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第1章 聖騎士の義務
(12)壮大な実験
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リスベラントで、界琉とクラリーサの結婚披露宴の夜会が開催されている時間帯。アルデイン公宮に、二名の招かれざる客人がやって来た。
更に詳しく言えば、その二人組は明らかに東洋系の顔立ちの為、通常であれば公宮内を案内も無しにふらふらと歩いていたら、忽ち警備担当者に誰何される筈が、誰の目にも留まらずにあっさりと公宮の最奥部まで到達してしまった。
「さてと。あれだよな?」
「らしいな。さすがに警戒厳重だ」
アルデインがその存在をひた隠しにしている“扉の間”に、一成と継治は堂々とドアを開けて入り込んだが、ドアの内外にいる警備兵は勿論、事務処理の為に待機している事務官も、机から視線を動かさずに仕事に没頭していた。
そんな周囲を微塵も気にせず、二人は小声で言い合いながら、まっすぐ問題の扉へと歩み寄る。
「だが、なんだな。傍目には何の変哲もありがたみもない、古びたドアなんだけどな」
「そりゃあ俺達には、これを神聖視する必要は無いからな」
「ああ。俺達の生活基盤は、こちら側の日本だ。それ以外は有り得ない」
きっぱりと一成が断言し、継治が苦笑したところで、入ってきたドアとは反対側の壁に二人は到達し、木製の古ぼけた扉の前に立った。
「ところで本当に、この連中に俺達の姿は見えていないんだろうな?」
扉の至近距離で二人組で警備している、松葉色の軍服姿の男達をチラッと見ながら確認を入れてきた弟に、一成は呆れかえった表情で言い返した。
「それは今更過ぎる質問だぞ? どうやってここまで、鎌倉から片道十五分で来たと思ってるんだ。それに普通なら、俺達の会話もばっちり聞かれてるだろ」
自身の幻視系の能力と監視システムの遠隔操作で、リスベラント社日本支社を経由してあっさりここまで弟を同伴してきた一成は、本気で呆れた声を出したが、それを聞いた継治は素直に頭を下げた。
「悪い。兄さんを信用していないわけじゃないが、一応聞いておきたかったから」
「そういう事にしておいてやる。しかし……、本当にこんな事をして、後であの人に疑いがかからないのか?」
「あの人は夫婦揃って豪華客船の上。しかも公爵が張り付けた監視役もいるらしいから、彼らがあの人達の無関係を証明してくれるさ。アリバイにはもってこいだったな」
自分でも懸念を覚えていた内容を口にすると、弟が笑いを堪える口調で応じる。それを聞いた一成は、心底うんざりした顔付きで肩を竦めた。
「やれやれ。やっと出かけられたハネムーンだってのに、無粋なコブ付きだなんて。やっぱりここは、少し肝を冷やして貰うべきか」
「全く同意見だ。それじゃあ、早速始めるか」
「そうだな」
そうして二人は一応周囲の人間の様子に気を配りながら、更に扉に近付き、継治が手を伸ばしてそれに触れた。そして数分後、沈黙を保っている弟に、一成が声をかける。
「分かるか?」
その端的な問いかけに、継治は扉に視線を向けたまま、慎重に感じている内容について告げた。
「ああ。なんとなくだが。はっきりどんな物とは言えないが、魔力の流れと言うか、この扉そのものを構成している力が存在している」
「それが、聖リスベラの力?」
その問いかけに、継治は小さく頭を振った。
「そこまでは分からない。第一、何百年も前に亡くなっている人間の魔力が、そのまま持続するものたんだろうか?」
「そう言われると、完全にお手上げだな」
そこで継治が一度扉から手を離し、そこを凝視しながら結論付ける。
「どうやら父さんが立てていた仮説通り、この扉は単独でリスベラントへの通路を開いている訳では無くて、リスベラント側の扉と連携して存在していて、二つの扉間で魔力が循環している感じだ。魔力量が一定量ながら、不変で安定している感じとも違うから」
「と言うことは、やっぱり?」
そこで確認を入れてきた兄に、継治はニヤリと意地悪く笑いながら告げた。
「物理的な封鎖もそうだが、壊す以前にその魔力の循環が止まったら、ちょっと面白い事になりそうだな。早速始めようか」
「了解。バレない様にフォローする。今日中に扉の開閉をする予定は、後二回。一回目はあと二十分後だ」
冷静に一成がこれまでに押さえておいた情報を告げると、継治は真顔で頷いた。
「そうか。さすがに必要以上に事を荒立てない様に、最後の回の前には戻した方が良さそうだな。どれ位後なんだ?」
「最後は向こうの披露宴終了後だから、約二時間後だな。今日中にこっちに戻らないといけないお貴族様の為に、ここの警備担当者は残業らしい」
「それは気の毒に。ただでさえ肝を潰す羽目になるのに」
腕時計を確認しながら告げた一成に、継治が心から同情する口調になったのも束の間、すぐに両手を伸ばして扉に触れながら、精神を統一して自身と扉の魔力の流れを同調させ始めた。
「さて、時間も無いし、さっさと終わらせるか。析、流、結、縁……」
不可視な魔力ではあったが、実際に扉に触れている継治だけには、その流れを感じ取る事ができた。そしてそれを自身の魔力で一時的に遮断するか、両サイドで単独で循環させるか一瞬迷った結果、無理に遮断するよりは修復が容易だとの判断で、双方の扉内で魔力を循環させる様に呪文を唱える。
「來、抗、縛、鎖……」
「さあ……、どうなるかな?」
