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23.あなたと触れあい、あなたを知りたい、ソレは情欲に近くて遠い(☆)
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湯にのぼせたらしい。
身体に力が入らず、平衡感覚が失ったようにぐらぐらする。 眼前が白い靄がかかるように不確かになり、そして私は意識が広く拡散していく。
どれぐらいの時間がたったのか分からない。 ただ、冷えた液体が口の中に流し込まれるのが、心地よくて、そして美味しかった。 だから、私はボソリと夢うつつに声に出す。
「美味しい、もっと……」
耳に届く私の声は、とても甘えていた。
「もっと欲しいのですか?」
甘く優しい言葉と声。
小さな頃から、甘く語り掛けてくる声が好きだった。
私が、誰かの……旅商人さんの特別だと思い込めたから。 旅商人さんとのオママゴトで、お姫様扱いをしてもらうのが楽しくて嬉しくて、当時のままに私はゼルに甘えた声をだす。
「もっと……ちょうだい」
口の中に再び冷えた液体が流し込まれ、冷えた口内を温かな舌が優しく撫でてきて、私はその気持ちよい舌を口内で探し重ねてお互い撫で合い絡めあう。
クスッと笑うような吐息が聞こえ、口の中から温かな存在が消えた。
これで終わり……なの?
そんなことを考えながら、私の意識は深く落ちていく。
気持ちいい……んっ、ぁ……ふぅ……。
ピチャピチャと言う水音、強弱をつけ肌を撫でる冷えた手が気持ちいい。 触れる手は冷たいのに、身体に感じる快楽は、ぬるい湯の中で揺らめているかのような感じで心地よい。
ぁあ……
甘い声が呼吸に混ざる。 濡れた舌に首筋を撫でられ、その感触をもっと味わいたくて首を傾げて見せつける。
「もっと……」
「もっと、なんですか?」
「もっと、気持ちいい事して」
「誰に、何をして欲しいんですか?」
耳元に囁かれる声が甘く、そして耳に舌が差し入れられクチュクチュと音を立て舐められる。
んっぁ、はぁん、ぁ、
ざわざわと首筋がざわつく、きもちいい。 心がいやらしく煽られる、もっと激しいのが欲しいのに、手も指も舌も何もかもが優しくてもどかしい。
「もっと、私に触って……ゼルぅ」
甘い声、甘い懇願、声を発することで徐々に目を覚ましていく。
「いいですよ。 沢山触ってあげます」
チュッと軽く甘い口づけがされ、私も口づけ返す。
「コレも好き、ゼルは?」
甘えた声と微笑みを向ければ、同じように微笑みが返される。
「私も好きですよ」
チュッチュと繰り返される口づけは甘く、くすぐったい。 こうやって甘く触れあっている間は何処までも甘く優しく心地よく、そして何より幼い頃から知っている人の姿でホッとする。
甘い口づけを交わしている間も、脇腹や太ももがいたずらに撫でられ、そのたびに私はビクッと甘い疼きに震えていた。
「意地悪……」
「ですか?」
クスクスと笑う声と普段は隠されている目元が好きで、私は目頭に口づける。
「リエル」
「なぁに?」
私は甘えながら返事をする。
「もっと、触って良いですか?」
甘くぬるま湯のような愛撫は心地よく、たゆたゆとうたたねのような感覚が好きなのだけど、ゼルの呼吸は気付けば荒くなっていた。
「ゼル、好きよ」
彼の質問の答えを逸らし、私は私の肌に触れ撫でる彼の手をとった。
「嫌なのですか?」
捨てられた子犬のような素振りをするが、目の前の彼は私とは価値観の違う化け物。 私が何を望み、何をしたいのか伝えなければいけないことを今日知った訳で、私は彼の耳もとにささやいた。
「手に触れたかったの。 指先に触れたかったの」
「手に?」
「そう」
手と手を重ねれば、彼の指中央に私の指先がくる。 余りにも大きさの違う手に私は小さく笑えば、ゼルは不思議そうな顔で私を見る。
「何が面白いのですか?」
不満ではなく、本当に不思議なのだ。 私と彼の中には大きな差がある。 気にしてはいけない。 慣れなければいけない。
「大きな手が素敵」
私はゼルの手に頬をすりよせキスをする。 ゼルはその感触にくすぐったそうに笑いながら、私の頬を指先で撫でた。
「大きな爪、分厚いね」
「リエルの爪は小さくて薄くて弱そうですね。 本当にこの手で土いじりをしていたのですよね?」
「最近は、かなり長く触ってないかな」
オルグレンにきて10日、それ以前は牢の中、土で荒れた肌が再生するには十分な時間である。
「あのね……」
私は再び声を潜め、内緒話をするように耳元で囁く。
「私ね、ゼルの首筋から鎖骨も好きなの、だって、とても色っぽいんだもの」
そう言いながら口づける。
「リエルは……とても美味しそうだ」
それはシャレにならないから辞めて、なんて思いながら微笑みで誤魔化した。
「食べていい?」
「生きている間は、痛いから嫌」
苦笑交じりに肩をすくめる。
「そう? リエル、痛いの好きでしょう?」
