報告を行うのを見れば、子供のように我を通すこともできず2人を観察し始める。
モルトが語ったのは、リシェが想像していたものと同じ疑念。
「まさか、そこまでのことを」
たったソレだけを口にするのに、ギルベルトは恐ろしく不機嫌だった。 だが、ルカの想像していた反応とは大きく違っている。 目の前にいるリシェの夫は、ルカやアビィが怒るように、リシュを襲おうとした男に怒りを覚えているようには見えなかった。
アレは、戸惑い?
実行犯たちが、村を襲いリシェを罠に嵌めようとした事を認めたサインと、彼等の言い分が記載されている調書を眺めても、ギルベルトは苛立ちを露わにするだけ。 その苛立ちも犯罪を犯している者達に向けられているとは思えなかった。
なんなんだコイツは、本当にリシェ様の夫なのか?
そんな風にじろじろと見れば、人相悪く睨み返され、反射的、本能的に、ルカは視線を逸らしていた。 獣の本能があっけなくも負けを認めた事に、戸惑っていれば、そんなルカを無視して、ギルベルトはモルトにボソリと告げる。
「男爵本人に直接話を聞く」
モルトの表情はフードに隠れて見えないが、小さく深い息遣いが溜息のようだとルカは思った。
「そうですか……では、騒動を避けるため夜までお待ちください。 私共は一度これで失礼します」
モルトは、ルカをテントの外へと先に出し、1度主を振り返った。
「そろそろ、決断すべき時期ではありませんか?」
その瞬間、テントの中が急激に暗くなったかと思えば、バチバチと稲光が中で発生し物の壊れる音が響き、重苦しい気配に倒れそうになった。
「なん(ですか?!)」
モルトはルカが振り返ろうとするもの許さず先に進めば、不安を露わに立ち尽くし周囲を囲んでいる人達がいた。 品が良いと言えば物の言いようだろう。 華々しい恰好をした人達は、騎士、兵士と言うにはそこにいる人達は、銀狼の一族の者と比べればかなり貧相でアビィ一人でも遊び相手になるのだろうか? そんな風にすら思えた。
「ここは本当に、戦場なんですか……」
ボソリとした抑えた声は、モルトにのみ聞こえる声なのだが、モルトは返事をすることなく、人波を割って近寄ってくる男へと視線を向ける。
「やぁ、ずいぶんと早い起こしだねぇ~」
軽薄で嫌味っぽい声色がその場を後にしようとする2人の、いやモルトの背後からかけられた。 だらしなく着崩した軍服は、それでも立派で地位の高い人間だと分かる。 気分が悪くなる赤髪と赤目の持ち主だった。
「それで、うちの隊長がものすごく不機嫌なんだけど、何をやらかしてくれた訳さ。 ちょっと来てもらおうかなぁ?」
モルトとルカの肩を抱くようにし、2人の行先を押し進める。
「モルトさん……」
「行きましょう」
「……はい」
連れてこられたのは、陣営の端に位置するテント。 中央の賑わいとは別に戦場らしいというか、粗末な印象がするが、細身の戦闘なんか無理なのでは?という騎士、華やかな騎士達や女性達が集まる中央よりも余程落ち着ける。
テントの1つに招待され、濃いコーヒーが淹れられた。
「で、アンタが殿下を怒らせるなんて、何があったのかなぁ?」
けっけけけと質の悪い笑いをこぼし聞いてきた。 余りにも品性にかけ、相手にするとも思えなかったのだけど、モルトさんは大きな溜息と共に語りだした。
慌てたように呼び出されたへルティ・ボルスト侯爵令嬢は、モルトの去ったギルベルトのテントに大声で呼びかける。
「殿下!! どうなさったのですか!」
テントを開こうとすれば、触れる指先に火花が飛び、電気が走った。 へルティは舌打ちとともに、側にいた女性に小声で支持を出した。
「あの女からの手紙を準備なさい」
ギルベルトは、今誰の声も聞いていなかった。 聞きたくなかった。 バチバチと飛ばす電気は、人は全能神の加護だというが、ギルベルト自身はそこに神の意思等感じた事はなく、精神的な不安定が体現化しているのだと認識している。
苦しい。
上手く息が出来ない。
最近は、なかったのに。
不安、不満、感情の激化で放電することはよくあったが、息苦しく呼吸が乱れると言うのは数年ぶりだった。 落ち着かなければ……下手をすれば、周囲の人間を殺しかねない。
モルトは、俺がこうなることを分かって挑発したのか!! そう思えば腹立たしく思えた。 身近な人間だからこそ向ける甘え、癇癪、分かっている。
なぜ、俺の心は乱れている?
ギルベルトは自分に問いかけた。
ダウン男爵がリシェを襲おうとしたから?
Noだ。
ギルベルトの知るダウン男爵はそんなことをする男性ではない。
男爵がリシェを襲おうとした?
陥れようとした?
気のせいでは?
ダウン男爵は子供の頃からよく知っている。 鉄の産出が盛んな領地を治めており、剣の訓練を開始した時、騎士団に入った時、初めて手柄を立てた時、出世した時、折に付け祝いの言葉と手土産を持って訪れる男だった。
モルトは、連れていた罪人たちの証言を記した書面も見せてはくれたが、自らが理解した人間と、知らない人間のどっちの証言を信用するかと言われれば、当然面識のある好印象の人間だろう。
実際に男爵は、リティに何もしていないのだろう?
それを、そうしようとしたと断言するのはどうなのだろうか?
モルトは誤解をしているだけなんだ……そうだ……きっと、そうなんだ。 そう思えば呼吸が落ち着いた。
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そして心の中でこう思ってもいた。
ギルベルトは善良であるがために損得を感情せず、誠実であろうとするため人を疑うことなく、慈悲深くありたいと願うゆえに大局を見ることが出来ない人だと……。
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