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第61話 礼拝堂
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この時間教会内部で最も人気のない場所ということで、俺たち三人はオットー助祭と一緒に無人の食堂へと来ていた。
「それで部屋を荒らした犯人は誰か分かったの?」
椅子に腰かけるや否やユリアーナが切り出すとオットー助祭が困った表情を浮かべる。
「誰と言われましても、まだ調査中ですし……、その、犯人が捕まるとも限りません」
何とも歯切れが悪い。
オットー助祭の様子からすると調査は打ち切られるということか。
「教会内部で犯罪が起きちゃ困るわけね」
「ありていに言えばそう言うことです」
身も蓋もないな。
内心で苦笑しながら聞く。
「悪徳司教の差し金なんですよね?」
「ルーマン司教と決まったわけではありません」
「まあ、この際なので犯人は誰でも構いません。それよりも俺たちが言った通りになったでしょ?」
「はい……」
悪徳司教の奇蹟の力が神聖石を頼ったものなら、オットー助祭も同じように神聖石を持っていると考えそれを盗みに来ると予想していた。
俺たちがその予想を口にしたとき、オットー助祭が「そんなことは起きません」と抗弁した。
そのことを思い出してでもいるのか意気消沈している。
そしてポツリとつぶやく。
「ユリアーナ様に神聖石をお返しして正解でした」
「そうね、貴方は正直者で私が信頼するに値する神官よ」
「もったいないお言葉です」
悪徳司教の手の者がオットー助祭の部屋に侵入した事実が大切なのであって、犯人が誰であるかは重要じゃない。
さて、そろそろ話を動かすか。
「教会の前に人だかりができていましたが、悪徳司教が奇跡の力を披露するのは何時からの予定ですか?」
「十時からの予定です」
十時の鐘が鳴ると同時に門が開かれ、奇跡の力を請いに来た人々を招き入れるのだという。
「オットー助祭様はお手伝いしないのですか?」
あの人数だ、とてもじゃないが悪徳司教一人の奇蹟の力でさばき切れるものじゃない。
「今回はルーマン司教お一人です」
「オットー助祭が奇跡の力を使って怪我人や病人を治して住民たちの間で評判になっているのが気に食わないのね」
ユリアーナが蔑むように口にした。
その横でロッテが「うわー、小さい男」とつぶやく。
「あの、やはり神聖石を回収されるのですか?」
思い余ったようにオットー助祭が聞いた。
表情が暗い。声のトーンも沈んでいる。
「なあに? あの悪徳司教に同情でもしているの?」
「そうではありません」と大きく首を振ると、
「奇跡の力を使える者は多い方が信者のためになります。どうかユリアーナ様を信じる者たちのためにも私と同じように能力を授けてくださるわけにはいかないでしょうか」
ユリアーナに訴えた。
そんなオットー助祭の言葉にロッテも「分かります、とってもよく分かります」とつぶやきながら相槌を打つ。
これじゃ、俺とユリアーナだけが悪人のようじゃないか……。
オットー助祭から神聖石を回収したときは代わりに高位の光魔法を使えるように、俺の錬金工房で高レベルの光魔法スキルを付与した。
だが、悪徳司教からは神聖石を回収するだけで代わりとなる能力を与えるつもりがないことも伝えてあった。
オットー助祭がなおも訴える。
「ルーマン司教は確かに罪を犯しました。ですが、そもそも神聖石を手にすることがなければ罪を犯すこともなかったのです。どうか寛大なお心でご対応頂けませんでしょうか」
「信賞必罰」
ユリアーナの静かな言葉にオットー助祭の肩が震えた。
無言のオットー助祭にユリアーナが言う。
「信者を食いものにする神官に与える慈悲はないわ」
「女神ユリアーナ様の御心のままに」
オットー助祭が肩を落とした。
「さて、そろそろ移動しようか」
十時まであと十数分。
俺たちは悪徳司教が挨拶を行う礼拝堂を見下ろせる二階の一室へと移動した。
◇
鐘が鳴り響いた。
「門が開きます」
オットー助祭の言葉通り、教会の門が開かれる音が響き、続いて押し寄せる人の気配が伝わる。
「凄い人の声。地響きまで聞こえますよ」
「怪我人が出ないといいのですが」
「悪徳司教が醜態を曝すんだからギャラリーは多い方が良いわよね」
ロッテ、オットー助祭、ユリアーナ。
