【R18】皇子の告白を断ったら、伯爵家から追放された。 失われた村で静かに隠遁生活を送っている私を、皇子は未だ恨んでいるようです

4章

43.甘い夢の中の出来事 02

「胸を吸われるだけで、何度イッてんだよ。　淫乱な奴」

　笑いながら言えば、途切れる息の中でリリアレイラは言う。

「気持ち……よく……する、コウがいけない」

「そうか、ならもうやめるか？」

　そういいながら、そっとびっしょりと蜜で濡れた両足の間、敏感な蕾にそっと指の腹で触れた。

「ぁっ……、いや……そこも……」

「ココもどうして欲しい？」

　そう問えば、小さな声でリリアレイラは言う。

「コウのを……入れて？」

「それは、ダメだ」

　正確に言うなら存在しないものを入れるのは無理なのだから仕方あるまい。

「意地悪……」

　泣きそうな声で言われれば、苦笑まじりにコウは笑った。

「沢山イカせてやるから、ソレで我慢しろ」

　そう言って、コウは甘い蜜に濡れた肉の花弁を舐め、指の腹を蜜で十分に濡らし敏感な蕾をそっと触れる。　蜜壺へと長い舌を突き入れれば、ビクンと身体が痙攣した。　蜜壺の内壁をじっくりと舐め、蜜を吸えば、その感触に耐えられないと身体をよじる。　その身体をよじる行為がそっと触れているだけのコウの指と蕾をすりあわせ、刺激し、益々快感へと堕ちていく。

「ぁっ……ふっく……んっ、気持ちいいの……もっと、もっと乱暴にかきまぜて」

　ニュルリと蜜を絡めた舌を引き抜き、自らのケガレを蜜壺の中に深く収め、押し付け、掻き混ぜ、出し入れし、膨張させ、形を変えさせる。

「ぁ、や、んん、気持ちい、オカシクなる、気持ちよくて壊れそう」

「あぁ、沢山イクといい」

　繰り返される快楽……それは深い罪悪感を伴うが、夢だと思い込んでいるリリアは積極的にコウの愛撫を求め、自ら腰を振った。　何度となくイカされやがてリリアは意識を失った。



　翌朝……シーツに残る自らからこぼれた蜜の痕跡に、激しい後悔を覚え、泣きそうな顔でシーツを洗うレイラの姿があった。　そして……ソレを見て、少しだけ大きく育ったリュウは「クスッ」と笑う。