首筋に歯が当てられ、跡がつく程度、血が流れない力で噛みつかれれば、背中に電気が走るような刺激となり、私は小さく声を上げて眉間を寄せる。
「痛い?」
「平気……」
「もっと、痛くしてほしい?」
皮膚についた歯の跡をゼルは舌先で抉るように何度も舐める。 空いている手は、腰に回され太ももが撫でられていて、時折いたずらに肉の花弁に指先が触れ、敏感な蕾が撫でられる。
「痛いのは、嫌」
「本当?」
キツク皮膚が吸われれば、お腹の中がヒクンとした。 痙攣する蜜壺は、中を満たす蜜を外へと吐きだし花弁を撫でるゼルの手を濡らした。
「こんなに、溢れていますよ。 あぁ、もしかして、痛みは私以外から与えられたいと?」
口調は優しく甘いが、その瞳は狩りをする獣のように真剣だった。
「違う! 痛みは……慣れていないから」
迫害は受けていても痛みを与えられることはなかったから。 いや……もし痛みを与えられていたとしたなら、痛みは恐怖でしかなく、絶対的な拒絶理由となっただろう。
だけど、私は痛みが嫌ではないのだ。 ここに来てからのゼルは、甘い痛みで私の身体をならしていたからかな?
「でも、このままだと……私はゼルに痛みは気持ちいいものだと教え込まれそうで怖いの」
これは本音。
「なぜ?」
不思議そうに聞いてくる。 私は拗ねたようにゼルの胸にすがりつき、肌に唇をつけたまま話をする。
「考えてみてよ」
ビクッとゼルの身体がかすかに震えた。 ゼルの厚く逞しい胸板を私は撫で、時折口づける。
「な、にを……です?」
「例えば、誘拐されて拷問受けて、気持ちよくてもっとなんてなれば、痛みと言うご褒美が欲しくて、相手の言う事を聞いちゃうかも?」
私の言葉にゼルは笑った。
「確かにソレは私もイヤですが……リエルは誰が痛みを与えても、傷がつけられない、なおされる、命を奪われることはないと思うのですか?」
「それは……ないと思う」
「ですよね……痛みが気持ちが良いと思えるのは、そこに信頼関係があるからなんです。 だからリエルの不安は心配する必要のないことなのですよ」
「……そういう関係を誰かと?」
少しだけ嫉妬を含めて私が問えば、ゼルは視線を逸らした。
ムッとして甘く肌を舐めて、歯を当てる。
「……兄の自論なんです」
どこか拗ねたように王様のことを兄というゼルが、何故か可愛く思えた。 気を許しているのかな? と思えば愛おしかった。
チュッと熱い胸板に口づけて、色っぽい鎖骨に舌を這わせれば、ビクッとゼルの身体が反応する。
「気持ちいい?」
私が意地悪く、指先で胸元を撫で焦らし問えば、私の手がゼルにとられた。
「今日はダメですよ」
そして私は押し倒さされ、深く乱暴だけどとても甘い口づけが交わされる。 舌先がネットリと絡み唾液を混ぜあえば水音がたった。 気付けば、私の両手はまとめられゼルの左手で抑えられている。
背筋が延ばされ、胸の肉が広がり落ちて緩やかな膨らみとなれば、乳首の隆起がより露わになって、ゼルは舌先で転がすように舐めては、先端のくぼみを抉るかのように舐めてきた。
微かな痺れるような痛み、そしてソレを超える甘い快楽。
「ふぁ、んんっ、きもちいいよぉ」
「リエルは胸を責められるのが好きですからねぇ」
チュッと少し強めに吸われれば、お腹の奥がきゅんっと熱くなる。 さっき触れあった長い指先で中を弄って欲しいと言う欲求を覚えた。
「ゼル、ゼル」
「なんですか?」
返事をする間も、サイドに広がった胸の肉を右手ですくい上げるように包み込み、柔らかく揉みながら乳首をツマミ、捻り、いじってくるから、お腹の中がきゅんきゅんするのが止まらない。
「お腹の奥が切ないの」
「そうですか、教えてくれてありがとうございます。 それで、私はどうすればいいですか?」
奇妙なほどに丁寧な口調で聞いてくるゼルの瞳は笑っていた。
「意地悪」
呟けば、ゼルは耳元で囁いてきた。
「言ってもらわないとわかりませんよ」
それはどこまでも優しい声なのに、微笑む口元と目元は奇妙なほどに魔的だった。
身体に力が入らず、平衡感覚が失ったようにぐらぐらする。 眼前が白い靄がかかるように不確かになり、そして私は意識が広く拡散していく。
どれぐらいの時間がたったのか分からない。 ただ、冷えた液体が口の中に流し込まれるのが、心地よくて、そして美味しかった。 だから、私はボソリと夢うつつに声に出す。
「美味しい、もっと……」
耳に届く私の声は、とても甘えていた。
「もっと欲しいのですか?」
甘く優しい言葉と声。
小さな頃から、甘く語り掛けてくる声が好きだった。
私が、誰かの……旅商人さんの特別だと思い込めたから。 旅商人さんとのオママゴトで、お姫様扱いをしてもらうのが楽しくて嬉しくて、当時のままに私はゼルに甘えた声をだす。
「もっと……ちょうだい」
口の中に再び冷えた液体が流し込まれ、冷えた口内を温かな舌が優しく撫でてきて、私はその気持ちよい舌を口内で探し重ねてお互い撫で合い絡めあう。
クスッと笑うような吐息が聞こえ、口の中から温かな存在が消えた。
これで終わり……なの?