三者三様の言葉を聞き流し、俺は視界を飛ばして教会の外の様子を見回した。
大勢の人々が圧し合い圧し合いしながら教会の門へと向かう。
既に門をくぐった人々はさらに狭き門となっている教会の扉へと押し寄せる。
悪徳司教の奇蹟の力を間近で見ようと、やじ馬までもが一気になだれ込んできた。
酷いものだな。
思わず顔を歪めてしまった。
俺が空間魔法のスキルを使って外の様子を覗き見ていることを察したロッテが聞く。
「外はどんな感じですか?」
「酷いものだ。奇跡の力の恩恵を授かりに来た人たちだけじゃなく、やじ馬たちまでもが教会になだれ込む勢いだ」
「え!」
「教会の門と扉の間には衛兵が配備されているから、なだれ込むことはないと思うがな」
「脅かさないでくださいよ」
ロッテが胸をなでおろす。
「舞台は整いつつあるという理解でいいかしら?」
その傍らでほほ笑むユリアーナの言葉に俺は無言でうなずいた。
◇
礼拝堂は瞬く間に満席となり、通路は立ち見の人たちで溢れ返っている。
敬虔な雰囲気の中にも小さなざわめきが場を覆う。
「皆さん! こちらが新たに赴任されたルーマン司祭です!」
若い助祭の声が礼拝堂に響き渡り、それに応えるようにルーマン司祭が手を振ると礼拝堂に押し寄せた人々から歓声が上がった。
歓声は教会の敷地内に押し寄せた人々へと広がり、瞬く間に教会の外へと伝播する。
「凄い人気ですね」
「奇蹟の力を使う、という前評判があったとはいえ異常ね」
とロッテとユリアーナ。
「私は女神・ユリアーナ様から直接奇蹟の力を授かりました。これからはこの女神様から授かった恩恵を皆さんのお役に立てると約束しましょう」
己の存在をアピールするように悪徳司教が壇上で大きく両手を広げた。
礼拝堂にいる人々の間から拍手と歓声が湧き起る。
悪徳司教を湛える声が次つと上がった。
その声に交じってオットー助祭を湛える言葉が聞こえる。
「凄い! 奇跡の力を授かった神官様が二人もいらっしゃるのか!」
「なんと恵まれた街なんだ」
人々の反応を満足げに見回す悪徳司教と司会の助祭。
そして、次第に人々の口に上るのはオットー助祭が実際に行った奇蹟の力について語られだした。
「助祭様の奇蹟の力は本当にすごかったんですよ!」
「長年患っていた病がたちどころに治ったんだ」
「うちの娘は三年振りに歩けるようになったんだ」
慌てた助祭が声を張り上げた。
「静粛に!」
その声が人々を静寂に戻すとすかさず悪徳司教が口を開いた。
「私は女神・ユリアーナ様のお言葉を直接聞きました」
どよめく礼拝堂を見下ろしてユリアーナが冷ややかに言う。
「あたしの名前を騙るとは見下げ果てた神官ね」
「もしかしたら幻聴かもしれませんよ」
「そうです。奇蹟の力の重圧に耐えかねて幻聴を聞いたという可能性もあります」
絶対にそんなことはない、と言った口調のロッテと一縷の望みに縋ろうとするオットー助祭。
言葉は似ているが内容はまったく違う。
「奇跡の力を女神・ユリアーナ様から直接授かったのです。ユリアーナ様はおっしゃいました。『この奇蹟の力を以って人々を救い、この世界を導けと』」
人々のボルテージが上がる。
再び歓声が響き渡る。
歓声に交じって感涙に咽ぶ人たちが随分といるな。
「オットー助祭の奇蹟の力を目の当たりにした人たちがいたから、何の疑問もたずに悪徳司教の言葉を信じるんでしょうね」
「あらかじめ仕込んでおいたんだろう」
「仕込む?」
「何をですか?」
首を傾げるオットー助祭とロッテにサクラについて説明する。
悪徳司教がサクラを仕込んでいた証拠も確証もないが、そこは説得力を持たせるためにあたかも確証を掴んだかのように告げた。
「教会ってそんなことまでするんですね」
「人気商売だからな。演出は必要さ」
失望の色を顕わにするロッテをフォローする。
「移動するようよ」
礼拝堂を見下ろしたままユリアーナが言った。
さて、悪徳司教は当初の予定通り、信者を個室に一人一人招いて奇蹟の力を行使するのか、或いは、こちらの思惑通り予定を変更してくれるのか……。
「OK、俺たちも移動しようか」
「それで、こちらの仕込みの方はどうなの?」
「首尾は上々だ」
俺たちが吹き込んだ話を見習い神官たちが噂話として急速に広げていることは空間魔法で視覚と聴覚を飛ばして確認済みだ。
結果は神のみぞ知る、だな。
いや、力を失った女神様には無理か。
「期待しているわ」
そう言うと、ユリアーナは足取りも軽く真っ先に扉へと向かった。