一心不乱に繊細な調整をしている弟を眺めながら、一成は腕を組んで不敵に微笑む。
そしてそれから十分程経過してから、アルデインとリスベラントの双方で、扉の間に居合わせた人物と、両国の高官が揃って狼狽する事態が生じた。
更に詳しく言えば、その二人組は明らかに東洋系の顔立ちの為、通常であれば公宮内を案内も無しにふらふらと歩いていたら、忽ち警備担当者に誰何される筈が、誰の目にも留まらずにあっさりと公宮の最奥部まで到達してしまった。
「さてと。あれだよな?」
「らしいな。さすがに警戒厳重だ」
アルデインがその存在をひた隠しにしている“扉の間”に、一成と継治は堂々とドアを開けて入り込んだが、ドアの内外にいる警備兵は勿論、事務処理の為に待機している事務官も、机から視線を動かさずに仕事に没頭していた。
そんな周囲を微塵も気にせず、二人は小声で言い合いながら、まっすぐ問題の扉へと歩み寄る。
「だが、なんだな。傍目には何の変哲もありがたみもない、古びたドアなんだけどな」
「そりゃあ俺達には、これを神聖視する必要は無いからな」
「ああ。俺達の生活基盤は、こちら側の日本だ。それ以外は有り得ない」
きっぱりと一成が断言し、継治が苦笑したところで、入ってきたドアとは反対側の壁に二人は到達し、木製の古ぼけた扉の前に立った。
「ところで本当に、この連中に俺達の姿は見えていないんだろうな?」
扉の至近距離で二人組で警備している、松葉色の軍服姿の男達をチラッと見ながら確認を入れてきた弟に、一成は呆れかえった表情で言い返した。
「それは今更過ぎる質問だぞ? どうやってここまで、鎌倉から片道十五分で来たと思ってるんだ。それに普通なら、俺達の会話もばっちり聞かれてるだろ」
自身の幻視系の能力と監視システムの遠隔操作で、リスベラント社日本支社を経由してあっさりここまで弟を同伴してきた一成は、本気で呆れた声を出したが、それを聞いた継治は素直に頭を下げた。
「悪い。兄さんを信用していないわけじゃないが、一応聞いておきたかったから」
「そういう事にしておいてやる。しかし……、本当にこんな事をして、後であの人に疑いがかからないのか?」
「あの人は夫婦揃って豪華客船の上。しかも公爵が張り付けた監視役もいるらしいから、彼らがあの人達の無関係を証明してくれるさ。アリバイにはもってこいだったな」
自分でも懸念を覚えていた内容を口にすると、弟が笑いを堪える口調で応じる。それを聞いた一成は、心底うんざりした顔付きで肩を竦めた。
「やれやれ。やっと出かけられたハネムーンだってのに、無粋なコブ付きだなんて。やっぱりここは、少し肝を冷やして貰うべきか」
「全く同意見だ。それじゃあ、早速始めるか」
「そうだな」
そうして二人は一応周囲の人間の様子に気を配りながら、更に扉に近付き、継治が手を伸ばしてそれに触れた。そして数分後、沈黙を保っている弟に、一成が声をかける。
「分かるか?」
その端的な問いかけに、継治は扉に視線を向けたまま、慎重に感じている内容について告げた。
「ああ。なんとなくだが。はっきりどんな物とは言えないが、魔力の流れと言うか、この扉そのものを構成している力が存在している」
「それが、聖リスベラの力?」
その問いかけに、継治は小さく頭を振った。
「そこまでは分からない。第一、何百年も前に亡くなっている人間の魔力が、そのまま持続するものたんだろうか?」
「そう言われると、完全にお手上げだな」
そこで継治が一度扉から手を離し、そこを凝視しながら結論付ける。
「どうやら父さんが立てていた仮説通り、この扉は単独でリスベラントへの通路を開いている訳では無くて、リスベラント側の扉と連携して存在していて、二つの扉間で魔力が循環している感じだ。魔力量が一定量ながら、不変で安定している感じとも違うから」
「と言うことは、やっぱり?」
そこで確認を入れてきた兄に、継治はニヤリと意地悪く笑いながら告げた。
「物理的な封鎖もそうだが、壊す以前にその魔力の循環が止まったら、ちょっと面白い事になりそうだな。早速始めようか」
「了解。バレない様にフォローする。今日中に扉の開閉をする予定は、後二回。一回目はあと二十分後だ」
冷静に一成がこれまでに押さえておいた情報を告げると、継治は真顔で頷いた。
「そうか。さすがに必要以上に事を荒立てない様に、最後の回の前には戻した方が良さそうだな。どれ位後なんだ?」
「最後は向こうの披露宴終了後だから、約二時間後だな。今日中にこっちに戻らないといけないお貴族様の為に、ここの警備担当者は残業らしい」
「それは気の毒に。ただでさえ肝を潰す羽目になるのに」
腕時計を確認しながら告げた一成に、継治が心から同情する口調になったのも束の間、すぐに両手を伸ばして扉に触れながら、精神を統一して自身と扉の魔力の流れを同調させ始めた。
「さて、時間も無いし、さっさと終わらせるか。析、流、結、縁……」
不可視な魔力ではあったが、実際に扉に触れている継治だけには、その流れを感じ取る事ができた。そしてそれを自身の魔力で一時的に遮断するか、両サイドで単独で循環させるか一瞬迷った結果、無理に遮断するよりは修復が容易だとの判断で、双方の扉内で魔力を循環させる様に呪文を唱える。
「來、抗、縛、鎖……」
「さあ……、どうなるかな?」
一心不乱に繊細な調整をしている弟を眺めながら、一成は腕を組んで不敵に微笑む。
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