そんなことを考えながら、私の意識は深く落ちていく。
気持ちいい……んっ、ぁ……ふぅ……。
ピチャピチャと言う水音、強弱をつけ肌を撫でる冷えた手が気持ちいい。 触れる手は冷たいのに、身体に感じる快楽は、ぬるい湯の中で揺らめているかのような感じで心地よい。
ぁあ……
甘い声が呼吸に混ざる。 濡れた舌に首筋を撫でられ、その感触をもっと味わいたくて首を傾げて見せつける。
「もっと……」
「もっと、なんですか?」
「もっと、気持ちいい事して」
「誰に、何をして欲しいんですか?」
耳元に囁かれる声が甘く、そして耳に舌が差し入れられクチュクチュと音を立て舐められる。
んっぁ、はぁん、ぁ、
ざわざわと首筋がざわつく、きもちいい。 心がいやらしく煽られる、もっと激しいのが欲しいのに、手も指も舌も何もかもが優しくてもどかしい。
「もっと、私に触って……ゼルぅ」
甘い声、甘い懇願、声を発することで徐々に目を覚ましていく。
「いいですよ。 沢山触ってあげます」
チュッと軽く甘い口づけがされ、私も口づけ返す。
「コレも好き、ゼルは?」
甘えた声と微笑みを向ければ、同じように微笑みが返される。
「私も好きですよ」
チュッチュと繰り返される口づけは甘く、くすぐったい。 こうやって甘く触れあっている間は何処までも甘く優しく心地よく、そして何より幼い頃から知っている人の姿でホッとする。
甘い口づけを交わしている間も、脇腹や太ももがいたずらに撫でられ、そのたびに私はビクッと甘い疼きに震えていた。
「意地悪……」
「ですか?」
クスクスと笑う声と普段は隠されている目元が好きで、私は目頭に口づける。
「リエル」
「なぁに?」
私は甘えながら返事をする。
「もっと、触って良いですか?」
甘くぬるま湯のような愛撫は心地よく、たゆたゆとうたたねのような感覚が好きなのだけど、ゼルの呼吸は気付けば荒くなっていた。
「ゼル、好きよ」
彼の質問の答えを逸らし、私は私の肌に触れ撫でる彼の手をとった。
「嫌なのですか?」
捨てられた子犬のような素振りをするが、目の前の彼は私とは価値観の違う化け物。 私が何を望み、何をしたいのか伝えなければいけないことを今日知った訳で、私は彼の耳もとにささやいた。
「手に触れたかったの。 指先に触れたかったの」
「手に?」
「そう」
手と手を重ねれば、彼の指中央に私の指先がくる。 余りにも大きさの違う手に私は小さく笑えば、ゼルは不思議そうな顔で私を見る。
「何が面白いのですか?」
不満ではなく、本当に不思議なのだ。 私と彼の中には大きな差がある。 気にしてはいけない。 慣れなければいけない。
「大きな手が素敵」
私はゼルの手に頬をすりよせキスをする。 ゼルはその感触にくすぐったそうに笑いながら、私の頬を指先で撫でた。
「大きな爪、分厚いね」
「リエルの爪は小さくて薄くて弱そうですね。 本当にこの手で土いじりをしていたのですよね?」
「最近は、かなり長く触ってないかな」
オルグレンにきて10日、それ以前は牢の中、土で荒れた肌が再生するには十分な時間である。
「あのね……」
私は再び声を潜め、内緒話をするように耳元で囁く。
「私ね、ゼルの首筋から鎖骨も好きなの、だって、とても色っぽいんだもの」
そう言いながら口づける。
「リエルは……とても美味しそうだ」
それはシャレにならないから辞めて、なんて思いながら微笑みで誤魔化した。
「食べていい?」
「生きている間は、痛いから嫌」
苦笑交じりに肩をすくめる。
「そう? リエル、痛いの好きでしょう?」
首筋に歯が当てられ、跡がつく程度、血が流れない力で噛みつかれれば、背中に電気が走るような刺激となり、私は小さく声を上げて眉間を寄せる。
「痛い?」
「平気……」
「もっと、痛くしてほしい?」