「それで部屋を荒らした犯人は誰か分かったの?」
椅子に腰かけるや否やユリアーナが切り出すとオットー助祭が困った表情を浮かべる。
「誰と言われましても、まだ調査中ですし……、その、犯人が捕まるとも限りません」
何とも歯切れが悪い。
オットー助祭の様子からすると調査は打ち切られるということか。
「教会内部で犯罪が起きちゃ困るわけね」
「ありていに言えばそう言うことです」
身も蓋もないな。
内心で苦笑しながら聞く。
「悪徳司教の差し金なんですよね?」
「ルーマン司教と決まったわけではありません」
「まあ、この際なので犯人は誰でも構いません。それよりも俺たちが言った通りになったでしょ?」
「はい……」
悪徳司教の奇蹟の力が神聖石を頼ったものなら、オットー助祭も同じように神聖石を持っていると考えそれを盗みに来ると予想していた。
俺たちがその予想を口にしたとき、オットー助祭が「そんなことは起きません」と抗弁した。
そのことを思い出してでもいるのか意気消沈している。
そしてポツリとつぶやく。
「ユリアーナ様に神聖石をお返しして正解でした」
「そうね、貴方は正直者で私が信頼するに値する神官よ」
「もったいないお言葉です」
悪徳司教の手の者がオットー助祭の部屋に侵入した事実が大切なのであって、犯人が誰であるかは重要じゃない。
さて、そろそろ話を動かすか。
「教会の前に人だかりができていましたが、悪徳司教が奇跡の力を披露するのは何時からの予定ですか?」
「十時からの予定です」
十時の鐘が鳴ると同時に門が開かれ、奇跡の力を請いに来た人々を招き入れるのだという。
「オットー助祭様はお手伝いしないのですか?」
あの人数だ、とてもじゃないが悪徳司教一人の奇蹟の力でさばき切れるものじゃない。
「今回はルーマン司教お一人です」
「オットー助祭が奇跡の力を使って怪我人や病人を治して住民たちの間で評判になっているのが気に食わないのね」
ユリアーナが蔑むように口にした。
その横でロッテが「うわー、小さい男」とつぶやく。
「あの、やはり神聖石を回収されるのですか?」
思い余ったようにオットー助祭が聞いた。
表情が暗い。声のトーンも沈んでいる。
「なあに? あの悪徳司教に同情でもしているの?」
「そうではありません」と大きく首を振ると、
「奇跡の力を使える者は多い方が信者のためになります。どうかユリアーナ様を信じる者たちのためにも私と同じように能力を授けてくださるわけにはいかないでしょうか」
ユリアーナに訴えた。
そんなオットー助祭の言葉にロッテも「分かります、とってもよく分かります」とつぶやきながら相槌を打つ。
これじゃ、俺とユリアーナだけが悪人のようじゃないか……。
オットー助祭から神聖石を回収したときは代わりに高位の光魔法を使えるように、俺の錬金工房で高レベルの光魔法スキルを付与した。
だが、悪徳司教からは神聖石を回収するだけで代わりとなる能力を与えるつもりがないことも伝えてあった。
オットー助祭がなおも訴える。
「ルーマン司教は確かに罪を犯しました。ですが、そもそも神聖石を手にすることがなければ罪を犯すこともなかったのです。どうか寛大なお心でご対応頂けませんでしょうか」
「信賞必罰」
ユリアーナの静かな言葉にオットー助祭の肩が震えた。
無言のオットー助祭にユリアーナが言う。
「信者を食いものにする神官に与える慈悲はないわ」
「女神ユリアーナ様の御心のままに」
オットー助祭が肩を落とした。
「さて、そろそろ移動しようか」
十時まであと十数分。
俺たちは悪徳司教が挨拶を行う礼拝堂を見下ろせる二階の一室へと移動した。
◇
鐘が鳴り響いた。
「門が開きます」
オットー助祭の言葉通り、教会の門が開かれる音が響き、続いて押し寄せる人の気配が伝わる。
「凄い人の声。地響きまで聞こえますよ」
「怪我人が出ないといいのですが」
「悪徳司教が醜態を曝すんだからギャラリーは多い方が良いわよね」
ロッテ、オットー助祭、ユリアーナ。
三者三様の言葉を聞き流し、俺は視界を飛ばして教会の外の様子を見回した。
大勢の人々が圧し合い圧し合いしながら教会の門へと向かう。
既に門をくぐった人々はさらに狭き門となっている教会の扉へと押し寄せる。
悪徳司教の奇蹟の力を間近で見ようと、やじ馬までもが一気になだれ込んできた。
酷いものだな。
思わず顔を歪めてしまった。
俺が空間魔法のスキルを使って外の様子を覗き見ていることを察したロッテが聞く。
「外はどんな感じですか?」
「酷いものだ。奇跡の力の恩恵を授かりに来た人たちだけじゃなく、やじ馬たちまでもが教会になだれ込む勢いだ」
「え!」
「教会の門と扉の間には衛兵が配備されているから、なだれ込むことはないと思うがな」
「脅かさないでくださいよ」
ロッテが胸をなでおろす。
「舞台は整いつつあるという理解でいいかしら?」
その傍らでほほ笑むユリアーナの言葉に俺は無言でうなずいた。
◇
礼拝堂は瞬く間に満席となり、通路は立ち見の人たちで溢れ返っている。
敬虔な雰囲気の中にも小さなざわめきが場を覆う。
「皆さん! こちらが新たに赴任されたルーマン司祭です!」
若い助祭の声が礼拝堂に響き渡り、それに応えるようにルーマン司祭が手を振ると礼拝堂に押し寄せた人々から歓声が上がった。
歓声は教会の敷地内に押し寄せた人々へと広がり、瞬く間に教会の外へと伝播する。
「凄い人気ですね」
「奇蹟の力を使う、という前評判があったとはいえ異常ね」
とロッテとユリアーナ。
「私は女神・ユリアーナ様から直接奇蹟の力を授かりました。これからはこの女神様から授かった恩恵を皆さんのお役に立てると約束しましょう」
己の存在をアピールするように悪徳司教が壇上で大きく両手を広げた。
礼拝堂にいる人々の間から拍手と歓声が湧き起る。
悪徳司教を湛える声が次つと上がった。
その声に交じってオットー助祭を湛える言葉が聞こえる。
「凄い! 奇跡の力を授かった神官様が二人もいらっしゃるのか!」
「なんと恵まれた街なんだ」
人々の反応を満足げに見回す悪徳司教と司会の助祭。
そして、次第に人々の口に上るのはオットー助祭が実際に行った奇蹟の力について語られだした。
「助祭様の奇蹟の力は本当にすごかったんですよ!」
「長年患っていた病がたちどころに治ったんだ」
「うちの娘は三年振りに歩けるようになったんだ」
慌てた助祭が声を張り上げた。
「静粛に!」
その声が人々を静寂に戻すとすかさず悪徳司教が口を開いた。
「私は女神・ユリアーナ様のお言葉を直接聞きました」
どよめく礼拝堂を見下ろしてユリアーナが冷ややかに言う。
「あたしの名前を騙るとは見下げ果てた神官ね」
「もしかしたら幻聴かもしれませんよ」
「そうです。奇蹟の力の重圧に耐えかねて幻聴を聞いたという可能性もあります」
絶対にそんなことはない、と言った口調のロッテと一縷の望みに縋ろうとするオットー助祭。
言葉は似ているが内容はまったく違う。
「奇跡の力を女神・ユリアーナ様から直接授かったのです。ユリアーナ様はおっしゃいました。『この奇蹟の力を以って人々を救い、この世界を導けと』」
人々のボルテージが上がる。
再び歓声が響き渡る。
歓声に交じって感涙に咽ぶ人たちが随分といるな。
「オットー助祭の奇蹟の力を目の当たりにした人たちがいたから、何の疑問もたずに悪徳司教の言葉を信じるんでしょうね」
「あらかじめ仕込んでおいたんだろう」
「仕込む?」
「何をですか?」
首を傾げるオットー助祭とロッテにサクラについて説明する。
悪徳司教がサクラを仕込んでいた証拠も確証もないが、そこは説得力を持たせるためにあたかも確証を掴んだかのように告げた。
「教会ってそんなことまでするんですね」
「人気商売だからな。演出は必要さ」
失望の色を顕わにするロッテをフォローする。
「移動するようよ」
礼拝堂を見下ろしたままユリアーナが言った。
さて、悪徳司教は当初の予定通り、信者を個室に一人一人招いて奇蹟の力を行使するのか、或いは、こちらの思惑通り予定を変更してくれるのか……。
「OK、俺たちも移動しようか」
「それで、こちらの仕込みの方はどうなの?」
「首尾は上々だ」
俺たちが吹き込んだ話を見習い神官たちが噂話として急速に広げていることは空間魔法で視覚と聴覚を飛ばして確認済みだ。
結果は神のみぞ知る、だな。
いや、力を失った女神様には無理か。
「期待しているわ」
そう言うと、ユリアーナは足取りも軽く真っ先に扉へと向かった。
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前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
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