皮膚についた歯の跡をゼルは舌先で抉るように何度も舐める。 空いている手は、腰に回され太ももが撫でられていて、時折いたずらに肉の花弁に指先が触れ、敏感な蕾が撫でられる。
「痛いのは、嫌」
「本当?」
キツク皮膚が吸われれば、お腹の中がヒクンとした。 痙攣する蜜壺は、中を満たす蜜を外へと吐きだし花弁を撫でるゼルの手を濡らした。
「こんなに、溢れていますよ。 あぁ、もしかして、痛みは私以外から与えられたいと?」
口調は優しく甘いが、その瞳は狩りをする獣のように真剣だった。
「違う! 痛みは……慣れていないから」
迫害は受けていても痛みを与えられることはなかったから。 いや……もし痛みを与えられていたとしたなら、痛みは恐怖でしかなく、絶対的な拒絶理由となっただろう。
だけど、私は痛みが嫌ではないのだ。 ここに来てからのゼルは、甘い痛みで私の身体をならしていたからかな?
「でも、このままだと……私はゼルに痛みは気持ちいいものだと教え込まれそうで怖いの」
これは本音。
「なぜ?」
不思議そうに聞いてくる。 私は拗ねたようにゼルの胸にすがりつき、肌に唇をつけたまま話をする。
「考えてみてよ」
ビクッとゼルの身体がかすかに震えた。 ゼルの厚く逞しい胸板を私は撫で、時折口づける。
「な、にを……です?」
「例えば、誘拐されて拷問受けて、気持ちよくてもっとなんてなれば、痛みと言うご褒美が欲しくて、相手の言う事を聞いちゃうかも?」
私の言葉にゼルは笑った。
「確かにソレは私もイヤですが……リエルは誰が痛みを与えても、傷がつけられない、なおされる、命を奪われることはないと思うのですか?」
「それは……ないと思う」
「ですよね……痛みが気持ちが良いと思えるのは、そこに信頼関係があるからなんです。 だからリエルの不安は心配する必要のないことなのですよ」
「……そういう関係を誰かと?」
少しだけ嫉妬を含めて私が問えば、ゼルは視線を逸らした。
ムッとして甘く肌を舐めて、歯を当てる。
「……兄の自論なんです」
どこか拗ねたように王様のことを兄というゼルが、何故か可愛く思えた。 気を許しているのかな? と思えば愛おしかった。
チュッと熱い胸板に口づけて、色っぽい鎖骨に舌を這わせれば、ビクッとゼルの身体が反応する。
「気持ちいい?」
私が意地悪く、指先で胸元を撫で焦らし問えば、私の手がゼルにとられた。
「今日はダメですよ」
そして私は押し倒さされ、深く乱暴だけどとても甘い口づけが交わされる。 舌先がネットリと絡み唾液を混ぜあえば水音がたった。 気付けば、私の両手はまとめられゼルの左手で抑えられている。
背筋が延ばされ、胸の肉が広がり落ちて緩やかな膨らみとなれば、乳首の隆起がより露わになって、ゼルは舌先で転がすように舐めては、先端のくぼみを抉るかのように舐めてきた。
微かな痺れるような痛み、そしてソレを超える甘い快楽。
「ふぁ、んんっ、きもちいいよぉ」
「リエルは胸を責められるのが好きですからねぇ」
チュッと少し強めに吸われれば、お腹の奥がきゅんっと熱くなる。 さっき触れあった長い指先で中を弄って欲しいと言う欲求を覚えた。
「ゼル、ゼル」
「なんですか?」
返事をする間も、サイドに広がった胸の肉を右手ですくい上げるように包み込み、柔らかく揉みながら乳首をツマミ、捻り、いじってくるから、お腹の中がきゅんきゅんするのが止まらない。
「お腹の奥が切ないの」
「そうですか、教えてくれてありがとうございます。 それで、私はどうすればいいですか?」
奇妙なほどに丁寧な口調で聞いてくるゼルの瞳は笑っていた。
「意地悪」
呟けば、ゼルは耳元で囁いてきた。
「言ってもらわないとわかりませんよ」
それはどこまでも優しい声なのに、微笑む口元と目元は奇妙なほどに魔的だった。
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